インスタ映えに必死な『インスタ蝿』の迷惑行為18選!マナーを守ろう!
最近インスタ映えする写真を撮るための行為が周囲の迷惑になるケースが増えています。観光名所やディズニーランド、海外で起きた迷惑行為などをまとめたのでインスタ映えの写真を撮るときの注意点として参考にしてください。またうざい行為や邪魔になる行為の具体例も紹介します。
目次
インスタ映え狙いがうざい!迷惑!
近年人気のSNSであるインスタグラムですが、インスタ映えという言葉が流行語大賞になるほど世界中で人気を集めています。インスタグラムは海外のめずらしい写真や見たこともない食べ物など日々の出来事を世界に発信できる画期的なアイテムなのですが、インスタ映え写真を撮る行為が周囲に迷惑をかけていると騒がれています。その具体的な迷惑行為について解説しますので、これからインスタグラムを利用する人は注意しましょう。
「インスタ蝿」って?どういう意味なの?
インスタ映えする写真を狙ってうざい行為や迷惑行為をする人のことをインスタ映えをもじって「インスタ蝿」という呼称で呼んでいます。インスタ映えスポットやインスタ映えする被写体があると聞けばわっと群がるインスタグラマーたちへ、迷惑行為であることを示唆するための皮肉として「インスタ蝿」と呼ぶのです。そんな呼称が生まれること自体恥ずかしいことなのですが、迷惑行為をして呼ばれることのないように気をつけましょう。
インスタ蝿による迷惑行為5選!【観光名所】
様々な観光名所でインスタ映えを狙って迷惑行為をする人がいます。そんな迷惑行為によって通行の邪魔になったり、うざいと周囲に思われたりする場合があります。海外や国内で実際に起きた事例を交えながら解説しますのでご覧ください。
美術展の作品を壊す
名画や個人の作品など個性的で芸術的な作品が扱われている美術館はまさにインスタ映えスポットです。しかし照明も暗く、館内も狭くなっているため自撮りで撮影するとバランスを崩して転倒してしまったり手が当たって作品を壊してしまう場合もあります。実際に海外でも自撮り中に転倒して2,200万円の美術品を壊してしまったケースもあり、写真を撮る際には周囲に気を配って十分に注意しましょう。
地面に水を撒く
阪神淡路大震災の犠牲者を追悼するためのイベントである神戸ルミナリエで起きたケースですが、インスタ映えの写真を狙って地面にわざと水を撒き水面に映ったイルミネーションをカメラに収めたという迷惑行為がありました。多くの人が光の祭典を楽しんでいる中、わざと水を撒くのはマナー違反ですので「インスタ蝿」と言われても仕方がないですね。
他人の敷地に侵入する
今までは観光地として注目されていなかった場所がインスタの普及によってインスタ映えする写真が撮れると話題になり、人が集まってしまうという事例が起こっています。ただの住宅街だった場所がインスタ映えを狙った観光客であふれ、人の家の敷地に入り込んだり人の家のドアの前で写真を撮るなど行動がエスカレートしているのです。インスタ映えを狙った観光客がうざいと住民も苦情が出ている場合もあるので、他人の敷地に入って写真を撮らないよう気をつけましょう。
地面に寝転ぶ
地面や床がカラフルであったり個性的である場所はたくさんありますが、そこでインスタ映えする写真を狙って地面に寝転んで写真を撮るのは迷惑行為です。「インスタ映えする写真を撮るためならちょっとぐらい大丈夫」ということは決してありません。事故を引き起こしてしまったり巻き込まれてしまう危険性もありますし、小さいお子さんが真似する可能性もあるのでマナー違反はやめましょう。
大勢で騒ぎ立てる
