「トモダチ作戦」とは?被曝→訴訟の真実と海外の反応まとめ

トモダチ作戦とは、東日本大震災の際、米軍が遂行した災害救援作戦名です。ピーク時に2万人近い人員が動員されたトモダチ作戦ですが、日本に日米同盟の意義を再認識させ、中国やロシアに対してアメリカの存在感を示す意図もあったことが明らかになっています。

「トモダチ作戦」とは?被曝→訴訟の真実と海外の反応まとめのイメージ

目次

  1. 1「トモダチ作戦」とは【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】
  2. 2作戦の正式名称【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】
  3. 3「トモダチ作戦」のワッペン【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】
  4. 4「トモダチ作戦」の概要【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】
  5. 5「トモダチ作戦」の詳細【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】
  6. 6アメリカ海軍の「トモダチ作戦」【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】
  7. 7アメリカ海兵隊の「トモダチ作戦」【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】
  8. 8アメリカ空軍の「トモダチ作戦」【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】
  9. 9アメリカ陸軍の「トモダチ作戦」【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】
  10. 10「トモダチ作戦」の請求書【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】
  11. 11「トモダチ作戦」海外の反応
  12. 12「トモダチ作戦」で米空母が被曝【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】
  13. 13東京電力への訴訟【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】
  14. 14たった一人の「ありがとう作戦」とは【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】
  15. 15トモダチ作戦【被曝→訴訟の真実と海外の反応まとめ】

「トモダチ作戦」とは【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】

出典: http://save-life-action.org/トモダチ作戦.html

トモダチと聞くと、人気漫画の20世紀少年を思い出す人も多いと思いますが、
「トモダチ作戦」と言えば、アメリカ軍の作戦名で、2011年の3月11日に、
日本の東北地方を襲った「東日本大震災(3.11)」の際に行われました。

この「トモダチ作戦」は、日本に対する災害救助・救援および復興支援を目的に遂行され、
予算規模は約68億円、作戦に参加した将兵の数は2万4000人と、実に大規模なものでしたが、

作戦名に付けられた「トモダチ」という言葉が日本語であり、
本当に短い単語でありながら、日本のことを思いやってくれる"心"が伝わる作戦名として、
当時の日本人の多くが感謝の気持ちを感じずにはいられなかった作戦名として、今でも深く記憶に残る名称になっています。

実際、当時の日本人の中には、「トモダチ作戦という名前を聞いて涙が止まらなくなった…」という人も少なくないようです。

ちなみに、2013年当時、駐日大使であったキャロライン・ケネディ氏は、
このトモダチ作戦について、次のように語っています。

3.11トモダチ作戦は、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロに、日本の消防救助隊が駆けつけてくれた事に起因する。

これは、9.11のアメリカ同時多発テロの現場である世界貿易センタービルに駆けつけた外国の救助隊のうち、
現場で実際に救助活動を実施したのは日本の消防救助隊だけだった、という背景があるとのことです。
日本の消防救助隊って凄い!と思いますし、皆ちゃんと憶えてくれているんですね。

「トモダチ作戦」は、アメリカの日本に対する「ありがとう作戦」(後述)だったのかも知れません。

出典: https://www.army.mil/article/54595/ecc_ready_to_assist_with_the_operation_tomodachi_mission

作戦の正式名称【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】

出典: http://www.47news.jp/47topics/dokohe/1.html

トモダチ作戦は、
・アメリカの海軍(United States Navy)、
・海兵隊(United States Marine Corps)、
・空軍(United States Air Force)、
・陸軍(United States Army)の4軍が参加して遂行された統合作戦でした。

「トモダチ作戦」の正式名称は、Operation Tomodachi(オペレーショントモダチ)で、
本当にグッドネーミングだと思います。

(今の日本には、こんな素敵な作戦名を考える文化は無いと思います…)

誰しもが、グッドネーミング!と感じた「トモダチ作戦」ですが、
実はこれには、命名秘話ともいうべきものがあったんです。

米軍による東日本大震災の被災地支援活動「TOMODACHI(トモダチ)作戦」の命名の経緯が19日、複数の日米関係筋の話でわかった。  名付け親は、退役米空軍軍人で、現在、ハワイの米太平洋軍司令部に北東アジア政策課日本担当の職員として勤務しているポール・ウィルコックス氏(54)。日本を全面支援する米政府の方針を受け、作戦にふさわしい名前を司令部内で検討した際、同氏が発案した。  在日米軍基地での勤務経験はないが、仕事を通じた日本の友人が多い同氏は、聖書の教えなどを踏まえ、「まさかの友こそ真の友」という言葉通りに米国が行動することを日本国民に知ってもらうため 「まさかの友こそ真の友」という言葉通りに米国が行動することを日本国民に知ってもらうため「まさかの友こそ真の友」という言葉通りに米国が行動することを日本国民に知ってもらうため、「トモダチ」という言葉を思いついたという。太平洋軍のウィラード司令官が同氏の案の採用を決めた。 (2011年5月20日09時27分 読売新聞)


