2021年03月30日公開
2021年03月30日更新
家紋の調べ方!苗字から自分の家紋を調べることは可能?検索方法一覧
皆さんはご自分の家に代々伝わる家紋をご存知ですよね! 日本には現在一万種類近くの家紋があるといわれていますが、ではその家紋を、苗字から辿って調べることはできるのでしょうか? 今回は、そんな苗字と紋章の関連などについて調べていきたいと思います。
目次
- 1家に代々伝わる家紋とは?
- 2苗字から家紋を調べるには?
- 3家紋の使用頻度ランキング! 五大紋、十大紋とは?
- 4五大紋その1、藤紋
- 5五大紋その2、桐紋
- 6五大紋その3、鷹の羽
- 7五大紋その4、木瓜(もっこう)紋
- 8五大紋その5、片喰紋(かたばみもん)
- 9十大紋その6、蔦紋(つたもん)
- 10十大紋その7、茗荷紋 (みょうがもん)
- 11十大紋その7、沢瀉紋(おもだかもん)
- 12十大紋その9、柏紋 (かしわもん)
- 13十大紋その10、橘紋(たちばなもん)
- 14苗字のランキングと、家紋について調べてみよう!
- 15苗字1位 佐藤の家紋を調べてみた!
- 16苗字2位 鈴木の家紋を調べてみた!
- 17苗字3位 高橋の家紋を調べてみた!
- 18苗字4位 田中の家紋を調べてみた!
- 19苗字5位 伊藤の家紋を調べてみた!
- 20苗字6位 渡辺の家紋を調べてみた!
- 21苗字7位 山本の家紋を調べてみた!
- 22苗字8位 中村の家紋を調べてみた!
- 23苗字9位 小林の家紋を調べてみた!
- 24苗字10位 加藤の家紋を調べてみた!
- 25苗字11位 吉田の家紋を調べてみた!
- 26苗字12位 山田の家紋を調べてみた!
- 27苗字13位 佐々木の家紋を調べてみた!
- 28苗字14位 山口の家紋を調べてみた!
- 29苗字15位 松本の家紋を調べてみた!
- 30苗字16位 井上の家紋を調べてみた!
- 31苗字17位 木村の家紋を調べてみた!
- 32苗字18位 林の家紋を調べてみた!
- 33苗字19位 斉藤の家紋を調べてみた!
- 34苗字20位 清水の家紋を調べてみた!
- 3521位以下の苗字ランキングと、家紋の紹介!
- 36まとめ
家に代々伝わる家紋とは?
出典: http://blog-imgs-37.fc2.com
家紋の起源は遠く平安時代まで遡り、日本各地に住んでいた氏族が、他の氏族と区別を図るためその土地の名前などをそれぞれの家名とし、それが後の名字(苗字)となっていきました。
さらにその家の独自性を示す固有の印として紋章が作られ、名字と共に家を表わす家紋として使われるようになりました。
そしてこの家紋は、先祖代々その家に伝わっていき、皆さんご存知のように墓石や屋根の瓦、また紋付の着物などに使われています。
苗字から家紋を調べるには?
出典: http://ohaka-matsukawa.com
自分の家に代々伝わっている家紋は何なのか、また既に家紋がある場合でも、それがどのように決まったのか知りたいですよね!
家紋の調べ方は、次のような方法が考えられます。
その1.お墓
お墓には代々伝わる家の名前と一緒に、殆どの場合家紋も一緒に刻まれていますので、まずはお墓をみてみましょう。
その2. 紋付きの着物
先祖から代々伝わる着物などに付いている、紋を確認してみましょう。
その3. 先祖の写真
ご先祖の写真などが飾られている場合は、着ている着物などに付いている紋を参考にしてみましょう。
その4.仏壇や神棚
仏壇や神棚などに家紋が描かれていないか確認してみましょう。
さらに、代々伝わっている遺品などに、紋が描かれていないか調べましょう。
その5.苗字
苗字そのものから、家紋を調べてみる場合ですが、現在、苗字や姓名から確実な家紋を探し出すのは難しいとされています。
家紋は役所などへの登録制度はありませんので、苗字と1対1で特定することはのは難しく、代々伝わってきた家紋を使っているというのが現状でしょう。
江戸時代には武家から商人、庶民まで規範や規則がなく家紋を付けることが許され、広まっていったという事です。
逆に現在でも、自分の気に入った紋があればそれを使えるという事です。
参考として、下のサイトに、各苗字毎に多く使われている家紋が何か?
