2021年07月14日公開
2021年07月14日更新
クレ556は使わない方がよい?サビるって本当?自転車チェーンや鍵穴はNG
クレ556は自転車やバイクのサビ落としとして有名ですが使い方を間違えてしまうと逆にサビついてしまいます。自転車のチェーンや鍵穴がサビてしまうのもクレ556が原因であると言われています。では一体クレ556の正しい使い方とは何なのでしょうか?
目次
サビ落としの定番!クレ556とは?
クレ556とは有名な金属のサビ落としです。クレ556は金属であればどんな製品にも使えます。そのためクレ556の用途は自転車、バイク、ドアの蝶つがい、電気系統など様々な金属部品に対して使用できます。
自転車や機械類の気になるサビにスプレー
クレ556の使い方はとても簡単です。サビが気になる金属に直接スプレーするだけです。クレ556の成分は浸透力が強いのでちょっとスプレーするだけでサビの奥まで浸透して潤滑性を取り戻すとともに新たなサビを防ぐ効果もあります。
クレ556はこれまで様々なタイプの製品が出て来ました。一番有名な製品はクレ556の320mlタイプで値段は300円前後です。
こちらはクレ556の70mlタイプで値段は300円前後です。値段だけ見ると大容量の320mlと同じですが小さい缶タイプなので工具箱などの小さなスペースに入れることができます。
こちらはペンタイプのクレ556の8mlで値段は370円です。先端がとても細いので小さな機械やピンポイントでサビ落としをしたい場合に有効です。
こちらは無香性タイプのクレ556の330mlで値段は600円です。潤滑剤やサビ落としに含まれる独特の臭さが嫌な方におすすめです。
クレ556が使えない場所:サビてない自転車・バイクのチェーン
クレ556はスプレーするだけでどんな金属のサビも落とせるという便利さで親しまれてきましたが、実は間違った使い方をすると逆に金属にサビを付けてしまうと言われています。
自転車のサビ落としに使えるが、、
自転車のチェーンにクレ556を使う事は多いと思われます。実際に自転車のチェーンがサビついた時はクレ556で簡単に落とせるのでとても便利です。また自転車のチェーンがサビついていないときでもクレ556を潤滑剤として使用する人もよく見かけます。しかしこの使い方は間違いです。
サビついていない自転車にはNG
クレ556はサビを落とすだけでなく金属を乾燥させる効果もあります。そのため自転車やバイクのチェーンがサビついていないときにクレ556を使用するとクレ556の成分によってチェーンを乾燥させてしまいます。チェーンを乾燥させたままにしておくとスグにサビついてしまいます。
あくまでもサビ落としであってグリスではない
つまりクレ556をサビ落としとしてだけでなく自転車やバイクのグリス(潤滑剤)として利用している人は逆にサビをつけていることになります。
クレ556が使えない場所:鍵穴
鍵穴などの細い穴にクレ556を使用するのも間違いです。鍵穴にクレ556をスプレーすると最初の内はクレ556の成分によって滑りが良くなるので鍵穴が復活したかのように見えます。
しかしその後はクレ556の油の成分により鍵穴の内部にホコリやゴミが溜まりやすくなり、次第にクレ556を使用する前よりも鍵穴の滑りが悪くなり酷い場合は鍵穴そのものを交換しなければならない事態にもなりかねません。
クレ556でサビる?正しい使い方
クレ556は優秀なサビ落としなので浸透力と洗浄効果のとても強い成分が含まれています。よってサビが付いていない金属にクレ556を使用すると元々金属についていたグリスまで洗い流してしまいます。それらを洗い流した後はスグに乾燥してしまうので結果的にサビ付きを招いてしまう事になります。
クレ556は「サビついた」金属に使う
つまりクレ556の正しい使い方は「サビついた金属に使用すること」です。サビついていない金属に使用すると逆にサビ付きやすくなってしまうので注意して下さい。またサビついた金属に使用した後も乾燥して危険な状態なので自転車やバイクのチェーンに使用した場合は専用の潤滑剤を付けてください。
鍵穴には専用のグリスを使う
鍵穴の様な小さくて細い金属にクレ556を使用することもかえって鍵穴の回りを悪くしてしまうので控えて下さい。もし鍵穴が動かなくなってしまった場合は鍵穴専用のグリス(潤滑剤)を使用するようにして下さい。
サビ落としのクレ556:まとめ
いかがでしたでしょうか。クレ556はあらゆる金属のサビ落としに使えるので大変便利ですが、サビついていない自転車やバイクのチェーンに使用すると逆にサビを招いてしまいますのであくまでもサビついた時にだけ使用して下さい。そして使用後はグリスを塗ることも忘れないで下さい。