2021年08月02日公開
2021年08月02日更新
通販の前に!『ハエトリソウ』の育て方&生態とは?【食虫植物の代表種】
ハエトリソウって知っていますか?代表的な食虫植物です。ハエトリソウの育て方は比較的簡単だそうです。でも、食虫植物独特な育て方があります。ハエトリソウの生態を理解していないとすぐに枯れてしまいます。ハエトリソウの独特な育て方をすべて調べちゃいました。
目次
- 1通販やホームセンターで、割合リーズナブルな価格で手に入る食虫植物『ハエトリソウって』何なの?
- 2ハエトリソウ(ハエトリグサ)などの食虫植物は通販以外で、どんな所で販売されているの?
- 3信頼のおけるハエトリソウを販売している通販サイトまたホームページアドレス
- 4ハエトリソウ(ハエトリグサ)に指を出すと閉じるけど!指を出すのはいけないこと?何故指を出したらいけないの?
- 5食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)の仕組み
- 6食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)に捕えられた虫はどうなっちゃうの?
- 7食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)を育てたいんだけれども、育て方は?
- 8食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)はどんなところで、育てればいいの?育て方は?
- 9でも、どうしても食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)室内で育てたいときの育て方は?おき場所は?
- 10食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)の育て方で、注意すること
- 11ハエトリソウ(ハエトリグサ)の育て方で、食虫の後黒くなってしまった!黒くなって枯れてしまうのは、なぜ
- 12ハエトリソウ(ハエトリグサ)育て方は植えたままでいいの?植え替えはどうするの?
- 13ハエトリソウ(ハエトリグサ)を販売店で購入した時の、植え替えと育て方
- 14ハエトリソウの植え替えの時期
- 15ハエトリソウの植え替えの手順
- 16ハエトリソウの実ができた?種から育てられるの?
- 17ハエトリそうにつく害虫っているの?
- 18ハエトリソウも花が咲くけど花言葉ってあるの?花言葉は、何だろう?
- 19ハエトリソウはどのくらいの種類があるの
- 20代表的なハエトリソウの種類
- 21まとめ
通販やホームセンターで、割合リーズナブルな価格で手に入る食虫植物『ハエトリソウって』何なの?
出典: https://horti.jp
ハエトリソウって知っていますか?代表的な食虫植物です。通販サイトの広告に載っていたりホームセンターのに観葉植物コーナーで販売されていて、指でさわって葉を閉じさせて遊んだことのある人は、多いと思います。 ≪指で触らないで下さいと≫書いてあっても指で触りたくなりますよね。何故指を出してしまうのでしょうか?この頃は、通販サイトのほうが見かけますよね。なぜ通販なんでしょうね?
ハエトリソウは、代表的な食虫植物で、学名は、Dionaea muscipula Sol. ex J.Ellisです。
メリカ合衆国東部ノースカロライナ州・サウスカロライナ州などのジメジメした湿地帯が原産地です。モウセンゴケ科に属し、英名をVenus Flytrap(女神のハエトリ罠)と言います。日本では、ハエトリグサや、ハエジゴク学名そのままのディネアとも呼ばれています。
そして、現在自生地は保護区に指定されていて、ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)によって保護されていて、球根の輸出入は禁止されています。
食虫植物『ハエトリソウ』の正式名称は?『ハエトリグサ』?
出典: http://midorifugu.ichi-matsu.net
先ほども書きましたが、ハエトリソウは日本では、全く自生していません。今は、育苗業者や研究施設で栽培され繁殖している以外は、輸入です。ですので、英語名のVenus Flytrap(女神のハエトリ罠)を、訳した蠅取草を読むときに、ハエトリソウと読んだ人と、ハエトリグサと読んだ人がいたんだと思います。ハエトリグサが正式名称だという人も多いようですが、決まっていないようです。通販サイトや販売店でも両方使っていますよね。
ハエトリソウ(ハエトリグサ)などの食虫植物は通販以外で、どんな所で販売されているの?
