『浮かれポンチ』の意味とは？片思い中の注意点やNG行動とは？

「あのカップル浮かれポンチになってる！」「この浮かれポンチがー！」などと言いますが、「浮かれポンチ」ってつまりどういうこと？語源や特徴なんてよくわからない！という人が多いのではないでしょうか。人に説明しようとするとなると、いまいち説明が難しい「浮かれポンチ」。この機会にしっかり理解しておきましょう。

浮かれポンチの意味は、舞い上がって調子に乗っている、お調子者で間抜け、浮足立っている等の特徴がある人のことを意味します。嬉しいことがあった時などは、結構みんな浮かれポンチになっていますよね。次に、「浮かれポンチ」の語源についてもご紹介します。

「浮かれポンチ」とは、一般的に浮ついていて軽薄という特徴がある男性のことを意味しています。浮かれポンチの語源はもともとは「いかれポンチ」。語源であるいかれポンチの由来は、関西弁で「ダメな坊ちゃん」という意味から生まれた言葉なんですよ。

ですが、語源である「いかれポンチ」とは違い、「浮かれポンチ」という言葉は、男性だけではなく女性にも使われることがあります。

浮かれポンチは、1950年に流行した言葉です。しかし、現在でも関西地方では浮かれポンチという言葉を使う人が多いんですよ。語源である「いかれポンチ」が広まった地域だからかもしれませんね。

また、最近では一周回って「浮かれポンチ」という言葉を使いだしている若者が増えているようです。流行は回りまわると新しいものになるものです。

例えば、片思いをしている好きな人がいるときや、告白が成功してカップルになった場合に自分の世界に入りすぎて周りが見えなくなったりしませんか？もしかしたら、気が付かないうちに浮かれポンチな人と思われているかもしれません。

まずは、浮かれポンチな人の特徴を7つご紹介します。あなたも浮かれポンチの特徴に当てはまっていないか一緒にチェックしてみましょう。

相手の予定は関係ない！という勢いで、恋人に「今何してる？」「これからお菓子を食べるよ！」「〇〇くんにラインしてたら仕事で怒られちゃった～」「休み時間になったらすぐに電話してね！」など、束縛に感じるほど頻繁に連絡を取りたがったりしていると「浮かれポンチになっている」と思われますので、すぐに改善した方がいいでしょう。

カップルで浮かれポンチになっている場合もありますが、いつか疲れてしまうかもしれません。

相手からの返信がないのに、ラインの画面には自分が送った「ねぇねぇ、聞いてるー？」「なんで返事くれないのー？」「ちゃんと届いてるー？」など、相手の都合を考えていない送信履歴がズラリと並んでいる！ということはないですか？

浮かれポンチならまだ可愛いものかもしれませんが、一歩間違えると片思い中はもちろん、カップルになっていてもストーカー扱いされてしまうかもしれないので改善するようにしましょう。

「告白されて付き合って一週間記念！早く結婚したいねー！」「もう一か月も付き合って色々わかりあえたよね。結婚指輪は給料3か月分ね！」なんて結婚を焦っていませんか？男性は追われると逃げたくなるもの。ぐいぐいと結婚を迫られると「めんどくさいな」と思われてしまうかもしれませんよ。

まだ付き合って間もないうちから、すぐに結婚を迫るのは浮かれポンチになっていると言えます。片思いが実って嬉しいのはわかりますが、結婚はもっと現実的な問題です。冷静になって考えてみましょう。

「子供は何人欲しい？」「子供ができたら仕事を辞めたいなぁ」「バルコニーがあるお家を建ててほしいな」など、付き合って間もないうちから結婚後の話をしたがるのも煙たがれます。徐々に結婚後の話をするようにした方が順調にお付き合いを進めていけると思いますよ。

恋人が異性の友達と仲良くしているだけで「すごく嫌！話さないで！近寄らないで！」となってしまうのはただの束縛です。あまりに独占欲が強くなると相手にとっては重いと感じることもあります。

