2021年05月28日公開
2021年05月28日更新
ブヨに刺されたら?症状写真や対策、生息地まとめ。腫れが治らない虫刺され
ブヨに刺された経験のある人はいますよね。ブヨに刺された写真もよく見ますが、普通の虫刺されと症状が違いますよね。すごく腫れますよね。虫刺されの薬をつけても腫れた症状は治らなかったんじゃあありませんか、いろいろな症状の写真も取りいれながら、対処法をご紹介します。
目次
- 1ブヨに刺されないための対策で、どのような服装が良いの?
- 2知らないうちに『ブヨに刺された!』めっちゃかゆくて痛くて大騒ぎ!3か月過ぎてもまだ刺された跡は治らない!うずく『ブヨ』って何なの?
- 3そこで、憎っくきブヨを徹底解剖することに・・・そもそもブヨって何?
- 4ブヨって、どこにいるの?生息地は?どんな生活をしているの?
- 5ブヨに刺された時の症状って、こんなにすごいんです。刺された跡、腫れ始めてかゆい症状が出始めた写真
- 6『ブヨに刺されたら』とどんな症状が出るの?かゆいの?痛いの?腫れるの?
- 7『ブヨに刺されたら』どのくらいで、症状が出てくるの?腫れてくるの?
- 8『ブヨに刺されたら』かゆい症状が出る前に、まず対処しなければならないこと
- 9ます、いろいろな症状が出る前に、刺された跡にする対策で後のかゆみが違います。
- 10ブヨに刺された特徴は、症状が出るのが遅いです。症状が出てしまってからの対処の方法
- 11対処しても皮膚の腫れが治らなかったり、刺された跡の痛みがへらなかったりした場合は、虫刺されの薬を使いましょう。
- 12ブヨに刺された跡の症状が、軽ければ効果が見られる虫刺されの薬
- 13市販薬でも、抗ヒスタミン剤が含まれていて、刺された跡がかなりひどい症状でもの効果が期待できる虫刺されの薬
- 14虫刺されの跡が、びっくりするぐらい腫れて我慢できないかゆみを抑える最強の薬(虫刺され以外でも使用できます。)
- 15それでも、虫刺されの跡の症状や腫れが一向に治らない時は病院に行きましょう。
- 16ブヨに刺された跡の腫れはどのくらいで治るの?治らないの?
- 17ブヨに刺されないための対策は、何かあるの?
- 18ブヨ以外にも刺されたら大変な虫はどのくらいいるの?
- 19もし、ペットが運悪く刺されてしまったら・・・
- 20まとめ
ブヨに刺されないための対策で、どのような服装が良いの?
知らないうちに『ブヨに刺された!』めっちゃかゆくて痛くて大騒ぎ!3か月過ぎてもまだ刺された跡は治らない!うずく『ブヨ』って何なの?
多分都会のど真ん中、会社の近所にチョッと大きな公園があって、そこを通るときにちょっと草むらに入ってしまい・・・多分その時にブヨに刺された!左足ふくらはぎ5か所。 通ったのは午前中、夕方あたりから「かゆいなあ?」と思って無意識に掻いていました。
事務所常備の普通の虫刺され薬をぬって2~3日、事務所で仕事をしながらボリボリ、とにかくかゆい!家で家事をしながらボリボリ、寝ている時も無意識にボリボリ。とにかくかゆい!ちっとも治らないんです。なんと、初めから美脚ではないが、左足が腫れあがってパンパン。パンツの左足だけが入らない!!階段の上り下りが痛い!たかが虫刺されで?と侮ってはいけなかった。治らないどころか、だんだん悪化してすごすご病院に行く羽目になりました。
『ブヨに刺された跡』の写真!3か月過ぎてもブヨに刺された跡は、治らないんです。
病院に行ってまず聞かれたことは、「何に刺されたの?」自覚のない私は「さあ?」医師は、いつどこで刺されたの?「多分、三日前にあそこの○○公園の中で」「ああ。刺されたときは、何も感じなかったの」「はい」医師は、腫れ具合やかきむしった後の傷を見て、「ブヨにやられたね、掻いちゃだめだよ、雑菌入って化膿しているね。熱があるでしょう。」と、抗生物質を点滴していただき、飲み薬抗生物質を1週間分とステロイド剤の塗り薬を3本頂いて帰りました。刺された跡見事には腫れ上がり、毎日薬をせっせとぬり、飲みました。治らないとあきらめかけていたかゆみも収まり後は跡だけです。
そこで、憎っくきブヨを徹底解剖することに・・・そもそもブヨって何?
