カサブランカの花言葉を色別に紹介!プロポーズや結婚式におすすめ!
カサブランカはユリの一種で、同じユリのなかでも花が大きく豪華で人気があります。しかし、人気がある割に花言葉をご存じではないという方も多いでしょう。カサブランカの由来や種類の説明と一緒に花言葉を色別に紹介します。プロポーズや結婚式、お祝いギフトに活用しましょう。
目次
カサブランカってどんな花?
カサブランカは、ユリの一種で花が大きく美しく良い香りがするのが特徴です。カサブランカは誕生花としても選ばれていて、とても人気があります。結婚式にも使われ、プロポーズの花にもぴったりなカサブランカには、白・赤・ピンクなどの花があります。
カサブランカの花の特徴とは
カサブランカの花の色には、白、赤、ピンク、紫、オレンジ、黄色などの種類があります。カサブランカはユリの種類の中でも大きい花が特徴で、最も大きい物で20cmほどの大きさになります。カサブランカは茎から横向きにつぼみを持ち、少しうつむき加減に花を咲かせます。花びらには点のような模様が見られ、花が開くにしたがって外側にめくれるようになります。
カサブランカのおしべには黄色やだいだい色の花粉が付きます。手や衣服に触れるとシミになるので注意が必要です。開花した時にティッシュでぬぐったり、ピンセットで取ったりするといいでしょう。香りの良さが特徴ですが、匂いに敏感な方や体調を崩している方は具合が悪くなる恐れがあります。空気の入れ換えがしやすい窓の側や玄関に飾ると良いでしょう。
カサブランカの開花時期
カサブランカの花の咲く時期は6月~8月にかけてです。清純な白い色のカサブランカは6月の結婚式のシーズンでも人気があります。初夏から盛夏にかけてのプロポーズにはピンクや赤のカサブランカを取り合わせるのもおすすめです。カサブランカはお盆の時期の御供の花としても使われます。
カサブランカの種類や品種を紹介
本来のカサブランカは、花屋で見かける機会の多い白のみを指します。しかし、カサブランカのような大ぶりで豪華という特徴がある、ピンク・赤・黄色・紫などの色がついたユリをカサブランカと総称していることがほとんどです。
カサブランカの種類には、白くて八重咲きのダブルカサブランカがあります。その他の品種には、黄色いコンカドール、ビビットピンクの花のフェニス、深い美しい赤が特徴のマンボ、明るい紫色をしたロビナなどがあります。慶事がある場合は、赤と白のカサブランカの取り合わせが豪華で喜ばれます。
カサブランカとユリの違いとは?
ユリは全てのユリの花の種類の総称です。ユリの元々の種類は100種以上、栽培品種として改良された物は約130品種あります。
カサブランカはユリの栽培品種にあたり、オリエンタルリリーとも呼ばれます。日本原産のヤマユリやタモトユリなどを掛け合わせたオリエンタルハイブリッド種(日本などの東洋由来の花を掛け合わせた種類)で、オランダで品種改良された花です。カサブランカの豪華な花の姿から、別名「ユリの女王」とも称されて人気があります。
カサブランカの花の名前の由来は?
カサブランカの花の名前の由来は2つあります。1つはスペイン語の"Casa blanca"由来という説です。"Casa"は家、"blanca"は白色の意味です。カサブランカは白色の大きな花が代表的な物なので、花自体を「白い家」に見立てたのではと言われています。もう1つの由来は、モロッコの都市カサブランカをイメージして付けられたという説もあります。
カサブランカの花言葉とは?