インスタ映えする写真を撮るために大勢で観光地に押しかけ、周辺住民に迷惑をかけるという事例が問題になっています。中には踊り出したり、ラップをしたりしてインスタ映えする写真を狙う人もいるようです。気の合う仲間が一緒になれば盛り上がるのは分かりますが、周囲の迷惑になるので大騒ぎするのはやめましょう。特に遅い時間帯にはさらなる配慮が必要です。
インスタ蝿による迷惑行為4選!【ディズニー】
ディズニーランドはインスタ映えする写真スポットの宝庫です。そのためたびたびインスタ映えを狙った迷惑な撮影が問題視されていました。ここではディズニーランドでのマナー違反について具体的に解説します。
噴水に座る
ディズニーランドやディズニーシーの中にある噴水はそもそも座るのが禁止されています。アングルの関係か噴水の縁に立ってインスタ映えする写真を撮ろうとする人が多く現れてしまい、問題視されるようになりました。噴水は鑑賞するものであり、座ったり立ったりするのはマナー違反です。噴水を入れた写真を撮る場合は、その前で撮影するようにしましょう。
椅子の上に立つ
ディズニーランドやディズニーシーにはインスタ映えするオブジェがたくさんあります。しかしインスタ映えするアングルや大胆な写真を求めて、椅子の上に立って撮影をしたりする迷惑なマナー違反をしている人もいます。ディズニーランドもディズニーシーも小さいお子さんがたくさん来ており、椅子の上に立つことで邪魔になる場合もあるのでマナーをしっかり守って撮影しましょう。
シンデレラ城前で座り込んだり組体操をする
ディズニーランドのシンボルといえばシンデレラ城ですが、その前で座り込んだり組体操をしてインスタ映えを狙う人もいます。周囲の邪魔になりますし、迷惑になるのでやめましょう。ディズニーランドは大勢が楽しむためのレジャー施設なので周りの迷惑を考え、楽しい気持ちを不快なものにしないように気をつけましょう。
迷惑行為のせいで木箱が撤去された!
ディズニーランドにあったトゥーンタウンの木箱ですが、木箱についた取っ手を引っ張ると音が鳴るという子供が喜びそうな仕組みがありました。しかしインスタ映えスポットとして注目されるようになってからは、禁止であるにも関わらず乗って撮影する人の行列が出来るほどでした。その結果、ディズニーランド側は結局木箱を2018年11月に撤去してしまいました。
インスタ蝿による迷惑行為2選!【食べ物】
食べ物のインスタ映えする写真を撮ろうとする場合も気をつけなければいけません。「インスタ蠅」が食べ物の写真を撮る際にした迷惑行為について、具体例を紹介しながら解説します。インスタ映えする食べ物の写真を撮るときはぜひ参考にしてください。
ゴミをポイ捨てする
食べ歩きなどのインスタ映え写真を目的として購入した食べ物のゴミを放置する人もいます。ゴミを道に放置するのはもちろんマナー違反ですが、食べ物が入ったまま置いていくのはもってのほかです。容器にはお店の名前も入っているのでお店にも迷惑がかかってしまうので、ゴミはきちんと指定のゴミ箱に捨てるか家に持ち帰りましょう。
注文だけして食事をしない
インスタ映えする食べ物はカラフルなスイーツであったり、大盛りの食べ物の場合が多くなります。そのためカロリーを気にして、出された食べ物を食べないという人もでてきているのです。写真を撮るためだけに注文して手をつけないのはお店に対してマナー違反ですし、食べ物を無駄にする行為は迷惑ではすまされません。
インスタ蝿による迷惑行為5選!【マナー違反】
「インスタ蝿」のマナー違反は観光スポットや食べ物にかかわることだけではありません。他にも周囲に迷惑をかけている行為があるので5つ紹介します。注意点を確認していただき、インスタ映えの写真を撮るときの最低限のマナーとして参考にしてください。
