2021年07月01日公開
2021年07月01日更新
吸引で鼻が溶ける「コカイン」の効果や副作用とは?アメリカセレブも鼻が…
コカインは主にアメリカで流通している依存性の強いドラッグです。コカインは強い効果と鼻から吸うという特徴があるため、吸った人は鼻が変形してり場合によっては鼻が溶けることもあります。今回はそんなコカインの効果や覚醒剤との違いなどについてご紹介します。
目次
コカインとは?
原料はコカの葉
コカインとはコカの葉を原料とした薬物です。葉っぱをそのまま利用するドラッグのマリファナとは違い、石油などを混ぜて粉末状に加工した物が出回っています。
コカインには麻酔の効果があるため医療用として使用されることもあります。しかし医療機関でコカインを使用する場合は用法用量を守って身体に危険が生じない範囲で使用されています。その際はコカインの成分を含んだ軟膏や静脈注射などが使用されます。
医療用とドラッグの2面性
裏社会や闇のルートで流通しているコカインは麻酔としてではなくドラッグとして販売されています。コカインは覚醒剤と同じく脳みそを刺激して精神を高揚させる効果があるため、手軽に強烈な快感を得られるとして依存症になってしまう人が後を絶ちません。
コカインは鼻から吸引する
マリファナや覚醒剤などの薬物は様々な服用の仕方がありますが、コカインの場合鼻から粉末を吸引する方法がよく用いられています。
鼻から吸い込むのが特徴
薬物として有名なマリファナはタバコの様な葉っぱなので炙って出た煙を吸い込みます。コカインを鼻から吸引する理由は粘膜から摂取する方法が一番効果を引き出せるからです。
同じドラッグでも合成麻薬などは錠剤を飲み込んで使用しますが、喉から下で摂取するよりも鼻から吸引した方が血液によって循環されてより早く脳内に辿り着くという特徴があります。
むしろ薬物を飲み込んでしまうと全てが吸収されずに排泄物として出てしまう可能性もあります。またコカインは形状が粉末であるため鼻から吸引することが出来るという理由もあります。
コカインの効果
コカインは身体的な効果は一切無く脳内に到達した際に効果を発揮すると言われています。
脳に強烈な刺激
コカインは脳内に到達するとシナプスを刺激してたくさんの興奮物質を放出させます。この放出された興奮物質によって快楽を感じたり、とても元気になった気分になれます。そのためコカインを使用すると超人になったような感覚を覚えて食事も休憩も一切取る必要が無くなります。
コカインによる快楽は計り知れない
本来ならば脳内の興奮物質は恋愛をして激しい感情を抱いたり、ギャンブルなどの刺激的な趣味で興奮になった際に分泌されます。しかしコカインを服用するとそれらの出来事によって生じる量よりも遥かに膨大な興奮物質を放出するすることが出来ます。
コカインの副作用
コカインは手軽に強烈な刺激を得ることが出来ますが、当然副作用もあります。コカインの副作用はとても恐ろしいものなので薬物の中でも特に危険な部類としてみなされています。
脳が死滅する
コカインを服用すると脳細胞が破壊されます。具体的には脳内の血管収縮が始まります。血管が収縮すると脳の機能が弱まり、死を早めてしまいます。
またコカインは副作用によって精神疾患に陥りやすくなります。コカイン常用者は鬱・不安症・パニック障害などが出やすくなります。これはコカインを服用していない時に出る症状です。さらにコカイン常用者は幻聴や幻覚が見えると言った副作用も出る事があります。
吸った後も残る
コカインの脳内に効果は20~30分程度です。しかしコカインが体内に残っている期間は初心者で3日間、常用者であれば3か月間も滞在すると言われています。つまりコカインの使用は積み重ねることによってどんどん副作用が強くなってしまいます。
時にはコカインを止めて数か月経った後でも、フラッシュバックや禁断症状などと言ったドラッグを止めた人に見られる症状が出ることもあります。
コカインは依存症になりやすい
ドラッグと言えば副作用だけでなく依存症も危険視されています。数あるドラッグの中でもコカインは特に依存症になりやすい部類であると言われています。
薬物の中でも依存症になりやすい存在
コカインは一度使用しただけでも脳内に強烈な刺激を感じてしまいます。それは他の薬物や娯楽では感じることの出来ない程の快感や興奮です。コカインを服用した人はその刺激が忘れられずに二度目以降に手を出してしまいます。
そして何度も服用していく内にコカイン以外では刺激が得られなくなってしまいます。こうなると依存症の中でも末期状態なので自分一人の力では抜け出せなくなってしまいます。
コカインと覚醒剤の違い
同じ薬物でも微妙に違います
薬物と言えば「コカイン」「覚醒剤」「マリファナ」など様々な種類があります。しかし日本人にはどれも基本的に馴染みの無い物なので違いが分からない人も多いのではないでしょうか?
