2021年07月21日公開
2021年07月21日更新
人生、宇宙、すべての答えが「42」である理由とは?
あなたは「人生、宇宙、すべての答え」がどんなものか知っていますか? 実は「人生、宇宙、すべての答え」とは42という数値であるようなのです。 この記事では、なぜ「人生、宇宙、すべての答え」が42なのかについて紹介していきます。
目次
- 1「人生、宇宙、すべての答え」が42ってどういうこと?
- 2「人生、宇宙、すべての答え」の42という数字は「銀河ヒッチハイクガイド」を元にしている?
- 3「人生、宇宙、すべての答え」を求めるSF小説「銀河ヒッチハイクガイド」とは?
- 4「人生、宇宙、すべての答え」が42である理由
- 5GoogleやSiriに「人生、宇宙、すべての答え」を聞くと42が返ってくる?
- 6「生命宇宙そして万物についての究極の疑問の答え」を英語で書くと?
- 76×9=42?「人生、宇宙、すべての答え」は13進法で表わす?
- 8作者が「人生、宇宙、すべての答え」を42にした本当の理由
- 9「人生、宇宙、すべての答え」を追い求める「銀河ヒッチハイクガイド」を読んでみよう!
- 10最後に
「人生、宇宙、すべての答え」が42ってどういうこと?
出典: https://www.wired.com
「人生、宇宙、すべての答え」とは何だと思いますか?
いきなり聞かれてもわからないですよね。
実は「人生、宇宙、すべての答え」が42らしいということを知っていますか?
これは宇宙の真理なのでしょうか?
ですが、宇宙の真理にしては「人生、宇宙、すべての答え」が42という値らしいというのは単純すぎる気もしませんか?
予想の斜め上を行く中途半端な宇宙の真理に思えないでしょうか?
「人生、宇宙、すべての答え」が42とはどういうことなのでしょうか?
今回は、なぜ「人生、宇宙、すべての答え」が「42」なのか、その理由をご紹介します。
生命、宇宙、すべての答えは42らしいです
— mot (@pg_mot) October 12, 2017
「人生、宇宙、すべての答え」の42という数字は「銀河ヒッチハイクガイド」を元にしている?
出典: https://www.amazon.co.jp
「銀河ヒッチハイクガイド」という小説を知ってますか?
実は「人生、宇宙、すべての答え」が42というのは「銀河ヒッチハイクガイド」で出てくる内容なのです。
銀河ヒッチハイクガイドとは、とにかく笑える要素が詰まったシリーズです。
想像の斜め上を行く展開はかなり面白いです。
この小説版がベストセラーになり、世界的にヒットしたそうです。
2005年には映画化もされています。
「人生、宇宙、すべての答え」が気になる方は一度見ておくべきです。
「宇宙の真理や人生、宇宙、すべての答えなんかどうでもいい」と言う人でも、「銀河ヒッチハイクガイド」はおすすめです。
「どうして人間は、みんなで平和に仲よく生きていけないんだろう」アーサーは言った。フォードは大声で笑ったが、その笑い声はひどくうつろに響いた。「四十二!」と言って、ぞっとするような笑みを浮かべた。「いや、合わないな。気にしないでくれ、なんでもないんだ」【宇宙の果てのレストラン】
— 銀河ヒッチハイクガイドbot (@hitchhikeguide) October 22, 2017
「人生、宇宙、すべての答え」を求めるSF小説「銀河ヒッチハイクガイド」とは?
出典: https://www.amazon.co.jp
銀河ヒッチハイクガイドの物語は、主人公の自宅がバイパス工事のために取り壊されようとしているところから始まります。
既に予想の斜め上を行ってますが、まだまだ予想の斜め上を行き続けます。
突然、宇宙人がやってきて、地球を爆破すると言ってきます。
理由は、銀河ハイウェイを建てる場所にあるから、とのこと。
しかも50年も前から公示していたというのです。
地球の人間からすれば全て一方的で理不尽な流れですね。
そして本当に地球は爆破されてしまうのですが、主人公たちはどうにか難を逃れます。
その後、仲間達と出会い、ともに宇宙を旅をすることになります。
銀河ヒッチハイクガイド観ました!
