エッチな浮世絵「春画」が女子に大人気！子供は見ちゃダメ名作集【現代版枕絵あり】

春画展が開かれ、沢山の方が訪れました。その数なんと18万人。大盛況ですね。
 

出典: http://j-town.net/tokyo/news/localnews/212275.html?p=all

肉筆で描かれた本物の春画を集めた春画展が開催されました。
なんと入場者数は18万人にも登り大盛況に！

しかも注目なのは、その半数が女性だったということです。

海外の人も沢山訪れた春画展。海外でも開催されており、高い評価を得ました。
 

出典: http://j-town.net/tokyo/news/localnews/212275.html?p=all

日本の文化は海外からよく注目されます。
それは、日本はとても古い歴史のある国で、海外の人にとっては面白いものだらけなのです。

中でも春画は日本の性が分かる貴重な資料。
海外の人は日本の春画を見て、日本のイメージが変わったと言います。

というのも、海外の人は日本の浮世絵春画のポップさ、ファニーさに関心を示し、日本人は面白いと思ったようですね。

日本より先に海外で開催されていた春画展。宇多田ヒカルさんは先に海外で春画展を見ていました。
 

出典: https://www.travelbook.co.jp/topic/7976

実は春画展は海外で先に開催されていました。
というのも、日本で春画展を開こうとしていた方々はいたのですが、なにせ春画展はポルノ要素がありますので難しかった様子。

しかし、海外数か所で春画展を開いたところ好評で、なんとか日本でも春画展を開けた、という流れだったようですね。
因みに宇多田ヒカルさんも海外のロンドンで先に春画展を見ており、日本で春画展が開催されないことを残念に思っていたそうですよ。

現代の女性に春画が大人気な理由に、春画はポルノではない、ということがあります。
確かに、春画はエロ本のようなポルノ感ではなく、浮世絵としての芸術があり、かつ春画には笑いどころが散りばめられている、ユーモアのあるアートなのです。

それが女性にもウケたため、今大人気になっているのですね。

色んな角度から見た面を一つの絵に収めるピカソのキュビズムは、春画からきたという説があります。
 

出典: http://acrylicrab.com/cubism

あの有名な画家であるピカソは、実は春画に影響を受けてキュビズムに至ったという説があります。

というのも、実は春画には無茶苦茶な体制を描いた肉筆作品が沢山ある、必ずしも現実で実現可能である必要はないということを示していたからですね。

それを受けてキュビズムに至ったのではないかという話しもありますが、真相はどうなっているのでしょうか？
 

現代でいうところの触手ものを描いた葛飾北斎。昭和を飛び越え、平成にまで通じるエロを描くとは凄いですね。
 

出典: https://ameblo.jp/onedie/entry-11947110508.html

葛飾北斎の浮世絵春画と言えばタコと女性の触手もの肉筆春画。
とても有名な春画ですが、後ろには沢山の文が書いており、この文の訳を知っている人はあまりいません。

この文を全て訳すと大変長くなってしまいますが、一部だけ訳すと、タコが女性の体を吸っている擬音や、とてもいやらしい言葉で埋め尽くされているようです。

また、この葛飾北斎の絵をよく見ると、タコの吸盤の形が一定ですよね。
タコというのはオスの場合吸盤がバラバラになるので、このタコはメスということになります。

葛飾北斎が知っていて描いたのかどうかは分かりませんが、この絵だけ見ると実は同性愛になっているのです。(笑)

エログッズに足を生やしたような作品。これも葛飾北斎肉筆の名作です。
 

出典: https://waraie.com/jp/harmony/

葛飾北斎は、浮世絵春画を描く時には「鉄棒ぬらぬら」というペンネームを使っていたことも話題になりました。
鉄棒ぬらぬらなんて、なんか凄くエロいですよね。(笑)

また、葛飾北斎はもう一つ、「画狂老人卍」という名前を使ったこともあります。
これもまた、葛飾北斎というかっこいい名前から比べればかなりパンチのある名前で話題になりましたね。

葛飾北斎はとても良い絵を描くという面だけではなく、そういったセンスに関しても現代の人の心をつかみます。(笑)
知らなかった方は、葛飾北斎を少し好きになったのではないでしょうか？

生々しい性交中を描いた枕絵。男性も女性も熱中していますね。
 

出典: http://jp.japanese-finearts.com/item/list2/A1-91-661/Kuniyoshi/Chinpeishinkeibai-(Set-of-3)

猫が大好きで、猫を沢山描くことで知られている歌川国芳の肉筆浮世絵春画。
とても生々しくエロい浮世絵春画になっていますね。

春画を描いていた浮世絵師は皆ペンネームを使っており、「一妙開程よし」と名乗っていました。
本名でこんなエッチな浮世絵春画を描いていたら後ろ指さされそうですね。(笑)

女性器を眺める男性の枕絵ですが、よく見ると左上に猫が！
 

出典: https://edo-g.com/blog/2015/11/shunga.html/hanagoyomi_l

男性に女性器を見られているのが恥ずかしくて、布団で身を隠す女性の肉筆浮世絵春画。
訳さなくてもどんな物語なのか伝わってきますね！

ポイントは左上の猫。
歌川国芳は大の猫好きなため、とりあえず猫を描きたいようですね。(笑)