ブヨとは、正式名称はブユと言い、ハエ目ユスリカ科の属する昆虫だとわかりました。
ブヨは、関東之方言で、関西ではブトと呼ばれるそうです。小バエみたいな虫です。トンボと同じで幼虫の時にきれいな水に住んでいるので、生息地は野山に多く、住宅地ではあまり見かけないそうです。キャンプやハイキングなどのような生息地に近い野山でよく被害を受ける場合が多いそうです。
ブヨが刺す時の特徴は?ほかの虫とどう違うの?ブヨの生息地、川のそばで大量発生した写真)
ハエでも、蚊でもでも近づいてくるとブ~ンと羽音が聞こえてきますよね。でも、ブヨは音がしないんです。そして、大群で襲ってくるんです。ブヨの見た目はコバエに似ています。「ブヨに刺された!」と言いますが、実は、違うんです。蚊は口が細い吸血用の針になっていて、皮膚に刺して吸うのに比べると全然違うんです。ブヨはなんと!私たちの皮膚を噛み千切って血を吸ってきます。刺されたというよりは、咬まれた状態になります。
ブヨって、どこにいるの?生息地は?どんな生活をしているの?
生息地の水辺で大量発生の写真
ブヨは、蚊やアブと同じで、メスだけが血を吸います。そして、ハエの仲間ですが、ハエよりも小さく体長2~5㎜程度です。透明な羽を持ち、体は黒っぽく丸まったような形をしているものが多いです。天敵はトンボやカマキリなど肉食昆虫です。日本では約60種が生息していています。ブヨは全国各地に生息地があります。きれいな水が流れていれば、必ずブヨの生息地になります。先程も書きましたが、コバエに似ています。ブヨの特徴でハエの仲間と一番違う点は、血を吸う吸血昆虫であることと、生息地にきれいな水が流れていることです。
ブヨの生息地はどこ?
ブヨの生息地は日本全国ですが、特に、幼虫が水中で生活しているため、ブヨの生息地には、水が流れているそばです。ですので、ブヨに刺された事例が多いのは、山奥のキャンプ場です。逆に川が流れていない住宅地では、ほとんど見られませんでした。でも、この頃は、都会でも水質汚染が浄化されてきてきたり、模擬渓流を作ったり、公園の中の環境整備が整ってきているので、都会でも、生息地が増えていて庭や公園でも被害にあう人が増えています。
ブヨは環境が整った生息地があれば、一年中いますが、季節としては春や夏が多くあまり寒い時は、活躍しません。でも、真夏は、日中の気温の高いときよりも朝夕の涼しい時間帯に大活躍します。
ブヨの産卵の写真
ブヨは、生息地の水中や水際に卵を産みます。卵は約10日でかえり、幼虫は水辺の岩の表面や水草にくっついて生活して、3~4週間でそのまま水中で蛹になります。そして、生息地そばの陸に上がり約1週間で羽化します。
気温の高い時は、あまり活躍しませんが、曇りや雨など湿気が高く日射や気温が低い時は時間に関係なく大量派生して、群れで、飛んでいます。
ブヨに刺された時の症状って、こんなにすごいんです。刺された跡、腫れ始めてかゆい症状が出始めた写真
ブヨに刺された跡は、皮膚が噛み切られているので、皮膚が破れ出血点が残って軽い出血や点状の出血があります。人の血を吸っている時間は1~2分程度ですが、チクッとした痛みを感じる場合もあれば、咬むとき麻酔成分を残すので全く感じない場合もあります。でも、刺された跡は、はっきりわかります。その後、水ぶくれが現れる場合もあります。かゆいのでたまらなくなります。こうなるとなかなか治らないです。
『ブヨに刺されたら』とどんな症状が出るの?かゆいの?痛いの?腫れるの?