という質問に答えてくれるサイトがありますので、そこで自分と同じ苗字の家で使っている家紋を見ることが可能です。
家紋の使用頻度ランキング! 五大紋、十大紋とは?
では苗字から自分の家紋を調べる前に、現在日本でどんな家紋があって、どの家紋が一番多く使われているのか、1位から10位までランキングを追って、確認していきましょう!
出典: http://blog.goo.ne.jp
十大紋
現在使われている家紋は、一万種類近くあると言われていますが、ではどの家紋が一番使われているのでしょうか?
一般的に特に多く分布する、「藤紋」、「桐紋」、「鷹の羽紋」、「木瓜(もっこう)紋」、「片喰(かたびら)紋」、の5つの紋のことを5大紋と呼んでいます。
更に、この五大紋に続いてよく使われている「蔦(つた)紋」、「茗荷(みょうが)紋」、「沢瀉(おもだか)紋」、「橘紋」、「柏紋」の五つの紋を加えて、十大紋と呼んでいます。
以下に、それぞれの紋について説明していきます。
五大紋その1、藤紋
出典: https://upload.wikimedia.org
藤紋は、藤の花や藤の葉をデザインして作られた家紋でその種類も多く、上の画像の下り藤の他に、上り藤、一つ藤巴、藤輪、利久藤、三追い藤、黒田藤などの種類が有ります。
元々は藤原氏の流れ汲むと言われる、名前に「藤」を入れた苗字、佐藤、伊藤、加藤、斉藤、安藤姓などの家が多く用いている家紋です。
家紋一覧の検索によると、200以上の藤紋の種類が有ることがわかります。
五大紋その2、桐紋
出典: http://livedoor.4.blogimg.jp
桐紋は、桐の葉や桐の花をデザインして作られた家紋で、桐花紋(とうかもん)とも呼ばれています。
また桐紋は、菊紋と共に皇室が用いた家紋で、次第に皇室から将軍家へ、将軍家から家臣へと下賜されていき、豊臣秀吉も五七桐を使っていました。
五七の桐とは、上の画像の右側、上部の花の数が五-七-五となっている所から由来しています。
その後、名家から庶民まで幅広く使われ、現在では、日本国政府の紋章としても採用されています。
その関連で、ご存知のように500円硬貨の模様にもなっていますね!
家紋一覧の検索によると、320種類以上の桐紋が表示されます。
五大紋その3、鷹の羽
出典: http://hakko-daiodo.com
鷹の羽をデザインして作られた家紋です。
鷹の羽紋が最初に見られるのは、鎌倉時代の「蒙古襲来絵詞」に描かれている菊池武房の軍旗に描かれた「並び鷹の羽」です。
勇壮な鷹の羽の紋ということで、武士の間で人気があり、広く使用されるようになりました。
鷹の羽の紋はこの他にも、上の画像にある「丸に違い鷹の羽」、「陰違い鷹の羽」,「丸に並び鷹の羽」、「丸に一つ鷹の羽」などのバリエーションがあり、赤穂浪士でお馴染みの浅野内匠頭の家紋も「浅野鷹の羽」です。
家紋一覧の検索方法により詳細を調べてみると、110種類以上の鷹の羽紋が有ることがわかります。
鷹の羽 家紋の種類
出典: http://livedoor.blogimg.jp
五大紋その4、木瓜(もっこう)紋
出典: https://s-media-cache-ak0.pinimg.com
織田木瓜(おだもっこう)
瓜を輪切りにしてその断面を上から見た様子や、鳥の巣をデザインして作られた紋で、子孫繁栄を目指して使われた家紋とされています。
織田信長の家紋も「織田木瓜」という紋です。
家紋一覧の検索方法により詳細を調べると、93件の木瓜紋の種類があります。
五大紋その5、片喰紋(かたばみもん)
出典: http://tsuginosuke.net
片喰紋(かたばみもん)は、ハート型の三つ葉をデザインして作られており、その歴史は古く、平安時代に牛車に描かれた紋として使用された記録が残っています。