作戦名の命名者であるポール・ウィルコックス氏の 「まさかの友こそ真の友、という言葉通りに米国が行動することを日本国民に知ってもらうため」という作戦名に込めた思いは、 十分に日本人に伝わっていたと思います。本当にありがとうと言いたいです。 この思いが「ありがとう作戦」(後述)となって感動を巻き起こします。
 

「トモダチ作戦」のワッペン【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】

出典: http://enzai.9-11.jp/?p=12061

出典: http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-30-1

米軍が作戦実行するに当って、作戦名を書いたワッペンを用意して作戦に参加する将兵に配り、兵士の一体感を高める、という慣行があります。

もちろん、この「トモダチ作戦」でもワッペンが作られ、作戦の参加者の制服にしっかり貼り付けられていたのですが…、
この「トモダチ作戦」のワッペンに関して、とっても心温まるいい話があるんです。


(前略)ワッペンは、米海軍関係者と長年親交のあった日本人が救援活動に感銘を受けて製作し、「日米の架け橋になれば」と無償で提供したものだった。 「トモダチ作戦という名前を聞いて涙が止まらなくなった。お礼の気持ちからワッペンを作ろうと、手がすぐに動いた」。そう語るのは、「友」ワッペンを考案した月刊誌「航空ファン」編集部員の雨宮隆太さん。 tomodachi2.jpg妻の亜希美さん(33)が運営するインターネットの航空グッズショップを通じて、台湾の刺繍工場に発注し、14日から製作にとりかかった。 デザインは雨宮さんが担当。「トモダチ」をイメージし、日の丸の中央に「友」という漢字を置いた。「がんばろう日本」という文字を添えたのは、「被災された方も『アメリカ人が助けにきた』とすぐに分かり、被災者にも安心が伝わると思ったから」という。 (中略)厚木基地(神奈川県綾瀬市)で開かれる航空祭での通訳やボランティアなどを通じ米軍と親交を深めてきた雨宮さんはこれまでに1千枚を基地の部隊に無償提供。 その後も、各部隊から「こんなにフレンドシップを感じるものはない」「みんなでつけて頑張るから全員分ほしい。原価だけでも払いたい」と追加注文が殺到したという。 「友」ワッペンが報道されると、「ぜひほしい」という、一般からの問い合わせが相次いだため、1枚千円でチャリティー販売することも始めた。製作コストなどを除いた利益の全額を東日本大震災の義援金として寄付するという。(後略)・・・
 

これはある意味、もう1つの「ありがとう作戦」(後述)と言えるかも知れません。

また、ワッペンの"友"という漢字が上手いな、と思っていたら、日本人の方がデザインしてたんですね!

ふと思いついて、ユーチューブで「トモダチ作戦 ワッペン」と検索したら、たくさん動画がアップされてましたので、いくつか載せてみます。

「トモダチ作戦 ワッペン動画」1

「トモダチ作戦 ワッペン動画」2

「トモダチ作戦 ワッペン動画」3

「トモダチ作戦 ワッペン動画」4

「トモダチ作戦 ワッペン動画」5

「トモダチ作戦 ワッペン動画」6

「トモダチ作戦」の概要【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】

出典: http://shachoublog.net/nyu-su/obama-ennzetu-kyuuennbutai.html

実は「トモダチ作戦」は、命令なしの”独断専行”で開始されたものだったって知ってました?

