食用ゴキブリ「マダガスカルゴキブリ」を食べるとどんな味?

食用ゴキブリと呼ばれているマダガスカルゴキブリ、イモトアヤコさんが食べたことで一躍有名になりましたが、マダガスカルゴキブリって一体何なんでしょうか?今回、マダガスカルゴキブリの姿かたち、生態、飼育・繁殖方法、各種料理や、その味などを一挙にご紹介します。

食用ゴキブリ「マダガスカルゴキブリ」を食べるとどんな味?のイメージ

目次

  1. 1食用ゴキブリって一体どういうこと?
  2. 2マダガスカルゴキブリって何?
  3. 3マダガスカルゴキブリの生態は?
  4. 4マダガスカルゴキブリはフルーツゴキブリとも呼ばれている!
  5. 5マダガスカルゴキブリをナマで見るには?
  6. 6ペットショップで見れるということはペットにしている人もいる!
  7. 7マダガスカルゴキブリの飼育方法は?
  8. 8マダガスカルゴキブリの繁殖方法は?
  9. 9マダガスカルゴキブリはペット用で食用ではない?
  10. 10マダガスカルゴキブリの調理方法と食べる部分は?
  11. 11マダガスカルゴキブリを使った料理アレコレ
  12. 12マダガスカルゴキブリを食べる!その味は?
  13. 13まとめ 意外だったマダガスカルゴキブリの味!

食用ゴキブリって一体どういうこと?

出典: http://entame-watch.com

マダガスカルゴキブリ!名前を聞いただけでゴキブリの仲間ということが分かりますよね。
このマダガスカルゴキブリ、「世界の果てまでイッテQ!」でイモトアヤコさんが食べて「うまい!」と超絶賛したゴキブリです。超絶賛するからには一体どんな味がするのか知りたいっ!でも自分で食べる勇気はないという好奇心旺盛なアナタにオススメな記事です。

今回紹介するのは、マダガスカルゴキブリの姿かたち、生態、飼育・繁殖方法、各種料理や味など画像を交えて一挙にご紹介します。ただ、殆どの画像がグロですので注意してくださいね。

マダガスカルゴキブリって何?

出典: http://www.irasutoya.com

それでは、マダガスカルゴキブリの形態、外観の特徴などを画像を加えてご紹介します。

マダガスカルゴキブリの形態

出典: http://echizen-aquarium.cocolog-nifty.com

学名:Gromphadorrhina portentosa
科目:ゴキブリ目 オオゴキブリ科
体長:約7cm(成虫)
食性:草食性
寿命:2年〜5年
体重:23g(最大)

体長約7cmとは、デカイですね!

マダガスカルゴキブリの見た目の特徴

出典: http://beach-party.blog.so-net.ne.jp

体色は、ゴキブリ共通の茶色でテカっており、形はワラジに近い形で、シマ模様のあるのが特徴です。また、オス・メスとも羽は無く、2本の触角があり、オスだけには、チョッとしたツノがあります。
画像では分かりにくいのですが、コの形のような突起がツノです。
この他、テカっている割にはベトつかず、イメージ的には、カブトムシでしょうか。

マダガスカルゴキブリの動くスピード

ゴキブリという割に、動きは普通のゴキブリよりノロいです。
ノロいうえに羽も無くて一安心です。こんな大きなゴキブリが素早くて、しかもブゥ〜ンと飛んだら、それこそパニックです。

ゴキブリなのに鳴く!

ゴキブリって普通鳴かないですよね。でも、マダガスカルゴキブリは違います。鳴くんですね。
どんな鳴き声かというと、オス・メスとも「シュッ、シュッ」や「シュー、シュー」です。
正確には「鳴く」というのではなく、威嚇する時や求愛行動の時に、腹部の呼吸器官の気門から空気を排出して出す音です。また、このような音を出すことで「ヒッシングコックローチ」(英名)という別名もあります。
(「ヒッシングのスペルは「Hissing」で、意味はシュッシュッと音を立てることです。)

マダガスカルゴキブリの生態は?

出典: https://www.pakutaso.com

マダガスカルゴキブリが、どういうゴキブリかが分かったところで、次は、その生態をご紹介します。

マダガスカルゴキブリの生息地は?