喜多川歌麿の枕絵。とてもエロいですよね。春画展に見に行きたくなります。
 

出典: http://mag.japaaan.com/archives/34257?utm_source=mag&utm_medium=related&utm_content=47380

美人画の大家として知られる、喜多川歌麿の肉筆浮世絵春画。
とてもエロく、綺麗な浮世絵師春画ですね～。
生々しさよりも美しさを感じませんか？

こんな素敵な春画が沢山ある春画展は、さぞ楽しいでしょうね！

春画を描いていた浮世絵師達ですが、春画を描いていた理由は金銭的理由の可能性もあるようです。
 

出典: http://www.irasutoya.com/2016/03/blog-post_55.html

浮世絵師が皆春画を描いていた理由はなんだったのでしょうか？
描きたくて描いていた訳じゃない可能性もあるようです。

というのも、浮世絵春画はギャラが高かったそうなのです。
つまり、生活費の為にイヤイヤ浮世絵春画を描いていた可能性があるのですね。

それにしては茶目っ気も含まれていて、本人も楽しんでいそうな作品も多いです。
イヤイヤではなかったのかもしれませんね。

小さい小人が除く、「笑い絵」を描いた歌川国芳の浮世絵春画。
 

出典: http://mag.japaaan.com/archives/56668

浮世絵師・鈴木春信の肉筆の春画。
性交をしている横で猫も性交していますが、ポイントはそこではなく、隣に置いてある赤い台の穴から、子供よりも小さな、小人が覗いているのです。
これは人形ではなくやはり小人のようで、こういったユーモアも春画の魅力ですね。

子供が出金魚と遊ぶ傍ら、情事が始まりかけている浮世絵春画。これも笑い絵ですね。
 

出典: https://history-g.com/images/view/657

子供そっちのけでいちゃいちゃしている肉筆浮世絵春画です。

これは女性同士に見えますが、実は右の人はイケメンの男性。
扇子を売りにきたところ、女性からアプローチされている状況です。

そして、浮世絵春画によくあるのが、隣の子供の謎さ。
普通気になるものですが、全然気にしていませんよね。

これもまた春画らしいポイントです。

江戸時代の人々は枕絵を見て興奮していたというより、笑いの対象だったみたいですね。
 

出典: https://uranaitv.jp/content/6062

子供が出てきたり、小人が出てきたりする春画は笑い絵とも呼ばれます。
実は春画は今でいうところのエロ本的な役割だけじゃなく、ツッコミどころ満載の面白い絵だったのです。

ですので、春画を見てツッコんで笑っていたのだとか。(笑)
現代のエロ本もツッコミどころはあるかもしれませんが、きっと感覚は全然違うと思われます。

男性ならとても羨ましく思うであろう、ハーレム浮世絵春画。
 

出典: https://history-g.com/jpn/images/view/3181

いつでも男性はハーレムを夢見てたのだということがわかる肉筆の浮世絵春画です。
とても偉い立場だったり、お金持ちだったりしないとこんな事は出来なさそうですね！

ハーレムAVでよくありそうなワンシーン。いつの時代も変わらないようです。
 

出典: https://www.pinterest.jp/pin/275493702190033546/

男性の顔が完全ににやけきっている、生々しい浮世絵春画です。
どれにしようかな～という声が聞こえてきそうですよね。(笑)

ムラムラしてしまってオナニーをしている女性の春画。吹き出しでセックスを想像していますね。
 

出典: https://www.pinterest.jp/pin/513621532488767060/

女性のオナニー春画もありました。
コタツでぬくぬくしていたら、興奮してしまったのでしょうか。

浮世絵ってとても格式高いイメージがある方もいますが、こんな絵を見ていたら身近に感じられませんか？

昔で言う淫具、現代で言うオナニーグッズであるオナホールがもう既に江戸時代にはありました。訳にはその使い方が書いてあるようですね。
 

出典: https://history-g.com/eng/images/view/3190

オナニーグッズといえば現代の道具、かと思いきや、実は昔からあったのです。
画像の通り、男性器を模した道具や、女性器を模した道具が描かれていますよね。

オナニーグッズを使っての自慰は、昔からの文化だったようですね。

同性愛を描いた、女性×女性の浮世絵春画。昔は男性×男性が多い印象がありますが、女性同士も当然あったのです。
 

出典: https://ukiyo-e.org/image/japancoll/p4200-utamaro-two-women-alternating-10748

現代でも沢山ある同性愛もののエロ本。
同性愛は古くからの文化ですが、江戸時代の同性愛と言えばホモが多いイメージ。

しかし、ちゃんと百合もの同性愛春画も画像のようにありました。
女性同士でも愛しあっていたのですね。

江戸時代には男性同士の春画も沢山描かれていました。画像は少年×お兄さんの同性愛浮世絵春画ですね。
 

出典: https://www.ukiyoe-paintings.com/s4-4.html

江戸時代の同性愛といえばやはり男×男。
画像では少年との性交を描いていますね！

現代でも男の同性愛を描いたエロ本は沢山ありますが、見るのは主に腐女子。
もしかすると昔の同性愛浮世絵春画を、女性が見ていた可能性も？

当時、男性同士の同性愛は「衆道」と呼ばれており、とても深い愛で繋がっていたと言われています。文章が沢山書いてありますが、訳すとなんと書いてあるのでしょうか？
 

出典: http://news.line.me/issue/oa-japaaan/rhocq0ykd3qp?utm_source=Twitter&utm_medium=share&utm_campaign=none&share_id=shS90087810068