— しろ (@SS31046) October 24, 2017
主人公がいきなり地球を追い出され、個性豊かなメンバーと宇宙船で旅する巻き込まれ系SFコメディ
主人公が持つ銀河ヒッチハイクガイドという端末が、コミカルでシュールな映像と淡々した喋りで、ブラックジョークを交えつつ色々と説明するのが面白い(字幕版) pic.twitter.com/QW8jDrABAG
「人生、宇宙、すべての答え」が42である理由
出典: http://www.simionovich.com
銀河ヒッチハイクガイドの世界では、大昔にディープソートと名づけられたコンピュータが作られました。
ディープソートに「人生、宇宙、すべての答え」を導かせようとしました。
ディープソートは「人生、宇宙、すべての答え」をとてつもなく長い時間をかけて導こうとしました。
長い時間を経て出てきた「人生、宇宙、すべての答え」は「42」でした。
宇宙の真理にしてはあまりにも中途半端な値です。
とてつもなく長い時間かけて導き出した結果、「人生、宇宙、すべての答え」がたったの「42」だけだったのです。
もちろん、「人生、宇宙、すべての答え」を聞いた皆は当然ディープソートの出した結果に納得いくはずがありません。
ディープソートが出した「人生、宇宙、すべての答え」に深い意味があるとはとても思えません。
42が「人生、宇宙、すべての答え」だと知ったところで特に何か改善できるという訳でもありません。
「人生、宇宙、すべての答え」として導かれた42が本当に「人生、宇宙、すべての答え」なのでしょうか?
ディープソートは「解答に見合う問題がわからないから解答の意味が理解できない」と言い、最も優れたコンピューター「地球」を設計しました。
つまり地球は「人生、宇宙、すべての答え」に見合う問題を求めるためのコンピューターだったということです。
アーサーは予想の斜め上を行く展開を経てこの事実を知りました。
彼自身も「最も優れたコンピューター」の一部と言うことです。
ですが残念ながら、「最も優れたコンピューター」は問題の導出を完了する5分前に爆破されてしまいました。
そのため、「人生、宇宙、すべての答え」に見合う問題を知ることは不可能になってしまいました。
「深遠なる疑問の答えは……」
— SF名言bot (@SFnovelbot) November 1, 2017
「答えは……!」
「生命、宇宙、その他もろもろの答えは……」とディープソート。
「答えは……!」
「答えは……」
「答えは……!」
「答えは……」
「答えは……!!!……?」
「42です」
──ダグラス・アダムス《銀河ヒッチハイク・ガイド》
出典: http://hakaiya.com
その後、アーサーは自分自身が「地球」にいたことから、彼自身に「人生、宇宙、すべての答え」に見合う問題が刷り込まれているのでは?という思いつきから、「人生、宇宙、すべての答え」に見合う問題を導こうとしてスクラブルという、単語を作成して得点を競うボードゲームを目隠しして行いました。
その結果、「WHAT DO YOU GET IF YOU MULTIPLY SIX BY NINE」(6×9はいくつ?)という文が「人生、宇宙、すべての答え」に見合う問題としてできました。
ディープソートが導き出した、宇宙の真理ともいえる「人生、宇宙、すべての答え」は42になるので、よくわからないことになりました。
もちろん彼の頭に「人生、宇宙、すべての答え」に見合う問題がそのまま残っていたのかどうかわかりませんし、問題の導出が終わるまで「最も優れたコンピューター」が爆破されなかったら異なる「人生、宇宙、すべての答えに見合う問題」を導いていたのかもしれません。
結局、「人生、宇宙、すべての答え」の意味はわからないようです。
宇宙、生命、そしてすべてについての究極の答えは42だと今知った。宇宙、生命、そしてすべてについての究極の問いがなにかは知らない。
— 技北 皆 (@Kai_Wazakita) September 1, 2017
GoogleやSiriに「人生、宇宙、すべての答え」を聞くと42が返ってくる?
出典: https://www.pinterest.jp
iPhoneに搭載されていて、たまに独特な返答をしてくれるSiriも「人生、宇宙、すべての答え」を知っています。
グーグルやSiriに「人生、宇宙、すべての答え」を求めても42という解答が来ます。
筆者はアップル製品を持っていないため、Siriで「人生、宇宙、すべての答え」が得られるか確認できていませんが、グーグルであれば宇宙の真理が得られるのを確認しました。
なぜSiriやグーグルで聞くと「人生、宇宙、すべての答え」が得られるのでしょうか?
もちろん「人生、宇宙、すべての答え」をSiriやグーグルに聞くのは、本当に「人生、宇宙、すべての答え」を知りたくてSiriやグーグルに求めたというより、元々「銀河ヒッチハイクガイド」を知ってたからか、「Siriやグーグルで人生、宇宙、すべての答えを聞くと42が得られる」と聞いたからSiriやグーグルに「人生、宇宙、すべての答え」を求めてみた、と言う流れの方が自然ですので、グーグルのちょっとしたジョークだと思われます。
ちなみに、「銀河ヒッチハイクガイド」においてGoogolplexStarThinkerというコンピューターが出てくるのですが、ディープソートはGoogolplexStarThinkerを「電卓レベル」と言っています。
宇宙の真理をとてつもなく長い時間かけて導出しようとしましたが、グーグルは一瞬で「人生、宇宙、すべての答え」を出します。
実はグーグルの本社の愛称は「Googoleplex」です。
いわば、グーグルをけなしてるも同然ですね。
もちろんジョークだとは思いますが、グーグルやSiriで「人生、宇宙、すべての答え」を聞くと瞬時に42と解答するのは、グーグルの方が優れていると暗示しているのでしょうか?