カサブランカの花言葉には西洋由来の物と日本で独自に決めた物があります。一部、西洋の花言葉と被る物やユリの花と被る花言葉があります。贈り物にする際は誕生花でカサブランカを選ぶのもおすすめですし、贈る相手のことを考えた時に、花言葉を考慮して選ぶのも素敵でしょう。
花言葉①「高貴」
カサブランカの花言葉には、「高貴」があります。カサブランカの花の特徴である、優雅な立ち姿をしている所から由来して付けられたと言われています。カサブランカが結婚式やプロポーズの花束に相応しいのは、相手を高貴な人として見ているからかもしれません。
花言葉②「純粋」
カサブランカの花言葉に、「純粋」という語句もあります。元々はカサブランカは白い花のみを言いました。白いカサブランカは何色にも染まらずに混じりけがない所から付けられたと考えられます。結婚式では花言葉を意識するのか、カサブランカを花嫁の純粋さの象徴としてブーケや飾りに使います。
花言葉③「無垢」
カサブランカには「無垢」という花言葉もあります。白いユリやユリ全般にも使われる花言葉で、白いカサブランカの花を、子供のままの心をそのまま持ったような美しさに例えていると考えられます。
キリストの母聖母マリアを象徴する花として、白い百合を教会の絵画に描かれています。ギリシャ神話で結婚や母性の女神ヘラを象徴する花としても伝えられています。いずれにしろ、神聖な存在として扱われていることに間違いありません。
花言葉④「威厳」
カサブランカには「威厳」という花言葉もあります。神聖な存在の白いユリの花は、厳かな感じが見られます。白いカサブランカが結婚などのお祝いの花や、プロポーズなどの贈り物に使われるだけではありません。仏式やキリスト教式などの宗教を問わず、お葬式の供花にも使われます。「威厳」という花言葉に相応しいでしょう。
花言葉⑤「祝福」
カサブランカの花言葉に「祝福」があります。「祝福」は西洋でもカサブランカの花言葉として使われています。結婚式で使われることから、新郎新婦の門出を祝う意味で「祝福」という花言葉が付けられたのではないかと言われています。
もう1つ考えられるのは、カサブランカの壮大な美しさから由来しているという考え方です。ユリが聖母マリアやヘラに由来する花であることは前項で述べました。そのユリの種類の1つであるカサブランカが、開花すると外側に花びらがカールして曲線を描くように咲き、ユリの中でも最も美しいと賞賛されています。美しいカサブランカが神様の贈り物であると考えて、花言葉を「祝福」としたのではないかと考えられています。
花言葉⑥「壮大な美しさ」
カサブランカの花言葉には「壮大な美しさ」という物もあります。カサブランカの花が非常に大きく、華やかでスケールが大きい印象を持たれるからではないかと言われています。カサブランカは一輪だけでも存在感が大きいです。
花言葉⑦「雄大な愛」
カサブランカには「雄大な愛」という花言葉もあります。ユリの花は野外で何輪も花を咲かせると、さらに豪華な雰囲気になります。カサブランカの花を愛情に見立て、そのスケールの大きな風景から雄大な愛を感じるということで付けられたと思われます。
花言葉⑧「甘美」
カサブランカの花言葉に「甘美」があります。これは姿形よりも、特徴のある甘く強い香りから来ていると考えられます。カサブランカは1輪挿しているだけでも甘い香りで、その場を圧倒させます。香りだけで華やかさを感じさせるため、花言葉が付けられたのでしょう。
カサブランカの花言葉を色別に6つ紹介!
代表的な白・ピンク・赤だけでなく、紫やオレンジ、黄色のカサブランカについても色別の花言葉を紹介します。西洋の花言葉と全く違う場合があります。誕生花で贈る場合にも、プロポーズで贈る場合にも参考にするといいでしょう。
白いカサブランカの花言葉
本来のカサブランカは白い花を指します。白いカサブランカの花言葉は、白いユリ全体の花言葉から考えるといいでしょう。「純潔・純粋・無垢」の花言葉が当てはまります。結婚式にも相応しいですし、「無垢」という意味では子供の誕生日などの贈り物にもぴったりです。
赤いカサブランカの花言葉
赤いカサブランカの花言葉については、ユリ全体の赤い色の花言葉から考えるといいでしょう。「優しさ・虚栄心」になります。贈り物には「優しさ」という花言葉からプレゼントをするといいですが、「虚栄心」という花言葉を知っている人からは嫌な顔をされる可能性があるので注意が必要です。
「虚栄心」はカサブランカの品種を指すのではなく、何故赤いユリができたのかという由来から来ています。キリストの処刑の時に、他の花はみな恐ろしくて下をむいて震えていましたが、ユリだけはこの目で見てみようと見上げたままでいました。処刑台の上のキリストと目が合い、自分の思い上がった心に気づいて恥ずかしくなり赤くなったと言われています。
ピンクのカサブランカの花言葉
ピンクのカサブランカについては、「富と繁栄」という花言葉が付いています。ピンクの華やかな色や、優しい印象から付いたと思われます。プロポーズする時の花でもいいですし、女性が独立して開業したときのお祝いに贈るのにも向いています。
紫のカサブランカの花言葉
紫のカサブランカには「恋・復讐」という、相反するような花言葉が付いています。ユリと同じ品種ではありませんが、「クロユリ」が強く黒みがかった紫をしているため、同じ花言葉が付いたと思われます。
クロユリには国内には恐ろしい伝説がありますので、例え「恋」と付いていても、恋愛の相手に贈るのはやめた方が良いでしょう。紫のカサブランカが好きだとか、海外の方で国内の伝説が気にならないという方にはプレゼントしても構いません。
オレンジのカサブランカの花言葉
オレンジのカサブランカの花言葉は特にありません。オレンジのユリには「愉快」という花言葉があります。プロポーズする時に「これからも楽しく一緒にいよう」という気持ちを込めるなら、贈るのに相応しいでしょう。香りが気にならない相手であれば、元気を出してもらうために退院祝いに贈るのもおすすめです。
黄色のカサブランカの花言葉
黄色のカサブランカの花言葉はありません。黄色のユリの花言葉であれば「陽気・偽り・裏切り」という語句があります。「陽気」は良い意味ですが、「偽り・裏切り」は悪い意味の言葉です。プレゼントにするなら、白いカサブランカと一緒に贈ると意味が軽減されるでしょう。黄色はキリストを裏切ったユダが身に付けていた色なので、西洋ではイメージが良くないと言われています。
カサブランカの西洋での花言葉は?
