プロゴルファーになるには?資格の難易度・年収・仕事内容も!

プロゴルファーになるには一体どのようなテストや資格が必要なのでしょうか。意外と知られていませんが、プロゴルファーには2種類あることや男性と女性ではプロゴルファーになるための過程に違いがあること、そして気になる年収や生活まで紹介します。

プロゴルファーになるには?資格の難易度・年収・仕事内容も!のイメージ

目次

  1. 1プロゴルファーになるにはどうすればいい?
  2. 2プロゴルファーは2種類に分けられる!
  3. 3プロゴルファーになるには資格が必要?その難易度は?
  4. 4プロゴルファーの仕事内容は?
  5. 5プロゴルファーの魅力とは?3つ紹介!
  6. 6プロゴルファーの厳しさとは?3つ紹介!
  7. 7気になるプロゴルファーの年収は?
  8. 8【番外編】石川遼選手・松山英樹選手が珍しいケースと言われる理由は?
  9. 9プロゴルファーの仕事内容を知って、実際に目指してみよう!

プロゴルファーになるにはどうすればいい?

ハテナ

ゴルフのプロ資格を持ち、ゴルフをプレーすることで生計を立てている人のことをプロゴルファーと言います。日本にはおよそ5,000人のプロゴルファーがいます。プロゴルファーになるには具体的にどうすればいいのでしょうか。詳しくみていきましょう。

プロゴルファーは2種類に分けられる!

ゴルフ

プロゴルファーと聞くとテレビでスポーツ中継されているゴルファーを連想する人がほとんどではないでしょうか。プロゴルファーになるには実は2つの種類があり、それぞれ働き方が異なります。

①ツアープロ

ゴルフ

ツアープロとは、ゴルフのツアートーナメントに参戦して戦う選手のことです。有名な男性プロゴルファーでいうと石川遼選手などがツアープロと呼ばれるゴルファーです。女性では全米制覇を成し遂げ、スポーツニュースで話題になった渋野日向子選手などが挙げられます。優秀なツアープロ選手は、トーナメントに出場して賞金で生活をしています。

②ティーチングプロ

ティーチングプロは、アマチュアにゴルフ指導をして収入を得ている人のことです。 ツアープロとしてトーナメントの成績が芳しくなく賞金で生活できない選手は、ティーチングプロを同時にしながら生活をしている人もいますよ。

プロゴルファーになるには資格が必要?その難易度は?

ゴルファー

プロゴルファーになるには資格が必要です。その資格や難易度、テスト内容や認定基準など気になることについて説明します。

①男女それぞれ日本のプロゴルフ協会の認定が必要

ゴルフボール

プロゴルファーになるにはプロゴルフ協会の認定が必要となります。ルールや認定基準など男女で内容が異なります。それでは、男性と女性それぞれ詳しく紹介していきましょう。

男性

男性プロゴルファーになるには、プロゴルフ協会にて認定が必要です。受験資格はその年の4月1日の時点で16歳以上が必須条件となります。
 

  • プレ予選プロテスト
  • 第1次プロテスト
  • 第2次プロテスト
  • 最終プロテスト

の4段階のテストを受け、上位50位までが合格となります。

女性

女性プロゴルファーになるには、日本女子プロゴルフ協会にて認定が必要です。その年の4月1日時点で18歳以上であることと、女子プロゴルフ協会に5年以上所属する会員2名の推薦が必須条件となります。
 

  • 第1次プロテスト
  • 第2次プロテスト
  • 最終プロテスト

の3段階のテストを受け、上位20位までが合格となります。

②ティーチングプロの資格

ゴルフコース

ティーチングプロゴルファーになるには資格制度(TCP)もあり、資格制度はC・B・Aの3つの階級があります。書類審査と実技審査、講習会への参加によって資格を習得することができます。ティーチングプロの資格を持っていることで自身の実力を認めてもらいやすくなります。

プロゴルファーの仕事内容は?

ゴルフ

プロゴルファーになるには大変な努力が必要であることがわかりましたね。そんなプロゴルファーたちは一体どんな仕事内容をしているのでしょうか。仕事内容をまとめました。ツアープロとティーチングプロそれぞれ詳しく紹介します。

①ツアープロの場合

ゴルフ

ツアープロは、ゴルフのツアートーナメントでプレーして優秀な成績を残し続けることが仕事となります。上位にランクインして成績を維持し続けることは難易度が高いことですが、それができると賞金獲得や企業からのスポンサー料ももらえるので年収も上がり、ツアープロの年収だけで生活ができます。

②ティーチングプロの場合

ティーチングプロの仕事内容は、ゴルフを教えることが仕事です。主にアマチュア選手に対しての指導で、ゴルフクラブの使い方やスイングの仕方などを教えます。ごく稀に、ツアープロにも指導を行う人もいます。プロに教えられるほどのティーチングプロの人は、知名度を活かしてプロゴルファーになるには何が求められるかなどをプロの本人の視点で執筆やDVDなどを出版することもあるそうです。

プロゴルファーの魅力とは?3つ紹介!