片喰の草は、抵抗力が強く、一度生えると取り除くことが難しく、また繁殖力が強く「(家が)絶えない」に通じることから、武家の間で、家運隆盛や子孫繁栄の縁起を担いで広く用いられました。
家紋一覧の検索方法により詳細を調べると、170以上の種類を見ることができます。
十大紋その6、蔦紋(つたもん)
出典: http://wamonoya.ocnk.net
蔦(つた)紋は、「蔦」の草を図案化して作られた紋で、この画像の紋は蔦の葉を丸で囲んでいますが、他に藤堂氏の苗字の家紋として丸い囲いのない「藤堂蔦(とうどうづた)」や、葉の端部を尖らせた「鬼蔦(おにつた)」などの種類があります。
十大紋その7、茗荷紋 (みょうがもん)
出典: http://hakko-daiodo.com
茗荷の花を図案化して作られた紋で、ほとんどは「抱き茗荷」やそれに丸をつけた「丸に抱き茗荷」であり、70種類以上のバリエーションがります。
戦国時代以後、天台宗の摩多羅神の神紋として用いられたのを始めとして、「茗荷」の読みが「冥加」に通じることから神仏の加護が得られる縁起の良い紋として、神社や寺などで多く使用されています。
十大紋その7、沢瀉紋(おもだかもん)
出典: https://upload.wikimedia.org
沢瀉紋(おもだかもん)の名前は、多年草であるオモダカを図案化したことに由来し、葉の形が矢尻に似ていることから、武家に多く使用されるようになり、別名「勝軍草(かちいくさぐさ)」とも言われています。
種類としては5つの花をつけた「立ち沢瀉」や、葉だけのものを「葉沢瀉」、花のあるものを「花沢瀉」、流水や波紋を描いた「水沢瀉」などがあります。
十大紋その9、柏紋 (かしわもん)
柏紋の名前の由来は、古代に柏の葉にご馳走を盛って神に捧げ習わしがあり、「神聖な木」と見られるようになって、神社や神家で柏の葉を紋に使ったことが始まりと言われています。
柏手(かしわで)を打つとは神意を呼び覚ますことをいいますが、柏が神聖な木として神と結びつけられたようです。
十大紋その10、橘紋(たちばなもん)
出典: http://hakko-daiodo.com
橘紋(たちばなもん)の名前は、タチバナの実と葉をデザインしたことに由来し、模様としては平安時代末期頃に既に使われていました。
江戸時代には90家余りの旗本が用い、元明天皇が、葛城(かつらぎ)王に橘姓を下賜したことに因み、橘系の氏族や、橘氏の後裔と称する家系、また関係のあった氏族が家紋として用いるようになりました。
苗字のランキングと、家紋について調べてみよう!
ここでは、現在日本で使われている苗字の多い順にランキング1位から30位まで、その名前の由来や、使われている家紋などに関して、見ていきましょう!
もし同姓の名前があれば、家紋も確認できるかもしれませんね!
苗字1位 佐藤の家紋を調べてみた!
出典: http://www.harimaya.com
左から/上り藤・山桜・水車・源氏車
苗字ランキング1位、佐藤の苗字の人は、全国に約189万人います。
苗字の源流をたどる場合に、「源平藤橘(げんぺいとうきつ)」という四つの分け方があり、これは「源氏」、「平氏」、「藤原氏」、「橘氏」の四氏から来ています。
佐藤氏は藤原秀郷をその源流とし、その名前の由来は、左衛門尉の位の「左(佐)と藤原氏の「藤」をあわせて佐藤とした説。
佐野に移り住んだの藤原氏としての「佐藤」説。
佐渡に渡ったの藤原氏の「佐藤」などの諸説があります。
その家紋は、上り藤や山桜、水車、源氏車などが多いようです。
役所登録 名前1位:佐藤
家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:上り藤・山桜・水車・源氏車
藤原秀衡
出典: https://upload.wikimedia.org
苗字2位 鈴木の家紋を調べてみた!
