2019年01月16日公開
2019年01月16日更新
ベゴニアの花言葉や由来とは?色別・種類別に解説!
ベゴニアは多くの種類がある赤、白、ピンク、オレンジなどのキレイな花を咲かせる品種です。ベゴニアは種類や色によって素敵な花言葉を持っています。ここではベゴニアの特徴や、由来、多彩な種類の紹介、色や種類ごとの花言葉を紹介したいと思います。
目次
ベゴニアってどんな花なの?
非常に多彩な種類のあるベゴニアは世界中で愛好されている花のひとつです。大きくて綺麗な赤、白、ピンク、オレンジ色などの鮮やかな花を咲かせる事で園芸の定番種として高い人気をほこります。1年中花を咲かせるので近所の公園の花壇や園芸店などで意識しないうちに見かけている身近な花です。また葉の形が左右非対称なアンバランスさに愛着を持つ方も多い様です。そんなベゴニアの由来、特徴や花言葉を種類ごとに紹介したいと思います。
ベゴニアの特徴は?
ベゴニアの原産はオーストラリアを除く熱帯~亜熱帯に生息するシュウカイドウ科ベゴニア属の多年生植物です。 多肉質の左右非対称の葉が特徴で、赤、白、ピンク、オレンジ色などの鮮やかな花を咲かせます。 ベゴニアは非常に種類の多い植物で、2000種以上の原種と15000を超える交配種があります。 ベゴニアは暑さ、寒さにあまり強い品種ではなく15~25度が生育適温です、乾燥にも弱く湿度70%の空中湿度を好むのでベゴニアを育てる際には生育環境に注意が必要だと言えます。
ベゴニアの名前の由来
ベゴニアの名前の由来はフランス領アンティル諸島の総督で植物学を推奨していたミシェル・べゴン(1638-1710)から来ています。ベゴニアを発見した植物学者シャルル・プリュミエをフランス国王ルイ14世に推薦した事からべゴンの名前にちなんでベゴニアと名付けられました。ベゴニアは多年草で開花時期が長いため、絶えず花が咲くと言う意味でSemperflorens(センパフローレンス)と言う学名が付けられています。
ベゴニアの開花時期と見頃はいつ?
ベゴニアの開花時期は種類によって異なり、環境によっては1年中楽しむ事が出来ますが、3~5月、9~10月が最も開花します。特に5月と10月辺りは気候も良くベゴニア観賞に適していると言えます。植物園などでは1年中ベゴニアを観賞できる場所もあり、季節を問わずに楽しめる花であると言えます。
クリスマスベゴニアが人気!ベゴニアの種類を紹介!
ベゴニアはとても種類の多い花です。ギフトとして人気の高い、冬咲きベゴニアのクリスマスベゴニアなど様々な種類があります。 ここでは種類別にベゴニアを紹介したいと思います。
木立性ベゴニア
木立性ベゴニアは真っすぐに伸びる直立性の茎を持つ特徴があり、生長すると3メートルを超す物もあります。幾重にも分かれたシャンデリアの様な花を咲かせゴージャスな印象を与えます。きれいな花を咲かすベゴニアが多く、葉の色も特徴のある物が多くあり、観葉植物として楽しめる種類が多いです。生長する形によって矢竹型、叢生方型、つる性型、下垂性型に分類されます。
根茎性ベゴニア
根茎性ベゴニアは地を這うように根茎が成長する特徴があり、花ではなく葉を楽しむタイプのベゴニアです。渦巻き葉や妖艶さを感じさせる紫の葉、金属や絹を思い起こさせる質感の葉など、個性的な姿を楽しむ事ができます。直射日光を嫌い空中湿度を好むので屋外の明るくて日の当たらない場所、室内での栽培に向いています。テラリウム向きの品種も多くデリケートな品種だと言えるでしょう。
球根性ベゴニア
球根性ベゴニアは地中に根を張らず球根を作る特徴があります。数あるベゴニアの中でも華やかな、ボタンや椿の様な大輪で豪華な花を咲かす品種です。大きく分けて茎が立ち上がるスタンドタイプと茎が柔らかく垂れ下がるハンギングタイプに分かれます。球根性ベゴニアは暑さに弱く、家庭での栽培には向いていない品種です。
冬咲きベゴニア(クリスマスベゴニア)
冬咲きベゴニアは球根性ベゴニアを交配して作られた品種です。別名クリスマスベゴニアと呼ばれ、贈り物としてクリスマスシーズンに鉢花として流通します。12月~3月頃に花が咲き、花つきが良く株に赤、白、ピンクの花をたくさん咲かせます。寒さに非常に弱い品種なので室内に置くようにしましょう。贈り物として優れているクリスマスベゴニアですが上級者向きの品種なので数年に渡って栽培するのは難しいのでクリスマスシーズンの前後のみ、楽しむ花として接すると良いでしょう。
ベゴニアの花言葉の由来を知ろう!