出典: http://f.hatena.ne.jp

生息地は、名前が表しているようにマガダスカル島が原産で、この島の森林地帯です。
日中は、落ち葉や倒木の下に隠れており、夜になってエサの果実や草花を食べ歩きます。草食性ということもあってか、人間の住む家に住みつくこともありません。

マダガスカルゴキブリの生育

出典: http://www.cic-net.co.jp

交尾したメスは、卵の入った卵鞘(らんしょう)を一旦産み落とした後、体内に取り込んでふ化させ幼虫を産みます。左の画像は、ちょうど幼虫が生まれているところです。
一度に産む幼虫は、15〜30匹ほどで、その大きさは、5mmほどです。
成虫になるまで、約4ヶ月〜約10ヶ月以上かかります。また、成虫が交尾できるようになるまでには、更に約2ヶ月〜約4ヶ月かかります。
普通のゴキブリが約1ヶ月で成虫になるのと違って時間がかかるんですね。

マダガスカルゴキブリはフルーツゴキブリとも呼ばれている!

出典: https://www.pakutaso.com

ナゼかマダガスカルゴキブリは、フルーツゴキブリとも呼ばれています。
そのワケは、前記しましたように、主食が果実(フルーツ)や草花ということから来ています。また、フルーツを食べているから、食べると美味いとも言われています。

マダガスカルゴキブリをナマで見るには?

出典: https://www.amazon.co.jp

ナマで見たい、画像ではガマンできないという物好きな方、その姿を見ることができる場所があります。その場所とは、ペットショップや動物園です。

マダガスカルゴキブリが見れる動物園は、多摩動物公園と上野動物園で、小学生には、ポケモン並に人気があります。パンダのシャンシャンを見に行ったついでに、会社の話題ネタ用として寄ってみてはいかがでしょう?案外、ハマってしまうかもしれませんよ。

ここ以外には、福井県の越前松島水族館というところでも飼育・展示していますね。福井県って恐竜の県として名を馳せているので、古代生物のゴキブリも飼育・展示し始めたということでしょうか?

でも、近くにペットショップはないし、東京や福井まで行かないと見れないんじゃん!という方のために動画を用意しましたので、心ゆくまで、ご堪能してください。

ペットショップで見れるということはペットにしている人もいる!

出典: http://photagram.org

動きがノロく、カブトムシのようなゴツい体のためでしょうか。マダガスカルゴキブリは、海外ではポピュラーなペットで、日本でも人気のペットになっています。

他にもペットとして人気のゴキブリ達

マダガスカルゴキブリの他にも、ペットとして人気のゴキブリ達がいます。
それでは、主に人気のあるゴキブリ達を紹介します。
 

ヨロイモグラゴキブリ

出典: http://blog.livedoor.jp

世界一重いゴキブリとして有名な「ヨロイモグラゴキブリ」です。オーストラリア原産で、地中に住処を作り、ファミリー単位で生活します。また、8cm以上の大きさになる強者もいます。
左の画像でも、手と比べて、その大きさが分かりますね。

デスヘッド

出典: http://blog.goo.ne.jp

前胸背板にあるドクロのような模様が名前の由来の「デスヘッド」です。
生息地は、メキシコ、キューバ、フロリダなどで、体長は約5cmです。
一応、羽はありますが飛ぶことは殆どありません。
こちらも画像から、その大きさが分かりますね。

マダガスカルゴキブリの飼育方法は?

出典: http://www.pictame.com

チョッと育ててみたいという方のために、飼育方法をご紹介します。

飼育する環境は?

マダガスカルゴキブリを飼育するには、最初に飼育環境、つまり、住処を作る必要があります。
住処は、マダガスカルゴキブリを入れるケースに、床材としてヤシ殻土を2cm〜3cm程度敷きます。ケースの材質がプラスチックやガラスの場合、壁面をよじ登りますのでフタができるものにしてください。

次に、ケースに割れた鉢やダンボールを折ったものなどを入れて、マダガスカルゴキブリが隠れる場所を作ります。
これで飼育環境のセットは終了です。

マダガスカルゴキブリのエサ

マダガスカルゴキブリのエサですが、主食が果実や草花ですので、メインは、バナナやリンゴなどの果物を中心に熱帯魚のエサなどを与えます。

果物などが傷んだ場合には直ぐに取り出してください。また、エサを切らすと子供を食べてしまいます。

水は、底の浅いお皿にティッシュなどを湿らせた物を入れるか、床材の一角を湿らせておいてください。また、脱皮する時にも水分が必要ですので、マダガスカルゴキブリのサイズ以上の湿った場所が必要になります。

住処の温度に注意!

