失敗=切腹『大峯千日回峰行』とは?2人目の成功者・大阿闍梨(塩沼亮潤)の言葉

失敗=切腹となる脅威の修行「大峯千日回峰行」をご存知でしょうか?大峯千日回峰行を成功すると大阿闍梨という位になるのですが、これまで大阿闍梨となったのは1300年の歴史上一人だけでしたが、二人目の成功者が出ました!今回はそんな大峯千日回峰行についてまとめます!

失敗=切腹『大峯千日回峰行』とは?2人目の成功者・大阿闍梨(塩沼亮潤)の言葉のイメージ

目次

  1. 1失敗=切腹!?大峯千日回峰行とは!?
  2. 2【大阿闍梨への道】一日48kmを1000日間歩き続ける大峯千日回峰行
  3. 3【大阿闍梨への道】大峯千日回峰行で歩く場所は獣道のように険しい
  4. 4【大阿闍梨への道】大峯千日回峰行中の食べ物はおにぎりと水と一回の精進料理だけ
  5. 5【大阿闍梨への道】栄養失調により一ヶ月経つと爪が割れる
  6. 6【大阿闍梨への道】修行の最後には九日間の壮絶な試練が待っている
  7. 7千日回峰行が無事終わると薬湯を飲む
  8. 8大峯千日回峰行に挑んで亡くなった死者はいるのか?
  9. 9大峯千日回峰行の失敗=切腹は命を軽んじている訳ではないらしい
  10. 10大峯千日回峰行を終え大阿闍梨となると講演や書籍執筆を頼まれる
  11. 11大峯千日回峰行を成功させた大阿闍梨の悟り①よく反省すること
  12. 12大峯千日回峰行を成功させた大阿闍梨の悟り②よく感謝すること
  13. 13大峯千日回峰行を成功させた大阿闍梨の悟り③思いやりを持つこと
  14. 14比叡山の大峯千日回峰行を成功させた大阿闍梨「酒井雄哉」
  15. 15比叡山と吉野の大峯山では難易度が違う
  16. 16まとめ:大峯千日回峰行を成功させるには死の覚悟が必要

失敗=切腹!?大峯千日回峰行とは!?

大峯千日回峰行を達成した大阿闍梨(だいあじゃり)「塩沼亮潤」

出典: http://jinnsei62.blog.fc2.com

塩沼亮潤(しおぬま りょうじゅん)師は、普段はヒゲもなく坊主頭ですが、大峯千日回峰行中はヒゲだらけで髪は伸びっぱなしになります。自害をして死者となるかもしれない修行中ですので、そんなことは気にしてなどいられないのでしょう。

大峯千日回峰行とは言葉通り、千日間続く修行のことです。
比叡山で行われる千日回峰行と、吉野の大峯山で行われる大峯千日回峰行とがありますが、吉野で行われる大峯千日回峰行は、これまで1300年の間に二回しか達成した人がいない、とても過酷な修行です。

過酷な上に、失敗すると切腹するか首を吊るかして自害しなければいけないという厳しい掟もあるそうです。
もし失敗して道半ばで諦めた時は、常に持ち歩いている短刀で切腹をするか、死出紐という紐で首を吊って自害するのだとか。

決して失敗の許されない修行だということがよく分かりますね。

大峯千日回峰行を成功させて大阿闍梨となれた人数は二人だけ!

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修行中の体調はいつも「悪い」か「最悪」のどちらかだと言う大阿闍梨「塩沼亮潤」さん。どこもかしこみ痛み、栄養もなく、ただひたすら歩き続ける過酷すぎる修行です。

歴代で達成した人数が一人だけだった大峯千日回峰行の二人目の達成者となった大阿闍梨「塩沼亮潤」さん。
大峯千日回峰行は過酷すぎて、体調は常に「悪い」か「最悪」かのどちらかだったそうです。

幼い頃に大峯千日回峰行達成に憧れて以来、ずっと大峯千日回峰行を達成することを夢見て過ごしてきた塩沼亮潤さんですから、達成出来た時は本当に嬉しかったでしょうね。

途中で失敗ではなくても死にそうな目には何度も会っているようです。

【大阿闍梨への道】一日48kmを1000日間歩き続ける大峯千日回峰行

大峯千日回峰行は一日48kmの険しい山道を1000日間歩く修行

出典: http://shionuma-ryojun.com

大峯千日回峰行では単に1000回歩くわけではなく、獣道のような山道を一日48km、往復で歩きます。片道8時間かかるそうです。

失敗すると切腹と言われれば、意地でも達成しそうなものですが、意地だけで失敗しないのならもっと成功者はいるはずです。
大峯千日回峰行は千日間歩き続ける修行ですが、その歩く距離はなんと48km。
フルマラソン以上の距離を毎日歩かなければいけません。