ブヨの大群に刺された跡の腫れてかゆい症状の写真
ブヨに刺された直後は、蚊に刺されたように皮膚が膨らんでいるだけで、最初は余りかゆいことも痛いことも感じないことが多いんです。ですが、何となく違和感を覚えてきます。「あれ、蚊に刺されたかな?」と思って、掻いたり、虫刺されの薬をつけたりしていると、数時間から翌日頃に刺された所を中心に広範囲にわたって患部が赤く腫れあがり、かゆいだけでなく激しい鈍い痛みを伴って腫れがなかなか治らないんです。そこで、初めてブヨに刺されたと気づく場合が多いです。とにかくかゆいんです。そしてだんだん痛くなるんです。
『ブヨに刺されたら』どのくらいで、症状が出てくるの?腫れてくるの?
翌日に刺された跡が、腫れあがってしまった写真こうなるとなかなか治らないです。
アレルギー体質だったり、以前に何回も刺されていたりいたりとか、個人差がかなりありますが、放っておくと翌日以降に患部が通常の2~3倍ほどに赤く膨れ上がりかゆいだけでなく、鈍い痛みや発熱の症状が1~2週間程現れます。その時にかゆいので掻きむしって雑菌に感染してしまったりすると、化膿してしまう場合があります。その後、リンパ管炎やリンパ節炎を併発したり、呼吸困難になったり重篤状態に陥ることもあります。
咬まれた部位によっては、腫れが1ヵ月以上ひかないこともままあります。そして慢性蕁麻疹の状態になってしまうとなかなか治らないで完治に数年かかることもあります。
『ブヨに刺されたら』かゆい症状が出る前に、まず対処しなければならないこと
人の皮膚にとまっているアブの写真
何度も書いているように、ブヨに刺された場合はその時は余り症状もなく『刺された!』と気が付く事が少ないため放置してしまいがちになってしまいます。でも、ブヨに刺された時、即対処するかしないかで後々現れるかゆい症状や痛い症状を減らす事ができます。もし、草むらや渓流等で虫刺されらしき跡を見つけた場合はかゆい症状があらわれる前に、まず、ブヨに刺された可能性を考慮して対処し方がよいようです。。
まず、刺された跡があったならば、かゆい症状が出てくる前に毒を絞り出す対処をしましょう。
刺された跡に気づいたら、症状が悪化するのを防ぐためにすぐに対処して毒素を絞り出しましょう。まず、雑菌が入らないように刺された場所や、手はきれいな水で洗い消毒をしましょう。そして、刺された跡の周りの皮膚を強く抑えて、爪で強くはさむようにして血と一緒に酵素毒を絞って流しましょう。ブヨは、噛み千切っているので、刺された跡の皮膚は傷になっていて、血がにじんでいるはずです。刺されてすぐでしか効果がないことに注意しましょう。決して、口で、吸っては、いけません。かゆいと感じたときは、もう遅いです。
毒素を出す注射器のような器具が、薬局や通販で買えます。
ブヨに刺されたら、まず、体の中から毒を取り出すのが一番の対処方法です。体の中から毒素が出れば、その後の症状もかなり緩和されます。でも、慣れない素人は、頭でわかっていてもどうやったかわからないことが多いです。現場では、舞い上がってしまうことも多いです。その時に役立つのが≪ポイズンリムーバー≫という道具です。注射器のような形で毒を絞りだすのが楽に素早くできます。緊急の場合は、爪を立てて絞り出す方法が一番ですが、それだと痛いし、雑菌が入ってしまう可能性もあります。ですので、≪ポイズンリムーバー≫をいつも用意しておくと苦痛もなく確実に毒を出すことができます。ドラッグストア、薬局、通販で手軽に買えます。刺された跡に当てて、注射器で採血をする要領で傷口から毒素を出すことができます。子どもが、キャンプや、川遊びをするときは必ず持っていると便利です。
ます、いろいろな症状が出る前に、刺された跡にする対策で後のかゆみが違います。
