大学に行きたくない理由とは？行きたくない時の対処法22選も！

「○○したくない」と伝えると「それは甘えだ！」「わがまますぎる！」と言われてしまうことがあります。しかし全ての「したくない」が甘えやわがままと断言はできません。

やりたくないという感情は、場合によって体調不良や気持ちの低下を招きます。「大学に行きたくない」「大学が楽しくない」という感情に気づき、向き合おうとしている自分に自信を持って、行きたくない理由や対処方法を見つけ出してみましょう！

※すでに心身への影響が大きい時などは、専門家への相談をおすすめいたします。

大学に行きたくないと思う人は、大きく分けて2つです。大学にこれから行こうとする年齢の方と、現在大学に行っている年齢の方ですね。進学を控えた高校生と在学中の大学生2つのパターンをご紹介します。

はじめに、進学を控えている高校生のパターンです。多くの方が高校を卒業した後の進路選択に、「大学へ行くこと」を漠然と考えると思います。本人の希望や親からのすすめ、高校の先生からの進路指導など、様々なケースがあります。

そのような状況の中、大学へ行きたくないという悩み抱えている高校生も多いようです。高校生の年齢は、たくさんの悩みや感情を抱えやすい時期でもあります。自分の気持ちをおさえすぎて、感情が爆発してしまう前に、大学に行きたくないと思う気持ちと向かい合う時間を持ちたいですね。

次に、在学中の大学生のパターンです。すでに「大学生」になっているのに「行きたくない」わけですから、その悩みには理由や原因がある場合が多いようです。

場合によっては簡単に解決できないこともあります。焦って悩みを解決しようとせずに、大学に行きたくない原因と長い目で付き合っていけるようになりたいですね。

高校生が大学に行きたくない理由は、どのようなものがあるのでしょうか？主な理由3つをご紹介します。

「とりあえず大学に行くか」「大学にいけばなんとかなるかも」などというような漠然とした考えが納得できない場合、大学に行くことに意味や希望、目的を見出せず、大学に行きたくない理由になってしまいます。

このような理由の場合、逆に考えれば大学に行くことに意味や目的が見出せれば「大学に行きたい！」と希望に溢れた考えに変化することもあります。

保護者へ対して経済的な負担をかけたくないことが、大学に行きたくない理由にもなります。大学の学費や1人暮らしの生活費、その他諸経費を考えた場合、経済的に不安を感じているケースです。

奨学金制度を利用したり実家から通うなど、経済的な不安がクリアになれば大学に行きたくないという気持ちが薄れていくこともあります。

大学に行く必要がないまたは大卒などの学歴が影響しない仕事を希望している場合、大学に行きたくない理由になることもあります。大学に行くことが、自分の夢への遠回りに感じているのですね。

「やりたい仕事＝必ずやれる仕事」とは限りません。万が一、その仕事が出来なかった場合はどうするつもりなのか、もしもの時のパターンや方法を考えておくことがおすすめです。

大学に行きたくないと思っている高校生が、確認しておいた方がいいポイント3つをまとめました。ご紹介する3つのポイントをチェックしてみてください。

ネット検索などでご存知の方もいらっしゃると思いますが、高卒でも正社員として就職が可能です。大卒と高卒の1番の大きな違いは収入(月収・年収など)です。初任給を比べてみると結構なひらきを感じるのではないでしょうか。しかし大学を卒業するにはそれなりの学費が必要なので、一概に大卒の方が断然お得！とも言い切れません。

正規雇用以外の働き方である非正規雇用でも生活することが可能です。非正規雇用にもメリットとデメリットが生じます。収入面では月給ではなく時給の場合が多く、仕事を休んだ時に収入が大幅に減る可能性も否めません。また保険や年金、厚生福利などが正規雇用と大きく異なる場合が多いので、自分のライフスタイルに本当にあっているのか、もう一度確認してみることがおすすめです。