住処の適温は、15℃〜32℃ですが、25℃くらいが理想です。
さすがにマダガスカル出身なので高温には強いのですが、低温に弱いため冬場の温度には要注意で、15℃より下がる場合は、育てている部屋を暖かくする、一日中暖かい場所に飼育ケースを置くといったことが必要になります。

マダガスカルゴキブリの繁殖方法は?

出典: http://blog.livedoor.jp

育てるついでに繁殖も、とお考えのアナタに繁殖のコツをご紹介します。

マダガスカルゴキブリは季節に関係なく繁殖しますが、繁殖率を上げるコツは、飼育ケース内の温度を30℃くらいまで上げて保っておくだけです。これで繁殖しない場合は、チョッと入れすぎかなと思うくらい過密にすると繁殖率が高まります。

基本ゴキブリですので暖かい所とエサがあれば、自然と繁殖します。

マダガスカルゴキブリはペット用で食用ではない?

出典: http://www.irasutoya.com

冒頭、イモトアヤコさんがマダガスカルゴキブリを「うまい」と超絶賛したことや、フルーツゴキブリと呼ばれていることは、ご紹介しました。ということは、世間で言うところのゲテモノ喰いではなく、十分、食用として通じるということですね。
アメリカでは「ゴキブリ早食い大会」と言う、とんでもない大会もあり、この時に食べるゴキブリもマダガスカルゴキブリです。日本でも食用の昆虫としてメジャーなのは、イナゴ、蜂の子、コオロギなど色々ありますが、さすがに食用のゴキブリと言われても、直ぐには信じられませんよね。

それでは、ペットの話はここまでにして、次からは食べること、食用の話に移ります。

マダガスカルゴキブリの調理方法と食べる部分は?

出典: http://01.gatag.net

フルーツゴキブリとも呼ばれる食用ゴキブリの「マダガスカルゴキブリ」ですが、食べてどのような味がするのかの前に、調理方法や食べる部分をご紹介します。

食べる部分は?

食べる部分は、腹の脂肪体と呼ばれるところです。脚や胸の方が、旨味があるという話もあります。因みに、カロリーは料理にもよりますが、ボイルしたもので196Kcalです。

調理方法と食べ方は?

調理方法は大抵ボイルですが、油で揚げることもあります。料理によって使い分けるということですね。
ボイルした後は、マダガスカルゴキブリの脚をチギリ捨てて、腹側を、お尻から胸方向に料理バサミで切り開き、殻を剥いて再度ボイルします。これで、マダガスカルゴキブリボイルの出来上がりです。
ボイルしている間は、ジャーマンポテトのような匂いがするという話もあります。

食べ方は、殻を剥いた腹の部分を、そのまま口へ入れます。スプーンを使って食べるというほど、マナーが必要な食材でもないでしょう。

マダガスカルゴキブリを使った料理アレコレ

出典: http://seiten4go.com

マダガスカルゴキブリを使ったボイル以外の料理をご紹介します。

マダガスカルゴキブリのなます

出典: http://sabatoika.hatenablog.com

酢であえた、なますです。料理というより、そのまんまですね。どんな味がするのやら...

みそ焼き

出典: http://insectcuisine.jp

みそを使ってジックリ焼いたものです。一見、ゴキブリというよりムール貝の料理のようにも見えます。

韓国みそ焼き

出典: http://insectcuisine.jp

こちらは韓国みそを使った焼き物ですね。ピリッとした辛さが味の引き締めに一役かっていることでしょう。

マダガスカルゴキブリを食べる!その味は?

出典: http://soyat-info.com

お待たせしました。長々とご紹介してきましたが、メインの味のご紹介です。

食感は、カニ味噌のような感触で、味は何もせず、また香りもありません。だだ、脚や胸の部分は、小エビ系のような味があるようです。匂いに敏感な人は、食べた後、口の中に虫臭さがしばらく残ります。

好んで食べるというより、話題ネタとして食べるということになりますね。ただ、ゲテモノ喰いと呼ばれないよう注意しましょう!

まとめ 意外だったマダガスカルゴキブリの味!

今回は、マダガスカルゴキブリの姿かたち、生態、飼育・繁殖方法、各種料理や、その味についてご紹介しました。

イモトアヤコさんが超絶賛したマダガスカルゴキブリ、その味は意外なことに何もしないということでした。また、ペットとして人気があるということを初めて知った方も居られるのではないでしょうか。
今回、グロい画像が多く、最後まで読まれた方、ドッと疲れが出たのではありませんか?

話題ネタ用にはもってこいのマダガスカルゴキブリですが、ゴキブリを飼っている変なヤツといったことや、ゲテモノ喰いと呼ばれないように注意しましょう。

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