2021年08月19日公開
2021年08月19日更新
オランダの風俗「飾り窓(レッドライト)」とは?値段や感想まとめ
オランダの首都は、快楽や風俗の街としても有名で、大麻や売春が合法なのもよく知られています。 また飾り窓という言葉も聞き覚えがある人も多いかも知れません。風俗地区の飾り窓地区は、一帯が赤いネオンに染まりオランダで最も有名な観光地の1つとなっています。
目次
オランダの風俗「飾り窓(レッドライト)」とは?
出典: https://www.compathy.net
「飾り窓」は、オランダの風俗産業として有名というか、"知る人ぞ知る"的な存在かと思います。
(ちなみに、オランダ語では「Raamprostitutie」と表され、「窓売春」という意味があります。)
じつは、「飾り窓」はオランダだけの文化ではなく、オランダの他にも、
・ドイツ、
・ベルギー
等のヨーロッパのゲルマン諸国や地中海沿岸の地区でも見られた売春のための施設でした。
オランダの「飾り窓」地区がここまで世界的に有名なのは、おそらくは法律で認められて合法的に売春が営まれているからではないか、と推測します。
「レッドライト」(赤灯地区)とは、その名のとおり、「飾り窓」の施設周辺を赤いランプで照明していることから英語圏では「Red-light district」と呼ぶようになりました。
オランダの風俗「飾り窓(レッドライト)」の内部
「飾り窓(レッドライト)」の中は、一体どうなっているのでしょうか?
気になる「飾り窓(レッドライト)」の中は、(基本的に)一つのドアが一つの個室になっていて、部屋の奥行きはベッドの長さより少し長い程度の小さな個室になっています。
客への性的サービスはそこで行われるので、窓(ガラス戸)には全面を覆って中が見えなくできるようにカーテンやブラインドが付けられています。
そして当然、お客が中に入った後は、外からは中の様子は見えなくなります…。
「飾り窓」はオランダだけの風俗ではない?
「飾り窓」はオランダの首都アムステルダムのそれが、あまりに有名なのでオランダ独自の風俗かと思われるかも知れませんが、
じつはオランダの他にも、ドイツやベルギーなどオランダ周辺のゲルマン諸国や地中海周辺でも見られた性風俗施設でした。
日本の飛田新地とオランダの風俗「飾り窓(レッドライト)」の共通点
客が外部(窓の外)から女の子を品定め出来る点では、日本の飛田新地とオランダの「飾り窓(レッドライト)」は同様ですが、「飾り窓」地区では客と女の子が直接交渉する点で異なります。
「飾り窓(レッドライト)」の個室は、女の子たちが1日とか半日単位で借りていて、女の子たちは自主営業しているので、遣り手婆など中間搾取的な存在がいないということなのでしょう。
売春が合法の国オランダとは
オランダのアムステルダムの「飾り窓」での売春が、法律で合法化されたのは2000年です。
(それまでは、じつはずっと黙認されていた存在でした。)
それにしても、売春を合法化してしまうなんて日本では考えにくいことかと思いますが…。
売春だけではない!アムステルダムの合法事情
出典: https://tabitatsu.jp
アムステルダムがあるオランダでは、売春の他にも大麻(マリファナ)や安楽死が合法とされています。
同性愛もオランダではいち早く認められました。
まさに世界でもトップクラスの「自由」が認められる国がオランダと言えます。
とくに、「コーヒーショップ」は有名ですよね。
ちなみに、オランダのコーヒーショップは、ただの喫茶店ではありませんので注意が必要です。
※アムステルダムのコーヒーショップは、カフェではなく大麻を購入するショップで、オランダには約800軒の大麻ショップがあります。
オランダの風俗「飾り窓」の場所
出典: https://hajime77.com
オランダの名物「飾り窓」がある場所はレッドライト・ディストリクト(地区)と呼ばれます。
アムステルダムのレッドライト・ディストリクト(地区)
アムステルダムのレッドライト・ディストリクト(地区)を訪れるには、アムステルダムの中心セントラル駅からアムステルダム最古の教会「旧教会」がある方向へ歩いて行くと、突然赤く照らされた通りが出現しますので分かりやすいです。
アムステルダムの「飾り窓」地区は、年齢や性別問わず通行可能ですし、警官も常駐しているので比較的に安全に非日常的体験が可能です。
オランダの風俗「飾り窓」は日本人でもOK?