公共の場でイチャつく
カップルが仲のよい様子を撮影してインスタ映えを狙うのはよくあるのですが、公共の場でイチャつくのは周りの邪魔になります。手をつないだりハートを作ったり程度ならよいのですがイチャつくのにも限度があるので気をつけましょう。周囲からみてうざいと思われるような行為であれば、トラブルの原因になることもあるので公共の場では避けるようおすすめします。
通行の邪魔になっている
車道に出て撮影する行為や、歩行者用の通路でも中央に立って撮影するのは邪魔になりますし迷惑です。国内でも海外でも道の中央で撮影するとインスタ映えする写真が撮れると話題の場所があります。しかしインスタ映えするからといって、道路の真ん中に立ち周囲に迷惑をかけながら撮影するのはマナー違反です。通行の邪魔にならないように配慮して撮影しましょう。
急に立ち止まる
インスタ映えする写真のことばかりに気をとられて、人の流れをさえぎったり急に立ち止まるのは迷惑な行為です。インスタ映えスポットは決まった場所だけではなく、狙った瞬間など様々なシチュエーションがあります。いきなり立ち止まってポーズを決めて撮影を始めないように気をつけましょう。道の真ん中で立ち止まられるとうざいですし、通行の妨げになってとても邪魔になります。立ち止まるときは、必ず周りを確認しましょう。
他人を巻き込んで写真を撮る
よくあるトラブルが他人を巻き込んでインスタ映えの写真を撮影し、インスタにアップしてしまい他人に迷惑をかけるというものです。インスタ映えする食べ物を買うための行列など、長い待ち時間で待っている間などに撮影する場合があります。行列は人が密接しているのでどうしても写真に他人が写り込んでしまうのです。写真を撮るときは周囲の人が入り込まないよう注意し、入り込んでしまったならスタンプなどで加工して消すように工夫しましょう。
店内の商品を勝手に撮影する
店内の商品を勝手に撮影するのはマナー違反です。撮影お断りと明記されている場合もありますので、お店に売られている商品を撮影するときは必ずお店側に確認を取りましょう。静かに店内を見ている人もいるので、騒いだり連写などして撮影しすぎていると迷惑にもなります。また雑貨屋さんなどは狭い場合もあるので、周りの人の邪魔にならないように注意しましょう。
インスタ蝿による迷惑行為2選!【人間関係】
「インスタ蝿」による迷惑行為は写真の撮り方だけでなく今までの人間関係にも影響する恐れがあります。インスタ映えにこだわるばかりに今までの友人関係や人間関係に亀裂が入る場合があり、それらについて解説します。
インスタ蝿な友人付き合わされる
インスタ映えにこだわるばかりに友達と海外旅行に行っても、おいしい食べ物のお店に行っても写真ばかり撮る場合があります。最初は適度に写真を撮るだけだったものが次第にエスカレートし、相手を振り回してしまうのです。シャッターを押すのを手伝わせることもありますし、出てきた料理も写真が撮り終わるまで食べずに待たせてしまうこともあります。あまりにその行動が増えると友人は離れて行ってしまうでしょう。
インスタ映え用に異性をデートに誘う
好意のない異性とインスタ映えするスポットに行くためだけや、インスタ映えな食べ物を撮ってもらうためだけに誘う人が急増しています。一見するとただのデートのようなので異性もそうなのかと錯覚してしまうのがこの迷惑行為の怖いところです。誘う場合は「インスタ映えのために出かけたい」などはっきり相手に伝えましょう。
インスタ蝿はどうして迷惑行為をやめないの?
