2021年03月30日公開
2021年03月30日更新
ルービックキューブの中身の構造はどうなっているの?分解から組み立てまで
ルービックキューブを分解するとどんな構造なのか知っていますか? ルービックキューブを普段分解や組み立てすることは無いですが実は簡単に分解・組み立てを出来ます。今回はそんなルービックキューブの構造や分解・組み立て方法をご紹介します。
目次
ルービックキューブの構造が気になる
ルービックキューブの構造をご存知ですか?
出典: https://www.amazon.co.jp
ルービックキューブは世界的に有名なおもちゃなので誰でも一度は遊んだことがあるのではないでしょうか?ルービックキューブは戻し方のコツを知っている人ならば簡単に遊べますがほとんどの人にとってはとても難しい遊びです。出来たとしても1面を揃えるのだけで精一杯だと思われます。
中身の構造や仕組みをご紹介
出典: http://gigazine.net
分解する事で中身と仕組みを知ることが出来ます。中身と仕組みを知れればルービックキューブが戻せるようになるかも!?
そんなルービックキューブですが分解するとどんな構造になっているか気になりませんか?実はルービックキューブは誰でも簡単に分解・組み立てすることが出来ます。今回はそんなルービックキューブの構造や分解・組み立て方法やルービックキューブに纏わる情報についてご紹介します。
久しぶりにルービックキューブ取り出してみたけどヤバい
— ときたまご (@tokitamago1116) August 27, 2017
揃えては崩してのループに陥る
しかし、このパズル凄いね
何が凄いって、こんな構造思いつかないよ
磁石やゴムを使ってるわけじゃなくクルクル回せるこの構造
分解せずに構造答えられた人にまだ会ったことがない
ルービックキューブの中身・構造
ルービックキューブの基本構造は3×3あるいは4×4の正四角形です。これは一体どのような構造になっているのでしょうか?
ルービックキューブを分解すると
出典: http://www.megahouse.co.jp
ルービックキューブを分解するとこの様になります。分解方法については後ほどご紹介します。ルービックキューブは中心が軸になっていて、軸に3本の柱が付いています。この柱は完全にくっついているので外すことが出来ません。
この柱に面の中心となるセンターキューブがくっついています。これも外すことは出来ません。よってルービックキューブの基本構造は「中心の軸」「3本の柱」「センターキューブ」と周囲のパーツによって成り立っています。
ルービックキューブを分解する方法
分解方法は簡単
出典: http://simatta36.blog20.fc2.com
ルービックキューブを分解する方法をご紹介します。分解するのに必要な道具は「厚紙」と「マイナスドライバー」です。基本的にルービックキューブは分解する事を目的に作られているわけではないので、無理に分解すると破損する恐れがあるので十分注意して下さい。
出典: http://www.planet-puzzle.com
まずルービックキューブの1面を45℃回転させます。
そうすると1段目と2段目の間に隙間が出来ますのでその間にある程度の大きさに折りたたんだ厚紙を差し込みます。
厚紙の隙間にマイナスドライバーを差し込みます。
マイナスドライバーをてこの原理で押し上げると簡単に1ブロックを外すことが出来ます。
これと同様の動作を他のブロックでも繰り返します。力も必要無いので誰でも簡単に分解することが出来ます。
ルービックキューブ分解時の注意点
中身が傷つく恐れが
出典: http://aym.pekori.to
上記のルービックキューブの分解方法はマイナスドライバーだけでも行うことが出来ます。しかしマイナスドライバーを直接隙間に噛ませるとルービックキューブが傷ついてしまう恐れがあります。それを防ぐためのカバーとして必ず厚紙を使用して下さい。ちなみに古びて若干老朽化が進んだルービックキューブだと道具を使用しなくても指で分解することが出来ます。
中心は構造上外せない
出典: http://www.kasyainu.com
ルービックキューブの分解方法を利用したとしてもセンターキューブは分解することが出来ません。なぜならセンターキューブは周囲のブロックと違って軸の一部として取り付けられているからです。そのためセンターキューブは分解しないで下さい。
分解したルービックキューブを組み立てる方法
分解したルービックキューブを組み立てる方法は分解方法と逆の手順を踏むだけなのでとても簡単です。ただし組み立てる際は道具は必要ないのでフリーハンドで大丈夫です。
ルービックキューブの分解・組み立て動画
こちらの動画でルービックキューブの分解及び組み立て方法を紹介しています。この動画の中では分解の際に道具を使用せずに手で分解しています。動画を見ても分かる通りルービックキューブは意外に簡単な構造なので簡単に分解・組み立てが出来てしまいます。
ルービックキューブを分解する利点
ルービックキューブを分解するとどのような利点があるのでしょうか?
