2021年05月28日公開
2021年05月28日更新
ジビエ料理の危険性!鹿食い寄生虫「ラセンウジバエ」の恐怖
鹿肉のジビエ料理が人気ですが、実は怖い寄生虫「ラセンウジバエ」がいるかも知れないことをご存知でしょうか?鹿肉は絶対に生で食べてはいけないのは、この寄生虫「ラセンウジバエ」を防ぐためでもあるんですね。食べ方一つで安全に食べられるのですから、生は絶対ダメです!
目次
最近話題のジビエと寄生虫「ラセンウジバエ」とは?
出典: http://www.gibier.or.jp
鹿肉に寄生虫が?
美味しい鹿肉!でも寄生虫が気になる?
最近鹿肉のレストランとか、惣菜とかネットで出回ったりと、何かと話題のジビエ料理。
その中でも、ジビエの最高峰と呼ばれる鹿肉は、栄養抜群で、しかもローカロリーで人気を集めています。
ただ、野生の肉って、家畜の肉よりも、寄生虫が気になる所でもありますよね?
特に、北海道だと、きつねが媒介したり、クマが媒介したりする、独特の寄生虫もいますし。
寄生虫でも、最近問題になっているのが「ラセンウジバエ」という寄生虫。
体内で繁殖したりすると、大変怖いんだとか。
ジビエでなくても、家畜の肉であっても、寄生虫が怖いのは間違いありません。
でも、ジビエにしても、鹿肉にしても、生肉で食べなければ怖くはないと言います。
以下に、ジビエに良く使われる鹿肉の食べ方のポイントや怖い寄生虫「ラセンウジバエ」などの情報を、ご紹介していきます。
昨日、帰りに電車乗る前に関ヶ原駅前観光交流館 で、ジビエのポトフをいただきました(*^ω^*)
初めて鹿肉とイノシシの肉を食べたけど、匂いもなくとっても食べやすくて美味しかったです。
雨で冷えていたから、お腹の中からホカホカしました(о´∀`о)
— はなごいわ (@hanagoiwa) October 16, 2017
鹿肉の食べ方:その1:生肉では食べない!
出典: http://capturefood.blog83.fc2.com
生肉には寄生虫がいることも。
鹿肉の寄生虫には、トウヨウラセンウジバエもいるの?
鹿肉の肉は野生の物なので、寄生虫は必ずと言ってよいほどいます。
でも、安全に鹿肉を食べるには、2つのポイントを守れば大丈夫なんです。
ということで、寄生虫も怖くない、鹿肉の食べ方のポイントをご紹介しますと。
●生肉では食べないこと!
今はレバ刺しすら規制がかかるほど、生肉には危険がいっぱいです!
鹿肉に限らず、鶏肉や豚肉なども、絶対に生肉で食べてはいけません。
ただ、鹿刺しは絶品と言われていて、本当に新鮮な鹿肉であれば、食べて良い場合も。
そうは言っても、寄生虫が怖いので、出来れば食べない方が絶対安心です。
もし生肉で食べるなら、以下の事を守って下さい。
まず冷凍して、寄生虫を殺すこと!
ただ、冷凍しても寄生虫は死んでも、ウィルス類は死にません。
E型肝炎や食中毒にあいたくないなら、鹿肉は生肉では絶対に食べないこと!
これが、寄生虫でもあるトウヨウラセンウジバエなどを捕食する危険性がない食べ方です。
どうしても生肉で食べたい!という方もいるでしょうが、鹿肉は生で食べなくてもローストするだけでも美味しいので、あえて危険を犯す必要はありません。
ジビエだろうと、普通の料理であろうと、肉は生肉で食べて良い物はほとんどありません。
トウヨウラセンウジバエに限らず、何かしらの寄生虫がいるかもしれないことは、念頭に置いておきましょう。
鹿肉の生ハム('ω'`) pic.twitter.com/q0nURN4TZc
— もよもと (@SHd1f4DuNijBYOF) October 15, 2017
鹿肉の食べ方:その2:生産者がはっきりしている物を!
出典: https://item.rakuten.co.jp
鹿肉を知り合いからもらうというのは危険!
鹿肉の寄生虫「トウヨウラセンウジバエ」から身を守るには?
