千葉刑務所謹製「ハンドソーン・ウェルテッド製法」の革靴が安くて高品質

大人のたしなみである革靴。質が良ければ良いほど価格も効果になります。財布が苦しいそこのあなたは、千葉刑務所謹製の革靴を是非検討してみてください。非常に質が良く、価格も安いらしい。今回はそんな千葉刑務所謹製の革靴についてご紹介しましょう!

千葉刑務所謹製「ハンドソーン・ウェルテッド製法」の革靴が安くて高品質のイメージ

目次

  1. 1【千葉刑務所謹製革靴】コスパのいい靴を求めたどりつく
  2. 2【千葉刑務所謹製革靴】千葉刑務所ってどんな人が入る刑務所なの?
  3. 3【千葉刑務所謹製革靴】ハンドソーン・ウェルテッド製法を採用
  4. 4【千葉刑務所謹製革靴】ハンドソーン・ウェルテッド製法って何?
  5. 5【千葉刑務所謹製革靴】オーダーメイドで作成
  6. 6【千葉刑務所謹製革靴】質に定評あり
  7. 7【千葉刑務所謹製革靴】価格にも定評あり
  8. 8【千葉刑務所謹製革靴】現在は注文が殺到している
  9. 9【千葉刑務所謹製革靴】受刑者はどんな思いでこの靴を作成しているのか
  10. 10【おわりに】犯罪者の作った靴、気軽に履くのもいいけど【千葉刑務所謹製革靴】

【千葉刑務所謹製革靴】コスパのいい靴を求めたどりつく

突然ですが皆さんは革靴に何を求めますか?履き心地、形のよさ?革の質?全部を求めますかね。それとも、見た目や質なんて気にせず、革靴を単なる消耗品として利用していますか?

サラリーマンの方だと、消耗品として扱っている方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし勝負の日用に一足いい革靴をもつもの一興かもしれません。

特に今回ご紹介する革靴は、価格も控えめですが、品質はかなりいいですよ。ブランドにこだわりがないそこのあなた、是非最後までご覧あれ。

今回ご紹介する千葉刑務所謹製の革靴は、単に消耗品と言えないくらいとびっきり質もいい割に、価格も安いです。

グレードもピンキリで、Twitterで紹介されているような1万円しないものや、ハンドソーン・ウェルテッド製法のオーダーメイドを利用してもかなり価格の安いものまで取り揃えられてます。
また、購入するには矯正展などに赴く必要があります。

しかしながらひとつ注意点を、この革靴はオーダーメイドの割に安いですが、刑務所の受刑者が製造した革靴です。全然気にしない人はいいのですが、刑務所で作られた事をちょっとでも意識してしまう方は気軽に履けないといいますか、少し気が引き締まる気持ちになるかもしれません。

それでは、どうぞ。

【千葉刑務所謹製革靴】千葉刑務所ってどんな人が入る刑務所なの?

千葉刑務所謹製の革靴をご紹介する前に、まずは千葉刑務所についてご紹介しましょう。
千葉刑務所は、千葉県千葉市若葉区貝塚町にある刑務所で、東京矯正管区が所管しています。

千葉刑務所では刑務作業の一環で、うるし工芸品や高級桐タンス。神輿や今回ご紹介する紳士靴を作成しています。
また、どの製品も職人レベルの技術が必要とされています。

出典: https://blogs.yahoo.co.jp

また、受刑者は主に初犯で懲役8年以上の重罪刑を処された方がメインで収容されます。
そのため、受刑者の中では皆さんのよく知っている芸能人の受刑者や、トップニュースで取りざたされるような事件の受刑者も多く収容しています。

そんなことで、著名な受刑者についてもご紹介しましょう。

・林 郁夫 【オウム真理教の幹部】
・加茂田 重政
・野村 秋介
・泉水 博
・見沢 知廉
・吉野 雅邦

出典: http://www.usao.jp

千葉刑務所の実際の部屋。トイレが部屋にあるってだけで、割と綺麗ですね。
少なくとも以前紹介した西成のドヤより綺麗だし、仕事もあるし、食事もでるしで西成のホームレスよりもいい生活をしているような。。。

また、千葉刑務所の独居房では、受刑者の方が箸で両目を突いて自殺をしたという事件がありました。
しかもそれが一度ではなく、2010年の7月と2015年の6月の二回もありました。また、時間帯も深夜とほぼ同じ時間に目を刺したそうです。
これって結構ホラーな事件ですよね。受刑者の方は何を考えて、何故片目ではなく両目を刺したのでしょうか。
また、千葉刑務所の独房になにかあるのでしょうか。考えれば考えるほどホラーな方向に考えがいってしまいます。

【千葉刑務所謹製革靴】ハンドソーン・ウェルテッド製法を採用

また、千葉刑務所謹製革靴の高級ラインでは、本格手縫い作業のハンドソーン・ウェルテッド製法のオーダーメイドを採用しています。
グットイヤーウェルト製法よりも高価な完全手縫い作業の製法で、革靴の中では最高級のラインとなるのではないでしょうか。
そんなしっかりした革靴を作っていたなんて、千葉刑務所謹製革靴さんやりおる。

出典: https://za.pinterest.com

ハンドソーン・ウェルテッド製法の革靴はソールの張替え続ければ、10年20年と履き続ける事ができるでしょう。まさに人生の相棒とも言える、一生ものの革靴ですね。
ただ、購入の際はただの靴屋では購入できません。矯正展などで購入しましょう!