オランダ、アムステルダムの「飾り窓」での売春は法律で合法化されています。
なので、もちろん日本人でも体験可能です。
ただし、サービス内容や値段の交渉は自分で行いますので、交渉のため英語力が必要です。(身振り手振りでも可能ですが。値段を値切るにはやはり英語は話せた方がいいですね。)
オランダの風俗「飾り窓」の値段
値段の相場は50~60ユーロです。
ただしサービス内容によって値段は変動しますし、交渉次第でも値段は変わります。
※女の子は、政府によって管理されているので性病などの心配は無いそうです。
※値段的には、ドイツやベルギーの「飾り窓」の値段の方がリーズナブルかも知れません。
日本人のオランダ風俗「飾り窓」の感想
参考までに、オランダの名物風俗「飾り窓」体験者の感想を紹介します。
・アムステルダムでは旅行の観光地になっているので、女性でも安心して歩ける場所ですよ。売春婦の博物館なんかもあります。なかなか面白かったです。(「飾り窓」の日本人の感想)
・女一人旅ですが、昼間の時間なので大丈夫だろうと行ってみることに。昼間の時間は子供連れの家族なども普通に歩いていて驚きました。(「飾り窓」の日本人の感想)
・旧教会へ行く途中に有名な飾り窓地区の場所がありました。昼間でも路地を入ってみると何人かの売春婦が飾り窓の中にいました。旧教会のそばに売春地区があるとは驚きでした。(「飾り窓」の日本人の感想)
・危険な雰囲気はありませんし女性の観光客が増えています。ドイツや北欧の若い男子の客が多く誰かが入るとお祭り騒ぎになってました。(「飾り窓」の日本人の感想)
・付近の路上には大麻の匂いが充満しています。こんな場所、日本では体験できませんね。(「飾り窓」の日本人の感想)
・23時すぎに1人で行きましたが、それほど危ない場所だという印象は受けませんでした。(スリには要注意!)(「飾り窓」の日本人の感想)
ドイツの「飾り窓(レッドライト・ディストリクト)」
ドイツの「飾り窓(レッドライト・ディストリクト)」として有名なのが、ハンブルクにあるレーパーバーン(Reeperbahn)の売春地区です。
ちなみに、ドイツでも売春は合法です。(2002年に売春法が施行されドイツでも売春は合法になりました。)
ハンブルクはドイツでも最大級の港湾都市で、航海を終えて上陸した海の男が大勢、大挙して女性との一時の快楽を求めてレーパーバーンの売春地区へやってきました。
それで、レーパーバーンの「飾り窓(レッドライト・ディストリクト)」が発展していったわけです。
ちなみに現在もレーパーバーンの「飾り窓(レッドライト・ディストリクト)」には、ストリップやビデオ店、大人の玩具屋などが集まっていて、「飾り窓」地域も存在するとのことです。
(※レーパーバーンの「飾り窓(レッドライト・ディストリクト)」の入り口には警官が常駐し、子供や女性は入れません。一方で、オランダはアムステルダムの「飾り窓」地区は、年齢や性別問わず通行可能です。)
ベルギーの「飾り窓(レッドライト・ディストリクト)」
ベルギーにも「飾り窓(レッドライト・ディストリクト)」は存在します。
ベルギー(ブリュッセル)の「飾り窓(レッドライト・ディストリクト)」
ベルギーの首都ブリュッセルにも「飾り窓(レッドライト・ディストリクト)」は存在します。
Gare Du Nord(北駅)の東側一帯が売春地区で、Aerschot(アルショ通り)を中心に40~50店の「飾り窓」が集まっています。
遊び方は、オランダ、アムステルダムの「飾り窓」と大差なく、飾り窓の女の子を見て気に入ったら合図して自分で交渉します。
値段は30~50ユーロで、時間は10~15分です。
女の子のレベルは、アムステルダムの飾り窓より高いとの評判ですので一見の価値はありそうです。
ただし、「飾り窓」で働いている女の子の殆どはベルギーではなく東欧などの外国人女性だそうです。
ベルギー(アントワープ)の「飾り窓(レッドライト・ディストリクト)」
アントワープの「飾り窓(レッドライト・ディストリクト)」は、中央駅から北西の川に沿った場所にあり、
100m四方の狭い地区に密集しているので、ブリュッセルより見応えがあるとの評判です。
ブリュッセルと比較して、「飾り窓(レッドライト・ディストリクト)」の規模も大きく、女の子のレベルも高いのはアントワープです。
値段は、40~50ユーロで、時間は20分です。
観光客が多い街の「飾り窓」の女の子より、アントワープの「飾り窓」の女の子は性格が良さそうな女の子が多いらしいです。
※アントワープの治安は基本的に良く、「飾り窓」地区の環境もブリュッセルよりおすすめです。
まとめ
売春の他にも大麻(マリファナ)や安楽死が合法とされ、同性愛もいち早く認められたオランダという国…。
江戸時代には、長崎の出島という場所で唯一日本に出入りが許されて"お利口"にしていたらしいですが、同じ時期にお隣りの台湾では…。日本も危なかったのかも知れません。
それにしても「オランダさん、ちょっと自由過ぎませんか!!」という感じですね。