現在の日本では、贅沢な生活よりも質素な生活を心がけている方が増えてきました。特に非正規雇用の場合は、正規雇用よりも不安定な生活になる可能性が高いので、なるべく堅実な生活を心がけたいですね。

「もう高校生だから自分の人生は自分で決める！」と思う気持ちはとてもわかります。親の1言に思わずイライラしてしまう時もありますよね。しかし冷静さを失ってしまっては元も子もありません。「高校生は大人だ」と宣言したいのであれば、大人らしく自分の思いや希望を親に伝える努力が必要です。

大学生になったのに、大学に行きたくないと悩み罪悪感を抱えてしまっている方はいらっしゃいませんか？大学に行きたくない思いを抱えているのは、あなただけではありません。はじめに大学生が大学に行きたくない理由5つをチェックしてみましょう。

誰もが一度は考えてしまう理由の一つに、面倒だからサボりたいという気持ちがあります。朝起きたら遅刻ギリギリだったとか、天気が悪くて出かけるのが億劫だといったような、多くの方がチラッと考えてしまう理由です。

周囲からみれば「そんな些細なこと？」と思える内容でも、本人にとってはそれが大学へ行きたくない主要な理由になっていることもあります。

これまでの学生生活と異なり、大学の授業は教授の個性が大きく反映されています。良い意味でハマれば楽しめる授業も、魅力が感じられない内容の場合、楽しくない感情からとてもつまらない授業に思えてしまいます。

自分が描いていた大学の授業とのギャップに、「楽しくない！つまらない！」と感じてしまうケースもあります。授業全体がつまらないのか、その授業は必須なのかなど、つまらなさを回避できるか否か調べてみてもいいですね。

人間関係の悩みは解決まで遠く感じますよね。高校生活までのクラス単位での行動とは異なり、個として動くことが増えていくのが大学生活です。仲がいい人ができずらかったり、逆にゼミやサークルなどでの人間関係が苦痛になってしまい、大学に行きたくなくなってしまうことがあります。

大学生が大学に行きたくない理由の1つに、経済面での不安や問題があります。大学に入学したものの、思った以上に生活費や交際費がかかってしまったり、選択した科目の勉強や研究費用など想定外の出費に不安を覚える方もいらっしゃるようです。

「このままで本当にいいのだろうか」というように、現状への疑問が将来の不安へとつながってしまい、大学に行きたくない理由になってしまうケースもあります。特に「とりあえず」大学へと進学した方は要注意です。

大学へ行くことや大学を卒業することが、明るい将来へとつながる確信や希望が持てない時は、一度立ち止まり考える時間を持ってみましょう。焦りすぎて答えをだすより、親や信頼のおける方に相談してみることもおすすめです。

一度「大学に行きたくない！」と思ってしまうと、なかなかそこから違った考えになることは簡単ではありませんよね。基本的な対処法を8つご紹介します。

生活リズムが崩れると心身に不調をきたすことがあります。特に睡眠は生活リズムを整えるに至り重要です。理想は、「早寝・早起き・栄養のある食事・軽い運動」ですが、特に1人暮らしの場合、実際これらの方法はなかなか難しいですよね。

明け方までSNSに没頭している時間を睡眠にあててみる、揚げ物だけを食べているけどたまには野菜を多めに摂ってみる、天気のいい日は外を歩いてみるなど、出来る方法からはじめてみましょう。生活のリズムが整っていくことで、ポジティブな考え方ができるようになったり、身体が動きやすくなる可能性があります。

1人で家でいろいろ考え始めてしまうと、そこから抜け出せなくなってしまいます。そのような時は考える前に1歩家から踏み出してみましょう。1度外に出てしまえばすんなりと大学へ行ってしまうかもしれません。

念願の志望大学に合格した方は特に、大学に合格した時の喜びを思い出すことも対処方法の1つです。嬉しかった瞬間、達成感で満たされた時間を思い出すことで、モチベーションを高める効果があります。