北海道で流通しているエゾシカや、イズシカという会社では、品質管理が厳格に行われていて、信頼の出来る会社が多いので、もし鹿肉を食べようと思ったら、信頼のおける生産者の物を食べましょう。
北海道は有名ですが、イズシカという静岡県の会社では、静岡県の野生動物肉の衛生及び品質確保に関するガイドラインというのに沿って、厳重な品質管理がされている、北海道以外でも安心して食べられる鹿肉を提供してらっしゃいます。
トウヨウラセンウジバエなどの寄生虫は、-30度以下では、完全に死滅します。
但し、急速冷凍に限りますが…
販売されている鹿肉の製品表示ラベルの個体番号を確認することで、その会社が安全かどうかはすぐに調べることが出来ます。
ただ、品質管理がしっかりとしている会社の鹿肉であっても、生肉で食べるのはNGです。
前述もしましたが、例え、トウヨウラセンウジバエなどの寄生虫が死滅しても、ウィルスまでは死滅出来ないからです。
寄生虫が怖くなくても、食中毒の危険性は十分にあります。
なので、生肉で食べることは絶対にしないで下さい。
案外寄生虫よりも怖い、別の病気にかかる危険性は十分にありますので。
E型肝炎ウイルス。豚レバーが危ないです!
— 青木 宏@内科医 (@inchou555soleil) October 13, 2017
・新規感染者は年間15万人。
・感染源は主に豚レバー。中心部まで十分加熱しないと感染リスク大。生レバーは絶対にダメ!
鹿肉も要注意。
・免疫抑制使用下では慢性肝炎や肝硬変で死亡することもある。
鹿肉は栄養抜群!
出典: http://s.webry.info
寄生虫さえ怖くなければ…
鹿肉の寄生虫「トウヨウラセンウジバエ」も怖くない!
ジビエではお馴染みの鹿肉ですが、実はものすごく栄養価が高いことは、意外と知られていないと思います。
例えば、和牛と比べてみても、脂肪分やコレステロール値はかなり低く、しかも高タンパクで低カロリーと、ダイエッターには夢のようなお肉なんですね。
中でもたんぱく質の含有量は、和牛が「100gあたり17g」なのに対し、鹿肉は「100gあたり22g」も含まれているんですね。
プロティンを飲むよりも、もしかしたら効果的かも?!
脂質も比べてみると、和牛が「100gあたり24g」なのに対し、鹿肉は「100gあたり1.5g」しかないんですね。
こちらもダイエッター歓喜ですね!
さらには、鉄分もレバー並みに含まれていて、魚などに多いDHAが含まれています。
火を通せば、寄生虫「トウヨウラセンウジバエ」だって怖くはないんです!
ただ、食べたことのない人は、鹿肉って臭いんじゃないの?と思うかもしれませんが、しっかりと血抜きをされた肉は、ほとんど臭みはありません。
素人が処理した鹿肉には、臭みがありますが、死んですぐ血抜きをした鹿肉は、豚肉などより、ずっと臭くないんですね。
動画などでも、鹿肉の調理法が沢山載っていますので、気になる方はチェックしてみて下さいね。
ジビエ料理(鹿肉など)とは、一体何のこと?
出典: http://www.shinshu-gibier.net
鹿肉のジビエなど、有名ですよね?
寄生虫「ラセンウジバエ」は、家畜でも危険!
最近話題になっている「ジビエ」というのは、元々はフランス語の料理用語になります。
食材用の野生の鳥獣を指す言葉が「ジビエ」なんですが、今は主に調理済みの料理を指すことが多いそうですね。
猟師さんが捕ってくる肉を使った料理なので、猟師さんの腕にも左右されますし、季節によって、肉質に違いが出たり、まさにその時にしか味わえないのが、家畜の肉と違う所でもあります。
家畜された肉なら、一定品質で出てきますが、ジビエにはそれがないんですね。
狩猟の文化は、日本ならずとも、世界中にある文化ですし、綺麗な料理画像や、料理レシピ動画なども、昨今では良く目にしたり、耳にしたりします。
ただ、野生の獣を使った料理なので、寄生虫の危険性も指摘されている所。
その中でも、怖い寄生虫として、「トウヨウラセンウジバエ」という寄生虫がいます。
実は、「トウヨウラセンウジバエ」は、家畜であっても、豚肉には潜んでいますので、家畜の肉だからと、生肉で食べるなど、危険な真似はしないで下さいね?
東京で電車が鹿と衝突……。
— セオ (@karenardsewo) October 19, 2017
思い出したけど、隣町の保健センター横の温泉の直産市に「鹿肉シチュー 土日限定15食!」ってポップがありました。
ジビエでしょうか……。
猪は普通に県道でトラックと衝突してます。怖いですよ、野性の動物。
ジビエ料理で一番危険な動物は?鹿?猪?
出典: https://macaro-ni.jp
ラセンウジバエ以外にも危険な寄生虫が…
一番寄生虫のリスクが高いのは、どの肉?