出典: http://www.harimaya.com
左から/結び付き抱き稲・神宮弊・対い二つ藤・烏・太輪に一つ鈴
鈴木の苗字の人は、全国に約180万人います。
全国で佐藤姓に続いて、僅差で二位になっている名前が鈴木姓です。
鈴木姓の名前の由来は、かなり古く「古事記」や「日本書記」などの神代説話の中に、既に登場しており、熊野神に稲穂を捧げて穂積の姓を賜った鈴木氏は、以来紀州一帯に、権勢を大いにふるったと古書に伝えられています。
また、熊野大権現の社家・鈴木氏は、後に紀州の藤白の地に移り、日本諸国に散在する「鈴木」の総本家となったとのことです。
役所登録 名前2位:鈴木
家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:稲穂丸、下り藤、三本足の烏、洲浜
熊野大権現、鈴木氏
出典: http://www.otsuka-art.com
苗字3位 高橋の家紋を調べてみた!
出典: http://www.harimaya.com
左から/切り竹・切り竹笹・中陰菱に花菱・丸に笠・丸に一つ花杏葉
全国で三番目に多い高橋さんは、約140万人います。
高橋の名前の由来の多くは、地名からつけられたもので、大和国添上郡高橋が発祥の地で、高橋氏は大和の古代豪族の一つです。
また地形から付けられたとされ、高いところにある橋ということに由来します。
水面から高い場所に架けられた橋は、全国どこにでも存在したので各地に高橋という苗字が存在しています。
役所登録 名前三位:高橋
家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:切り竹・切り竹笹・中陰菱に花菱・丸に笠・丸に一つ花杏葉
高い橋
出典: http://blogimg.goo.ne.jp
苗字4位 田中の家紋を調べてみた!
出典: http://www.harimaya.com
左上から/蔓木瓜・三つ巴・丸に四つ目結・細輪に蔦・剣酢漿草・ (二段目)丸に違い矢
田中姓の人は、全国で約140万人います。
田中の名前の由来は、田の中に居住し囲の田を管理した人という意味から付けられたと言われています。
田圃の周辺に住んでいた人々によって集落が形成され、田中の地名が増えていき、特に関西・北九州では田中姓が多くなっています。
これは稲作が西日本から東日本へ伝っていった歴史によるものとも思われます。
役所登録 名前順位4位:田中
家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:蔓木瓜(つるもっこう木瓜)・三つ巴・丸に四つ目結・細輪に蔦・剣酢漿草・丸に違い矢
田の中
出典: http://img-cdn.jg.jugem.jp
苗字5位 伊藤の家紋を調べてみた!
上り藤
出典: http://www.meizan.co.jp
庵木瓜(いおりもっこう)
出典: https://iwiz-chie.c.yimg.jp
伊藤姓の人は、全国に約108万人います。
藤原秀郷の子孫が、三重県の伊勢に住みはじめ、藤原の「藤」と、伊勢の「伊」を合わせ伊藤姓を名乗り始めました。
他にも伊豆国四方郡伊東庄に住み始めた、藤原南家河津流の人々も伊豆の「伊」と「藤」を付けて、伊藤姓を名乗りました。
*役所登録 名前順位5位:伊藤
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:上り藤・丸に上り藤・木瓜・九曜・庵木瓜
伊勢や、伊豆の藤原氏
出典: https://upload.wikimedia.org
苗字6位 渡辺の家紋を調べてみた!
渡辺姓の人は、全国に約107万人います。
嵯峨天皇の皇子で源姓を賜った氏(嵯峨源氏)、源融(とおる)四世の孫、鬼退治で有名な渡辺綱の子孫達が、現大阪府中心部である中之島付近のかつて渡辺と呼ばれた土地に住みついたのが起源とされています。
渡辺は、他にも「渡邉」「渡邊」「渡部」などの綴りで書く姓がありますが、元々は海上交通にて日本の全国に広がっていった「渡辺」姓ですので、どれも「ワタナベ」として由来はひとつです。
*役所登録 名前順位6位:渡辺
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:渡辺星・三つ星・重ね三つ星・丸に三つ星
苗字7位 山本の家紋を調べてみた!