ブヨに、刺されて気付いてまだかゆみや痛みが出ていないときは、毒を絞り出せても出せなくても、傷跡を温めてみて下さい。ブヨの毒素は熱に弱い特性を持っているからです。皮膚を温かめのお風呂位の43度以上で10分以上温め続けると毒素を中和させることができます。毒を絞り出した後も効果があります。その後の症状がかなり軽くなります。
刺された跡の毒素を弱めるための対策は皮膚を温めましょう。
できれば熱めのシャワーで患部を5~10分程度かけ流しながら、毒を搾り出して…ということができれば良いのでしょうが、外出先だとなかなか設備がないので、カイロやホットドリンクを患部に当てるなどという方法がよいでしょう。くれぐれも、かゆみが出始めてからは温めないでくださいね!逆効果で、余計かゆみが増してしまいます。あくまでもかゆみや痛みの症状が出る前の対処方法です。
ブヨに刺された特徴は、症状が出るのが遅いです。症状が出てしまってからの対処の方法
数時間後にかゆくてたまらなくなって痛みの症状が出始めます。
ブヨに刺された直後に気づかなかったり、毒素を取り除いたの、かゆみが出てきてしまったりした場合は、とにかく冷やします。何の対処もしないと数時間たって痛みとともに猛烈なかゆみが起こります。残された毒素のためにかゆみや腫れは起こります。刺された跡は最初少し斑点状に腫れる程度ですが、症状が強い場合は数時間後に2~3倍に腫れあがり、体液が滲みだして水ぶくれになることもあります。この状態にまでなると、遅延型反応と呼ばれる頭痛や発熱を伴う症状がおこります。痒みが出てきたということは、すでに炎症がおきかけているので、進行を抑えるため保冷材とか氷を使ってしっかり冷やします。
刺された跡は、掻いて化膿したら困るので、保護しましょう。
また、刺された跡は、決して掻かないでください。掻けば掻くほどヒスタミンが放出されてかゆくなります。子供の場合はどうしても掻いてしまうので、大きめのバンドエイドとか伸縮包帯やパッチシートのようなアイテムを使い、掻いても傷つかないように皮膚を保護しましょう。
ブヨに刺された跡は、傷ついているので、感染しないように対処しましょう。
ブヨに刺された跡は、蚊やアブなどに比べて傷口が広く傷ついています。そしてブヨに刺された跡は、尋常ではない痒さです。あまりのかゆさに掻いてしまいやすいので雑菌に感染しやすいです。とにかく刺された跡は常に消毒をして清潔にしておきましょう。
対処しても皮膚の腫れが治らなかったり、刺された跡の痛みがへらなかったりした場合は、虫刺されの薬を使いましょう。
虫刺されの跡が腫れた皮膚に薬を塗る図
ブヨに刺されたら蚊の唾液などとは違う成分の酵素毒が体に入ってしまうので、普通の虫刺されの薬ではあまり効果が見られないことが多いです。ブヨに刺された跡に残された酵素毒は、刺された跡にヒスタミンを放出させて強いかゆみを起こします。ですので、抗ヒスタミン剤が含まれている薬がこれを抑えてくれます。
ブヨに刺された跡の症状が、軽ければ効果が見られる虫刺されの薬
一番オーソドックスな虫刺されの薬【キンカン】(写真)
虫刺されの薬で、一番誰でも知っている【キンカン】も、ブヨに刺されたときには効果的な市販薬です。メントールの効果で、刺された跡の腫れや熱を取って、痛みやかゆみを抑えてくれます。ただし、ブヨに刺された跡の腫れや症状がひどくなってきた時には、使用できませんので注意してください。
家庭の常備薬さっと塗るだけの虫刺されの薬【新ウナコーワ クール】(写真)
ブヨに刺されて、とにかくかゆくて我慢できないときは、虫刺されの薬の中でも比較的強い成分のリドカインとジフェンヒドラミン塩酸塩がダブルに含まれている「新ウナコーワ クール」を使ってみてください。あまり腫れていなくて、ただかゆいだけの時は、効果を発揮します。メントール配合なので、刺された跡に清涼感を与えてくれるのも特徴です。