2011年の3月13日(東日本大震災から2日後)に、米原子力空母「ロナルドレーガン」は、
米韓合同演習に参加する為に、日本から1300キロ離れた太平洋を航行していました。

ロナルド・レーガンの艦長だったトム・バーク氏は、テレビで報道される内容に衝撃を受け、
上司であった司令官のロバート・ギリア氏に、「被災地に向かうべき」と進言します。

この進言に対し、司令官であるロバート・ギリア氏が決断した内容は、
「よし行こう」というものだったそうです。

(この決断が「ありがとう作戦」(後述)となって別の感動を巻き起こします。)

そして、部隊は13日中には仙台沖に到着し、到着した日に早くもロナルド・レーガンの中で、
日本の自衛隊と調整会議が開かれたとのこと。

そして、その後ヘリコプターを使った救援物資の運搬や遭難者の捜索・救出に加え、自衛隊ヘリへの給油も始まりました。

ちなみに、「トモダチ作戦」の正式な命令が出たのは、翌日の3月14日だったとのことです。

http://www.cpf.navy.mil/news.aspx/000328

「トモダチ作戦」の詳細【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】

出典: http://jforceclub.blog.fc2.com/blog-entry-42.html


「トモダチ作戦」は、アメリカの各軍が連携した統合軍の形で行われました。

作戦には、24000人の将兵が参加し、ハワイに設置されている司令部組織(JTF-519)が日本の横田基地へ移されて統合支援部隊として遂行され、
最初の司令官としてウォルシュ海軍大将 太平洋艦隊司令官が任命されました。
 

出典: http://ei8at12so.seesaa.net/article/132992968.html

アメリカ海軍の「トモダチ作戦」【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】

出典: https://www.nist.gov/image/sealoftheunitedstatesdepartmentofthenavysvgpng

・アメリカ海軍は、震災2日後の13日中には仙台沖に到着し、空母ロナルド・レーガンの中で自衛隊と調整会議を開いています。
・また震災の3日後の時点で、10隻の艦艇を現地に派遣しています。
・ロナルド・レーガンをはじめとする米空母群は、米軍のヘリコプターのみならず、日本の自衛隊のヘリコプターの洋上給油拠点として運用されました。
・ロナルド・レーガンの将兵からは、毛布やセーターなど合計1000着以上が寄付されました。
・揚陸艦エセックスの将兵からは、おもちゃが寄付されました。
・4月4日、空母ロナルド・レーガンは今回の作戦拠点としての任務を終え、通常任務に復帰しました。

この他にも
・揚陸艦「トーテュガ」が、北海道から陸上自衛隊の車両90台、人員500名を本州へ輸送。
・揚陸指揮艦「ブルー・リッジ」は、シンガポールで急遽予定を変更して救援物資を乗せ日本へ向かう。

など、様々な地点でトモダチ作戦が行われました。

これらに対する感謝の思いが「ありがとう作戦」(後述)となって感動を巻き起こします。

出典: hhttps://ja.wikipedia.org/wiki/ロナルド・レーガン_(空母)

アメリカ海兵隊の「トモダチ作戦」【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】

出典:https://www.pajhwok.com/en/2016/04/06/hurt-afghanistan-us-marine-corps-dog-wins-top-medal

・第31海兵隊遠征隊は、揚陸艦「エセックス」で沖縄から東北へ向かい、孤立していた仙沼市の大島に救援物資や工事用車両などを揚陸艇で届け、救援活動に当たりました。
(この上陸作戦は、海兵隊と自衛隊、自治体との調整の下で実施されました。)
・4月1日からは海兵隊の兵員も300人以上上陸し、島内の残骸除去を行ないました。この作戦はフィールドデー作戦 (Operation Field Day) と命名され4月6日まで続いています。

これらに対する感謝の思いが「ありがとう作戦」(後述)となって感動を巻き起こします。

アメリカ空軍の「トモダチ作戦」【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】

出典:http://store.nationalww2museum.org/usaf-retired-logo-patch.html

・沖縄嘉手納基地の米空軍第320特殊戦術飛行中隊は、輸送機で松島基地に着陸。陸路で仙台空港へと移動し、滑走路の残骸を除去して臨時の航空管制を開始しました。
・この後、離着陸のための滑走路が確保された部分を利用し、航空輸送を開始しています。アメリカ空軍はこの空港を使い200万トン以上の食料や水、毛布を被災地まで運びました。

これらに対する感謝の思いが「ありがとう作戦」(後述)となって感動を巻き起こします。

アメリカ陸軍の「トモダチ作戦」【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】

出典: https://www.brandsoftheworld.com/logo/department-of-the-army

・3月14日にアメリカ本土の第1軍団から救助部隊が到着。補給のための前進後方支援拠点を構成。
・4月21日からソウルトレイン作戦(Operation Soul Train)を開始し、自衛隊と協力して仙石線の駅や線路に流れ込んだ残骸の除去作業を行ないました。