丸に立梶の葉
出典: https://kamon.myoji-yurai.net
山本姓の人は、全国に約106万人います。
山本は本来、山麓の意味で山元も同じとされ、西日本には山本という地名も多く、それを名字として付けたとされています。その為、西日本一帯に山本姓が多くなっています。
元々、山本氏は山の麓に住み、山の神のお告げを伝える役目を担った山人であったと考えられ、山本氏に神主が多いのもそれに由来しているとされます。
*役所登録 名前順位7位:山本
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:丸に立梶の葉・鳥居に鳩・対い烏・丸に一つ石・左三つ巴
苗字8位 中村の家紋を調べてみた!
中村姓の人は、全国に約105万人います。
古代には、稲作の定着と発展に伴い集落の人口が増えていき、耕地の拡大にしたがって分村化が進んでいきました。
そして村の中央を「中村・本村・元村・本郷」などと呼び、周辺をその方角によって「上村・下村・北村・西村」と名付けられました。
中村は本村や本郷と同じように、村の中央地区を指して呼ばれ、そこに住む人たちの苗字となっていきました。
*役所登録 名前順位8位:中村
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:花菱・立ち沢瀉・丸に橘・二重亀甲・抱き稲
中の村
出典: http://www.vill.nagano-toyooka.lg.jp
苗字9位 小林の家紋を調べてみた!
輪違い
出典: http://img-cdn.jg.jugem.jp
小林姓の人は、全国に約103万人います。
小林姓の由来は、文字通り小さな林や、人家に近い林、灌木の茂みなどから来ています。
苗字としての小林は全国的に分布しており、特に上野(こうずけ:群馬)と、信濃(しなの:新潟)に小林姓が多く分布しています。
上野の小林氏は桓武平氏の末裔で、緑野郡小林と多野郡御厨小林を根拠とした秩父氏高山党の分かれと言われています。
一方、信濃の小林氏は伊那郡と諏訪郡 から源流とした二つの流れがあり、いずれも諏訪神党にゆかりがあり、諏訪郡の小林氏は諏訪氏と同族であり、伊那郡の小林氏は知久氏の分かれといわれています。
*役所登録 名前順位9位:小林
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:輪違い・揚羽蝶・蔦・酢漿草・三階松
苗字10位 加藤の家紋を調べてみた!
三つ剣蛇の目
出典: http://www.rakuten.ne.jp
丸に蛇の目
出典: http://kamon-db.net
加藤姓の人は、全国に約89万人います。
加藤の名前の由来は、加賀に住む藤原氏から「加藤」と呼ぶようになり、藤原利仁の子で斎藤氏の祖となった叙用の子、吉信が加賀介となって加賀に下り、さらにその子忠頼も加賀介に任ぜられ、加賀の「加」に「藤」を付けて加藤姓を名乗りました。
その後、吉信の曾孫景道も加賀介となり、代々の「加藤」を引き継いでいきました。
*役所登録 名前順位10位:加藤
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:丸に蛇の目・三つ剣蛇の目・蛇の目・加藤藤・四つ巴
苗字11位 吉田の家紋を調べてみた!
丸に隅立て四つ目
出典: http://www7b.biglobe.ne.jp
捻じ山桜(ねじやまざくら)
出典: http://kamondb.com
吉田の苗字の人は、全国に約84万人います。
吉田姓の由来は「ヨシダ」とか「キチダ」と呼ばれ、実りの多い良田、美田から来ていると言われています。
吉田は、地名、苗字ともに全国に広く分布しており、特に京都・大阪・兵庫・奈良県などの関西に多く分布しています。
古代には春日氏族の吉田(きちだ)連があり、平安時代に京都吉田神社の宮司となり、卜部兼煕(うらべかねひろ)の時に吉田姓に改め、「徒然草」を著わした吉田兼好はこの一族です。
*役所登録 名前順位11位:吉田
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:丸に隅立て四つ目・捻じ山桜・三つ目・蔦・抱き梶の葉
吉田神社(京都)
出典: http://www.harimaya.com
苗字12位 山田の家紋を調べてみた!