赤ちゃんのおむつかぶれに効く薬が虫刺されの薬都心手も効果を発揮【ポリベビー】(写真)
赤ちゃんのかゆみやただれを抑える薬として活用されているこの薬は、成分にかゆみを鎮める抗ヒスタミン剤「ジフェンヒドラミン」、刺された跡の治りを助ける「ビタミンA,D₂,酸化亜鉛」、細菌感染を防ぐ殺菌剤の「トリクロロカルバニリド」が含まれているので、ブヨに刺された跡にぬるのにも適しています。腫れた肌につけても消炎効果があるので、小さい子どもが刺されて時には、最適です。
市販薬でも、抗ヒスタミン剤が含まれていて、刺された跡がかなりひどい症状でもの効果が期待できる虫刺されの薬
腫れがひどい時に市販薬でステロイド剤が含まれる虫刺されの薬【ムヒアルファEX】(写真)
虫刺されの薬でおなじみのムヒの最強版です。ムヒの中でもステロイド剤を含む軟膏ですが、6か月の赤ちゃんから使えます。ブヨに刺された後に、虫刺されの跡が腫れてきた場合に、こまめに塗って氷水で冷やすことを繰り返すと、比較的早く治ります。「ムヒアルファEX」のステロイド成分の強さは、外用薬は医療用を含めて5段階設定のうち、弱い方から2段階目の比較的弱いステロイド剤を含んでいます。
虫刺され以外にも使える腫れを押させる化のう止めの薬【フルコートf】(写真)
フルコートF軟膏は、ステロイドと、抗生物質が配合された塗り薬で、ステロイドの抗炎症作用・免疫抑制作用と、抗生物質の抗菌作用の2つの効能によって患部の皮膚が化膿しないようにつける薬ですが、ブヨの虫刺されにも効果を発揮します。ステロイド効果で、ブヨに刺されたときの腫れやかゆみを素早く抑えてくれます。また、かき壊しによる悪化も抗生物質の作用で防いでくれます。刺されたところがジュクジュクしてしまった場合でも使えます。
湿疹や蕁麻疹に良く効く軟膏が、ブヨの虫刺されにも効きます【新レスタミンコーワ軟膏】(写真)
湿疹や蕁麻疹が出たときに効く「新レスタミンコーワ軟膏」ですが、ブヨに刺されて、あちこちでかゆみや腫れが発生してしまった場合には、この軟膏が使いやすいです。乳剤性の軟膏なのでよくのび、広い患部に塗り広げやすいのが特徴です。抗ヒスタミン剤のジフェンヒドラミン塩酸塩という成分が、かゆみ等の元を抑えてくれるので、かゆみに対しても即効性を期待できる市販薬です。
虫刺されの跡が、びっくりするぐらい腫れて我慢できないかゆみを抑える最強の薬(虫刺され以外でも使用できます。)
化膿を伴う湿疹、皮膚炎の最強の治療薬が、かなり腫れた症状に虫刺されの薬として効果があります【 ベトネベート軟膏】(写真)
市販の軟膏の中で、最強の成分が入った「ベトネベート軟膏」も、ブヨに刺された時に効きます。刺された跡の症状があまりよくなく、化膿を伴う腫れやかゆみがひどい場合に即効性のある軟膏です。ステロイド成分と抗菌作用が腫れを抑え、油活基剤が患部を保護しながら治してくれます。なかなか治らない腫れも比較的早く治りますが、皮膚科で処方される「リンデロン」と同じ成分ですので、ステロイドが多めに配合されています。副作用に注意してください。
医師が処方する皮膚の腫れを抑える最強ステロイドを含む【デルモベート】が、ただれた虫刺されの跡に効きます(写真)
一言でいうとデルモベート軟膏はステロイド剤です。ステロイド剤は、虫刺されの薬ではなく皮膚の腫れを抑えるのにとても効果的な薬ですが、強いと副作用があります。ステロイド剤には皮膚がかぶれてしまったり、薄くなってしまったりするという特徴的な
そして、デルモベート軟膏は最も強い分類に属しているステロイド剤が含まれています。
つまり、最強のステロイド薬であり、これは、医師の指示に従って使用しましょう。
それでも、虫刺されの跡の症状や腫れが一向に治らない時は病院に行きましょう。
虫刺されでも、腫れたら病院に行った方が良いの?どんな症状の時に行くの?
