結束バンドの外し方のコツ!簡単に素手で外せる方法があるの?
ホームセンターや100円均一ショップなどで販売されている結束バンドですが、外し方次第で再利用できるんです。また、近年犯罪にも結束バンドを多用されています。今回は、結束バンドの再利用できる外し方や、素手でも外せる方法などを紹介します。
目次
結束バンドのバンドは外せるの?
何かを留める時に便利な結束バンドですが、皆さんはバンドをハラミ等で切って外している方が多いではないでしょうか?また、結束バンドは一度使用すると、再利用できない商品という認識の方も多いはずです。しかし、結束バンドはハサミ等でバンドを切らずに、ちゃんとした方法で外せば再利用できるんです。
また、結束バンドは近年人を拘束する時にも使われています。道具を使用せずに素手で頑丈な結束バンドを外すことも、ポイントさえつかめば可能です。今回は、再利用するために結束バンドの外し方や、もしもの時の結束バンドの脱出方法等も紹介します。
そもそも結束バンドとは?
結束バンドと聞いて商品を想像できない方もいるかもしれませんが、ほとんどの方が結束バンドの商品を見たことがあるはずです。結束バンドはホームセンター等の店舗で販売されていますが、結束バンドを知らない方でもわかるように、結束バンドのことについて説明しましょう。
結束バンドとは
結束バンドとは、主に複数のケーブルを束ねて、整える配線材料です。日本では、約40年程前から紐結束に代わり使用され始めました。一般的に使用されている材質は66ナイロンという柔軟性と耐久性が良い素材の樹脂ですが、他の樹脂材料の結束バンドもあります。
結束バンドは呼び方が豊富?
結束バンドは、他にも呼び方があり、「結束帯」、「結束タイ」、「配線バンド」とも呼ばれます。結束バンドは、英語では"Cable Ties"と呼ばれることから、「ケーブルタイ」と呼ばれることもあります。
どうして素手で引きちぎれないの?
結束バンドは、配線を束ねるために開発され、耐熱性・耐薬品性にも優れています。また、簡単に素手で切れたり解けてしまうと、束ねた配線がバラバラになり、危険な状態になってしまいます。
この事態にならないように、結束バンドは簡単には切れたり、解けないような構造になっています。そのため、結束バンドは素手で引っ張ってもちぎれないように出来ています。
結束バンドの外し方を知れば再利用できる!
皆さんは結束バンドをハサミ等で切って外し方をし、そのまま捨ててしまう方もいるのではないでしょうか?実は結束バンドは外し方を工夫すれば、再利用することが出来ます。結束バンドは、ヘッド部の爪にバンド部を差し込み固定されています。
このバンド部はギザギザの構造になっており、このギザギザ部分が爪部分とかみ合い、逆戻りしないロックされた状態でしっかりと固定出来ます。このように結束バンドが固定の仕組みを念頭に置き、結束バンドの再利用するための外し方や、使用する道具、また切って外し方の注意点を見ていきましょう。
結束バンドの外し方①安全ピンやドライバーを使う方法!
結束バンドを再利用するための外し方①として、安全ピンやドライバーの道具を使用した外し方です。結束バンドの外し方は、安全ピンの針の部分やドライバーの道具を使い、先程説明した結束バンドの固定構造のヘッド部の爪とバンド部の間に入れて隙間を作ります。
安全ピン等を使用して結束バンドの爪とバンド部に隙間が出来ると、スルスルとバンドを外すことが出来ます。安全ピンはどこ家庭でも家にあるものですが、外し方に慣れていない方は、安全ピンよりもドライバーの方が外しやすいのでおすすめです。安全ピンを使用する場合は、針が指に刺さらないように注意しましょう。
結束バンドの外し方②専門の道具を使う方法!
結束バンドを再利用するための外し方②として、専門の道具を使用した外し方です。先程紹介した安全ピンやドライバーの道具よりも、より簡単にスムーズに結束バンドを外すことが出来ます。
この専門の道具を使った外し方も、結束バンドのロックの仕組みを解除する外し方なので、再利用も出来ます。ただ、使用できる結束バンド適用範囲があるので、専門の道具を購入する場合はその点を注意する必要があります。
結束バンドの外し方③切って外す時の注意点3選!