丸に山の字
出典: http://www.rakuten.ne.jp
山田の苗字の人は、全国に約82万人います。
山田姓の由来は文字通り、山にある田、山間にある田のことで、昔は田のほとんどが山の裾野など山の近くにあり、それだけに、山田の地名は全国津々浦々にあり苗字としてもそこに住んでいた人々が自然と山田姓を名乗っていきました。
*役所登録 名前順位12位:山田
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:丸に八の字・丸に山の字・角九曜・長尾巴
苗字13位 佐々木の家紋を調べてみた!
佐々木の苗字の人は、全国に約68万人います。
佐々木姓の由来は、宇多天皇の子孫が現滋賀県である「近江国蒲生郡佐々木」に移り住んで、佐々木姓を名乗ったとされています。
佐々木姓といえば、宮本武蔵と巌流島で決闘した「佐々木小次郎」が有名ですが、その出生は現福岡県田川郡添田町の有力豪族佐々木氏のもとに生まれたという説がありますが、その詳細は残念ながらよく分かっていないという事です。
*役所登録 名前順位13位:佐々木
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:平四つ目結・石餅四つ目結・ねじ四つ目結
沙沙貴(ささき)神社(滋賀県近江八幡市)の神紋 四つ目
出典: http://castleinformation2.blog.so-net.ne.jp
苗字14位 山口の家紋を調べてみた!
笹竜胆(ささりんどう)
出典: http://kisetsumimiyori.com
山口の苗字の人は、全国に約65万人います。
山口姓の由来は、文字どおり「山の入り口」という意味で、地名としては古く、山への入り口にあたる周辺を「山口」と呼び、山が多い日本では、地名としての数も多く、全国に約150箇所位あります。
そしてその地名をそのまま苗字として使った家が多く、西日本に広く分布しています。
山口県の名前の由来は、明治時代に山口町をそのまま県の名前にしたとのことです。
*役所登録 名前順位14位:山口
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:大内菱・山口撫子・入れ子菱・笹竜胆
山の口
出典: http://pds.exblog.jp
苗字15位 松本の家紋を調べてみた!
丸に一つ松
出典: http://www.meizan.co.jp
松皮菱
出典: http://logo-imagecluster.img.mixi.jp
松本の苗字の人は、全国に約63万人います。
松は昔から、常に変わらぬ緑を宿す木として、長寿の象徴として尊ばれ、またその毅然とした姿から百木の長ともされてきました。
さらに、松は神を招く「佳木」として尊重され、祖霊の宿る木として門松などに用いられてきました。
そして松本・松田・松井などその松の縁起にあやかった地名や苗字が各地で生まれていきました。
長野県松本市にある松本城も昔は深志城と呼んでいましたが、松の縁起に願いを込めて松本城と改名さてたといわれています。
*役所登録 名前順位15位:松本
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:丸に一つ松・荒枝付三階松・一つ細巴・松皮菱・松皮菱に花菱
松本城
出典: http://www.matsumoto-castle.jp
苗字16位 井上の家紋を調べてみた!
丸に撫子
出典: https://item-shopping.c.yimg.jp
井上の苗字の人は、全国に約62万人います。
井上姓の由来の、井は井戸のことで、昔から清水の湧き出る所で使っていた名前でした。
水は人の生活には欠かせないものであり、それを管理したのが「井」氏でした。
また、井上とか井下といった地名が各地に生まれ、苗字としても使われました。
特に、井上姓は兵庫県や福岡県をはじめ、京都・奈良・広島・鳥取・高知県など西日本に広く分布しています。
家紋も、井戸に纏わる形のものが多くなっています。
*役所登録 名前順位16位:井上
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:井桁・大井桁に花菱・井桁に木瓜・井筒・丸に撫子
井戸
出典: http://www.tsukudo.jp
苗字17位 木村の家紋を調べてみた!