これらの薬物は「大麻」「麻薬」「覚醒剤」の3通りに分類することが出来ます。
大麻はマリファナと呼ばれていて、大麻の葉っぱを原料とした薬物です。
麻薬はコカイン、ヘロイン、LSD、MDMAなどが相当します。
覚醒剤は俗にいう「シャブ」と呼ばれる物です。
覚醒剤の方が刺激や依存性が強い
コカインも覚醒剤も脳内を刺激するという意味では同じですが、覚醒剤は効果が3時間~12時間ほど残るのでコカインよりも長時間刺激を得ることが出来ます。
しかし覚醒剤の場合、コカインよりも副作用が強いと言われています。覚醒剤を使用した人は普段から怒りっぽかったり落ち着きが無いなどの情緒不安定な仕草があったり、食欲不振になると言われています。
かつては日本で広まっていた覚醒剤「ヒロポン」
コカインと覚醒剤は流通している地域も違います。コカインはアメリカを中心に闇のルートで出回っていますが、覚醒剤は北朝鮮で製造されていると言われています。そのため日本ではコカインよりも覚醒剤の方が多く出回っていると言われています。
ちなみに戦後間もない日本では「ヒロポン」という名前で覚醒剤が一般販売されていたこともあります。
コカインで鼻が溶ける?
コカインを使用すると鼻が溶けるという噂がありますが本当なのでしょうか?
他のドラッグを使用すると肌の色が変わったり、老化したかのように肌ツヤが悪くなることがあります。しかしコカインは基本的に外傷は出ません。
鼻が溶けた人はいる
ただし残念ながらコカインを使用する事で鼻が溶ける経験をした人はいます。コカインで鼻が溶ける原因はコカインを鼻から吸引する事で鼻の粘膜が傷ついて溶けることが原因と考えられます。
芸能人が鼻を成型するとコカインの噂が立つ 常用者は鼻が縮むから 整形のそれと似ている
コカインで鼻が溶けた人の画像
「コカイン」がトレンドに入っているようだw
コカインを鼻から吸うのがカッコいいと思っている馬鹿がいたら
「天才バカボンのお巡りさんみたいに鼻の穴が一つになったり、globeのケイコみたいに鼻が潰れるぞ」
と教えてやろうw pic.twitter.com/ehfRgAUDvw
— dqndoc@ワセリンとウィルキンソン (@dqndoc1019) October 27, 2015
よく顔を整形したタレントの鼻が小さくなっているとコカインを使用していたのでは?と噂されることがあります。これはコカインを使用しすぎて鼻が溶けるあるいは変形してしまい、証拠隠滅の為に整形したのでは?と勘ぐっているからです。
こちらの画像はイギリスのタレントダニエラ・ウェストブルックの画像です。詳細は次でご紹介しますが見事に鼻が変形してしまった様子が見て取れます。
コカインで鼻が変形した人の画像
ダニエラ・ウェストブルック:鼻が変形する前
イギリスの女優ダニエラ・ウェストブルックは1990年から10年間に渡ってコカインを使用していました。ダニエラ・ウェストブルックはコカインを毎日6グラムも服用していたと言います。その結果鼻が変形するどころか2つあった鼻の穴が1つに繋がってしまう程に変形してしまいました。(画像は上記参照)
ダニエラ・ウェストブルック:鼻を整形した後
こちらは鼻を整形した後のダニエラ・ウェストブルックの画像です。見事に溶けた鼻が元に戻っています。
タラ・パーマー・トムキンソン
画像左がコカイン服用前で、右が鼻が変形し整形手術をした後です。
タラ・パーマー・トムキンソンはイギリスのタレントで上流階級の家柄出身のため王室の人々とも親交の深い人物でした。タラ・パーマー・トムキンソンは2006年からコカインを使用して、毎日5グラムものコカインを鼻から吸引していたそうです。
鼻を整形した後のタラ・パーマー・トムキンソン
こちらはコカインによって変形した鼻を整形した後のタラの画像です。上の画像と見比べると若干鼻が潰れているのが分かります。タラはこの整形手術に84万円もかけたと言われています。
しかしタラは2017年2月8日に45歳という若さで亡くなっています。死因にコカインが関係しているかどうかは不明です。
コカインを使用したアメリカ人
コカインはアメリカを中心に流通しているだけあってコカインを使用したことがあるアメリカの有名人が多数存在します。
コカインを使用したアメリカ人:スティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズはコカインだけでなくマリファナやLSDも使用していました。スティーブ・ジョブズは自伝の中でアイデアを出すためにドラッグに頼ったことがあると語っています。
コカインを使用したアメリカ人:ロバート・ダウニー・ジュニア
ロバート・ダウニー・ジュニアは映画「アイアンマン」の主人公役で有名なハリウッド俳優です。ロバート・ダウニー・ジュニアは8歳の時にコカインを使用したと供述しており、息子もコカイン所持で逮捕されています。
コカインを使用したアメリカ人:レディー・ガガ
レディー・ガガは世界的に有名なミュージシャンですがスキャンダルが多い事でも有名です。その中でレディー・ガガは過去にコカイン使用したことがあると話しています。
何故コカインを使用してしまうのか?
強い依存症を引き起こしたリ、鼻が溶けることもあるほど危険な薬物なのに何故コカインを使用してしまうのでしょうか?
創作活動に役立つ!?
コカインは快楽だけでなく思考能力が活発化するという効果もあります。そのためコカインを使用した状態で創作活動を行うアーティストが多数存在します。コカインは使用すると食欲や疲労を一切感じなくなるので、仕事に集中できるとしてミュージシャンやビジネスマンに使用されています。
しかしその後は確実に脳内が壊れてしまいます。一時の快楽や集中力に対する代償はあまりにも大きいです。
鼻が溶ける?コカインについて:まとめ
いかがでしたでしょうか。コカインは脳内に対する刺激が強い為、副作用が出たり依存症にかかりやすいドラッグと言えます。常用者の中には吸い過ぎで鼻が溶けてしまう人もいます。日本では中々目にしないコカインですが、くれぐれも絶対に手を出さないで下さい。