金子勇氏が死去…Winnyの天才開発者、通称:47氏の経歴とは?

Winnyの開発者である47氏こと金子勇氏。47氏と言う名の理由とはなんなのか?また47氏こと金子勇とはどういう人物なのか、一体どういった理由で逮捕されたのか?死因は?まさか暗殺? 今回は、金子氏の経歴や社会に及ぼした影響を見ていきましょう。

金子勇氏が死去…Winnyの天才開発者、通称:47氏の経歴とは?のイメージ

目次

  1. 1金子勇氏(47氏)の経歴
  2. 2WinMXの利用者逮捕
  3. 3金子勇(47氏)の登場
  4. 4金子勇(47氏)とWinny
  5. 5Winnyの完成
  6. 6Winny利用者の初の逮捕
  7. 7Winny開発・配布者・金子勇(47氏)も逮捕に・・・
  8. 8金子勇(47氏)の裁判と社会的問題点
  9. 9Winnyの技術:ビットコインへの応用
  10. 10金子勇(47氏)の功績とは・・・
  11. 11金子勇(47氏)の死因とは・・・暗殺説まで・・・
  12. 12金子勇(47氏)についてのまとめ

金子勇氏(47氏)の経歴

金子勇氏

出典: https://next.rikunabi.com

金子勇(かねこ いさむ、1970年7月 - 2013年7月6日)。
小学生の頃からプログラムをやりはじめ、高校在学中に第一種情報処理技術者試験に合格した天才プログラマーです。大学は茨城大学工学部情報工学科に1989年に入学し、1999年に同博士課程を修了。ここまでの経歴でもすごいですが、卒業後は博士研究員として日本原子力研究所(現在の日本原子力研究開発機構)に勤務して、ソフトウェアの研究開発に従事し、2000年から2001年にかけて、情報処理推進機構 (IPA) の未踏ソフトウェア創造事業の一つ「双方向型ネットワーク対応仮想空間共同構築システム」に参加していました。

茨城大学

出典: http://daigakujc.jp

2002年には今までの実績が評価され、東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻情報処理工学研究室、特任助手(戦略ソフトウェア創造人材養成プログラム)に任命されました。
経歴だけでも天才としか言いようがないですよね。
そして2013年7月6日42歳という若さで死去、死因は急性心筋梗塞です。

東京大学

出典: https://ja.wikipedia.org

WinMXの利用者逮捕

2001年11月28日、ファイル交換ソフト「WinMX」を利用し、アドビシステムズの「Photoshop 6.0」やジャストシステムの「一太郎」、マイクロソフトの「Visual C++ for Windows Version 6.0 Standard Edition」、また「Photoshop」などを不特定多数のネットユーザーと交換できるようにした大学生と専門学生が著作権侵害の疑いで逮捕されました。
この事件は世界初のファイル交換ソフトによる著作権侵害での逮捕ということで社会での影響や世間の注目を集めました。

WinMX

出典: http://winmx.e-mov.com

金子勇(47氏)の登場

この事件を通じ匿名掲示板「2ちゃんねる」では2002年4月にあるスレッドが立つことになります。

『MXの次はなんなんだ?』

そしてこのスレッドにいたのが金子勇氏。通称47氏はこのように書き込みます。

『暇なんでfreenetみたいだけど2chネラー向きのファイル共有ソフトつーのを作ってみるわ。もちろんWindowsネイティブな。少しまちなー。』

この書き込みが2002年4月1日。なぜ47氏と言われるかは単純です。この書き込みが47番目の書き込みだったからです。金子勇氏も自分の書き込みの名前欄には最初以来「47」とし、住民も47氏と呼ぶようになります。

金子勇(47氏)とWinny

4月1日の書き込みからすぐに開発に着手したのでしょうか、翌日には『WinMXと違ってユーザーIDという概念は無い、だれが公開したファイルかはまったくわからなくなる』といった旨の発言を金子勇(47氏)はしています。つまりWinMXユーザーが逮捕されたのは公開した人がわかっていたから逮捕されたのですが、『だれが検索者でだれが最終的なファイル提供者かネットワークの一部分を見ているだけではわからない。暗号化も入るしMXよりはかなり安全なはず。』ということです。さらに書き込みでは『まだ開発を初めて4日目で開発率30%ほど』と書き込みしています。経歴でも書いたとおり、このとき金子勇(47氏)は東京大学で助手をしているのですが仕事をこなしながら恐ろしいスピードで開発をできているのはきっと天才のなせる技なのでしょう。またどうやら東京大学内で試運転をしていたみたいです。

出典: https://bokete.jp

いつしかこのスレッドは金子勇(47氏)の開発を見守る状態になり、スレッドの住人達は名前を考えるようになります。
『MXの次ということで、M→N、X→Y、WINNY=『ウィニー』という線もあるかな。』
ということと金子勇(47氏)が小文字の方が人っぽい意味合いで語呂がいいということで『Winny』という名前に決まります。

Winnyの完成

そして5月6日、わずか1ヶ月というスピードで金子勇(47氏)はWinnyを公開します。さらにその日のうちに修正しバージョンupしたものも公開します。その後も金子勇(47氏)は何度もWinnyのバージョンupを繰り返します。そしていつしか数え切れない程の人間がWinnyを使って違法なファイルを共有していくようになっていきます・・・