しかも、その48kmは舗装がきちんとされているような道ではなく、獣道や崖っぷちなど、死と隣り合わせの道です。
普通の人なら確実に失敗するような内容なのですね。

大峯千日回峰行は一年中やるわけではない

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左が現在の大阿闍梨「塩沼亮潤」さんで、右が大峯千日回峰行の歩く道です。片道24kmの獣道を歩くというのですから驚きです。

失敗の許されない大峯千日回峰行ですが、一年中歩きまわるわけではありません。
5月3日から9月3日までの4ヶ月間×9年間で1000日とみなされます。

軽装で大峯千日回峰行は行われますが、夏の暑い日は地獄のような苦しみとなることでしょう。
成功するのがいかに難しいか、9年間に分割したとしてもその成功の難しさは容易に想像出来ます。

百日回峰行という修行もある

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大峯千日回峰行の前に百日回峰行という百日間だけやる修行があり、それを乗り越えた認められた者のみが大峯千日回峰行を許されるのだそうです。

歴代でもそもそも挑戦者の少ない大峯千日回峰行。
その理由は、まず百日回峰行を成功させて許可をもらわなければいけないからだそうです。

百日回峰行でも修行内容は変わらないので、死者となる覚悟で挑み、達成してから許可を得ることになるのですが、そこであまりにも苦しかったならば辞退するのが普通ですよね。

そこでまだまだいけると感じた人のみが大峯千日回峰行に挑戦するのです。

【大阿闍梨への道】大峯千日回峰行で歩く場所は獣道のように険しい

大峯千日回峰行は獣道のような道を提灯を使って歩く

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大峯千日回峰行は夜中の0:30より歩き始めるので、当然真っ暗です。提灯一つ持って、雨だろうが嵐だろうが歩きます。

極限の体力下で、一歩間違えれば死者となる修行が続く大峯千日回峰行は、夜中から修行が始まります。
夜中の0:30に歩き始めるらしいのですが、真っ暗な獣道を歩くため、提灯片手での山登りになるのだそうです。

へとへとで、しかも栄養失調という体調で、一人きりで真っ暗な山の中をひたすら歩いていたら、死んでしまいたいと考えてしまいそうですよね。

一歩間違えれば崖から落ちる

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今では元気そうな大阿闍梨「塩沼亮潤」さんも、常に死と隣り合わせで、一度は崖から落ちそうになったところを、不思議な力で助けられたと言います。

歴代二人目の大峯千日回峰行達成者となった塩沼亮潤さんは、大峯千日回峰行の挑戦中不思議な体験をしました。
眠すぎる状態で、歩きながら寝るような感じで歩いていたところ、何者かに足をガシっと捕まれたのだそうです。

驚いて見渡すと、そこは崖っぷち。周りを見渡すと、誰もいなかったのだとか。
仏様に助けてもらうという経験をしたと語った塩沼亮潤さんですが、一歩間違えば死が確実だったのですね。

【大阿闍梨への道】大峯千日回峰行中の食べ物はおにぎりと水と一回の精進料理だけ

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一日中歩き回るというのに、一日に食べるのはおにぎり二つと500mlの水と、一度の精進料理という過酷な修行です。

大峯千日回峰行とは最も過酷な修行ですので、食べ物もかなり制限されています。
一日に食べるのはおにぎり二つと500mlの水と、一日一度の精進料理。
48kmも歩き回りながら、制限されたメニューしか摂取できないので栄養失調に陥ります。

【大阿闍梨への道】栄養失調により一ヶ月経つと爪が割れる

栄養失調による体の異変

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大峯千日回峰行は一年に四ヶ月間行いますが、おにぎり2つと500mlの水しか摂取しないため、栄養失調により爪が割れ、三ヶ月すると血尿が出るほど衰弱します。

栄養失調に陥りだすと、まず爪がぼろぼろになり割れるのだそうです。
そして次は血尿が出始めるのだとか。

しかし、どんなに苦しくても歩みを止める訳にはいきません。
大峯千日回峰行とはそういう苦難が起きることを前提とした修行だからです。

人はどこまで栄養失調に耐えられるのか?