たかが、虫刺されと思わないでください。ブヨの酵素毒はブユ刺咬症と名前が付くぐらいすごい毒素です。ただの虫刺されとは、対処が違います。できれば、刺されたらなるべく早く、薬をつけて、数時間様子を見ても腫れがひかなかったりひどくなったりするようなら病院へ行きましょう。医師に刺された状況を詳しく話して適切な対処をしてもらって下さい
腫れていなくても放っておくとほかの病気の原因になるかも
ブヨに刺されても症状が大したことがなく、何の対処をしなくても、いったんは収まっても、他の病気を発症する原因になることがあります。発症する可能性がある病気には、「結節性しっしん」「蚊・ブヨアレルギー」「リンパ管炎」「リンパ節炎」などがあり、いずれもなかなか治らない厄介な病気です。一度は、医師に受診した方が良いでしょう
ブヨに刺された跡の腫れはどのくらいで治るの?治らないの?
アレルギーなどで、体質による個人差があるので一概には言えませんが、適正な対処をすれば、平均的に2週間ほどで腫れはひくことが多いようです。でも、一番影響するのは、刺された直後にどんな対処をしたかが、のちの症状改善および期間に非常に大きく関わっています。治らないことは、ありませんが、最初の対処の仕方が重要です。
ブヨに刺されないための対策は、何かあるの?
まず、対策として、服装を考えましょう。
もちろん、ブヨ対策の一番は、《刺されない!》ことです。そのためには、キャンプや登山などのアウトドアでのレジャーや作業の時には、肌の露出をできるだけ避けるようにすることです。まず長袖長ズボンはもちろんのこと、手袋も使ったほうがいいでしょう。手首や足首がしっかりゴムでしまっている物が良いでしょう。とくにブヨは足元を刺すことが多いので、厚手の靴下を履いてズボンと靴の間にすき間を作らないような工夫が必要です。そして、対策として忘れがちですが、首も刺されやすいので、タオルやストールを巻くようにするとよいでしょう。頭が一番大切ですので、耳が隠れるくらいの帽子もあればベストですね。
対策として、服装の色も重要です。
ブヨや、アブなどの虫は特徴として、明るい色が嫌いなので、黒や紺などの暗い色の衣服や雨合羽には寄ってきますが白、赤、黄色などの色の服装だとあまり寄ってきません。明るい色の上着を植えに羽織っているだけでも虫除けの対策になります。また、今は、虫よけ加工された生地で作られた、パーカーも売られています。
ブヨに刺されない対策として、手作りスプレーを
ブヨ対策としては、市販の「虫よけスプレー」は、あまり効果がありません。ブヨ専用のスプレーか、エタノール10mlを水90mlで薄め、ハッカ油20滴を垂らしたものを混ぜた手製スプレーがブヨよけに効きます。ハッカ油が苦手な方には、同じメントール成分が入った「エアーサロンパス」などのスプレーがおすすめです。ハッカ油より少し効果は薄れますが、ブヨに効果があります。
ゴキブリやはえ、アブなどを殺す殺虫スプレーはもちろんブヨに効きます。大群に襲われた時に使うと効果的です。ブヨは、汗に反応するのでこまめに汗を拭くのも、効果的です。
ブヨ対策には虫除けリングが効果的
他の虫が嫌いな香りはブヨにも有効と言われているのでリングも有効な対策になるアイテムでおすすめです。手首や足首等に付けるだけで効果的に虫よけ対策ができる伸縮性のあるシリコンタイプの使い捨ての虫よけリングがおおいです。だいたい12時間くらい効果が持続するものが多いので、用途に合わせた数を持って行くとよいでしょう。
ブヨ以外にも刺されたら大変な虫はどのくらいいるの?
