2021年10月05日公開
2021年10月05日更新
造形がヤバい神様トップ15
世界には神話が存在し、多くの神が神話から誕生しています。神は人間に似た姿や動物を模した神々しい姿をしていますが、一方でなぜそんな造形がヤバい神様を作ってしまったのかと目を疑うような神もいます。 今回はそんな造形がヤバい神様トップ15をご紹介していきます!
目次
- 1世界にはこんなにも造形のヤバい神様がいる
- 2造形のヤバい神様第15位:女媧(じょか)
- 3造形のヤバい神様第14位:イシュタム
- 4造形のヤバい神様第13位:プリアポス
- 5造形のヤバい神様第12位:インティ
- 6造形のヤバい神様第11位:アルダナーリーシュヴァラ
- 7造形のヤバい神様第10位:エフェソスのアルテミス
- 8造形のヤバい神様第9位:カーリー
- 9造形のヤバい神様第8位:千手観音
- 10造形のヤバい神様第7位:黒いテスカトリポカ
- 11造形のヤバい神様第6位:ケプリ
- 12造形のヤバい神様第5位:メジェド
- 13造形のヤバい神様第4位:帝江
- 14造形のヤバい神様第3位:シペ・トテック
- 15造形のヤバい神様第2位:ヒネ
- 16造形のヤバい神様第1位:アテン
- 17まとめ:造形のヤバい神様トップ15!
世界にはこんなにも造形のヤバい神様がいる
出典: http://www.nihon-net.com
世界には数多くの神話が存在し、そこから多くの神々が生まれてきました。
神様の形は基本的に人間にそっくりな形をしているか、動物などの獣に似せた形をしているもの、もしくは半人半獣などの神々しい姿をしていることもあります。
しかし、中にはなぜそんな姿にしていまったのかと目を疑いたくなるような造形のヤバい神様も存在しています。
そこで今回はそんな造形のヤバい神様トップ15をご紹介します!
造形のヤバい神様第15位:女媧(じょか)
出典: https://rocketnews24.com
中国神話に登場する世界を作った神様で土と縄で人間を作り出したと言われています。
元々はただの女性のような造形の神様でしたが、時を経るごとに、下半身が蛇に変わり、遂には顔以外が蛇に変化してしまったそうです。
このヤバい蛇の姿については、中国の戦国時代に書かれた地理書である「山海経」で造形が確立されたそうです。
造形のヤバい神様第14位:イシュタム
出典: http://www.oumaga-times.com
常に首を吊っている神
マヤ神話に登場する神様で、自殺を司っています。首にかけられている縄で常に首を吊っており、その体はいつも腐敗しかけているのだそうです。
生贄とされた人、戦死者や自殺した人を天国に送り届ける役目があります。この神様は造形は普通ですが、背負っている背景がヤバいですね。
造形のヤバい神様第13位:プリアポス
出典: http://4vipstars.blog.fc2.com
プリアポスの肖像画
大きい・・・
プリアポスは、ギリシャやローマ神話に登場する神様で、豊穣を司っています。日本でも有名な美の女神アフロディーテとオリンポス12神の一人ヘルメースの間に生まれた子供であるプリアポスは勿論人間の造形をした神なのですが、プリアポスの肖像画を見て分かる通り非常に男根が大きく描かれています。
この男根の大きさが豊穣の証なのでしょうか?
出典: http://4vipstars.blog.fc2.com
プリアポスの像
左端のプリアポスは男根を模しているのだそうです・・・
また、男根が大きいだけであればまだよかったのですが、プリアポスは上の画像の様に男根の形そのものとして描かれえることも多々あるため、上の図のように男根に足が映えたようなヤバい造形になりがちなのだそうです。このプリアポスは、ギリシャやローマにキリスト教の考えが布教されるのにしたがって徐々に信仰されなくなったそうです。
造形のヤバい神様番外編:ミン
出典: http://www.moonover.jp
ミンの像
ミンは像として作られる場合は必ず左手で勃起した男根を握りしめています。
男根を象徴する神様はエジプト神話でもミンというヤバい神様が存在します。
ミンはプリアポス同様豊穣を司っており、男根が勃起した姿で描かれています。ミンは後に労働者や鉱山の守り神ともなっています。
ミンには鮮度のいいレタスを切った際に出てくる乳白色の液体が精液を連想させることから、レタスがミンにお供えされることが多いのだそうです。
造形のヤバい神様第12位:インティ
出典: http://4vipstars.blog.fc2.com
インカ神話に登場する最高神で、南米では信仰対象ともなっており、国旗に描かれることなどもあるそうです。造形はあまりヤバい感じがしませんが、太陽に描かれた濃いめの顔がインパクト強めですね。
造形のヤバい神様第11位:アルダナーリーシュヴァラ
出典: http://www.wikiwand.com
アルダナーリーシュヴァラはインドの神話に登場する神様で、最高神の一人である破壊を司る神シヴァとシヴァの妻であるパールヴァティーを合体させたのが、アルダナーリーシュヴァラだと言われています。シヴァ神はかなり過激な神として知られ、アルダナーリーシュヴァラ以外にも自分の子供に対してかなりひどい仕打ちをしているようです。アルダナーリーシュヴァラが両性になっているのもシヴァの苦行によるものだという説があります。
出典: http://livedoor.blogimg.jp
またその一方で、アルダナーリーシュヴァラが両性である理由は、シヴァとパールヴァティーが喧嘩をした後に強く抱きしめ合った際に愛が結合したからだという説も存在しています。
アルダナーリーシュヴァラはインドの宗教であるヒンドゥー教のシャクティ派という宗派で信仰対象となっているため、アルダナーリーシュヴァラは造形がヤバい割にインドではある程度有名な神様なのだそうです。
