2021年09月09日公開
2021年09月09日更新
生命力が強すぎる…ゴキブリはなぜ死なないのか?理由や実験まとめ
私たちが忌み嫌うゴキブリ。しかし、太古の昔から生き延びてきた超驚異的な生命力を持つ生き物の大先輩でもあります。ゴキブリの生命力は私たちが考えるより遥かに高く、都市伝説かと思うような生命力を持っています。今回はそんなゴキブリの生命力をまとめます!
目次
ゴキブリは太古から生きていた、生命力最強の虫
遥か昔、恐竜の時代にも生息していたゴキブリ。どんな障害があってもくぐりぬけてきた、脅威の生命力です。
ゴキブリは遥か昔から姿を変えていないシーラカンスやカブトガニのような生きる化石、古代生物なのです。
とはいえ、3億年も昔のゴキブリは超巨大なものもいて、サイズは50cmとかだったそうですが。
でかいからといって強いかどうかは分かりません。
当時の昆虫はどれもでかくて強いものばかりだったでしょうからね。
ゴキブリは太古の昔から姿を変えていない、生きる化石なのです。
超巨大ゴキブリが絶滅したあとに恐竜の時代が来ました。
その時代には小型のゴキブリが残っていて、そこからずっと姿を維持してきているのです。
姿を維持しているということは、障害なく進化する必要もなく生きてこられたということですので、その生命力・適応力が驚異的であるという理由があることが分かりますよね。
ゴキブリの驚愕の生命力①頭をとっても死なない
ゴキブリの頭部分を綺麗にとれば、餓死しな限りは死なずに生きていられるそうです。強いですね。
ゴキブリは頭をとっても死なないと言われていますが、それは都市伝説ではありません。
確かにゴキブリも頭を取られれば脳がなくなってしまって、体の様々な部分が動かせなくはなるのですが、理由としては実はゴキブリには手足を動かすためのコントロール器官が体にもあるため、頭をとってもしばらくは生きられるのです。
問題は食べられないことで餓死してしまうということ。
頭をとってもしばらく生きますが、最終的には餓死して死にます。
ですが、しばらく生きていられるというだけで、いずれは餓死で死んでしまいます。
理由は言うまでもなく頭が無ければ食物を摂取出来ないからです。
逆に言えば、餓死しないよう何かしらの方法で栄養を与えることが出来れば、頭がなくても餓死せずに生きていける、ということになります。
人間では考えられませんよね!
もし今後、頭がなくても餓死しないような何かしらの進化をとげてしまったら・・・最強生物の誕生です。
ゴキブリの驚愕の生命力②水一滴で2週間生きられる
ゴキブリが強い理由のひとつに、エコな食生活があります。
ゴキブリの生命力を語る上で欠かせないのがエコな食生活。
なぜゴキブリはここまで生き残ることが出来たかというと、水一滴あれば生きていける生命力があったからです。
水一滴で二週間も生きられるなんてありえないですよね。本当に強い。
水だけあれば45日間も生きられるゴキブリ。
なぜそんなことが可能なのかは分かりませんが、とにかく強いですよね。
ゴキブリの驚愕の生命力③コンクリートを食べて生きられる?
ゴキブリはコンクリートを食べて生きられる、と言われていますが、都市伝説のようですね。
ゴキブリはコンクリートを食べられる、といううわさがありますが、流石にコンクリートは食べないようです。
カタツムリなどはコンクリートを溶かしてカルシウムを摂取したりするそうですが、ゴキブリはそういう食べ方が出来ません。
コンクリートは食べられないにしても、様々なものを食べられるのは確かで、段ボールも食べます。
ゴキブリも流石にコンクリートは食べませんが、段ボールは食べれる上に暖かい住居となる、最高の住処なのです。
コンクリートよりは驚きはしませんが、ゴキブリは実は段ボールも食べられます。
ゴキブリにとって段ボールはあたたかい住処になりますので、よくダンボールの隙間で眠っているのだとか。
しかも緊急時には食べられますので、ゴキブリにとっては最高の家なのですね。
ゴキブリの驚愕の生命力④1匹から300匹生まれる
チャバネゴキブリの卵鞘。40~50匹の卵は入っている。
ゴキブリは地球が破滅するまで絶対にいなくならないと言われていますが、その理由のひとつに脅威の繁殖力があります。
ゴキブリは卵から孵ったあと、60日ほどで成虫になりますが、そこから150日間の間に5~6回卵を生みます。
その卵は一度に40~50匹分もあり、最大で一生涯に300匹産めることになりますよね。
そしてその卵の内、半分が雌として生まれ、また一匹一匹が300匹を産んだら・・・もう止めようがありません!
卵には見えませんが、実はこの中にはゴキブリの卵がうじゃうじゃいます。
こん卵には見えない卵鞘とよばれるものに40~50匹のゴキブリの卵が入っています。
家の中で1匹見つけたら100匹いると思えとよく言いますが、100匹ですむのでしょうか・・・。
実際はもっともっといるかもしれませんね。
ゴキブリの驚愕の生命力⑤性転換できる?