ゴルフコース

プロゴルファーになるにはゴルフの実力も、もちろんですがかなりの費用もかかります。それでも尚、プロゴルファーを目指す人はたくさんいます。プロゴルファーになる魅力とは一体なんでしょうか。

①大好きなゴルフを仕事にできる

どんな職種であれ、好きなものを仕事にできることは幸せなことですよね。好きだからこそ挫けそうになることもあるかもしれませんが、好きなゴルフのために頑張ろうと前向きなモチベーションを持つこともできます。プロゴルファーになるには厳しいテストがあり、それに合格して好きなゴルフのプロとして国内・国外で活躍できることはこの上ない喜びと言えるでしょう。

②注目度の高いスポーツ

ゴルフはスポーツの中でも非常に注目度が高いスポーツです。その理由としては、年代や性別を問わずに楽しめるスポーツだからということが挙げられます。また、ビジネスシーンでもゴルフをきっかけに会話が盛り上がるという意見も多く、そういった意味でも注目度の高いスポーツと言えるでしょう。

③運動能力が高くなくても、トップ選手を目指せる

ゴルファー

元女性プロゴルファーの古閑美保さんが以前テレビで「プロゴルファーになるには運動神経は不要」と断言していました。その理由として、「ゴルフは球が止まっているので地味な練習の繰り返しということと球が飛ばなくても色んなクラブがあるため」とおっしゃっていました。元プロゴルファーが言うのですから信憑性が高いですよね。逆を言えばどんな人でもプロゴルファーになるにはそれほど差がなく、スタートラインは同じでゴルフは自身の練習次第でトップ選手を目指せると言えます。

プロゴルファーの厳しさとは?3つ紹介!

ゴルファー

仕事内容や魅力、プロゴルファーになるにはどうしたらいいかなどについて話してきましたが、もちろんゴルフの世界には厳しいこともたくさんあります。ここではその厳しさを紹介しましょう。

①競争が激しい

プロゴルファーになるには激しい競争を勝ち抜かなければなりません。晴れてツアープロゴルファーになれたとしても、常に勝ち続ける必要があります。ゴルフは実力主義なのです。実力があればアメリカのツアートーナメントにも出場できますが、非常に競争が激しく厳しい世界と言えるでしょう。

②賞金だけで生活できる選手はひと握り

ゴルフ

賞金王や賞金女王などのキャッチフレーズが付いている男性・女性プロゴルファーも多くいます。男性プロゴルファーの松山英樹さんの2016年の年収はおよそ20億円とも言われています。一見するとすごく華やかな世界に見えますが、賞金だけで生活できているプロゴルファーになるには相当な努力が必要で、叶えられる選手はほんのひと握りというのが実情です。予選落ちなどをしてしまうと、会場までの交通費や宿泊費が赤字になるなどということもあるのです。

③多くのプロゴルファーは、ゴルフ場と社員契約をしている

ツアープロとしてだけでは生活をできない選手も多く、ゴルフ場や練習場の社員としてや、アマチュア選手に対してプロゴルファーになるにはどんなプレーが求められるのかを指導して稼いでいる人も多くいます。しかし、ゴルフは実力主義の世界なので成績が悪いと最悪の場合、社員契約も打ち切られてしまうこともあるそうです。晴れてプロに合格してからも、生き残りの難易度が非常に高い世界ということがよくわかります。

気になるプロゴルファーの年収は?

お金

順位 名前 獲得賞金
1 今平周吾 1億3911万9332円
2 S.ノリス 1億394万2450円
3 稲盛祐貴 8530万1742円
4 市原弘大 8224万5918円
5 池田勇太 7967万1825円

こちらは、2018年の男性プロゴルファーの獲得年収ランキングです。女性の年収も気になる方はぜひ調べてみてくださいね。

また、プロゴルファーになるには、本人の努力ももちろん重要ですが、経済的支援も必要なスポーツです。プロになるためのテストの受験だけで数十万円かかり、その他にも入会金46万円や年間費4万2千円などがかかります。そのため、プロゴルファーになるには親の経済力も必要です。そういった意味でも難易度の高いスポーツと言えるでしょう。

【番外編】石川遼選手・松山英樹選手が珍しいケースと言われる理由は?

ゴルフボール

通常プロゴルファーになるには何段階かの試験に合格しなければなりません。しかし。この二人は、日本プロゴルフ協会のプロ資格試験などを受験しないままプロになったケースで、とても珍しいと言われています。

アマチュア選手でありながらプロの大会で優勝を果たしたため、次々年度までのツアー出場権が与えられました。アマチュアのままでは出場権が失効してしまうため、「プロ宣言」を行います。そうすることで試合に出場する権利も守られ、プロの仲間入りができるのです。

このような場合、プロゴルファーになるには特別制度によってテストも免除され、日本プロゴルフ協会に入会が可能となります。実力があるからこそであり、非常に難易度の高いプロ入りの仕方と言えるでしょう。

プロゴルファーの仕事内容を知って、実際に目指してみよう!

ゴルフ

華やかに見えるプロゴルファーの仕事について紹介しました。プロゴルファーになるにはプロ認定の資格が必要で資格取得の難易度は高く、地道な練習あるのみです。晴れてプロになれれば、普通の人が一生かけても稼げないような年収や賞金を獲得することもできる夢のような世界です。好きを仕事にできるのも強みです。プロゴルファーになるには険しい道のりがありますが、たくさんの魅力が詰まった職業です。プロゴルファーの仕事を知ってあなたも目指してみましょう。

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ちひろ__

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