造形のヤバい神様第10位:エフェソスのアルテミス
出典: http://junmannnomatome.blog.jp
ギリシャ神話に登場する神様で、狩猟や純潔を司る女神です。トルコに昔から存在していた大地母神信仰と混ざり合う形で現在のような複数の乳頭を持つヤバい造形の神様になったのだそうです。
造形のヤバい神様第9位:カーリー
出典: http://junmannnomatome.blog.jp
インドの神話に登場する女神で、シヴァの妻の一人と言われています。多数の手、足、首を持っており殺戮と破壊を司っている神様です。首にかけられているのは、同じくらいの大きさの生首を繋げた首飾りであり、造形も思考もかなりヤバい神様です。また、カーリーはパールヴァティーが怒っている状態だという説も存在します。
造形のヤバい神様第8位:千手観音
出典: http://www.mus-his.city.osaka.jp
日本でもなじみ深い仏教の神様です。千の腕と11の顔、千の眼を持っており、一つの腕で25の世界の衆生を救うことができるのだそうです。因みに衆生とは、生きとし生ける物全ての命のことを指します。
造形のヤバい神様第7位:黒いテスカトリポカ
出典: http://ikeike2ch.jp
黒いテスカトリポカの壁画
テスカトリポカは、アステカ神話に登場する最強の神で、世界が誕生して初めて太陽の役目を担っていた神様でもありました。しかし、テスカトリポカは太陽を務め始めて676年目の時に文化・農耕の神であり風の神でもあるケツァルコアトルに殺されてしまいました。
出典: http://blog.livedoor.jp
黒いテスカトリポカ
しかし、その後テスカトリポカは黒いジャガーとなって甦り世界を滅ぼしてしまったといいます。上の二つの画像は甦ったあとの黒いテスカトリポカを表現しているようですが、確かにこのテスカトリポカは最終兵器、もしくは死神のようなヤバい造形をしています。
造形のヤバい神様第6位:ケプリ
出典: http://ikeike2ch.jp
エジプトの神話に登場する神様で、太陽神ラーが変化した形態の一つだと言われています。上の図のような虫のような形の他に、虫のような形の部分を顔にした人間の姿で描かれることもあるようです。ちなみにこの虫はフンコロガシを表しています。フンコロガシをそのまま神様の造形にしてしまうエジプト神話、ヤバいです。
造形のヤバい神様第5位:メジェド
出典: http://earclean.cocolog-nifty.com
日本でも最近よく名前の上がっている造形のヤバい神様メジェドですが、このメジェドはエジプト神話の中のエジプト死者の書に登場します。唯一露出されている目からは光線を出すことができます。目以外の体が覆われているのは、敵の家に潜入して姿を隠すためなのだそうです。メジェドが家に侵入して目から光線を出して敵を倒すところを想像するとかなりヤバいですね。
造形のヤバい神様第4位:帝江
出典: http://science-2ch.net
帝江
帝江はいつもしっぽを咥えてその場でぐるぐる回っているのだそうです。
帝江は中国の神話に登場する神様で、混沌を司っています。一方で帝江は一部では怪物とも記されているようです。帝江は道教の世界では「鴻鈞道人」という名で度々擬人化されています。荘子という道教の文献で帝江は恩を受けた友人の好意により目や口をつけてあげようと顔に穴を開けたところ帝江は死んでしまったという逸話が存在しています。マスコットの様ですがよく見ると造形がヤバいですね。
造形のヤバい神様第3位:シペ・トテック
出典: https://ameblo.jp
アステカ神話に登場する神様で、穀物を司っています。飢えた人々には自分の皮をはいで与えていました。アンパンマンのようですね。また、シペ・トテックにあやかって毎年2月に生贄の皮をはぐ儀式が存在したそうです。造形以前に儀式がかなりヤバいですね。
造形のヤバい神様第2位:ヒネ
出典: http://68.ldblog.jp
ポリネシア神話より
ポリネシア神話でマウイがヒネに侵入するシーン
ヒネはハワイなどに伝わるポリネシア神話に登場する神様で、夜と死を司っています。ポリネシア神話にはマウイという英雄が存在するのですが、ポリネシア神話では、世界を作った創造主であるマウイが最後に永遠の命を得るためにヒネの中に入り彼女を殺そうとしました。しかし、失敗したマウイはヒネの歯の生えた膣で砕かれてしまい、人類は永遠の命を得ることができなくなってしまいました。
出典: http://68.ldblog.jp
ヒネのイメージ画像
ポリネシア神話に登場するヒネの正式名は「ヒネ・ヌイ・テ・ポ」
ポリネシア神話では、ヒネは以前夜明けを司る神でしたが、自分の父親と知らずに父親と結婚してしまい真実を知ったヒネは己を恥じて地下の世界の闇に逃げ、世界との繋がりを断ち切ってしまい、その後自分の子孫を闇の世界に引きずり込むようになってしまいました。ポリネシア神話ではこれが死の起源だと伝えられています。
造形のヤバい神様第1位:アテン
出典: http://68.ldblog.jp
エジプト神話に登場する太陽神の一人です。元々は地方で信仰されている神であったため、逸話や誕生までの経緯などが一切不明なミステリアスな神様です。
アテンはエジプト18王朝のファラオが、熱心に信仰していたため世間に広く知られることとなったそうです。
まとめ:造形のヤバい神様トップ15!
さて、世界の造形のヤバい神様トップ15についてご紹介しましたが、調べてみると紹介されている神話自体はエジプト神話、アステカ神話、中国神話、ギリシャ神話などに偏っていることが分かりました。
それぞれの神話を調べてみるともっと面白い神様がいるかもしれませんね。