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日本では栄養失調で亡くなる方が殺人事件の被害者の4倍いるそうです。
普通に生活をしていても栄養失調になったりするのに、大峯千日回峰行はさらに過酷な栄養失調状態に陥ります。

栄養失調で亡くなる人数は、殺人被害者の4倍と言われているそうです。
人数で言うと、1700人ほど。豊かな日本ではありますが、それでも栄養失調で死者が出てしまいます。

豊かな生活をしていても栄養失調が起こるのに、大峯千日回峰行ではそれ以上の栄養不足となりますので、まさに死と隣り合わせということが分かります。
大峯千日回峰行とは本当に過酷な修行なのです。

【大阿闍梨への道】修行の最後には九日間の壮絶な試練が待っている

飲まず・食べず・寝ず・床に倒れてはいけない9日間

出典: http://shionuma-ryojun.com

五日目からうがいは許されるそうですが、本当に飲まず食わずで9日間過ごすそうです。三日目からは体から死臭がするとか。

最後に堂入りという修行が行われます。
堂入りとは、9日間飲まず、食わず、寝ず、床に伏せてはいけないという最後の試練のこと。

この堂入りが最も過酷な修行で、唇は乾ききり、体からは死臭がし、幻覚も見えるのだとか。
堂入りのあとは普通の生活に戻れるので、それを頼りに頑張るしかありませんね・・・。

生きて出てこられる確率は50%だと言われている

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9日間飲まず食わずの間も、一日に三回勤行はしなければいけません。極限状態の中でどんなことを考えるのでしょうか。

堂入りとは飲まず食わず寝ずの試練だと先述しましたが、通常の人間ですと、3日間で倒れてしまうそうです。
睡眠をとらないということも体には大きなダメージですし、水をとらないと死んでしまうのが普通なはずです。

しかし、極限まで鍛え上げられた、屈強なお坊さんだからこそ絶えられる9日間の地獄。
大峯千日回峰行とは、人間の限界の限界まで追い詰める修行内容なのですね。

千日回峰行が無事終わると薬湯を飲む

無事に終えると、最初に薬湯を一口だけ飲む

出典: http://www.kanekin-ogura.co.jp

吉野の大峯千日回峰行と比叡山の千日回峰行は少しやり方が違う部分があるようですが、比叡山の千日回峰行では最後に薬湯を飲みます。

後述する比叡山の千日回峰行の動画では、堂入りの最終日を終えたあとに薬湯を一口だけ飲んでいます。
薬湯とはその名の通り、薬の入ったお湯のこと。
いきなり食べたりはせず、まずはお湯を少しだけ飲むことで体力を回復させます。

完全空腹時にいきなり食べ物を食べると死ぬこともある

出典: https://r.gnavi.co.jp

絶食が続いたあとにいきなりご飯を食べると、消化する力が衰えすぎて消化出来ず、死ぬこともあるそうです。

9日間も飲まず食わずでいた経験のある人はそうそういない筈ですが、ここまで断食したあとにいきなり食べるとどうなるか、ご存知でしょうか?
実は、いきなり食べると死んでしまう恐れがあるのだそうです。

せっかく自害覚悟の挑戦を乗り越えたのに、食べて死んでたら悲しいですよね。(笑)

体力があまりにも無い状態になると消化力も当然弱まってしまいます。
そんな胃に突然消化の必要な物をいれてしまうと、体力が追いつかず倒れてしまうのです。

大峯千日回峰行に挑んで亡くなった死者はいるのか?

過去に死者はいるはずだが、詳しい人数は記録されていない

出典: http://trendjack.net

1983年に満行をした、大峯千日回峰行一人目の達成者「柳澤眞悟」さん。1300年の歴史の中で、達成されたのは結構最近のことだったのですね。

歴代で達成人数が二人だけの大峯千日回峰行ですが、一人目は意外と知られていませんよね。
その歴代の人、初代達成者が画像の柳澤眞悟さんです。

達成したのは35歳の時で、1983年。44年程前のことになるんですね。
歴代の人がこんなに少ないのは、もちろん挑戦者が少ないからということですが、塩沼亮潤さん曰く「途中で失敗して死者となった人もいるでしょうね」とのこと。