出典: http://sasayu2.blog.fc2.com
ハエトリソウ(ハエトリグサ)などの食虫植物が販売されているのは、園芸店やホームセンターの観葉植物コーナー、通販が一般的なようです。園芸店やホームセンターの観葉植物コーナーで販売されていると、実際に実物を見て、手に取って指を出してちゃんと閉じるか確認してから購入できるのでベストのようですが、失敗することが多いです。一番良い方法は、 評判のいい育苗業者や食虫植物の研究団体から購入することです。評判の良い育苗業者は、HPや通販サイトから捜し、一度問い合わせて、詳細を尋ねてみるのが良いでしょう。
近所の園芸店やホームセンターでなどで購入するのが良くない方法なのは、観葉植物コーナーに客寄せに置いてあるるハエトリソウなどの販売されている食虫植物は管理不行き届きで、枯れる寸前であることも多いのです。では、正しい育て方とは、管理不行き届きとは、どのようなことでしょう。
信頼のおけるハエトリソウを販売している通販サイトまたホームページアドレス
観葉植物・食虫植物の日本の販売・通販元
観葉植物・食虫植物のアメリカの販売・通販元
ハエトリソウ(ハエトリグサ)に指を出すと閉じるけど!指を出すのはいけないこと?何故指を出したらいけないの?
出典: http://www.haizara.net
これが、園芸店やホームセンターの観葉植物コーナーで販売されているハエトリソウを、買ってはいけない理由です。
ハエトリソウは、観葉植物コーナーの客寄せに目立つところにあります。お客さんは、指を出す必要はないのに面白いので指を近づけて葉を閉じさせます。本当は、虫が近づくとこの葉がバッシャンと閉じて虫を取るのです。ハエトリソウは、獲物か指かが分からないので、指を近づけると虫が来たと思って、バッシャンと閉じてしまいます。一度閉じると消化が終わるまで2~3日は葉が開きません。獲物が何もなくて閉じてしまうとなかなか開きません。ハエトリソウは、葉を閉じるのに、かなりのエネルギーを使います。その使ったエネルギーを取った虫を消化することによって補い成長しているのです、葉は疲れてだんだん黒くなります。園芸店やホームセンターで販売されているハエトリ草は、閉じるのが面白いので、買う気のない人が指を出して捕虫葉を閉じさせて遊んでいます。そうすると、ハエトリソウは指では何も栄養を補給できずに、エネルギーだけを毎回毎回使っているのです。葉は黒くなり指のために、餓死寸前のハエトリソウも多いです。普通の観葉植物とは、違うのです。
食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)の仕組み
出典: http://www.webzakki.com
ハエトリソウが普通の観葉植物とは、一番違うことは虫を捕まえる事ですよね。虫を捕まえる秘密は、【捕虫葉】と言う名前の大きな2枚の葉にあります。ハエトリソウの捕虫葉は二枚貝のように、2枚が重なるように生えています。そして、葉の縁に歯のようなギザギザの多くのトゲが並んでいます。葉の内側には3本~4本の小さな毛が生えています。獲物が2回または2本以上の感覚毛に同時に触れると、約0.5秒で葉を閉じてしまいます。葉が閉じた途端に周りのトゲが内に曲がり、トゲで獲物を閉じ込めてしまいます。葉を閉じるのに必要な刺激が1回ではなく2回なのは、獲物ではない、葉や雨の水滴などが触れた時に誤作動しないようにと、獲物を確実に捕えるためと考えられています。また、1回触れた後、20秒たった後にもう1回触れても葉は半分程度しか閉じません。これは、ハエトリソウ内にある、ジャスモン酸グルコシドという物質が関与しています。感覚毛に触れるとジャスモン酸グルコシドが出ますが、1回の刺激だけでは葉が閉じるために必要な量に足りないため葉は閉じず、2回刺激して初めて葉が閉じる量に達するのです。
食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)に捕えられた虫はどうなっちゃうの?
出典: http://www.webzakki.com
獲物を捕らえたハエトリソウは1日ほどたつと葉は完全に閉じられてしまいます。トゲは逆に外に反り返り、葉の内側で捕まえた獲物を押しつぶします。そして、獲物は葉から分泌される消化液でゆっくりと溶かされます。およそ10日で養分を吸収し、葉はまた開いて獲物の死骸を捨てて、また、獲物を待ちます。一枚の捕虫葉が捕らえる回数は2-3回くらいです。ですから、指でいたずらをして、葉を閉じさせてはいけないのです。
食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)を育てたいんだけれども、育て方は?