ゴキブリにもオスメスがありますが、オスがメスに性転換出来る、という噂が流れました。
なぜか噂になったのが、ゴキブリは性転換出来るという噂。
これはただの都市伝説らしいのですが、実は雌だけでも子供を産めるという話もあるそうです。
ゴキブリは実際には性転換はしないそうですが、性転換をするのではないかと想像させてしまうほど強いですよね。
ゴキブリはもちろんオスも必要なのですが、メスだけでも子供を作れた事例があるという話もあり、性転換については少し謎に包まれているようですね。
もしゴキブリが雌だけでも子作り出来るようになってしまえば、更に繁殖がすすんでしまうことになりますので、世界が危険にさらされてしまうかもしれません!
しかし、なぜこんなにゴキブリは強いのでしょうか。
ゴキブリの驚愕の生命力⑥危険時のIQは300
ゴキブリは危険な状態になると瞬間的に時速150kmを出し、IQは300を超えるという研究結果が出ました。
ゴキブリは緊急時には恐ろしいスピードで逃げたり向かってきたりしますよね。
実はあの瞬間、ゴキブリは脅威のIQ300にまで達しているという研究結果があるそうです。
人間の超天才でも200とかですので、300はもう、とんでもない天才級ということになります。
ゴキブリがIQ300に対しては疑問が多く投げかけられました。
しかし、疑問も多く投げかけられました。
どうやってIQを調べたのか?なぜ300と分かるのか?などです。
そういったところがあまり明確になっていないようなのですが、緊急時にIQがあがることは間違いないようですね。
ゴキブリ駆除は熱湯がいい理由
ゴキブリは強いですが、熱湯には弱く、かけると1秒で死にます。
ゴキブリを見つけたら、選択肢は叩くか殺虫スプレーかで迷うところですが、実はゴキブリを殺す手段は熱湯が最適。
ゴキブリは変音性の昆虫ですので、体温を調節出来ません。
ですので、激あつの熱湯をかけられると即死してしまうのです。
その後のあと片付けも容易ですので、ゴキブリ駆除としては一番オススメな方法です。
あと片付けにちょっとだけ手間がありますが、洗剤もオススメです。
近年のゴキブリは殺虫スプレーにどんどん耐性を持ってきていると言われています。
ですので、熱湯が確実に殺す良い方法なのですが、熱湯を用意していられない場合は洗剤がオススメ。
アルコール洗剤をゴキブリにかけると、ゴキブリの表面にある油が落ちてしまいます。
実はゴキブリはこの油が無いと呼吸が出来なくなってしまう虫なので、アルコール洗剤をかければ呼吸困難に陥らせることができます。
背中に一吹きするだけで窒息させられるので、こちらもお手軽です。
ゴキブリ実験動画
中国で行われた、ゴキブリの生命力を実験する動画です。
体を切ったり頭を切ったりと様々な実験が行われていますね。
しかし、頭を切られてもそんな簡単には死にません。
良い感じに切れば、ゴキブリは生きていられるのです。
このゴキブリの強い生命力がよく分かりますね。
ゴキブリを完全に凍らせて解凍すると息を吹き返すのかの実験動画。
さすがに死んでしまいましたが、もしかしたら生き返るんじゃないか?と思わせるゴキブリはすごいですね。
アース製薬は日々ゴキブリと戦っていた
アース製薬研究所の中にある飼育室。60万匹ものゴキブリが蠢いている。
いずれ人間の脅威になるかもしれない、餓死しない限り頭がなくても生きていける生命力を持つゴキブリ。
そんなゴキブリと戦うアース製薬の研究所内の飼育室の画像が上の画像です。
育てては実験、育てては実験をして、日々ゴキブリの最適な殺し方を研究してくれています。
バランスよく配合されたエサをこぞって食べるゴキブリ。すくすくと育ちます。
ゴキブリは繁殖力も生命力も高いため、良いエサを与えればすくすくと育ちます。
60万匹なんてすぐに達成してしまうのかもしれませんね。
ですが、育てても育てても実験に使うため、沢山のゴキブリが殺されてバランスが保たれているのでしょう。
室内はゴキブリが大量にいるため、足音がとても大きいようです。
まとめ~ゴキブリの生命力は異常値~
大人気ゴキブリvs人間マンガ「テラフォーマーズ」。いつかこんな世界が訪れるかもしれません。
今回のゴキブリ生命力まとめはいかがでしたでしょうか!!
なぜ古代から生き残ることが出来たのか、その理由は様々ありますが、とにかく生命力が他の生物とは桁違いに高いですよね!
なぜここまで強くなれたのかは定かではありませんが、今もゴキブリは進化していると言われているので、進化する度に適応力を高めて乗り切る力をつけてきたのでしょう。
いつかは地球を支配するかもしれないゴキブリ。これからも家で見つけたら戦いましょう!