前の項目でも述べましたが、カサブランカには西洋での花言葉も存在します。ユリは西洋も人気があり、英語で"celebration"です。日本語に直すと「祝賀・祝福」で、日本でもカサブランカの花言葉に使われています。
カサブランカを「ユリの女王」と賞賛して、西洋でも日本のように結婚式のブーケとして使われます。その他にイベントや個人へのギフトとして、お祝いするためにカサブランカの花束をプレゼントする機会も多いと伝えられています。日本の原種を荒廃したカサブランカではありますが、日本と同様に西洋では大変人気があります。
カサブランカの花言葉はプロポーズや結婚式にぴったり!
カサブランカは花の色の種類が多く、プロポーズに紅白やピンクと白で取り合わせるのもおすすめです。結婚式にはカサブランカの白が使われます。ただし、カサブランカは花が大きいので、多くの色の種類を合わせるとうるさく感じることもあるでしょう。同じ夏の時期の花と合わせて、花言葉の意味も考えながら組み合わせると良いでしょう。
カサブランカと同じ夏の時期に咲く花の中には、女性に人気のあるバラの花があります。プロポーズをするなら、白いカサブランカと、赤いバラ(花言葉:あなたを愛します・貞節・熱烈な恋)の組み合わせがおすすめです。ピンクのバラ(花言葉:上品・しとやか・温かい心・満足)だと相手を褒めることにも繋がります。結婚式のブーケは白いバラ(花言葉:無邪気・清純・相思相愛・尊敬)が相応しいでしょう。
カサブランカと同じ時期の花で取り合わせるなら、トルコキキョウ(花言葉:優美・希望・すがすがしい美)や、カーネーションをアレンジするのもおすすめです。
カーネーションの赤(花言葉:愛・感動)、ピンク(花言葉:感謝・温かな愛情)、オレンジ(花言葉:情熱・清らかな愛)、白(花言葉:純粋な愛)とそれぞれに素敵な花言葉が付いているので、自分の気持ちに合わせて贈ってみましょう。カーネーションの黄色は「軽蔑」という花言葉のため、プロポーズには避けましょう。
カサブランカと元気な夏の花のイメージがあるヒマワリ(花言葉:あなただけを見つめます・崇拝)との組み合わせも素敵です。相手にプロポーズをする時に渡して、花言葉の組み合わせを話すと喜んでもらえるでしょう。
カサブランカとかすみ草(花言葉:清い心・夢見心地)も素敵です。白い花同士を組み合わせると結婚式のブーケにぴったりでしょう。プロポーズをすると地味になってしまいそうと考えるなら、ピンクのカサブランカと合わせるのがおすすめです。
カサブランカの誕生花はいつ?
2月29日を含めて366日生まれた日の誕生花がそれぞれ決められています。カサブランカが誕生花に当たるのは4つの日付があります。5月9日・7月31日・11月6日・12月21日なので、贈る相手のバースデープレゼントにカサブランカを選ぶといいでしょう。プロポーズしたい相手の誕生日なら、なおさら喜ばれるでしょう。
カサブランカの花言葉を知って大切な人に贈ろう!
カサブランカが誕生花の相手に贈るのも良いですし、カサブランカの花言葉にちなんでお付き合いしている方や大切にしたい人にプレゼントするのもおすすめです。相手に渡す際には、花言葉にも注意して失礼のないように贈ると喜んでもらえるでしょう。