死者の数は記録されていないらしいですが、全員修行から途中で断念し、逃げたわけじゃないことを思えば、それもそれで達成だとも考えられますよね。

死者も出ている苦行に挑んだ歴代の2人の挑戦者達には敬意を表したくなります。

千日回峰行に挑んだ人数は51人・戦後では14人と言われている

出典: http://kayo0130.hatenablog.com

山は違えど、比叡山での大峯千日回峰行を終えた釜堀さんの画像。

吉野の大峯千日回峰行は歴代で達成者が二人、後は死者となってしまった過酷な挑戦ですが、比叡山の千日回峰行を達成したのはこれまで51人で、戦後では14人、達成されているようです。
死者の数は分かりませんでしたが、まず百日回峰行を行ってから許可されるようですので、ほとんどの方が達成されたのでしょう。

大峯千日回峰行の失敗=切腹は命を軽んじている訳ではないらしい

大峯千日回峰行は死ぬ気で挑むことを要求される修行

出典: https://ja.wikipedia.org

修行中の行者の姿。この姿で雨の中、嵐の中歩き続けます。こんな簡単な服装で山登りをするなんて信じられませんね。

歴代で達成人数が二人しかいない大峯千日回峰行は、失敗=切腹の過酷な修行です。
「死ぬ気で挑む」を、言葉通り実践しなければいけないので、そもそもの挑戦人数が全然いないようですね。

失敗=切腹とすることで、無駄な挑戦を止めている

出典: https://ameblo.jp

失敗をすると自害することで、一般の修験道の方の無謀な挑戦を止めているのだそうです。
一旦行えば、必ずやりぬかなければいけません。

失敗=切腹としているのには、絶対に達成しなければいけないということと、無駄に挑戦人数が増えるのを抑える目的があるようです。
簡単に挑んではいけない大切な修行なので、絶対に達成出来る者のみが挑戦出来るのですね。

大峯千日回峰行を終え大阿闍梨となると講演や書籍執筆を頼まれる

TEDでの大阿闍梨「塩沼亮潤」の講演

出典: http://blog.goo.ne.jp

有名な講演会「TED」で講演をする大阿闍梨「塩沼亮潤」さん。平和な世の中になるよう願っていることを講演の中で話しました。

TEDでの講演では、まず始めに大峯千日回峰行の内容について語りました。

1300年の歴史の中で達成者が二人しかいないことや、自害覚悟の挑戦であること、どれだけボロボロの体になるかなどを語ったあとに、大峯千日回峰行で学んだことを聴衆に話しました。

そのあとに、日本が大震災を経ても和を保ったすばらしい国であること、この和を世界に広げていかなければいけないことを話し、講演を終えました。

大阿闍梨「塩沼亮潤」の書籍も沢山出ている

出典: http://jinnsei62.blog.fc2.com

大阿闍梨「塩沼亮潤」さんの出した書籍。
「生きる伝説」と言っても過言では無い存在になれば、執筆依頼の話しがわんさか来るのも頷けますね。

歴代で二人目の成功者となった塩沼亮潤さんは書籍も多数執筆されています。人気があるからこそ、何冊も出版出来ているのでしょうね。

一躍人気者になる大阿闍梨様

出典: https://ameblo.jp

大阿闍梨様に会えるというのはとても貴重な体験なので、大勢の人がこぞって会いにきます。

歴代二人目の達成者となった塩沼亮潤さんは大人気になり、講演会場には一目会いたいという方が沢山来られるようです。
とっても嬉しそうですね!

出典: http://www.saisetsu.or.jp

無料講演にも積極的に出向く大阿闍梨「塩沼亮潤」さん。顔が澄み切っていて、心が清らかなのがポスターでも分かりますね。

歴代達成人数が二人しかいない過酷な大峯千日回峰行達成者ともなれば、講演料が無しでも駆けつけてくれるようです。
流石はお坊さんですね!

出典: http://business.nikkeibp.co.jp

大阿闍梨「塩沼亮潤」さんが人生で大切にしていることは後述する三つだけですが、しかし一度お会いして話を聞いたり、悩み事の相談にのってもらいたくなってしまいますね!