中身を洗浄できる
出典: http://simatta36.blog20.fc2.com
ルービックキューブの面が汚れてしまった際は分解する事で汚れた面だけを洗浄することが出来ます。またルービックキューブの隙間にゴミやホコリが入ってしまった際も分解して洗浄すれば綺麗に再利用することが出来ます。
戻せない時の最終手段
出典: http://www.kasyainu.com
ルービックキューブの分解・組み立て方法を知っていればルービックキューブの戻し方が分からなくなった時の最終手段として使用することが出来ます。本来ならば自力で面を揃えて完成させるべきなのですがどうしても戻し方が分からないならば分解して面を揃えてしまいましょう。
ルービックキューブの戻し方
ここからはルービックキューブの戻し方についてご紹介します。
戻し方動画
この動画では4×4のルービックキューブの戻し方についてご紹介しています。現在ルービックキューブは3×3の製品が主流となっていますがブロックの数が多い方が難しいので4×4は1面を揃えるだけでも大変です。この動画の制作者はYouTube動画にて4×4のルービックキューブの面を全て揃える方法をいくつかの動画に分けてご紹介しています。
基本は中身の4面から揃える
出典: http://macozy.com
他にもルービックキューブの戻し方をご紹介している動画はたくさんあります。4×4の場合基本的には中心の4ブロックを揃えることから始めるようです。どうしてもルービックキューブの戻し方が分からない方は参考にしてみて下さい。
ルービックキューブの由来
出典: http://sa2hara.com
ルービックキューブは1974年にハンガリーにて誕生しました。ルービックキューブの生みの親はハンガリーの建築学者エルノー・ルービックさんで、元々はおもちゃではなく3次元幾何学を説明するためのモデルとして開発されています。
最初の頃のルービックキューブは木製の立方体でした。その後アメリカでおもちゃとして販売されたことで世界的な大ヒット商品となりました。ルービックキューブが日本にやって来たのは1980年7月25日でおもちゃメーカーのツクダオリジナルから発売されています。
出典: https://ja.wikipedia.org
現在「ルービックキューブ」という名称は日本の株式会社メガハウスの商標登録となっています。海外では「Rubik's」という名称で販売されていますが、この名称はイギリスのメーカー・ルービックス・ブランド社の登録商標となっています。
4×4以外にも!様々なルービックキューブ
現在ルービックキューブは基本の3×3だけでなく様々な形の商品が販売されています。
上級者向け4×4
出典: https://item.rakuten.co.jp
4×4のルービックキューブは3×3を攻略できてしまった人へ復讐するという意味で作られました。3×3のルービックキューブが攻略できても4×4は出来ないという人もいるのではないでしょうか?
4×4のルービックキューブは「ルービックキューブリベンジ」という名称で販売されています。名前の由来は3×3のルービックキューブが攻略されてしまった事により、そのリベンジとして1982年に発売されました。4×4のルービックキューブはリベンジと言うだけあって3×3のルービックキューブよりも難易度がかなり上がっています。
4×4のルービックキューブのカラーバリエーションは商品によって様々ですが、基本的なカラーは「白」「赤」「橙」「緑」「青」「黄色」の6色となっています。
このキューブの組み合わせは、7,401,196,841,564,901,869,874,093,974,498,574,336,000,000,000(74載119正6841澗5649溝186穣9874秭939垓7449京8574兆3360億)通りである。
4×4のルービックキューブの仕組みに関する衝撃的な事実です。
最も簡単な構造の2×2
出典: http://www.megahouse.co.jp
これなら誰でも安心して攻略できそうです。
2×2のルービックキューブは一番簡単な仕組みのルービックキューブです。正四角形で1面に4ブロックの合計24ブロックしかありませんので初心者や子供でも簡単に遊ぶことが出来ます。
新たな仕組みの7×7
出典: http://store.tribox.com
こんな商品あることを知っていましたか?これだけブロックが多いと1面を揃えるだけでも苦労しそうです。
7×7のルービックキューブも存在します。こちらは「Vキューブ7」という商品名で新たな仕組みと特許技術によって作られた特殊構造のルービックキューブです。当然これまでのルービックキューブよりもかなり難易度が増しています。
もはや構造が分からない!12×12
出典: http://cube.uubio.com
こちらは「ShengShou」というメーカーから発売された「メガミンクス」という商品です。もはや四角形ですらありません。もうここまで来るとどこから手を付ければいいのか分かりません。
さらに面が多いルービックキューブとなると正四角形ですらなくなります。こちらは12×12の12角形の構造をしたルービックキューブです。ここまでくると四角形ではなくどちらかというと球体に近い構造をしています。こんなもの戻せる人はいるのでしょうか?
ルービックキューブの構造と分解方法:まとめ
出典: https://ja.wikipedia.org
今回はルービックキューブの構造と分解についてご紹介しました。
ルービックキューブは全面を揃えるのは難しいと言われていますが、仕組みや構造に関しては簡単なので誰でも簡単に分解できてしまいます。
ルービックキューブは子供から大人まで誰でもハマる楽しさがあるので、タンスの奥にしまってある人も今一度引っ張り出してまた遊んでみてはいかがでしょうか?