出典: http://mizuyarinikki.blog.shinobi.jp
通販や販売店で購入したハエトリソウは、もちろん普通の観葉植物と育て方がかなり違います。ハエトリソウの自生地である湿地帯は、日本の気候と似ていることから、日本でも育てやすい植物なんです。自生地の緯度は鹿児島位の位置で日本の環境とも良く似ています。温暖な地方では、地植えで生育させることもできるほどです。では、育て方を細かく調べてみましょう。
食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)はどんなところで、育てればいいの?育て方は?
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普通の観葉植物もそうですが、ハエトリソウの育て方で、一番のポイントとも言っていいのが、置き場所です。自生地が、湿地帯なので、日当たりのよい場所で、乾燥させないように育てることがポイントです。
ハエトリソウの育て方で、一番の間違いは『勘違い』です。イメージとして、多くの観葉植物がそうのようにハエトリソウの自生地は、『うっそうとしたジャングルの熱帯雨林』というイメージが強いですよね。
何となく、そういう画像を見た気もしますしね。熱帯雨林の中に生い茂る観葉植物の下に自生する食虫植物は多いですが、ハエトリソウは違います。
ハエトリソウを『熱帯性植物』だと勘違いして、育て方を間違えると大変なことになります。1年中温かくし育てていると『ゆっくり休眠』をする冬が休めず、力尽きて枯れてしまうのです。ハエトリソウは、暑さも寒さも体験しないといけないのです。ですから、夏にクーラーでギンギンに冷やしたり、冬に暖房でガンガンに暖かくしたりしてあげる必要は全くありません。それは、逆効果で、枯れる原因になることがあります。年間を通じて外に置いておくのが一番良い育て方です。
でも、どうしても食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)室内で育てたいときの育て方は?おき場所は?
出典: http://www.webzakki.com
ヒーリング植物として、観葉植物のような感覚で『ハエトリソウ』を育ててみたい人も多いと思います。その場合は、やはり、戸外だとさびしい気がします。観葉植物として、いつも、自分目の届くところに置いておきたい人も大勢いると思います。その時の室内栽培での育て方には注意点があります。
室内で育てる食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)の育て方の注意点-日光に注意
出典: http://l-green.cocolog-nifty.com
通販や販売店で買ったハエトリソウは日光大好きなので一番良く日が当たる場所に置きます。間違っても日陰に置くのはいけません。どうしても室内で育てるときは、窓際が良いでしょう。
夏の猛暑は苦手のようですが、鉢内の温度を下げる事が出来れば比較的気温が高くても平気なようです。
室内で育てる食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)の育て方の注意点-気温に注意
出典: http://tassofirst.com
エアコン、クーラー、扇風機、暖房器具などで、人工的に気温を変え必要は、ありません。「夏は暑く、冬の寒いは当たり前!」のハエトリソウにとっての常識です。1年通しての気温の班化に対応するようにハエトリソウは、進化しています。それを変に人の手で涼しくしたり温かくしたりしないようにして下さい。
室内で育てる食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)の育て方の注意点-冬場の管理
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ハエトリソウにとって冬の休眠期間は、とても大切です。すごく丈夫なハエトリソウでも、冬場に休眠できない年が続くと働きすぎて株全体が弱ってきて黒くなってしまいます。過剰労働状態です。そのため冬場だけでも外に出し、休眠させてあげなければなりません。ベランダに出しておくだけでもOKです。暖かい部屋から外に出すとハエトリソウは黒く枯れます。しかし、地上に出ている葉は黒く枯れても地下にちゃんと株は残っていて、そこからは新しい芽が出てきます。冬に休ませないと、本当に根まで枯れてしまいます。
食虫植物ハエトリソウ(ハエトリグサ)の育て方で、注意すること
出典: http://www.webzakki.com
販売元から通販で、買ったハエトリソウのおき場所も決まりました。さて、育て方は、普通の観葉植物と同じでよいのでしょうか?ハエトリソウ独自の育て方があるように思います。調べちゃいました。
ハエトリソウ(ハエトリグサ)の育て方で、置き場は決めたら動かさない
出典: https://www.shuminoengei.jp
これはハエトリソウを代表とする食虫植物に限らず、他の植物でも、同じことが言えますが、ハチのおき場所を決めたら、めったやたらに動かしてはいけません。考えてみてください植物は、自分では動けません。自然の中では、動くときは、種か、胞子か、花粉です。植物本体は、動きません。買って来た時も、売っていたお店の環境に近い場所から徐々におきたい場所の環境に動かしていうのが良いでしょう。
ハエトリソウ(ハエトリグサ)の育て方で、水やりは?