これらに対する感謝の思いが「ありがとう作戦」(後述)となって感動を巻き起こします。

「トモダチ作戦」の請求書【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】

出典: http://azuminodiary.blog82.fc2.com/blog-entry-10.html

じつは、この「トモダチ作戦」には後日談があり、無償では無いことが判明したとメディアで報道されています。

元外交官で外交評論家の孫崎享氏は、

「災害救助をPRの絶好の機会、当然無償と思っていた。」
「両政府は米側予算の超過の場合に備え、日本側負担割合も含め、対応の協議に着手」
「無償でないことに愕然とした。」

などと述べています。


また『東京新聞』は社説で

「外交は、純粋な善意だけで成り立つはずもない。みてきたように『トモダチ作戦』は、米国の利益に直結している」

と説明しています。

確かにアメリカは、超現実的な国らしいし、国の財政状況も決して良くないことを考えれば、
作戦費用を請求されても、無理もない気がします…。

ただ、これは後付的に軍の上層部や政治家達が考えたことで、
「トモダチ作戦」の命名者や、命令が出る前に独断で救助を決断した
空母「ロナルド・レーガン」の乗組員たちの思いは、きっと純粋なものだったと思います。

日本の作戦に対する感謝の思い「ありがとう作戦」(後述)は、一層輝いています。

「トモダチ作戦」海外の反応

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/トモダチ作戦

アメリカ軍による「トモダチ作戦」が実行された動画が世界に投稿されるにつれ、
日本以外の海外の国でも、いろんなコメントが寄せられています。

・米海軍は、今回の作戦では素晴らしい仕事をしてるね。揚陸艦というのは、物資を運ぶのには最適なんだ。沿岸の町への緊急援助には、大量の物資を積めること、それから物資を運ぶヘリや輸送艇も積めるってことが不可欠だから。

・戦争使われるにはずの兵器が、平和的に使われてるのを見るのはいいものだよ。

・海兵隊、がんばってんな。元海兵隊員として誇りに思うよ。

・数え切れない人々の命が失われた。地震と津波が引き起こした災害は、本当に現実を超えてた。そして、福島では放射能漏れの危険もある。

僕は、この災害の発生と同時に、米国が自ら進んで救援と復興の手助けに乗り出したことを心から誇りに思ってる。
家族の一人が海兵隊員で、青森の三沢にいるんだ。本当に、その彼のことも誇りに思ってるよ。

・夫が海兵隊員で、日本の北に配備されてるの。北日本の海兵隊は、一番最初に救助に乗り出した隊の1つ。海兵隊、空軍、国防総省、そして、ここにいる私たち家族みんなが出来うる限りのことをやってる。

このコミュニティの一員であることに心から誇りを感じる一方で、これほど必要とされる事態になってしまったことにショックを受けてもいる。日本のために祈りましょう。そして、彼らが立ち直る手助けをしましょう!

・以前、軍にいたんだ。今は東京に住んでる。こういう軍の作戦を見るときが、僕が祖国に一番誇りをもてるとき。この作戦を続けていってほしいと願ってる。

・良いニュースだ!がんばってくれ!

・イラクやアフガニスタンに使うより、日本に金と物資を使ったほうがいい。イラクやアフガンに使ったところで金の無駄だ。

・アメリカは、オレたちの本当の目標はなんなのかってことを自覚するべきだよな。

・素晴らしい動画だった。日本の人たちがたくさん感謝してくれてるけど、オレたちにしたら、「大丈夫、どういたしまして!」ってとこだ。

・オペレーション・トモダチか。米軍がかつてやった中で最高の作戦だったな。

「トモダチ作戦」で米空母が被曝【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】

じつはこの後、「トモダチ作戦」に参加していた空母「ロナルド・レーガン」ほかの艦艇が、
放射線に被曝していたことがアメリカ第7艦隊の報道官によって明らかにされました。

その内容は、
・被曝少なく、洗浄後に行った放射線検査では陰性反応を示した。
・日常生活上で1ヶ月間に被曝する放射線量未満。

と説明され、放射能ダメージは軽微なことを印象づけるものでした。

しかし、その一方で、乗組員の放射線被害を聞いた小泉元首相がカリフォルニア州を訪問し、
直接放射線被害の説明を受け、「見過ごせない」と涙を見せ、支援基金設立を発表しました。

東京電力への訴訟【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】

2012年12月に「トモダチ作戦」に従事してした空母「ロナルド・レーガン」の乗組員(8名)が、
東京電力を相手取って、総額1億1000万ドル(約94億円)の損害賠償を求める訴訟を連邦地裁に起しました。

(この後、原告の数は増えて200名を超えています。)

乗組員の放射線被害は、アメリカ軍の説明とは異なり、
実際は過酷なもので、既に死亡者も出ているという主張もあります。

一方、東電は「健康被害が福島の事故と因果関係があるとは解明できない」と主張しているようです。

真相は、というか裏側では一体どうなってるんでしょうか?