丸に違い矢
出典: http://www.samurai-store.com
木村の苗字の人は、全国に約58万人います。
木村姓の由来は、文字通り「木の生い茂った村」からきており、山間部の木の多い場所や、平地でも歴史が古く昔よりあった村には木々が茂っている場所が多く、そこから木村の地名が付いたとされています。
木村の地名は全国に広く分布し、木村姓はそこから派生したケースが多いとされています。
*役所登録 名前順位17位:木村
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:丸に三つ巴・隅立て一つ目・松皮菱に木瓜・丸に違い矢・丸に木の字
苗字18位 林の家紋を調べてみた!
五枚笹
出典: http://www.hari-kamon.com
苗字が林の人は、全国に約55万人います。
林姓の由来は、各地で家のまわりなどに樹木を植えて林が増えたことから、林のある村の意味で林という地名が広まっていきました。
林の地名は山野の多い日本の各地にあり、苗字しては北陸から東海地方にかけて多く分布しているようです。
*役所登録 名前順位18位:林
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:鶴の丸・林の丸字・五枚笹・桔梗・石持ち剣酢漿草
苗字19位 斉藤の家紋を調べてみた!
丸に下り藤
出典: http://onlyone-production.info
撫子
出典: http://www.noborio.com
苗字が斉藤の人は、全国に約55万人います。
苗字の由来が地名から来ているケースが多い中で「斉藤」は職名から来ています。
伊勢神宮の斎宮頭に任官していた藤原叙用が、その官位の一字と藤を採って「斎藤」と名乗ったことに始まったと言われています。
また綴りは「斉藤」、「斎藤」、「齊藤」、「齋藤」などがありますが、由来は同じだとされています。
家紋としては「斉藤」、「齋藤」、「齊藤」は藤原氏の流れとして「下り藤」を、
「斎藤」は斎藤道三で有名ですが、美濃斎藤氏の流れとして家紋は「撫子紋」を多く使用しています。
*役所登録 名前順位19位:斉藤
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:下り藤・丸に下り藤・矢筈・撫子
斎藤道三
出典: http://livedoor.blogimg.jp
苗字20位 清水の家紋を調べてみた!
丸に二つ引
出典: http://www.shop-japan.co.jp
苗字が清水の人は、全国に約54万人います。
清水姓の由来は、清らかな水が湧き出る地として「清水」と称され、湧水は全国いたる所にあり、「清水」の地名も全国に多く、静岡県の清水市(現静岡市)をはじめ、関東、愛知、大阪など全国各地に存在しています。
そして、古来よりこの土地に住んだ人々が清水姓を名乗り始めました。
通常「シミズ」と読みますが、九州地方では「キヨミズ」 と読まれることも多く、場所によって「志水」と書きますが、苗字としての由来は同じとされています。
*役所登録 名前順位20位:清水
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:陰九曜・七枚根笹・丸に沢瀉・丸に二つ引・陰井桁
21位以下の苗字ランキングと、家紋の紹介!
ここではさらに、21位以下の苗字のランキングと、家紋についてその種類と家紋の名称をご紹介していきます。
苗字21位 山崎の家紋を調べてみた!
丸に笹竜胆
出典: http://www2.myoji-yurai.net
九枚笹
出典: http://sengoku-g.net
苗字が山崎の人は、全国に約49万人います。
山崎姓の名前の由来は、山間部の多い地方で、山麓と平地の間に位置する、いわば山の先という意味で、その地域に住んでいる人々が苗字に「山崎」と付けていったようです。
読み方は西日本では「やまさき」と濁らない読み方が多く、東日本では「やまざき」と濁って読まれる事が多いようですが、いずれにしてもその起源は同じのようです。
*役所登録 名前順位21位:山崎
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:丸に笹竜胆・亀甲に四つ目結・亀甲に花菱・九枚笹・木瓜に四つ目結
苗字22位 森の家紋を調べてみた!
鶴丸紋
出典: http://rekijin.com
下り藤
出典: https://kamon.myoji-yurai.net
苗字が森の人は、全国に約47万人います。
森姓の由来は、森の傍に住んでいて人々が名付けたという由来と、他に神社の傍に住んでいて「守り」と関連して名付けられた苗字とされています。
*役所登録 名前順位22位:森
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:鶴丸・下り藤
苗字23位 池田の家紋を調べてみた!