ブヨのほかにもいろいろと、ハチ・カ・アブ・毛虫など刺される害虫はいます。虫それぞれに特徴はありますが刺された跡だけでは、どれに刺されたかわからないこともありますよね。それに虫の見分けがつかないこともあります。虫の特徴が分かるといいなと思いますよね。
まず、『ブヨ』と『アブ』はよく似ているけどどう違うの?
アブもブヨもハエの仲間です。写真で見るとそっくりです。そして、アブは基本的に自然の多い川や田んぼなどに生息します。アブの特徴として皮膚を刺して血を吸うのではなく、皮膚を切り裂いて流れ出てくる血を吸います。ぶよと、アブは、そっくりですよね。そして、アブも、時間が経つにつれ皮膚が腫れて強いかゆみを覚え、かゆみは2~3週間続くこともあるので、掻きむしらないことや手当、場合によっては病院に行くことが大事です。ここまでは、アブとブヨは、そっくりです。違うことは、ブヨは2~5㎜ですが、アブは、2㎝~3cmあります。そしてアブは、7月ごろから出回るようになり、9月頃までしかいません。ブヨと、アブの特徴はそっくりですが、アブの方が刺されてもあまり重傷にはならないようです。
公園などで、刺されることの多い毛虫に刺された時の特徴
毛虫は触れることで刺されると思われがちなのですが、毒針毛が風にのって飛んでくるといつの間にか刺されているという場合が多くあります。公園や林で、毛虫は見なかったけど、刺された跡があるのはそのせいです。毛虫に刺されると始めは蕁麻疹のようなブツブツが数個~数十個出てきて、それが、広がりはしませんが、だんだんと痛さと痒みが同時に引き起こります。
毛虫に刺された跡の写真
症状が酷い場合には赤く腫れあがり水膨れになって、微熱が出たりすることもあります。蕁麻疹との違いは、毛虫に刺された場合は刺された跡の周りしかブツブツが広がらないことです。
ムカデに刺された時の特徴
ムカデは家の中でも食糧となるゴキブリやクモなどがいれば、扉や壁の隙間からどこからでも侵入してきます。無差別に噛むことはありませんが、攻撃を加えると、暴れて、咬みまくります。
ムカデに咬まれた跡の写真
ムカデに咬みつかれた場合は激しい痛みを覚え、咬み跡である歯の跡が赤い斑点が2ヵ所くっきりと残っていることが多いです。また、皮膚の浅い部分を噛まれるのですごく真っ赤に腫れてなかなか治りません。痛みは早くても数日、遅くなれば半月ほど続きます。
もし、ペットが運悪く刺されてしまったら・・・
モシャモシャ毛が生えているペットは、アブ、ハチ、ブヨなんかには、刺されないだろうと思いますが、アブやブヨは、毛の薄い耳の中や目の縁を狙って刺します。アブやブヨなどの毒虫に刺されると、刺咬症と言って炎症を起こします。原因となる害虫によって症状は異なりますが、人間と同じで、赤く腫れたり、かゆみや痛みをともなったりします。ペットの場合は、痒がらないしそのうち治ることもありますが、放っておくと刺咬症によって刺された跡をしきりに気にするようになり、舐めたりかきむしったりするなどの行動をとるようになります。脱毛してしまう事もあります。
危険な場合もあるので気をつけてあげてください。人間が腫れて大変な時はペットも大変です。
まとめ
ブヨに刺された時の特徴についていろいろをお知らせしました。
第1の特徴は、刺された時は、痛くも痒くもない。気付かない時さえある。
第2の特徴は、普通の虫刺されとは、まったく対処の仕方が違い毒素によって大変なことになる。
第3の特徴は、刺されないためにいろいろと対策をしてから出かけよう。
まず、刺されたら応急処置をして病院へ。そして、刺されない対策をしっかりしましょう。なかなか治らないと嘆くことがないように