1300年の中で歴代達成人数が二人しかいない修行を達成した、生きる伝説「塩沼亮潤」さん。
一度会ってみてお話しをしてみたいものですが、塩沼亮潤さんが生きる上で大切にしていることは非常にシンプルなものですので、誰でも実践することが出来ます。

大峯千日回峰行を成功させた大阿闍梨の悟り①よく反省すること

出典: http://wedge.ismedia.jp

三つの大切なことの内、一つ目に「反省すること」を掲げる大阿闍梨「塩沼亮潤」さん。
様々な試練を超えて辿り着いたのは、人との和だったようですね。

自害を覚悟で挑んだ大峯千日回峰行で学んだこと、悟ったことが三つあったそうです。
その最初の一つが「よく反省すること」。

確かに、反省無くして未来はありませんよね。
よく反省をすることで、良い未来を作っていくべきだと考えているようです。

大峯千日回峰行を成功させた大阿闍梨の悟り②よく感謝すること

出典: http://jinnsei62.blog.fc2.com

書籍の中にも感謝することを書いている大阿闍梨「塩沼亮潤」さん。全てに対してありがたみを感じるのだそうです。

自害覚悟で挑んだ大峯千日回峰行での学びの二つ目は、よく感謝をすること。
塩沼亮潤さんは毎日、始まりと終わりに様々なことに感謝しているようです。

感謝することで世界に平和が、循環をするようになるのでしょう。

大峯千日回峰行を成功させた大阿闍梨の悟り③思いやりを持つこと

出典: https://lohaco.jp

最後に大阿闍梨「塩沼亮潤」さんは思いやりをもつことと言いました。思いやりを持って接することで、和が達成されるのですね。

自害覚悟の大峯千日回峰行で学んだ最後の悟りが、思いやりを持つことだそうです。
思いやりを持つことで、平和が保たれますよね。

平和な世の中にしていく為に行うべき三つの学びを、塩沼亮潤は今も大切にしています。

比叡山の大峯千日回峰行を成功させた大阿闍梨「酒井雄哉」

元ダメ人間!?妻も自殺してしまい人生のどん底からスタートした大阿闍梨「酒井雄哉」

出典: http://www.strong4649.com

人生ダメダメなところからスタートした、比叡山の千日回峰行を二回成功させた大阿闍梨「酒井雄哉」さん。酒井雄哉さんの言葉には温かさが溢れています。

比叡山の千日回峰行を二回も達成した二千回峰行の大阿闍梨「酒井雄哉」さん。
酒井雄哉さんのことを、比叡山の千日回峰行を行うなんて凄い人だと思われるかもしれませんが、酒井雄哉さんは実は元ダメ人間だったそうです。

酒井雄哉さんは中学は行ってない、アルバイトも挫折、友達にウソをついて悪いことをする、奥さんは二ヶ月で自殺してしまうなど、悪いことばかりが人生に続いていたところ、比叡山に連れていかれました。
そうしてお坊さんと話している内にお坊さんになれとお誘いがあり出家。

そして酒井雄哉さんは結果的に千日回峰行を達成することとなりました。

テレビに出演した際の大阿闍梨「酒井雄哉」

酒井雄哉さんの千日回峰行に密着取材をしたテレビ番組動画です。
酒井雄哉さんが動画の中で、途中で死んでも自然に帰っていくという発言をしています。
自害や死を覚悟しているからこそ出来る挑戦ですね。

比叡山と吉野の大峯山では難易度が違う

出典: https://ameblo.jp

比叡山の千日回峰行と比べて、吉野の大峯山で行われる大峯千日回峰行は二倍のキツさだと言われているそうです。その為、1300年の歴史の中で二人しか達成していないようですね。

達成出来なければ、途中で諦めれば自害をしなければいけないのは比叡山も吉野も同じなのですが、実は比叡山と吉野の千日回峰行は難易度が違うそうです。
内容はかなり似ているのですが、なんと吉野は倍もキツイと言われているのだとか。

その理由は道中の道が吉野はとんでもなく険しいからのようです。
自害する覚悟を持って、倍もキツイと言われている吉野の大峯千日回峰行に挑んだ塩沼亮潤さんは、本当に凄い人ですね。

まとめ:大峯千日回峰行を成功させるには死の覚悟が必要

出典: http://jinnsei62.blog.fc2.com

全てが映像のように見えたという大阿闍梨「塩沼亮潤」さん。極限まで行くと、人間は違う世界に辿り着くのかもしれませんね。

今回の大峯千日回峰行まとめはいかがでしたでしょうか?

途中で失敗をすれば自害しなければいけない過酷すぎる大峯千日回峰行ですが、達成すれば大阿闍梨となり伝説の人となれます。
しかし、大阿闍梨となったとしても名声にうぬぼれることなく、日々淡々と、平和を願って過ごして生きているようです。
精神の修行を重ねているお坊さんだからこそですね。

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