剣梅鉢
出典: http://www.tsujichu.com
苗字が池田の人は、全国に約46万人います。
池田姓の由来は、古来より開懇した農地に灌漑用水を引いて池を作り、「池の田」の周りに住み始めた人々が「池田」と名乗ったと言われ、地形的な意味合いから派生した苗字で、全国に広く分布しています。
*役所登録 名前順位23位:池田
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:池田三つ蝶・横木瓜・三つ竜胆・剣梅鉢・三つ蝶
苗字24位 中島の家紋を調べてみた!
桔梗
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苗字が中島の人は、全国に約44万人います。
中島姓の由来は、播麿国佐用郡中島(現兵庫県)に住んだ赤松氏族が「中島」を名乗ったのが発祥とされています。その後、全国に広がっていき、西日本では「なかしま」と濁らず、東日本では「なかじま」という読み方が多いです。
*役所登録 名前順位24位:中島
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苗字25位 石川の家紋を調べてみた!
対い鶴
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苗字が石川の人は、全国に約43万人います。
石川姓の由来は、地形的な意味として、石の多い川、砂利の川などから付けられました。
全国的に多い苗字ですが、特に愛知県から栃木県など関東にかけて多く広がっています。
*役所登録 名前順位25位:石川
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:丸に竜胆・竹輪に三つ盛笹・対い鶴菱・対い白鶴・蛇の目
苗字26位 橋本の家紋を調べてみた!
丸に立ち沢瀉
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九曜紋
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苗字が橋本の人は、全国に約43万人います。
橋本姓の由来は、橋のたもとや、橋の下、橋の元から付けられた名前で、「橋本」、「橋下」、「橋元」など、由来は同じとされ、全国に広く存在しています。
*役所登録 名前順位26位:橋本
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苗字27位 小川の家紋を調べてみた!
小の字菱
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水野沢瀉
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苗字が小川の人は、全国に約41万人います。
小川姓の由来は、川が流れている所から地名となったとされ、小さな川の傍に住んでいる人々が「小川」を苗字としました。
小川は全国に無数にあり地名や苗字も多く、特に中国地方に多いとされています。
*役所登録 名前順位27位:小川
*家紋一覧 検索方法サイト(無料)詳細:小の字菱・十六裏菊・水野沢瀉・亀甲に花角・上がり藤に桔梗
苗字28位 阿部の家紋を調べてみた!
丸に違い鷹の羽
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三つ巴紋
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苗字が阿部の人は、全国に約40万人います。
阿部姓の由来は、現静岡県の駿河国安倍郡安倍谷より起こった氏族に名付けられ苗字で、綴りが「阿部」となりました。
安倍首相でお馴染みの、「安倍」姓も由来は同じとされています。
*役所登録 名前順位28位:阿部
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苗字29位 石井の家紋を調べてみた!
並び鷹羽
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木瓜紋
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苗字が石井の人は、全国に約39万人います。
石井姓の由来は、石の多い土地の、水を汲む井戸の有った場所から付けられたとされています。全国に見られる苗字ですが、特に関東地方に多いようです。
*役所登録 名前順位29位:石井
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苗字30位 長谷川の家紋を調べてみた!
丸に檜扇
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丸に釘抜き
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苗字が長谷川の人は、全国に約38万人います。
長谷川姓の由来は、大和国磯城郡「初瀬川」の名前を、「長谷川」の字を当てて「初瀬川」の意味を表したとされ、その後「長谷川」として広まっていったとのことです。
特に新潟県、東京都、愛知県などに多いようです。
*役所登録 名前順位30位:長谷川
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まとめ
家紋の調べ方として、苗字から家紋を調べるアプローチについて説明してきましたが、苗字から家紋を特定することは難しいようです。
同じ苗字でも、発生した土地や、時代によっても家紋の選択の方法が異なっていること、また家紋の種類も多いことも、特定を難しくしています。
今回の記事が苗字と家紋の関連を表わす一端として、参考になれば幸いです。
出典: http://pds.exblog.jp