春画には現代人には訳せない言葉が沢山書いてありますよね！訳すとなんて書いてあると思いますか？
この同性愛浮世絵春画を訳した一部には「女性の肌は柔らかいでしょうね」と書いてあるのです。

訳してみて分かる本当のストーリー。
つまり受けである男性が、自らが男なことをちょっと拗ねたように女性のことを言っているのです。
可愛い同性愛ですね！(笑)

 

明治時代にも変わらず春画は残っています。明治時代の春画は明治時代らしい服装へと変わっていますね。
 

出典: http://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/exhibition/2014/shunga/4/22.html

浮世絵春画は江戸時代に流行っていましたが、明治時代にはどうなったのでしょうか？
実は変わらず浮世絵春画は存在し続け、画像のように、明治時代らしい春画となっていったのです。

ポルノらしい雰囲気になり、現代の人が見ても楽しそうな作品になっていますね。
価値もありますので、オークションなどでも頻繫に取引されている様子です。

明治時代まで来ると訳さなくても文章が多少分かります。
 

出典: https://www.kosho-zou-zou.net/diary/trip-buy-books/3115-2016-02-21-08-25-33

明治時代の春画にも変わらずセリフがついていますが、江戸時代と違って、言葉が大分現代と近づいていますので、訳がいりません。
なんとか読める言葉が並んでいますよね。

そういった意味では、明治時代の春画の方が楽しめる部分があるかもしれません。

現代の枕絵を描く絵師と言えば佐伯俊男さん。確かに現代版枕絵って感じですね！
 

出典: http://www.presspop.com/jp/item/3985/

現代の枕絵師・佐伯俊男さんをご存知でしょうか？昔のような枕絵を現代的に描く作家さんです。
なんとも言えないタッチと色使い、描写内容で有名ですね！

現代版枕絵師・佐伯俊男はエログロな世界観です。
 

出典: http://on-the-books.info/?p=3623

佐伯俊男さんの絵の良さは、きっと現代だからこそ受け入れられる感覚ですよね。
昔の人が佐伯俊男さんの絵を見たら、どんなことを思ったでしょうか？
 

現代枕絵ですので、現代の人が見てもとても面白いものになっています。服装も現代になっていますよね。
 

出典: http://binbinstory.jugem.jp/?eid=578

佐伯俊男さんの絵はとてもレトロですが、女性が制服を着たりしている為、現代っぽさとレトロさが混じりあっていますよね。
そこのバランスが表し辛い良さを出しています。

現代枕絵師・佐伯俊男さんはSM的世界観にとても惹かれるようですね。
 

出典: http://amidacamera.jugem.jp/?eid=343

エログロや、ちょっと怖い描写が好きな佐伯俊男さん。
SMをしながら結婚式写真を撮っているような作品になっています。

こういった案が、自然に浮かんでくるのでしょうか？
女性のお腹のお肉がリアルです。

佐伯さんによる、まるでレイプしているような現代枕絵。
 

出典: http://amidacamera.jugem.jp/?eid=343

沢山のおじいさんに襲われている若い女性。
縛られていますね。

こんな絵を描きますが、佐伯俊男さんは実は優しくてとても良い人。
内面と話す時の人当たりは違うのかも？

葛飾北斎の肉筆春画を描く時のペンネーム「鉄棒ぬらぬら」がやっぱり大人気。
現代のエロマンガ家でも使いそうなペンネーム名ですよね。(笑)

西洋風に描かれた、外人が出てくる春画です。
この春画を描いたのは葛飾北斎の長女の婿ということで、やはり春画界に葛飾北斎あり！という感じですね。

でたらめなオランダ語が書かれているというのは笑いどころです。(笑)

ポルノの描写は何処の国にもあり、当然中国にだって春画がありました。
ツイートの画像には、その中国の春画がありますね。

元々日本は中国の影響を強く受けていますので、かなり共通点がある可能性も？

今回の「エッチな浮世絵「春画」が女子に大人気！子供は見ちゃダメ名作集【現代版枕絵あり】」はいかがでしたでしょうか？

ただエッチなだけではなく、ユーモアが含まれていてとても面白い春画。
女子に人気が出るとは驚きですね！

今までは春画は一応ポルノということでタブー扱いを受けてきましたが、もしかしたら今後はもっとオープンになるのかもしれません。
皆で春画アートを楽しんでいきたいですね！

江戸時代の浮世絵なのに、何故かスカイツリーやハンバーガーが描かれていたという謎をご存知でしょうか？
もし本当に肉筆で描かれていたとしたら、未来予知となってしまいますね！

興味がある方は是非チェックしてみましょう！