片思いからカップルになってうれしいのはわかりますが、束縛はせずに相手の人間関係も尊重してあげた方が彼との関係も良好に続くのではないでしょうか。

相手を好きだという気持ちはとても素敵なことですが、あまりにボディータッチが多すぎるとか、自作のポエムを送ったりとか、深夜の「好きだけどやっぱり嫌い！でも好き！」みたいな謎のアピールは相手に怖がられてしまう可能性があります。

恋愛はゆっくりと好きになっていった方が、その思いも長続きするのではないでしょうか。

デートで新しい洋服・露出の高い恰好・新しい靴・グルングルンの巻き髪・厚化粧などなど、適度な気合はかわいらしいものですが、いつもの自分とは全然違うところまで気合を入れすぎると「うわ、こいつ気合入りすぎ」と怖がられてしまうかもしれません。

また、普段と違う自分を演出するのはすごく疲れますし、「背伸びしすぎている自分」しか相手にしてもらえないのであれば、運命の人ではないのかもしれませんよ。

次に、浮かれポンチになっている人が片思い中にやらかしてしまいがちな注意点についてご紹介します。

「この間一緒に映画に行ったから」とか、「この間一緒に買い物に行ったから」といって、相手の恋人になったつもりになっていたら「勘違いな人」と思われてしまいますので要注意。しっかりと「付き合おう」という言葉とともに関係を始めないと、軽く見られて後で傷ついてしまうこともあるかもしれませんので注意してください。

「欲しいものは何でも買ってあげる！」「行きたいところはどこでも連れて行ってあげる！」など、相手に合わせてばかりいては疲れてしまいますので、ちゃんと自分を出すように注意しましょう。

逆に、「私の好きなものはこれ！」「私の行きたいところにいこう！」という押し付けも、うっとうしいと思われることがあります。相手を尊重しつつ、自分のことも大事にできるような関係を築いていきましょう。

最近では気軽に連絡が取れるLINEが人気ですが、だからといって過剰なLINE攻撃は最悪ブロックされて悲しい思いをしてしまうことに。相手がLINE好きな人ならかまいませんが、基本的には相手の返信を待ってから次の話題を送るように注意しましょう。

浮かれポンチになっている時は「自分の気持ち」「自分がしたいこと」にしか気が付きません。彼とカップルになりたいのであれば、相手の気持ちを最優先に考えて告白するようにしたほうが告白の成功率は上がりますよ。

あなたが好きな人のことを考えるのはいつですか？一日中その人のことを考えているかもしれませんね。ですが、仮に真夜中に「好き！大好き！！今すぐ伝えたい！」という気持ちになったとしても、相手は寝ている時間かもしれません。早朝だったら、学校や仕事の準備をしている時間かもしれません。

眠い時や忙しい時にそんな話をされても、「空気が読めないやつ」と思われて振られてしまうだけなので注意が必要です。

最近では連絡が取りやすいコミュニケーションツール（LINEやSNSなど）が普及していますが、相手の迷惑にならない時間にするという気遣い、やさしさが大事ですよ。

話したこともないような人から、いきなり告白されても「お前誰！？」となってしまいます。憧れの彼に告白するときは、まず友達になってから少しずつ仲良くなりましょう。

また、友達になってからの注意点としてはたまたま町で大好きな彼を発見した時に、運命を感じてうれしくなってしまって「今、〇〇にいたよね！？」なんてLINEを送ってないですか？相手からしてみたら、ストーカーされているのかもと怖がられてしまう可能性がありますので注意が必要です。

恋愛モードで浮かれポンチになってしまうと、「ポエマー」になる人が多いです。

「あなたとは来世まで一緒にいたいと思ってる」「〇〇の時から好きでした。あの時、私の心の中に春の温かい風が吹き込んできたようでした」なんて言われても、相手は「……で？」ってなってしまいますのでご注意を。

告白するときは、ストレートに「好きになった理由」と「好きなので付き合ってください」くらいがちょうどいいのかもしれません。

勇気を出して告白した後は、返事がもらえるまでヤキモキして気持ちが落ち着きませんよね。告白の結果が気になって、早く返事が欲しくてたまらない気持ちになるかと思います。