「大学で○○を学んで、将来は△△の資格をとり、就職は○○を活かせるような」と先々を考えてしまい大学へ行くことが億劫な方は、大学に行くことだけを目的とする対処法をお試しください。

将来的なことは一旦おいておき、「今日大学に行く」といった身近な目標にしてしまいましょう。小さな目標を達成することを続けていくと、充実感が増して自分に対して自信がついてきます。

ゲーム的要素を取り入れ達成していく工夫をすることを、ゲーミフィケーションといいます。ゲームを攻略するように、問題をクリアしたりレベルをアップさせたりと楽しみながらおこなう方法です。

今週大学に行ったら週末に好きなケーキを買う！というように、課題を設定してクリアしたら何かを得られるようにしていく方法です。簡単なことからはじめてレベルを少しずつ上げていくと楽しめそうですね。

いつも我慢してしまうタイプの方は、思いきり遊んでリフレッシュする対処法もおすすめです。楽しくないけどとりあえず遊ぶというのではなく、自分の心が1番気持ちのいい状態を目指しましょう！

頭の中だけで考え続けていると、いいアイディアは浮かびません。夜の考え事は特にそうです。1度頭の中を整理するために、大学に行きたくない理由や楽しくない気持ちを紙に書きだしてみましょう。

気持ちや考えを紙に書きだすという作業は、冷静に自分を見つめるためにもおすすめです。自分でも思いがけない理由が見つかったり、解決方法や対処法のヒントを探し出せるかもしれません。

「大学に行きたくない＝大学を辞める」と即決してしまうまえに、休学という方法もあります。休学に関しては各大学に詳細をご確認ください。また、休学したい旨を保護者に相談することを忘れないようにしましょう。

大学に行きたくない理由がはっきりしている時には、その理由にあった対処法を試してみてはいかがでしょう？大学に行きたくない理由別の対処法を9つご紹介します。

新しい環境になると、以前の環境との違いに戸惑ってしまうことは多くあります。環境の変化に疲れてしまうことは珍しいことではありません。はじめのうちは高校との違いに疲れてしまっていても、いつのまにか自然に「大学生」になっていることもあります。

高校との違いに疲れてしまった方は、1人で抱え込まず先輩や周りの方、親に相談してみましょう。半年から1年ぐらいで慣れてくることが多いようです。いつまでも高校との違いに戸惑うような場合は、大学の学生相談室などを利用することもおすすめです。

履修登録してみたものの、授業が楽しくない、教授と合わないなど、つまらなく感じてしまうことがあります。しかし他の授業で、あなたに合う授業や教授を探し出せることもあります。

また、授業についていけないことが理由で大学に行きたくないこともあると思います。特に必修授業についていけなくなるのは不安を感じてしまいますよね。学生相談室を活用したり、先輩などにその授業の攻略法を聞いてみることもお試しください。

大学3年生や4年生は、研究室やゼミが理由で大学に行きたくないと思う方もいらっしゃいます。大人数の講義とは違い、研究室やゼミは教授や他の学生との距離が近いのが特徴です。

対処法としては、先輩に相談してみたり可能ならば研究室やゼミを変更する方法があります。また、場合によっては休学も選択肢に加えておきましょう。理系文系、大学によって研究室やゼミの位置付けが卒業や今後に影響することもあるので、慎重に考えたいですね。

多くの場合、部活やサークルは任意です。楽しくないのなら思い切って辞めてしまうことも対処法としてはおすすめです。どうしても部活やサークルに所属したいのであれば、他の部活やサークルを見学してみたり、可能ならば自分で立ち上げてみることも方法の1つですね。

人間関係は悩みの大半を占めるのではないでしょうか？これまでと異なり、大学はクラス単位で行動する機会が減ります。同じ講義に興味がある、研究室やゼミが同じだった、サークルで仲良くなったなど、友人をつくるタイミングも大きく変化します。