この話を読んで思い出すのは、
2001年のアメリカ9.11テロで救助活動にあたった元消防隊員の人たちが、
ガンで亡くなっている、という報道です。

補償も十分では無く、健康被害を受けた初動対応者が健康補償を受給し始めるまでに要する年数は12年もかかるらしいです…

たった一人の「ありがとう作戦」とは【被曝被害者をめぐる支援金、訴訟の真実と海外の反応】

「ありがとう作戦」とは、米軍の「トモダチ作戦」にお礼を言いたいと、
ある日本人のmixiユーザーが一人で感謝を伝えに行った出来事を指します。

「ありがとう作戦」の詳細とは、

彼は「拝啓 トモダチ作戦に参加されている合衆国軍全将兵の皆様」と切り出した手紙を携えて、空港へ。尽力してくれた米軍一人ひとりに感謝の気持ちを伝えたかったという。そして手紙には、彼らに最高の賛辞を与えるため「伊達男」という言葉の説明が添えられていた(伊達男とは、宮城の武将伊達政宗に由来する言葉で、粋な男を意味する。伊達男=米軍)。 さらに、震災で荒地と化した町の本来の姿を映した写真を添えていたのである。英語力が拙かった彼は、mixiで協力を募り、なんとか手紙を完成させたそうだ。 会話に不安を抱いていた彼なのだが、さいわいにも応対してくれた大尉が日本語堪能な人物だった。大尉にお礼を伝えると海兵たちが次々と集まり、「サンキュー、トモダチ!」、「アリガトウ!」と温かく迎えられた。そればかりか、大尉の計らいで現場で指揮を執っていたコゼニスキー大佐と会うことに。大佐と会ったときのことを、彼はブログでこう綴っている。 「改めて事情をお話し、大佐の「あなたが撮ったの?」、「ここはどこの写真?」、「ご家族や家は大丈夫だったかい?」といった質問を、大尉さんに通訳してもらいながらお話ししました」 感謝を伝えに来たはずの彼だったが、大佐からは次のような言葉が飛び出した。 「海兵隊にいて長いが、こんなに嬉しいことはなかったよ」 そして、所属部隊のロゴが入った記念コインをいただいたそうだ。彼にとってこのメダルは一生の宝物になり、メダルに刻まれた「Semper fidelis」(ラテン語で「常に忠義・忠誠・忠実であれ」的意味)は彼の信条になった。物語はこれで終わらない。 彼はこの後に浜辺に移動し、流木などを使って、「ARIGATO」の文字を書いたのだ。「いびつだし、下手くそだからわかってくれるかはわからないけど、まあ、いい自己満足にはなったよ(笑)」と、発見される見込みが薄いのを承知で、砂浜に感謝の文字を書いたのだ。 ところが4月8日になって、この文字が「トモダチ作戦」指揮官、ロバート・トス空軍大佐に発見されたのである。そのときの様子が米軍横田基地のブログで紹介されたのだ。4月3日の出来事として、大佐自身の言葉でこう伝えている。 「走路に向かって最終アプローチをかけた時だった。滑走路27番に向けて800メートルほど離れた砂浜の上空を飛行していた時、ふと下を見るとそこに日本語の「ARIGATO」の文字があるのに気がついた。津波でなぎ倒された松の木を20~30本使ってかたどったらしい。 我々の支援など日本の人々の労力に比べたら、何でもない。それどころか、我々が去った後も彼らの戦いは続くのだ」 と発見したときの驚きを伝えている。

言葉がありません。凄い実行力だと思います。
「ありがとう作戦」を実行した彼は、日本の誇りだと思います。

「ありがとう作戦」って日米2国間の関係を、今後何年間も支えてくれるような気がします…

トモダチ作戦【被曝→訴訟の真実と海外の反応まとめ】


「トモダチ作戦」については、無償の協力ではなかったり、作戦の参加者が放射能に被爆したり…とそのすべてを、「ただただ感謝します」と受け入れるわけにはいかない事項も含まれているようです。

しかし、「トモダチ作戦」という作戦名を考えた人や、軍の命令が出る前に独断で救助を決断した、空母「ロナルド・レーガン」の乗組員たちの思いは、きっと純粋なものだったと信じたいです。

 

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