ベゴニアの花言葉は色や種類、英語圏かどうかでそれぞれ意味があります主に、片思い、愛の告白、幸福な日々、丁寧、永遠の栄え、などの花言葉があります。葉が歪んだハートの形をしていることが由来して片思いや愛の告白の意味の花言葉を持つようになりました。葉が左右非対称で不揃いな所も片思いに由来しています。
ベゴニアの花言葉を『色別』に紹介!
ベゴニアには色によって違った花言葉があります。ここでは赤、白、ピンク、オレンジの色別にベゴニアの花言葉を紹介します。誰かにベゴニアをプレゼントする時に花言葉を重視して選ぶ時などの参考にして下さい。
赤いベゴニアの花言葉は?
ベゴニアの花の中でも代表的な色が赤です。赤いベゴニアの花言葉は「公平」です。普段の公平さや平等さに感謝の意を表したい上司や恩師などへの贈り物に適している花です。また公平性が求められる職業に従事している方にも赤いベゴニアはピッタリな花言葉であると言えます。
白いベゴニアの花言葉は?
白いベゴニアの花言葉は「親切」です。家族、友人、同僚など自分の周りの親切で優しい人へ日頃の感謝を込めて贈りたい花言葉です。普段の気遣いや何気ない優しさ、そんな気持ちに対してお礼をしたい時に白いベゴニアは適した花だと言えます。
ピンクのベゴニアの花言葉は?
ピンクのベゴニアの花言葉は「幸福な日々」「丁寧」「永遠の栄え」「愛の告白」「片思い」です。ピンクのベゴニアの花は優しい気持ちになれる暖かくて柔らかな色です。末永く幸福でいて欲しい相手に思いを込めてピンクのベゴニアを贈りましょう。また、片思い中の相手がいる方はピンクのベゴニアを意中の相手にプレゼントしたら、自分の気持ちが花言葉にのって伝わる事もあるでしょう。
オレンジのベゴニアの花言葉は?
オレンジのベゴニアの花言葉は「永遠の栄え」「丁寧」「幸福な日々」「愛の告白」「片思い」です。オレンジ色は明るくて元気なイメージの色なので永遠の栄えの意味を込めて贈る事が多い様です。末永い繁栄を願って会社やお店に贈ると良いでしょう。また、身近な頑張っている人に贈ったり、自分自身を勇気づけたりする時にもオレンジ色のベゴニアの花言葉は適していると言えます。
ベゴニアの花言葉を『種類別』に紹介!
ベゴニアには多くの種類があり、それぞれに花言葉があります。誰かにプレゼントとして贈るときや、ちょっとした自分へのご褒美として購入する時、好きな種類や好きな花言葉で選ぶ楽しみがそれぞれあるでしょう。ここでは種類別にベゴニアの花言葉を紹介します。
【木立ベゴニア】の花言葉は?
シャンデリアのようなゴージャスな花を咲かせる木立ベゴニアの花言葉は「釣り合いが取れている」です。全体的にバランスの良い調和のとれた見栄えから由来する花言葉です。仲の良い恋人や夫婦に贈るのにピッタリなベゴニアです。木立ベゴニアはとても種類が多く1メートルを超える物から、小さな鉢に収まる物まであり、贈り先のライフスタイルに適したベゴニアを見つける事ができるでしょう。
【エラチオール・ベゴニア】の花言葉は?