気がつくとたった1人で大学と家を往復しているだけの日々という方もいらっしゃると思います。人間関係は共通の好みがきっかけで仲良くなる場合もあるので、講義やサークルなど積極的に好きなことへ足を運びたいですね。

希望ではない大学に入ってしまったことで大学に行きたくない場合、休学や退学が頭をよぎりますよね。もちろん考え抜いた末に、もう一度希望の大学を受け直すという対処法もあります。

他の対処法としては、希望ではない大学に入ったことはもうわりきって、今の大学を楽しもうと頭を切り替えていくことです。楽しくない気持ちを変えられるきっかけに出会えるかもしれません。

そもそも大学に行きたくないのに進学してしまった場合、「やっぱり大学に行きたくない」と思うのは当然の理由かもしれません。受験の時は親や高校の先生が言っていることが正論に思えて受験したものの、自分としては大学は行きたくなかったと気づく方もいらっしゃると思います。

大学に行かないでやりたいことが明確にある場合は、そのことを保護者と相談してみることが対処法の1つです。まだ気持ちが漠然としている場合は、少し頭を切り替えて大学生活をどのようなものか経験してみてから答えを出しても遅くないと思います。

学費で悩んでいる時は、まずは保護者に相談しましょう。奨学金制度などもあるので、一度大学の担当窓口で情報を得るのも重要な対処法です。

学費など金銭的な悩みは、1人で悩んでいても解決できないケースが多くあります。またそういった弱みを知り、そこにつけこんでくる人もいます。後悔しないためにもはやめに保護者と話し合いましょう。

人は誰でもまだ見ぬ将来に何らかの不安を抱えるものです。特に学生から社会人という未知の世界を想像した場合、不安で押しつぶされそうになることもあるのではないでしょうか。

対処法としては、その将来の不安はどういったものなのか自分で自分の不安を明確化してみましょう。不安要素を紙に書きだしてみると、頭の中が整理されます。その不安が、直接的に大学へ行きたくないことと関係しているのであれば、そのことを保護者や学生相談室に伝えてみてくださいね。

大学を辞めたいという思いを実行するのは、ゆっくりと考えてからでも間に合います。大学に行きたくなくて辞めたい場合の対処法を5つご紹介します。

どうして大学に進学したのかということをもう一度考えてみましょう。今の大学生活が、あなたにとって将来どのような影響を与える可能性があるのか分析することで、大学に通う意味や希望が見出せるかもしれません。

大学を辞めたいと思っている時は、大学を辞めるメリットだけに目がいきがちです。しかし必ずデメリットもあります。大学を辞めたい方はデメリットも考えてみましょう。大学を続けるメリット・デメリット、大学を辞めるメリット・デメリットを紙に書きだしてみるのが対処法としておすすめです。

大学の担当窓口で奨学金の情報を得てみましょう。大学を辞めたい場合の理由が、経済的な問題に限られている時は奨学金で解決できるかもしれません。奨学金の種類や条件は様々なので、必ずご自身の大学にご確認くださいね。

大学に行きたくない、楽しくない、辞めたいと思っているのはあなただけではありません。大学を辞めるという決断をくだす前に、学生相談室を利用してみましょう。研究室やゼミ、人間関係の悩みの相談も可能です。1人では考え付かないような解決法や新しい知識を得ることが出来る可能性があります。

通常の生活に支障をきたすほど悩んでしまう前に、思い切って専門家に相談することも大切です。不安や悩みを専門家に聞いてもらえれば、心も軽くなることでしょう。専門家とも人間関係が生じるので、どうしても合わない場合は他の専門家を探してみるのも方法の1つです。

大学に行きたくない、楽しくない、辞めたいと思う理由は数多くあります。今回はその理由と対処法をご紹介しました。大学に行きたくないという思いを抱くことは、悪いことではありません。その気持ちであなた自身が辛さを感じてしまわないように、適切な対処法を見つけてくださいね。