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ハエトリソウの育て方で、一番厄介なのが、水やりです。ハエトリソウは、湿度の高い湿地帯の植物です。水分が少なくなると、見た目でもわかる位にカサカサになってきたり、新しい葉が出にくくなってきたりします。日本の環境ではハエトリソウに適した湿度になることは、1年を通して、あまりありません。だから、毎日水をあげなければなりません。そして、鉢の受け皿に2~3cm水を貯めて管理する「腰水」にすると、いつも湿った状態を保つことができます。腰水は、1~3日に1回取り替えると衛生的です。真夏は水温が上がりすぎるので、こまめに変えてあげましょう。水温が上がりすぎたり汚くなると枯れてしまいます。そして、土の中の空気を入れ替えるために、1ヶ月に1~2回、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を注ぎます。コップで、わきからそっと注ぐとよいでしょう。上から注いでも良いですが、あまり勢いよく注ぐと、ハエトリソウが、獲物と勘違いして捕虫葉を閉じてしまう場合があるので、気を付けましょう。ビニールや、ガラスで囲った、保湿ケースに入れて育てると良いでしょうが、無い場合は、日に1~2回霧吹きでハエトリソウ全体にシュッシュッと水をかけてあげるとよいでしょう。
ハエトリソウ(ハエトリグサ)育て方で肥料は、どうすればよいの?
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ハエトリソウは栄養分が極端に少ない湿地帯で生られるように、根以外から養分を得るため食虫植物という独自の進化を遂げました。食虫は究極の秘策だったのです。ですから、むやみに肥料を与えると逆に根腐れしてしまいます。自然下では虫も簡単に捕まらないので、わざわざ与える必要もありません。屋外や窓の開いた温室なら勝手に捕虫します。あまり、元気がないようだと、春から秋の生育期間中、月1回の割合で2000倍~3000倍に薄めたごく薄い液体肥料を与てもよいでしょう。
ハエトリソウ(ハエトリグサ)育て方で食虫植物だから虫をあげるのはどうするの?
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イメージとして、食虫植物なのでカマキリのように何匹もバクバク虫を毎日食べるように思われますが、ハエトリソウは草です。光合成をして生きています。食虫は肥料のようなものと思ってください。自然界でもそんなに食虫することは、無いようです。黒くならずに緑色で、元気ならば、だいじょうぶですが、気になるのであれば、虫のほかにチーズ片や肉の欠片、ゆで卵のかけらなど小さくちぎって与えても良いようです。捕虫しすぎると疲れて黒くなり枯れてしまいまが、虫を与える場合に、蟻は酸を出すために気をつけた方が良いです。酸にやられて黒く枯れてしまうことがあります。
ハエトリソウ(ハエトリグサ)の育て方で、食虫の後黒くなってしまった!黒くなって枯れてしまうのは、なぜ
出典: https://ameblo.jp
餌を食虫した捕虫葉は1週間程度で再び開きますが、その時に、食虫植物が消化できるのは虫の中身だけであって、外側の固い骨格は消化できないので、大抵養分を吸い取った後の虫の形状がそのままになっています。かすは、自然に落ちますが、そのままにしておくと腐敗して葉が黒く枯れてしまう事があります。残念ながら、黒くなってしまった捕虫葉は枯れてしまいます。黒くなった葉を取ってあげてください。葉が黒くなる前に気づいたら、食べかすをそっとピンセットで取ってあげてください。黒くなるのは高温の夏場に多いのですが、カビが発生して全体が枯れる恐れがあるので、黒くなった葉だけ切ってください。後は助かります。食虫のかすが残っていなくても2~3回食虫すると、疲れてその葉は黒くなり枯れてしまいます。後、11月頃に葉が黒くなって、だんだん枯れたように見えるのは、冬の休眠の準備です。春にまた新芽が出ます。
ハエトリソウ(ハエトリグサ)育て方は植えたままでいいの?植え替えはどうするの?
