2021年07月01日公開
2021年07月01日更新
死刑囚が極限状態で描いた絵がヤバい!殺人鬼や犯罪者の極限芸術まとめ
死刑囚の絵画だけを展示した、死刑囚の絵画展が開かれました。冤罪も中にはあるかもしれませんが、殺人鬼として死刑判決を下され、いつ死刑執行されるかの恐怖と戦いながら生きる死刑囚達の絵画はかなりショッキングでヤバいことになっています!!
目次
死刑囚の絵画が絵画展となって公開される
出典: https://www.artlogue.org
死刑囚が描く、いつ死刑が執行されるか分からない極限状態での芸術を楽しむ、ちょっと怖い絵画展です。
死刑囚の描いた絵画を使った絵画展「死刑囚は描く」は2013年に鞆の津ミュージアムで行われ、大好評につき、2016年4月29日から、そ『極限芸術2~死刑囚は描く~』が開催されました。
死刑囚の死刑日というのは決まっておらず、執行される朝、突然言われるのだそうです。
そして言われれば一時間後には執行。
その恐怖は想像を超えるものだと思われます。
そんな恐怖の中で、冤罪を訴えるものも含め、描かれる芸術はほのぼの暮らしている私達が描く絵とは一線を画すメッセージ性がありました。
絵画展に出た死刑囚①林眞須美
出典: https://www.cinra.net
作品タイトル「死刑」。玉ねぎ頭のような黒い陰が多分人間です。上に吊るされている輪は首吊り用でしょうか。なんだか怖い絵画です。
出典: https://www.cinra.net
作品タイトル「眞須美」。元々の林眞須美さんといえば黒髪でぽっちゃりした方なので、自画像にしては大きく違う気もします。極限状態がそうさせたのでしょうか。
出典: http://abtm.jp
作品タイトル「青空泥棒」。青一色で埋め尽くされています。この絵画のメッセージは「青空の見えない三畳ひと間の独房が中央のグレーの四角部分。その中の小さな赤い点が私です」とのこと。いつ死ぬか分からない極限状態に加え狭い独房から出られない窮屈さが、外の世界を広がりのあるものだと想像させるのでしょうね。
和歌山毒物カレー事件の犯人である・死刑囚・林眞須美氏。
四人死亡し、63人が急性ヒ素中毒になった凶悪犯罪でした。
林眞須美氏は無実を主張しており、子供達から「ママがやったの?」と聞かれても「やるはずがない。」と語ったそうです。
もし本当に無実であるなら、上記の作品達に込められた想いは深いでしょうね・・・。
林眞須美氏の絵は基本的に「黒」や「赤」を使った作品が多く、犯罪者感といいますか、殺人鬼感のようなものがある怖い感じの絵が多いです。
絵画展に出た死刑囚②岡下香
出典: http://world-fusigi.net
作品タイトル「司法界のバラ」。監視員のいる鉢の中で養分として存在する犯罪者、その栄養を吸い取って咲く美しいバラ。メッセージ性のある絵画です。鉢が壊れかけているのも意味がありそうですね。
不動産詐欺事件の犯人の一人である死刑囚・岡本香。
ご老人の所有しているアパートを法的に奪って売却する為に、所有者の長女と仲間を結婚させるなど周到な容易をした計画的犯罪。
最終的には仲間割れを起こして、仲間を一人殺害したので、岡下香はご老人と仲間の二人を殺害しました。
また仲間は首なし死体で発見されたそうですので、殺人鬼の気があったのかもしれません。
生き残った仲間は懲役五年となりましたが、岡下香は死刑確定となりました。
絵画展に出た死刑囚③北村孝紘
出典: http://world-fusigi.net
作品タイトル「神のなげきと救いの糸」。極限状態が伺える絵画です。赤い涙と、有名な蜘蛛の糸の話しが「助けて欲しい」気持ちを伝えてきますね。
出典: https://www.cinra.net
作品タイトル「自画像」。絵がとても上手ですね。芸術家ではないにしろ、芸術的センスをお持ちだったのでしょう。
出典: https://www.cinra.net
作品タイトル「大当たり」。死刑執行の際に押す三つのボタン。それを押すと大当たりとして自分が死ぬボーナス・・・。狂った雰囲気のある怖い作品です。
大牟田4人殺害事件の犯人の一人である、死刑囚・北村孝紘による作品です。
大牟田4人殺害事件は被告である家族4名全員に死刑判決が下った、珍しい事件。
主犯格が暴力団の人間だったため、拳銃を持っていたり、アイスピックを使って殺したりとかなり凶悪な事件でした。
しかし反省、後悔をしているのでしょうか、上記の作品にはとても悲しみが詰まっていますね。死刑は確定していますが、これを見て殺人鬼になりそうな人が踏みとどまってくれると良いですね。
絵画展に出た死刑囚④宮崎勤
出典: http://world-fusigi.net
宮崎勤氏によるなんだか怖いアート。長く続く道のようなところを楽しく走っている・・・?
