2021年05月28日公開
2021年05月28日更新
ブルゾンのド定番「バラクータG9」とは?着こなし術&メンズコーデ
バラクータのG9という万能なヴィンテージアウターを知ってますか? シンプルなデザインで機能性の高いアウターで、世界中の有名人が愛用しています。 この記事では、そんなバラクータのG9などのアウターの特徴や着こなしについてご紹介します。
目次
傑作アウターのバラクータG9を知っていますか?
バラクータのG9というスイングトップは大人の定番ヴィンテージアウターです。
シンプルなデザインなので着る人の年齢を問わず誰にでも似合う服です。
今回はそんなG9を含め、バラクータのブルゾンを紹介していきます。
バラクータとは?
バラクータは1937年にイギリスで作られたブランドです。
バラクータといえばG9というスイングトップになります。
スティーブ・マックイーンや、日本では高倉健さんなど、世界中の有名人が着用したこともあり、未だにその人気は絶えません。
バラクータG9とは?
バラクータのG9は創業当初に生産が始まり、未だに人気を博してる秀逸なヴィンテージアウターです。
多くの有名人が着用しており、G9といえば「硬派な男」のイメージを持っていいる方も多いかと思います。
また、「スイングトップ」という呼び名は和製英語であって、海外では「ハリントンジャケット」という呼び名が一般的のようです。
G9のデザインにはいくつもの特徴があります。
まず襟は「ドッグイヤーカラー」と呼ばれており、その名の通り犬の耳に似たような形をしています。
また、スポーツウェアなどに用いられるラグランスリーブを採用しており、動きやすい服になっています。
袖口と裾はリブ編みになっており、外気が入り込むのを防いでくれます。
背中にはアンブレラヨーク(アンブレラバックベント)がついています。
これは降り掛かった雨がコートに浸透する前に水滴を落とすための構造になっています。
表地は撥水加工がされており、裏地はクールマックスを使ったフレイザータータンチェックになっています。
クールマックスとは、通常の綿素材と比較して5倍の速さで汗を吸収、蒸発させ、適切な湿度を保持し体温を下げる新素材技術のことです。
つまり、汗っかきの方におすすめな服ということですね。
これらの特徴があるG9ですがあくまでも表のデザインはシンプルで、前側にはポケットが2つとダブルジッパー、ドッグイヤーカラーが見えるだけになっています。
それゆえに着こなししやすい服になっています。
オリジナルのヴィンテージなG9はゆったりめのサイズ感で作られています。
2013年にバラクータでは大きな仕様変更があり、元々のヴィンテージな方は綿100%だったのに対し、新しい「モダンクラシック」のG9は綿とポリエステルの混紡に変更。
また、ヴィンテージのオリジナルG9と違ってサイズ感がかなりスリムになっています。
最近の流行に合わせてスリムなサイズ感になったようです。
スリムなモダンクラシックのG9が出たことで着こなしの幅が広がりますね。
バラクータG4とは?
バラクータG4はG9のリブをなくし、着丈がすくし長くなった服になります。
別名ドライビングコートとも呼ばれています。
G4もモダンクラシックの作りなので、スリムなサイズ感になっています。
バラクータG10とは?