エラチオール・ベゴニアは別名リーガス・ベゴニアと呼ばれています、エラチオール・ベゴニアは幾重にも折り重なった花びらに特徴のある、非常に美しい花を咲かせる人気の高いベゴニアです。そんなエラチオール・ベゴニアの花言葉は「高貴」です。ゴージャスな見栄えで、赤、白、ピンク、オレンジ、黄色など豊富な花色をもつ事が由来して付けられた花言葉です。日頃からエレガントさやゴージャスさを感じさせる相手の贈り物に適したベゴニアです。
【レックス・ベゴニア】の花言葉は?
レックス・ベゴニアは銀色で金属質な印象を与える葉が特徴的なベゴニアです、花も咲きますが葉を楽しむタイプのベゴニアです。そんなレックス・ベゴニアの花言葉は「愛される喜び」です。恋人や配偶者にはもちろんの事、両親や家族に贈るととても喜ばれる花言葉を持つベゴニアでしょう。
【クリスマスベゴニア】の花言葉は?
クリスマスベゴニアは別名ベゴニアラブミーとも呼ばれています、赤、白、ピンクなどの小さな小花をたくさん咲かせる可愛らしいベゴニアで、クリスマスシーズンの贈り物として非常に高い人気を誇ります。そんなクリスマスベゴニアの花言葉は「愛の告白」「永遠の栄え」です、クリスマスにピッタリな花言葉と言えるでしょう。恋人や夫婦のクリスマスの贈り物にとても適しているベゴニアです。
【ベゴニア・センパフローレンス】の花言葉は?
ベゴニア・センパフローレンスは開花時期が長いベゴニアで春先から秋の終わりまで楽しめます。公園の花壇や学校の花壇、歩道の植栽など様々な場所で見かける事ができる、とても身近なベゴニアです。そんなベゴニア・センパフローレンスの花言葉は「片思い」です。ハート型の葉が左右非対称な事が由来して付けられた花言葉です。片思い中の相手をベゴニア・センパフローレンスの咲いている公園に誘ったら告白のきっかけになる事もあるでしょう。
ベゴニアの花言葉は西洋では意味が異なる!
ここまで紹介したベゴニアの花言葉は、愛に関する意味を持つ花言葉や、繁栄や幸せを表す花言葉などポジティブな意味を持つ花言葉でしたが英語圏の国では違った花言葉があります。ベゴニアの英語の花言葉は「beware(注意する、用心する)」です。比較的ポジティブな印象を与える日本語の花言葉と違って英語の花言葉は違った印象を与えます。日本では花言葉にちなんだ贈り物として適しているベゴニアですが、英語圏の国での贈り物としては英語の花言葉の意味を考えて慎重に検討してみた方が良いでしょう。
ベゴニアの魅力を知ろう
ベゴニアはとても魅力にあふれた花です、ここではベゴニアの魅力をあらためて紹介します。これから花を育ててみようと思っている方や贈り物に花を考えている方、ベゴニアはいかがでしょうか。
ベゴニアは種類が豊富である
ベゴニアはとても種類が多い品種です、交配種まで含めると15000を超えると言われています。可愛らしい花を咲かせる物、バラのようなゴージャスな花を咲かせる物、個性的な形や色を持つ葉を楽しむタイプの物と様々です。きっと自分好みのベゴニアを見つける事ができるでしょう。
ベゴニアは素敵な花言葉が多い
ベゴニアには「愛の告白」「片思い」「永遠の栄え」「公平」など、素敵な意味を持つ花言葉が多くあります。自分の為に育てるのにも、贈り物にするにも良い気持ちになれる花だと言えます。ただし、英語の花言葉は「beware(注意する、用心する)」なので英語圏の国での贈り物にするには注意が必要です。
ベゴニアは身近な花で1年中楽しめる花である
ベゴニアは公園の花壇や歩道の植栽など色々な場所で見かける事ができる身近な花です。開花時期が長く1年を通してベゴニアはどこかで花開いている姿を見る事ができます。ひとつの個体で幾年にもわたって花を咲かせる多年生植物である事もベゴニアの魅力です。
素敵な花言葉のベゴニアを贈ろう!
誰かに花を贈る時、見栄えの美しさの他に、その花がどんな花言葉を持つか、気に掛ける方も多いかと思います。ベゴニアには多くの種類の花と、それぞれに「愛の告白」「片思い」「永遠の栄え」「親切」などの素敵な花言葉があります。あなたの大切な人へベゴニアを贈ってみてはいかがでしょうか。