出典: http://world-fusigi.net
こちらはマンガです。宮崎勤氏含め、結構絵が上手な方が多いですね。
出典: http://world-fusigi.net
宮崎勤氏による謎のアート。蹴られる側はとても怒っています。自分が蹴っているわけではなく、「もう一人の自分」が蹴っているのを眺めているという、なんだか怖い作品。
東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の犯人である死刑囚・宮崎勤氏の作品。
身体に障害があったため、幼い頃からいじめられ辛い道を歩んできた宮崎勤氏。もしかしたらこういう部分にねじ曲がってしまった原因があったのかもしれません。
幼女を襲ったのは成人女性だとうまくいかないかもしれないという諦めだったそうです。
かなり狂った殺人鬼だったのは間違いなく、最後の最後まで動機もよくわからないまま死刑執行されました。
絵画展に出た死刑囚⑤ネオン
出典: http://originalnews.nico
囚人の囚をアートにした絵画。まさに檻の中の人という感じですね。被害者家族に配慮し、どの死刑囚かわからないようPNで描いているそうです。
絵画展に出た死刑囚⑥加藤智大
出典: https://www.cinra.net
作品タイトル「パズル」。何を意図して描かれたのか掴みづらい作品。極限状態は人を変えてしまいます。
秋葉原通り魔事件の犯人である死刑囚・加藤智大氏の作品。
七名を殺した強烈な事件で、ネット上では「格差社会の英雄」などとも呼ばれました。
落ちぶれてしまった加藤智大氏ですが、結局殺人鬼となったのは、とても身勝手な話しであり、同情は出来ません。
このパズルという作品もどこか現実離れしており、怖い絵画となっていますね。
絵画展に出た死刑囚⑦若林一行
出典: http://ittokotoko.blog.fc2.com
絵がとても上手な死刑囚・若林一行氏のアートな絵画。犯罪者になったのがもったいないほど、めちゃくちゃ上手いですよね!
去年の処刑された若林一行死刑囚の作品。「ろくでなしぶるーちゅのパクリだろ」と罵られてますが、彼は車体にイラストが描ける技術を持った人でした。パクリで描いて良いと言われたとしてもここまで完成度が高いものを描くのは普通できないのでは? pic.twitter.com/N8uDDV9XOt
— 永山則夫bot (@nagayama_sasagu) January 14, 2016
押し入った家の親子2人を殺害した強盗殺人犯である死刑囚・若林一行。
初めて裁判員裁判で死刑が執行された死刑囚です。
あまりにも絵が上手い死刑囚としてネット上では話題になりましたね。
この才能を使って生きていくことも出来そうなので、大変惜しいところです。
殺人鬼になる前に止めることは出来なかったのでしょうか?
絵画展に出た死刑囚⑧小林竜司
出典: https://www.cinra.net
作品タイトル「更生しているのに」。仏のような心になるまで更生しているのに殺すつもりなのか?というメッセージでしょうか。語らずとも死刑囚の心境を伝えるアートさがありますね。
出典: https://ameblo.jp
作品タイトル「変わらぬ風景 リメーク版」。前の変わらぬ風景という作品から、より近代的な建物が建った為に風景が見えなくなってしまったようです。死刑囚の怖いうえに退屈な日々が伺えますね。
東大阪大学内でモメてしまい、リンチで二人を殺害した犯人の一人である死刑囚・小林竜司氏。
その他のリンチを行った仲間達も重い刑罰を受けました。
絵には「もう更生しているのに・・・」と描いてありますが、人を殺した罪の重さを少し軽く見ているところがあるかもしれませんね。
変わらぬ風景は死刑囚のメッセージ性や、感情が伝わってくるリアルな作品です。
絵画展に出た死刑囚⑨風間博子
出典: https://www.cinra.net
作品タイトル「無礎の一道」。手榴弾が沢山落ちているような危険な状態にいる・・・というメッセージでしょうか。絵もとても上手な、アートな一枚。
出典: http://www.targma.jp
作品タイトル「無実という希望」。きっと死刑囚の獄中生活での心境はこんな感じなのでしょう。
出典: https://ameblo.jp
作品タイトル「潔白の罪」。無実を主張する風間博子氏の叫びが感じられるアートな一枚。足が白いのは光の具合を表しているのか、メッセージなのか。
埼玉愛犬家連続殺人事件の犯人である死刑囚・風間博子氏。
詐欺的な商売をするペットショップを経営しており、トラブルが発生すると犬を殺処分する為の薬で計4人を殺害。
無実を主張していますが、かなり計画的に仕組んでの犯行だということで死刑は確定しました。
絵はかなり芸術的でストレート。とても上手ですよね。
無実という希望は、牢屋からいつか出られるはずという気持ちを感じます。
絵画展に出た死刑囚⑩原正志
出典: https://ameblo.jp
作品タイトル「鉄格子の少女-愛と平和」。原正志氏による絵画は裸の女性が多く、またメッセージ性も強い、どこか怖い絵画が多いです。犯罪者感があります。
大分替え玉保険金殺人の犯人である、死刑囚・原正志氏の作品。
芸術的というよりは・・・一風変わったアートな感じでしょうか。
裸の女性とびっしり描かれたメッセージが強烈な作品です。
まとめ~絵画展は怖いアートに~
今回の死刑囚の描いた絵画まとめはいかがでしたでしょうか!!
犯罪者の描いた絵は心に突き刺さる強烈な絵画ばかり・・・。
今回は死刑囚の描いた絵画でしたが、死刑にはならない犯罪者の絵画も強烈な作品だったりします。
やはり犯罪者というのは何処か私達とは違う部分があるのでしょうね。
また冤罪を訴えるもの、更生していることを訴えるものなど、ただ単に怖いアートではなく、情をひく作品もありました。
思わず死刑囚を牢から出してあげたくなる心境になります・・・。危ないですね。
今回まとめた絵画画像以外にも沢山の死刑囚作品が出展されたようですので、次回開かれた際は是非見に行ってみてください!!