でも、相手があなたのことを好きでいてくれたら、ちゃんと誠実に対応してくれるはずです。返事がないということは、相手がまだ悩んでいるか、付き合う気はないということ。それに、相手のペースに合わせられないのであれば、付き合ったとしても疲れてしまうと思いますよ。

次に、浮かれポンチがやってしまいがちなNG行動の特徴について3つご紹介します。自分が当てはまっていないかチェックしてみましょう。

浮かれポンチの特徴としては束縛したがるというNG行動があります。束縛されるのが好きという人もいますが、束縛されすぎると怖いと思う人がほとんどなので注意が必要です。

カップルになったからといって、彼氏の女友達の連絡先を消す、消させるというのはあんまりです。彼にも人付き合いがありますし、はたから見ても「彼女なのに余裕がない」と思われてしまうかもしれませんよ。

それに、彼の周りの女性と友達になっておけば、この先彼とうまくいかなかったときに何か相談に乗ってくれるかもしれません。

高級なブランド物のお財布や靴、アクセサリーなど、背伸びしすぎているプレゼントはプレゼントではなく「貢物」です。また、自作のポエムなども相手に「重い」と思われるので避けた方がいいですよ。

10年後に思い出したときや誰かに知られたときに恥ずかしいと思うのであればやめた方がいいと思います。

浮かれポンチのまま結婚してしまった場合どうなるのでしょうか。これから紹介する状態にならないように気を付けましょう。

浮かれポンチになっている時は「自分の理想」しか見えていません。しかし、「意外とはげてきたな」とか「ちょっと太ってきたな」とか「収入が低いな」とか現実的な部分が見え始めると、本当にこの人でよかったのかなと現実に引き戻されます。

浮かれポンチになっている人は「自分本位」になっています。相手の気持ちがどうとかではなく、自分がどう思うのかを重要視してしまうので、結婚したことにより「これでもうこの人は私から離れない」という自信から、過度な束縛がエスカレートしたりDVに走ってしまうこともあります。

最後に、浮かれポンチを改善するための方法をチェックしておきましょう！

デートの時は、いつもの自分からかけ離れないような、普段どおりのメイクやファッションで行くように心がけるようにしましょう。デートの約束をしている、またはカップルになっているということは、彼もあなたに魅力を感じて約束しているはず。自分がどう見られるかというよりも、相手をどう楽しませるか、一緒にどう楽しむかを考えてデートを満喫しましょう！

結婚は人生を左右する大きな決断です。付き合ってすぐに結婚を迫ることは、相手にとっても「重い」と思われてしまいますし、あなたにとっても大きな決断をすぐに即決してしまうと、後で後悔してしまう可能性があります。

最近「結婚！結婚！」と言い過ぎているなと思った時は、一度冷静になって言い過ぎないように改善し、ちゃんと現実的な目を持ってゆっくり話し合ってみましょう。

LINEの返信がない、電話の折り返しがないなど、ヤキモキしてしまうことはあると思います。ですが、相手にも都合がありますので、そのことをよく理解してあげましょう。相手を信じて待つこともやさしさです。

「急がば回れ」と言いますが、早く付き合いたい、早く結婚したいという焦りは相手にも伝わりますので注意が必要です。相手の気持ちもちゃんと考えて「2人のペース」で進展させていきましょう。

自分が「浮かれポンチになっている」と自覚すれば、いくらでも「相手を思いやれる本当のあなた」に戻ることができます。自分の思い通りにしたいということばかり考えてしまうときは、一度冷静になって浮かれポンチになっていないか胸に手を当てて考えてみましょう。

クリスマス、バレンタインデー、卒業式や入学式、新しい職場や新しい出会い。私たちの周りには「浮かれポンチになりやすい時期」というものが必ずあります。ですが、そんな時でも「浮かれポンチになっている」ということを自覚するだけで改善できるので、相手や周囲に迷惑をかけずに済みます。

恋愛は自分の気持ちだけではなく、相手の気持ちがあってこそ成立するもの。浮かれポンチに気を付けて、素敵な恋愛を楽しみましょうね！