ジビエと言うと、日本人なら、多分鹿肉とか猪肉を想像されると思いますが、実は一番寄生虫のリスクが高いのも、鹿で、次いで猪の肉なんだそうです。
猪肉を刺身で食べる人はほとんどいませんが、鹿肉を生のお刺身で食べる方が稀にいらっしゃいます。
でも、これは寄生虫のいる確率がかなり高いので、絶対に真似しないで下さい。
鹿肉に含まれいてる寄生虫は、例えば…。
●肉胞子虫
野生のシカの9割近くに寄生していると言われる寄生虫で、嘔吐や下痢、食中毒を引き起こす可能性がかなり高いとも言われています。
●槍形吸虫
成長に合わせて寄生先を変える寄生虫で、日本でも見られることが多いそうです。
この寄生虫が体内に入ると、肝炎や胆管炎の原因になることも。
●E型肝炎ウイルス
ウィルス性肝炎は、A~Eまで種類がありますが、2週間から2カ月の潜伏期を終えてから、症状が現れるので、見つけにくいと言われています。
発熱、嘔吐、黄疸等の症状が現れますが、特に妊婦などは、死亡の危険性もある恐ろしいウィルスなんですね。
寄生虫とは違い、冷凍しても死滅しないのが、より怖いですね。
●旋毛虫
鹿の筋肉部分に寄生している寄生虫で、寄生虫を食べた2日後くらいに、下痢や微熱等を起こしますが、大抵の人は気付かずに終わるそうです。
ただ、その後筋肉にと寄生虫が移動することで、最悪の場合、心不全、不整脈などで命を落とす可能性もある非常に怖い寄生虫です。
くれぐれも刺身など、生肉では鹿肉などを食べないようにすることが肝心です。
何度も言いますが、冷凍すれば、寄生虫は死滅しますが、ウィルスは死滅しませんので。
鹿肉の煮込み。ジビエですよ。 pic.twitter.com/57cTn6YKkI
— メンチ先輩 (@okochamalunch) October 8, 2017
シカや猪のジビエでは、寄生虫にも要注意!
出典: https://plaza.rakuten.co.jp
寄生虫は怖いです。
ラセンウジバエ以外にも、怖い寄生虫がいる!
人間の体内に取り込まれることで、食中毒症状を起こす可能性のある寄生虫に「住肉胞子虫」というのがいます。
これは、鹿肉やイノシシ肉に多く寄生している虫で、鹿肉の場合だと、背ロースからは90%の割合で、モモからは88%の割合で検出されたという研究結果があります。
猪でも、背ロースから46%の割合で、モモから43%の割合で検出されたというから驚きですね。
怖いのはラセンウジバエだけではないんです。
画像や動画などで、多くの鹿肉料理がありますが、もしその中で刺身にして食べている動画や画像なりがあった時には、十分注意して下さい。
住肉胞子虫による食中毒の例として「サルコシスティス・フェアリー」という病気があるんですが、実はこの病気は人間には感染せずに、犬や馬などに感染します。
家族同様の犬が、食中毒にかかってしまうのは嫌ですよね?
もちろん!人間も住肉胞子虫による食中毒にはかかります。
ただ、「サルコシスティス・フェアリー」が人間にはかからないというだけです。
中には、犬は人間の食べ物で食中毒にはかからないと思っている方もいますが、犬だって生き物ですから、充分に可能性はあります。
また、人間なら、すぐに治療出来ても、犬の治療法は見つからないなんてこともあり得ます。
もし犬が家族同然と思っているなら、犬の病気にも気を付けてあげて下さいね。
まあ、住肉胞子虫にもいろいろ種類があるから、馬肉に寄生するやつと鹿肉に寄生するやつが同じ冷凍処理で毒性を失うかはわからないけど…。
— 千松信也 (@ssenmatsu) April 6, 2015
ラセンウジバエがアメリカに復活!その1
出典: http://gogo-trend3104.blog.so-net.ne.jp
日本にもいるそうです。
肉食ハエ「ラセンウジバエ」が約50年ぶりに発生!