バラクータG10はG4のステンカラーコートバージョンです。
G4からG10での変更点は、襟がドッグイヤーカラーからステンカラーに変わったのと、丈がコート丈になった点です。
G10もモダンクラシックなのでスリムなサイズ感の服に仕上がってます。
バラクータ別注モデル一覧
ウールメルトンスタンドカラーブルゾン
バラクータG9をウールメルトンを使用してアンルート風にアレンジしたスタンドブルゾンです。
G9のデザインの裾の切り替えやシルエットにスポーツ要素を取り入れることで現代風に仕上がってます。
また、適度なゆとりのあるサイズ感になっています。
出典: http://zozo.jp
BARACUTA Icon Models×BEAMS PLUS / 別注 スイングトップ“G-9”ブルゾン(2TONE)
イタリアWP社がプロデュースする新生バラクータ。
かつて存在した2トーンのスイングトップをより現代的な配色にしたモデルです。
配色はネイビー(ボディ)×レッド(リブ)とグリーン(ボディ)×ネイビー(リブ)の2種類展開になっています。
出典: http://zozo.jp
BARACUTA(バラクータ): SHIPS(シップス) 別注 フィンクスコットン G-40
かつて1970年代にG10として販売されていた廃盤モデル(ステンカラーコート仕様の現行G10とは異なる)をG40として、SHIPSの別注により復刻されたスイングトップになります。
袖口がG9と異なりカフス仕様に、裏地はイギリスの老舗シャツ生地メーカーのトーマスメイソンに別注したブラックウォッチ柄を採用している点が特徴。
このG10スイングトップに使われている素材は、エジプト綿の中でも10%程度しか取れないフィンクスコットンを贅沢に使用しています。
そのため、綿とは思えない滑らかな肌触りと軽さが特徴となっています。
出典: http://zozo.jp
BARACUTA:【G40】 テックウール
こちらもSHIPSの別注により、かつてのG10をG40として復刻させたモデル。
こちらは合繊とウールの混紡生地を使用し、機能性の高い服に仕上がっています。
爽やかで男らしい上品な雰囲気になっています。
出典: http://zozo.jp
BARACUTA×BEAMS PLUS / 別注 G9 クラシックモデル
ヴィンテージなオリジナルG9の面影を復活させたBEAMS PLUSによる別注モデル。
ややゆったりとした当時のヴィンテージなサイズ感、表地を綿100%で作られたスイングトップです。
ただし、ヴィンテージなオリジナルのG9とこの服には一点だけあり、フロントのWジップである所だけが異なります。
出典: http://zozo.jp
スティーブ・マックイーンも愛用していたバラクータG9
「バラクータのG9と言えばスティーブ・マックイーン」という方は多いのではないでしょうか?
筆者を含め若い世代の方はおそらく知らないと思いますが、アメリカの映画俳優「スティーブ・マックイーン」という方がいまして、映画でも私生活でもバラクータのG9を愛用していたそうです。
スティーブ・マックイーンの友人で写真家のウィリアム・クラクストンの写真集の中では、ライトカラーのG9を着たスティーブ・マックイーンの姿が数多く見受けられます。
そのためこの色はマックイーン・ストーンと呼ばれるようになったとも。
日本人では高倉健さんがバラクータG9を着ていた!
一部の世代の人たちにとっては「バラクータのG9と言えばスティーブ・マックイーンではなく高倉健」というくらい、高倉健さんも愛用していたそうです。
高倉健さんは最後の主演作品となった映画「あなたへ」でバラクータのG9を着用していました。
映画でも私生活でも愛用していたそうで、色違いで何枚もバラクータのG9を持っていたようです。
バラクータのメンズ着こなし一覧
バラクータG9のメンズ着こなし①
キレイめな組み合わせの上にオリーブのG9を合わせた着こなし。
オリーブと白に赤がアクセントになっていてとてもおしゃれなコーデですね。
バラクータG9のメンズ着こなし②
全体的にダークトーンで揃えたキレイめコーデです。
収縮色である黒のG9を着ることでスリムな印象を与えてくれます。
また、わずかに見えるG9の裏地がアクセントになっていておしゃれですね。
バラクータG9のメンズ着こなし③
ベージュのG9に黒のスキニーパンツを合わせたコーデ。
全体的にスリムなIラインシルエットができてますね。
また、ベージュと黒の配色も良い感じです。
バラクータG9のメンズ着こなし④
黒インナーに黒のスキニー、そこにカーキのG9を合わせたコーデです。
G9以外を黒系に統一し、スキニーパンツを穿くことでスリムな印象を与えていますね。
バラクータG9のメンズ着こなし⑤
ネイビーのG9にベージュのチノパンを合わせたコーデです。
色が大きく暗色系と明色系に分かれててバランスよくまとまっています。
暗色系カラーのG9だと裏地のチェックがアクセントになり、かっこよく映りますね。
バラクータG9のメンズ着こなし⑥
赤のG9に白のチノパンというかっこいい組み合わせ。
どちらもスリムなシルエットでとにかくおしゃれですね。
バラクータG10のメンズ着こなし
最後はバラクータのG9ではなくG10の着こなしです。
ネイビーのG10にベージュのチノパンという組み合わせでおしゃれに決まっています。
さらに黒のドレスシューズで全体的にキレイめなコーデに。
ネイビーとベージュの組み合わせもなかなかいいですね。
最後に
いかがでしたか?
バラクータのG9やG4、G10はシンプルなデザインゆえに、どんな人にも似あう万能なアウターに仕上がっています。
モダンクラシックラインのG9とスキニーパンツを組み合わせるだけでIラインシルエットの完成です。
1着手に入れてみてはどうでしょうか?
きっと手放せなくなること間違いなしです。