出典: https://plaza.rakuten.co.jp
日本でのハエトリソウはだいたい、鉢植えで育てています。ですので、植え替えが必要になってきます。大きく分けて2度あります。販売店から購入した時と年に1度の定期植え替えです。ミズゴケが悪くなるので、毎年春先に植え替えてあげます。
ハエトリソウ(ハエトリグサ)を販売店で購入した時の、植え替えと育て方
出典: https://www.engei.net
ホームセンターやスーパーから購入した方はプラスチックの鉢に入っているか、苗ポットに入っていると思います。日光が大好きですが、根回りは高温を嫌うハエトリソウを、夏に通気性の悪いプラスチック鉢で育てるのは、無謀です。飼ってきたら、すぐに植え替えてあげるのがベストです。では、どんな種類の鉢が良いのでしょうか。植え替える土はどんな種類が良いのでしょうか
ハエトリソウを植え替えるときに必要なものは?
出典: https://www.alon-alon.org
・4号か5号の鉢・鉢底ネット・用土・底石・水受け皿・水の入ったバケツ・スコップ
・ふるい
ハエトリソウ(ハエトリグサ)の育て方にぴったりの鉢
出典: https://hitohana.tokyo
ハエトリソウを植え替える鉢の種類は素焼鉢よりも高温で焼き上げ、色が濃い駄温鉢を使うのがオススメします。プラスチック鉢や釉薬がかかっている鉢は通気性がようないので、避けましょう。駄温鉢が無いときは、素焼きでもよいでしょう。ちなみにハエトリソウは根を縦に深く伸ばすので深い鉢がよいでしょう。
ハエトリソウ(ハエトリグサ)の育て方の植え替えるときにぴったりの用土
出典: https://plaza.rakuten.co.jp
ハエトリソウを植え替えるときに、まず、鉢の底に鉢底網を敷きます。鉢底2,3cm位まで鉢底石を入れます。そして用土を入れますが、用土は、鹿沼土:赤玉土:パーライトが大体5:3:2の比率になるように配合します。この時ふるいを使ってそれぞれの用土の細かい微粒や微塵を取り除くとなお良いです。これをスコップでよくかき混ぜます。よくかき混ぜたら用土の準備はOKです。
ハエトリソウの植え替えの時期
出典: https://blogs.yahoo.co.jp
ハエトリソウは、常に湿った状態で栽培するので、用土の水ごけがとても傷みやすいです。傷んで腐ってしまった水ごけは生育上よくないので、1~2年に1回植え替えてあげます。植え替えは株が休眠している冬または、早春の2月~3月頃です。植え替えた株に霜が降りるくらいは、耐えられますが、凍ってしまうと痛むので、気温を見ながら行ってください。
ハエトリソウの植え替えの手順
鉢から抜きます。
出典: http://nokturne.seesaa.net
まず、鉢からゆっくりと抜き、鉢から抜いた株は水ごけを丁寧に取り除きます。根の間に入ったものもピンセットなどを使い丁寧に取り除きましょう。
新しいミズゴケにくるみます。
出典: https://sakuhindb.com
ハエトリソウの根っこは黒いです。腐っているのではありません。湿らせた新しい水ごけでやさしく根を包んで鉢に植えます。ハエトリソウの根は繊細ですぐ折れてしまうので丁寧に作業しましょう。ミズゴケは、繊維を盾にそろえて巻いてあげましょう、根が長く伸びやすいです。
根っこの周りを湿らしたミズゴケで埋める
出典: https://sakuhindb.com
鉢の底にネット、底石、用土を入れた上に新しくミズゴケを巻いた株を乗せます。この時に根がまっすぐになる様にしてください。上からたっぷりとミズゴケで覆っていきます。根元の白い球根の様な部分が絶対に見えないようにミズゴケで完全に覆います。そして、上から見て、株が中心に来るように調整します。それから、ハエトリソウとミズゴケを密着させるために、株自体を握り潰さない程度の力でギュッと絞って水気を取ります。
これで、出来上がりです。
ハエトリソウの実ができた?種から育てられるの?
出典: http://blog.goo.ne.jp
外に置いておくとでは5月頃に花茎を伸ばします。株に負担がかかるから、はなは咲かせない方が良いと書いてある資料が多くありますが、咲くときれいな白い花が咲きます。虫媒花ですが、花粉をめしべにつけてあげると、簡単に実ができます。熟すと、種が自然にばらまかれてしまうので、早めにとっておきましょう。また、種は保存がきかないので取ってすぐにまきます。
ハエトリそうにつく害虫っているの?