「ラセンウジバエ」という人間に寄生する肉食バエがいるんですが、2016年にアメリカで50年ぶりに発生し、フロリダなどで非常事態宣言が発令されたこともあるんだとか。
本来ハエは、死肉だけを食べるか、人間の悪い部分だけを食べるイメージがありますが、ラセンウジバエは、動物の脳など、健康な部分を食べてしまうハエで、かなり危険度の高いハエでもあるんですね。
画像や動画でも、実際に被害に逢われた方の画像や動画が挙がっていますが、見ただけでも、グロすぎて、言葉を失うほどです。
WIKIページでは「米国では、1982年にラセンウジバエを根絶。」と書かれていたように、アメリカでは見かけなかったハエらしいんですが、最近になって、また発生しだして、大問題になっているようです。
ラセンウジバエは、鹿肉から発見されたそうで、刺身にして食べたりなどされていたのかも知れません。
このようにアメリカでは大事件になったラセンウジバエですが、鹿肉に寄生していたと言うことは、日本にも必ずいるはずです。
人間以外にも、犬などにも発見された例があります。
画像や動画は、見た人に注意喚起を呼び掛けています。
くれぐれも、鹿肉に限らず、鶏肉であっても、生で食べないように心がけた方が良いと思います。
ラセンウジバエとかいうハエ怖すぎ。
— ヴァミ (@vermi_pso2) September 13, 2017
温血動物(人間を含む哺乳類?)を対象に寄生して肉を食い荒らしていくとか。
頭痛を訴えた女性の脳から8匹の幼虫が出てきたとかどんなホラー。
脳みそ食ってたんだなぁ。
恐怖!ラセンウジバエがアメリカに復活!その2
出典: http://okarutotougijou.com
食肉バエの画像も動画も気持ち悪いですね。
「シカ食い寄生虫」が50年ぶりにアメリカに!
ラセンウジバエとは、小さな傷口から体内に入り込み、生体組織を食い荒らす、いわゆる肉食バエですが、時には人間や犬などの動物を死に至らしめることもある、怖い寄生虫なんですね。
幼虫の身体に、ネジ山のような突起があることから「ラセンウジバエ」と名付けられたそうなんですが、何故かアメリカに再来したそうなんですね。
ラセンウジバエが、米国で最後に確認されたのは1970年代(WIKIにも記述があります。)ですが、半世紀が経ってから、何故再来したんでしょう?
ラセンウジバエは、元々は南米原産ですが、アメリカに移住してきた移民などの体に付いていた可能性があり、また最近ジビエなどでも人気の鹿から、検出されるようになったんだとか。
寄生虫は、火を通すか、急速冷凍すれば死滅しますが、鹿ならともかく、人間に火を通したりとか、冷凍は無理ですから、かなり危険な寄生虫であるとも言えます。
日本に住んでいても大丈夫とは思わず、生肉を刺身にして食べないなどの注意が必要です。
動画でレシピがあっても、刺身と書いてあるのは危険ですので、真似をしないで下さい。
画像は、治療に使っているとされるラセンウジバエですが、見た目からしてグロいですね。
【キュ】No.0187
— (宇宙天文検定Bot)<ミュー (@Xi_Rute) October 10, 2017
ラセンウジバエの駆除方法として
「不妊虫放飼法」を考案しました→ニップリング
ラセンウジバエは、日本にもいる!
出典: http://okarutotougijou.com
トウヨウラセンウジバエは、日本にいる?
「シカ食い寄生虫」を防ぐために出来ること!
トウヨウラセンウジバエは、日本やアジアに生息しますが、生きている動物に蛆虫がつく症状を「蝿蛆症」「ハエ症」「マイアシス」と呼びます。
これは、寄生虫疾患の一環と認識されていますが、研究は余り進んでおらず、病理学的な実態がまだ解明出来ていない一種の奇病なんですね。
ちなみに、ラセンウジバエは、死んだ動物にも生きた動物の傷にも、どちらの場合も発生するハエによる蝿蛆症を持っており、「偶発性蝿蛆症」なんて呼ばれることも。
とにかく、今私達が、ラセンウジバエなどの被害を防ぐために出来ることは、肉を生肉で食べないこと!です。
刺身なんて、もってのほかです。
海外に旅行に出かけて、もらってしまうこともありますが、それはごく一部です。
鹿肉の新鮮なのが手に入ったからと、刺身にして食べたりするだけで、鹿に寄生していた寄生虫を、もっと言えばラセンウジバエが体内に入る可能性もあります。
肉食バエでもあるラセンウジバエから、身を守るためには、普段の食生活を気にするだけでも大分違いますので、ジビエ料理店で、刺身などを食べるのは絶対に止めましょう!
ああ、ラセンウジバエってアメリカ国で絶滅されただけであって、南米あたりにはまだ居るんかな?
— 藤代某。 (@hemocoro) July 21, 2013
ジビエは最近人気がありますし、実際に鹿肉を食べても美味しいと感じるんですが、食べ方一つで、危険な料理に早変わりするんですね。
肉食バエなんて、名前だけでも怖いですが、画像や動画を見ると、よりグロさが際立ちます。
刺身にして食べるのは、日本だけかと思っていましたが、そうでもないようで。
豚肉にしても、鶏肉にしても、もちろん、野生の動物であっても、生肉で食べるのは絶対に止めた方が良いですね。
どうせなら、美味しいジビエに舌鼓を打ちながら、安心して食べたいものですね。