出典: http://aasp.blog.jp

出典: https://www.homepage-tukuri.com

Winny利用者の初の逮捕

2003年11月27日、著作権法違反(公衆送信権の侵害)容疑で、Winnyの利用者としては初めて、愛媛県松山市の無職少年と群馬県高崎市の自営業男性の2人が、著作権法違反(公衆送信権の侵害)の容疑で逮捕されました。

Winny開発・配布者・金子勇(47氏)も逮捕に・・・

出典: https://www.yokohama-roadlaw.com


2004年5月9日、上記の事件に伴い、著作権侵害行為を幇助した『共犯』の容疑を問われ、金子勇(47氏)も逮捕されました。この際、自宅だけではなく、東京大学の研究室が警察の家宅捜索を受けたことが話題になりました。

金子勇(47氏)の裁判と社会的問題点

Winnyを使用して違法なファイルを公開した2人にはそれぞれ懲役1年執行猶予3年の有罪判決が、それぞれ言い渡されました。

しかし金子勇(47氏)はどうでしょうか?著作権侵害行為を幇助した『共犯』ということが言えるのでしょうか?当然どんなアプリケーションを開発しようとも、思想・良心の自由の範疇に含まれるので、技術開発をすること自体は違法ではありません。

出典: http://buzz-netnews.com

検察側は上記2人の著作権侵害行為への幇助行為が、起訴事実としました。一方金子勇側は2人とは面識がなかったと全面否認し裁判を争うことになりました。

1審では金子勇(47氏)に懲役1年の実刑判決でしたが検察側は罪が軽すぎる、金子勇側は無罪を主張していたため判決を不服として、大阪高等裁判所に控訴しました。

2審では「悪用される可能性を認識しているだけでは、幇助罪には足りず、専ら著作権侵害に使わせるよう提供したとは認められない」と金子勇側の逆転無罪の判決。検察側は判決を不服として、最高裁判所に上告しました。

2011年12月19日、「入手者のうち例外的といえない範囲の人が、著作権侵害に使う可能性を認容して、提供した場合に限って幇助に当たる」との判断を下し上告を棄却。金子勇の無罪が確定しました。この判決は社会的にも大きな影響を与えました。そして無罪確定まで実に7年間もかかってしまいました。

しかしその7年の間に廃れていったWinnyは現在あまり使われなくなってしまいました。

Winnyの技術:ビットコインへの応用


Winnyそのものだけでなく、Winnyの技術が与えた社会的影響は凄まじいものがあります。Winnyの技術の根本を支えるPeer to Peer、所謂P2Pの応用は様々なところで見られることが出来ます。例えば現在でも有名なビットコインの中核技術であるブロックチェーンという技術もWinnyの技術を応用したものと言えます。ビットコインは中央のサーバーが無く、端末間を相互に直接接続しデータを送受信します。これはまさしくWinnyの技術ではないでしょうか?ビットコイン以外の仮想通貨でもそのようなことが言えます。現在ビットコインはマネーロンダリングの温床として社会問題にもなっています。

金子勇(47氏)の功績とは・・・

出典: https://www.amazon.co.jp

Winnyの技術はビットコインだけではありません。インターネットでのゲーム、スカイプと様々なところで現在でもWinnyの技術は応用されています。しかし日本では金子勇(47氏)が逮捕されて以来、Winnyの技術やP2Pといったものの開発が止まってしまったため、現在遅れをとってしまいました。これは非常に悲しいことだと思います。こんなプログラミングの天才がいたのになぜ遅れをとってしまったのでしょうか・・・。現在この天才・金子勇(47氏)が残した功績は「Winnyの技術」という1冊の本だけになってしまいました。

金子勇(47氏)の死因とは・・・暗殺説まで・・・

出典: https://www.minnanokaigo.com

金子勇(47氏)の死因は現在、急性心筋梗塞と言われていますが暗殺説を唱える人も少なくありません。ここまで社会現象を起こした人間ですから、暗殺説が出ていても不思議ではありません。実際にWinnyを使って違法ファイルを交換していた人は50万人にも上ると言われ、著作権で食べている人間や団体に暗殺されたとネットでは噂になりました。やはり42歳で死因が急性心筋梗塞となると少しおかしいと思い暗殺説が出てしまいますね。国家規模での暗殺なのではないかとまで言われています。これは筆者個人の考えですが死因は暗殺ではなく逮捕勾留や無罪になっても、社会的には犯人扱いされたストレスが原因の急性心筋梗塞なのではないかなと思います。天才を殺すのは愚かな群集ですね。Winny自体も愚かな人間によって使われていたわけですから。実際の死因は闇の中かもしれません。

出典: http://karapaia.com

金子勇(47氏)についてのまとめ

金子勇(47氏)の事件から何を学ぶかが大事だと思います。輝かしい経歴を持つ天才の遺した物を凡人が台無しにするといった、いかに愚かなことをしてしまったことを反省しなければいけません。

金子勇(47氏)が失った7年間をもっと有意義に使えていれば日本はインターネットの世界でも最先端を行けたでしょう。ビットコイン、スカイプといったものに先んじることができたかもしれなかったと思います(一応書いておくとビットコインを開発したのは日本人だと言われていますが)。

経歴としては金子勇(47氏)は無罪確定後の2012年12月に東京大学に復帰しています。しかし翌年7月に死去、死因は心筋梗塞となっています。不遇の天才・金子勇のご冥福を祈るばかりです。

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