お前ら人生に迷ったら
「生命、宇宙、すべての答え」
ってGoogle先生に聞いてみろ、解けるから pic.twitter.com/54znkzWO2C
— にっける (@UmiRize) March 30, 2015
「生命宇宙そして万物についての究極の疑問の答え」を英語で書くと?
出典: http://p.twipple.jp
「人生、宇宙、すべての答え」が42となる理由ですが、1つとして「文字数」があります。
英語で表記したときに、文字数をスペース込みで数えると「人生、宇宙、すべての答え」となる42になります。
また、問題と解答「What do you get if you multiply six by nine? Forty-two」は、アルファベットの数だけを数えれば「人生、宇宙、すべての答え」と同じ42文字になり、アルファベット以外の記号なども含めると本来の解答の54になります。
「人生、宇宙、すべての答え」とこれらの文字数は関係あるのでしょうか?
関係ないのであれば、「人生、宇宙、すべての答え」は一体何だったのでしょう?
そんな「人生、宇宙、すべての答え」のためにとてつもなく長い間、計算を続けたとなると、とてつもない時間の無駄遣いです。
「人生、宇宙、すべての答え」が英語表記での文字数と同じというのは偶然とするべきではないでしょうか?
6×9=42?「人生、宇宙、すべての答え」は13進法で表わす?
出典: https://ameblo.jp
「人生、宇宙、すべての答え」が42となる理由がもう1つあります。
実は問題の式は13進法だと成り立つのです。
しかし、それではなぜ「人生、宇宙、すべての答え」はわざわざこの方法で表わされるのでしょう?
いろいろ考えたうえで「人生、宇宙、すべての答え」を決めたのでしょうか?
そもそも「人生、宇宙、すべての答え」をこの方法で表わす必要性がありませんよね。
なぜ「人生、宇宙、すべての答え」の問題が6×9だったのでしょうか?
「人生、宇宙、すべての答え」に見合う問題とはとても思えない内容です。
知り合いからの6×9=42の証明が、13進法だけで絶賛草生えてる
— つなまよにゃん@ジブ練習中 (@Teacher_Tunakan) July 30, 2017
作者が「人生、宇宙、すべての答え」を42にした本当の理由
出典: https://ja.wikipedia.org
銀河ヒッチハイクガイドの作者ダグラス・アダムズは「人生、宇宙、すべての答え」が42である理由として、全然意味のなさそうな普通の値を選んだら「人生、宇宙、すべての答え」がこんな中途半端な値になったそうです。
個人的には、かなり斜め上を行く発想だと思ったのですが、「人生、宇宙、すべての答え」として裏があるものはふさわしくないそうです。
「人生、宇宙、すべての答え」は、3や7では面白くなく、全然意味のない値のほうが面白いというのです。
もしかしたら、「人生、宇宙、すべての答え」を考えること自体がナンセンスかもしれませんね。
「人生、宇宙、すべての答え」を追い求める「銀河ヒッチハイクガイド」を読んでみよう!
出典: https://blogs.yahoo.co.jp
「人生、宇宙、すべての答え」は何でもないただの数だったわけですが、「銀河ヒッチハイクガイド」自体は予想の斜め上を行き続けるスラップスティックSFですのでぜひ一度ご覧になってはどうでしょう?
「人生、宇宙、すべての答え」を追い求める彼らの物語は必見です。
映画銀河ヒッチハイクガイドの電子ふてくされ機マーヴィン(真ん中の丸いロボ)の声もハリポタのスネイプ先生役のアラン・リックマン氏が担当しています。
— コメ食え (@komekue1) October 20, 2017
ベルベットヴォイスから繰り出される鬱発言が可愛いので、つい字幕版を観たくなるのだ。 pic.twitter.com/VtvJN8ndu1
最後に
出典: https://ja.wikipedia.org
いかがでしたか?
「人生、宇宙、すべての答え」が42であるというのは架空のお話でしたが、では本当の「人生、宇宙、すべての答え」とは何なのでしょう?
あなたも一度、「人生、宇宙、すべての答え」を考えてみてはどうでしょうか?
他人の予想の斜め上を行く「人生、宇宙、すべての答え」を論理的に説明するのも面白かもしれません。
ちなみに筆者の考える「人生、宇宙、すべての答え」は0です。
全てを合わせると結局±0になるということです。
あなたの「人生、宇宙、すべての答え」とはなんでしょうか?
『パニクるな』【銀河ヒッチハイク・ガイド】
— 銀河ヒッチハイクガイドbot (@hitchhikeguide) October 20, 2017