ハエトリソウも株が若いと、ナメクジやアブラムシがついてしまう事があります。
出典: https://blogs.yahoo.co.jp
ナメクジは新芽を食べてしまいます。
出典: https://plaza.rakuten.co.jp
アブラムシは弱った葉や茎につき栄養を吸ってしまいます。
いずれも、みつけたらピンセットなどを使って傷つけないように丁寧にとりましょう。
ハエトリソウも花が咲くけど花言葉ってあるの?花言葉は、何だろう?
出典: http://h.hatena.ne.jp
花をプレゼントしたり、もらったりするとき花言葉って、気になりますよね。有名な花言葉は、【バラ】の花言葉が、『愛』『美』で、【チューリップ】の花言葉は『思いやり』、
【ひまわり】の花言葉は『熱愛』『崇拝』、【ひなぎく】の花言葉は純愛【オリーブ】の花言葉は『平和』です。
見た目そのままの花言葉は、【桜】の花言葉は、『精神の美』『優れた美人』【アジサイ】の花言葉は『移り気』です。
変わった花言葉は、【パイナップル】の花言葉の『完全無欠』や、【アロエ】の花言葉『苦痛』『悲嘆』があります。
花のイメージがあまりない木にも花言葉があります。【ヒノキ】の花言葉は『不滅』『不老不死』【カエデ】の花言葉は、『大切な思い出』です。
そして、ハエトリソウにももちろん花言葉はあります。『ウソ』『魔性の愛』です。虫を引き寄せて捕える姿が、虫を誘惑しているように見えるのでしょうね。学名の、ディオニアは、ローマ神話の狩りの女神『ディアナ』から名付けられたそうです。
ハエトリソウはどのくらいの種類があるの
出典: https://blogs.yahoo.co.jp
ハエトリソウは、本来1属1種類です。「ハエトリソウの仲間」は存在しないのです。でも、品種改良によって多くの種類が登場しています。サメの歯のような捕虫葉をもつハエトリソウも作られています。ハエトリソウは、大きく2種類に分かれます。1つの種類は、葉っぱが上を向いている「エレクタ系」、もう1つの種類は、葉が地面をはうように生長する「ロゼッタ系」です。
代表的なハエトリソウの種類
マスシプラ・オールドタイプ ロゼッタの代表的な種類
出典: https://ameblo.jp
古くから育てられているポピュラーなハエトリソウで、日本でもよく見かけることができます。鮮やかな緑色の葉っぱをたくさん生やすことが特徴です。
レッドピラニア 名前の通り赤みの強い種類
出典: http://blog.goo.ne.jp
他の種類に比べて、葉の縁のトゲが短く、ピラニアの歯のようなので、名付けられました。
葉全体が赤みを帯びていて、一般的なハエトリソウの半分程度のサイズまでにしか生長しません。
シャークティース エレクタタイプの代表的な種類
出典: http://hamakazuchan.la.coocan.jp
葉っぱの縁にあるトゲは短く、やや幅広になっています。この姿がサメの歯のようなことが名前の由来です。
ディオネア・マスシプラ(赤い龍)赤い種類です。
出典: https://ameblo.jp
1996年にアメリカで作り出された種類です。葉が裏返ったような形をした、見た目がかわいらしい種類で、サーモンピンク色をしており、葉の縁にあるトゲは少し長めになっています。
クロスティース 葉っぱのトゲの大きさが不規則な種類です。
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葉を閉じた姿が、歯が交差するようです。
レッド グリーン(Red green) 一番オーソドックスな種類
出典: http://kanedaiichihara.blog.fc2.com
品種名が書いていないハエトリソウの大半がこの種類です。もっともハエトリソウらしい色・シルエットをしていますね。
ビッグ マウス(Big mouth)ロゼットタイプ代表種類
出典: http://kanedaiichihara.blog.fc2.com
捕虫葉がとても大きく普通の2倍近くにまで成長します、
まとめ
出典: http://hiros-pitcherplants.com
ハエトリソウ いかがでしたか?
育ててみたいと思いましたよね。
普通の観葉植物と違って、間合い日水を与えていれば、簡単には枯れません。でも、めんどうくさがり屋には、毎日の水やりが大変かもしれません。葉をいっぱいに広げて、虫を待っている姿は、とてもかわいいです。湿度管理をばっちりすれば、大丈夫です。あなたも一度ハエトリソウを育ててみませんか。
出典: https://plaza.rakuten.co.jp