ここまで、結束バンドを再利用できるようにするための外し方を紹介しました。しかし、結束バンドは安価な商品であり、再利用する目的がない時は、結束バンドを切る外し方が早くて簡単です。
結束バンドはハサミ等を使って切りますが、隙間なくしっかりと巻かれている場合が多く、巻かれている商品の種類によっては切って外し方に注意が必要です。ここでは、結束バンドを切る外し方の切り方などを見ていきましょう。
ケーブルを巻いている結束バンドの場合
結束バンドがケーブルに巻かれてある場合の切り方は、無理矢理にハサミ等でしっかり巻かれた結束バンドを切ると、ケーブルの被覆を傷つける恐れがあり注意が必要です。その場合、結束バンドの切り方として、ヘッド部を切った方がケーブルを傷つける確率が少なくなります。
結束バンドのヘッド部はハサミではなかなか切れないので、ニッパの道具で切断する切り方の方がスムーズです。ニッパと使った切り方でも、切断の時に切断物の飛散やケーブルの破損に注意しましょう。
コードを巻いている結束バンドの場合
結束バンドがコードに巻かれている場合の切り方は、ケーブルの場合と同様にハサミでバンドを切る方法ではなく、ニッパの道具を使用して結束バンドのヘッド部を切断する切り方がおすすめです。
こちらも、ハサミを使用してバンドを切る切り方をすると、誤ってコードを破損する可能性が高く危険です。このニッパで切断する切り方の場合も、切断物の飛散やコードの破損に注意しましょう。
洗濯機の排水ホースの結束バンドの場合
結束バンドが洗濯機の排水ホースに巻かれている場合の切り方も、先程説明した結束バンドのヘッド部をニッパで切断する切り方がおすすめです。この場合も、切断物の飛散や排水ホースの破損に注意して行いましょう。
結束バンドで拘束された時の外し方①素手で外す方法2選!
結束バンドは本来は配線等の商品をまとめたりする目的の商品ですが、近年では犯罪に使用される率が高くなっています。結束バンドを外す時は、ハサミ等の道具があれば容易に外すことが出来ます。
しかし、日頃からそのような道具を常時持っている方はあまりいません。そこで、素手で手首に結束バンドを巻かれて拘束された時の外し方を学びましょう。
素手で結束バンドを外す方法:お腹に打ちつける
手首を体の前で結束バンドに巻かれて拘束された場合は、まず体を起こして立ち上がった状態で、手首を高く持ち上げて勢いよくお腹に打ちつけることで結束バンドが外れます。このコツは、両肘をそれぞれ脇腹の後ろに引き、手首をお腹に打ちつけることです。
素手で結束バンドを外す方法:腰に打ちつける
手首を体の後ろで結束バンドで拘束された場合は、手首を体の前で拘束された時と同じように、まず立ち上がり、手首を高く持ち上げて、勢いよく腰に打ちつけると外すことができます。この場合のコツも、両肘をそれぞれ脇腹の後ろに引き、手首を腰に打ちつけることがです。
結束バンドで拘束された時の外し方②紐を使う方法!
結束バンドを外す方は、立てない状態の場合や力が弱い子供の場合は、成功できない場合もあります。しかし、靴紐等の紐を使って結束バンドを外すことも出来ます。その外し方は、結束バンドを紐でこすり、摩擦熱で切る方法です。この外し方なら、子供でも結束バンドを外すことが出来ます。
結束バンドで拘束された時の外し方③縛られる前にできる技!
結束バンドで手首を拘束された時に外すのは、多少巻かれる結束バンドがゆるい方が動きやすいです。そこで、結束バンドで手首を拘束される時に、両手の出し方によって、拘束された後も動きやすくなります。
まず、相手から手首を拘束される時に、こぶしを握った両手の甲を上に向けて並べた状態にしましょう。このような状態で拘束された場合は、少し隙間ができ動きやすくなります。
【番外編】再利用できるおすすめ結束バンドも紹介!
結束バンドは、最近では業者向けの商品だけではなく、一般の方でもより使いやすいように、カラフルなものやかわいいものまで様々あります。また、何度でも使用することを想定した結束バンドもあります。こちらの商品を使用すれば、外す手間もかからずにとても便利です。
再利用できる結束バンドは、ヘッド部の爪の部分に指で押し上げることによって、簡単にゆるめるようにできる構造になっています。また、マジックテープになっている結束バンドもあります。
オーム電機のリピートタイやPurEyesのケーブルタイはおすすめです。他にも再利用できる結束バンドもカラフルな商品もあるので、気になる方はチェックして下さい。
もしもの時に備えて外し方を覚えておこう!
今回は、結束バンドの外し方について紹介しました。最近は、結束バンドは産業用の使用用途だけでなく、カラフルでおしゃれな商品も増えて家庭でも使用される機会が多くなりました。
また、近年では安価で一度固定されると簡単に外せない頑丈な結束バンドは、手錠変わりに使用されることも増えています。非常事態の時は、身近に道具もなくパニックに陥ります。もしもの時に備えて、結束バンドの外し方を知っておき、対処できる技術を身に着けることが大切になってきています。