ここまで騒がれている「インスタ蠅」行為ですが、邪魔・うざい・迷惑といわれるのが分かっているのになぜやめないのかが気になりますよね。「インスタ蠅」がインスタ映えをやめられない理由を解説します。
承認欲求を満たしたいから
インスタグラムでは海外のめずらしい写真や見たこともない食べ物などのインスタ映えする写真を投稿すれば「イイネ」をもらうことができ、フォロワーが増えます。自分が投稿したことを世界から認められたと数字で確認ができるため、人間の欲求の1つである承認欲求が満たされるのです。この承認欲求は自分でコントロールすることができず、どんどん満たしたいという感情がわき上がってしまいます。そのため「インスタ蝿」の行動がエスカレートし、他人と違う写真を求めて迷惑行為に発展してしまうのです。
他の人もやっているから
他の人もやっているから自分もやってもいいという人もいます。マナーやルールを決めても必ずそれを破る人があらわれ、1人がやれば破っても大丈夫という安心感が生まれるのです。そのため右にならえと後に続く人たちもあらわれ、迷惑行為は加速し多くの人が真似をしてしまうのです。その行為がよいものではなく社会人として間違っているということが浸透しないと阻止することは難しくなります。
迷惑行為だと気付いていない
その行為が迷惑だと気づいていない場合もあります。観光スポットやレジャー施設での正しい行動は明記されているわけではありません。どこまでが迷惑でどこまでがしてもいいことなのかが判断できずにしてしまうこともあるのです。注意されて気づけばよいのですが、加速化しているとなかなか正すことは難しくなります。「間違っていて迷惑で邪魔な行為である」ことを広めることでしか対応することはできないでしょう。
迷惑と思われることが迷惑
インスタ映えする写真を投稿したときに「その行為が迷惑ですよ」と指摘されることが迷惑と感じている場合があります。自分の行為を正当化してしまっているため「注意するなんて迷惑」と感じてしまうのです。そのため気づくことができずにさらに迷惑行為を続けてしまいます。指摘を受け入れ、自分の行為を見直すのも大切です。
喜んでくれると思い込んでいる
海外のめずらしい写真やインスタ映えする見たこともない食べ物の写真などを撮影すれば遠くに行けない人や新たな情報を知れたことを喜ぶ場合もあります。そのためインスタ映えを狙っている人たちは自分が撮影した写真で多くの人に喜んでもらえていると思い込んでいるのです。
インスタ映えを狙い過ぎるデメリット3選!
インスタ映えする写真を狙いすぎてしまうと自分自身へのデメリットが3つ発生してしまいます。迷惑行為を続けて正すことができないとそのデメリットがいつか降りかかってしまうので、参考にして気をつけるようにしましょう。
犯罪者になってしまうかも
他人の住居や敷地に入り込むのは犯罪になってしまうこともあります。騒音で迷惑をかけても通報されれば犯罪ですし、海外では食べ物のゴミをポイ捨てすると罪になる国もあるのです。そのためインスタ映えばかり狙って、マナーやモラルを守らない行為はやめましょう
命にかかわる事故を起こすかも
道に寝転がったり、登ってはいけない場所に登りインスタ映えの写真を撮ることはとても危険な行為です。命に関わる事故などを引き起こす原因にもなるので、してはいけない行為はやめましょう。禁止されているということは何か理由があるからです。その場所に危険があるためかもしれないので、インスタ映えを狙いたいからといって無理をするのはやめましょう。
多額の損害賠償を請求されるかも
展示されている作品を壊してしまったり、レジャー施設の設備を壊してしまえば多額の損害賠償を請求されることもあります。してはいけないとあらかじめいわれているのに無理矢理行動に起こし、トラブルを引き起こしてしまった場合は責任を問われることもあるでしょう。そのため迷惑行為は他人だけではなく、施設側にも迷惑をかけるということを意識してマナーを守って撮影することをおすすめします。
迷惑なインスタ蝿には要注意!自分も気を付けよう!
海外旅行や国内の観光地にでかけるときは確かにインスタ映えする写真を撮るチャンスです。しかし周囲に迷惑をかけ、うざいと思われたり邪魔と苦情をいわれてしまってはせっかくの旅行も台無しです。海外ではそれが犯罪やトラブルの原因になってしまうこともあるので、マナーをしっかり守って「インスタ蠅」にならないよう気をつけながら楽しみましょう。