出典: https://item.rakuten.co.jp


購入の際は矯正展等、刑務所のイベントを利用しましょう。

【千葉刑務所謹製革靴】ハンドソーン・ウェルテッド製法って何?

ハンドソーン・ウェルテッド製法についてご紹介しましょう。
ハンドソーン・ウェルテッド製法とは、グッドイヤー・ウェルテッド製法の原型になった革靴の製法です。
湾曲した針を利用し「すくい縫い」というやり方でアッパーとインソール、ウェルト等を脂を擦った麻糸で縫う作業をします。針が湾曲しているため、手縫いじゃなきゃ不可能な作業です。

出典: http://www.footwear.co.jp

また、インソールの厚さは3~5ミリほどの厚さの皮が利用されいます。この分厚いインソールを利用し、ユーザーがしっかりと履きこめば足に沿ってへこみが出てくるため、ユーザーの足型をしっかりとコピーすることができます。
足型をしっかり作ってくれれば、その靴はもはやあなたの相棒といってもいいのではないでしょうか。

ユーザーの足型に沿った形になったハンドソーン・ウェルテッド製法のインソールは、オールソール交換等、リペアの際に傷がつかないようできています。そのため、インソールはずっと自分の足に沿った形のままです。
このように、リペアを行っても革靴自体にダメージがいかず、ずっと履き続けられるのがハンドソーン・ウェルテッド製法の大きな特徴です。
 

出典: http://www.union-royal.jp

【千葉刑務所謹製革靴】オーダーメイドで作成

当たり前ですが、千葉刑務所謹製革靴で作成しているハンドソーン・ウェルテッド製法の革靴も、オーダーメイドです。
受刑者ひとりひとりがしっかり手縫い作業を行うオーダーメイドで作成しています。

出典: http://www.parashoe.com

千葉刑務所謹製革靴のハンドソーン・ウェルテッド製法の規格品は価格が48000円となります。この時点でかなり安いのではないでしょうか。

また、オーダーメイドを利用した場合でも、その価格は70000円程度です。これもまたお安いですね!
ただ、革靴の作成は経験がものをいう職人の世界です。作業をする受刑者の経験や場数は決して多いとは言えず(普段は規格品を作る作業をしている)、フルオーダーメイドの革靴の場合、作りが甘く、安いなりの製品に見える部分もあるようです。

出典: http://www.union-royal.jp

【千葉刑務所謹製革靴】質に定評あり

出典: https://www.google.co.jp

千葉刑務所が初犯で8年以上の受刑者を収容しているため、長い期間を利用し受刑者の技術向上を図ります。
そのため、受刑者ひとりひとりの技術は高いといっていいでしょう。その事を利用し、職人レベルの技術が必要な神棚や桐のタンス、一枚板を利用した家具、そして千葉刑務所謹製革靴を生産しています。
長い期間の間、労働作業を通して受刑者の改善更生を行っています。

出典: https://plus.google.com

矯正展で購入した一足。
因みに千葉刑務所謹製革靴の革は、デュプイやアノネイ。イルチア等を採用しているようです。

【千葉刑務所謹製革靴】価格にも定評あり

出典: https://www.google.co.jp

ハンドソーン・ウェルテッド製法の革靴を通常の生産ラインで生産したら、このように安い価格で提供することはできないでしょう。
千葉刑務所謹製革靴は、受刑者の出所後の仕事を考えしっかりとした技術を習得する事が目的とされています。そのため、人件費が極端に抑えられています。また、革の素材もギリギリまで利益を落とし生産されているため、既製品で4万。フルオーダーで7万という安い価格まで落とせる事ができるのです。

出典: https://muuseo.com

矯正展で販売をしている刑務官(実際に刑務官かは不明)に「安いですねー」と聞いてみたところ、「人件費かかってないかね~」とのこと。それ以外にこの品質の靴を安い価格で売ることは不可能です。
千葉刑務所謹製革靴がかなり安い価格で提供されていることから、革靴のメーカーから苦情も入ったこともあるらしいです。

【千葉刑務所謹製革靴】現在は注文が殺到している

出典: https://jp.reuters.com

千葉刑務所謹製革靴の製品ですが、以前新聞でも取り上げられた事もあるそうです。
本来なら矯正展等で年間50足程度の販売だったのですが、注文が殺到。現在では矯正展で購入することもできないようで、一年待ちの製品になっているようです。
非常に安くいい製品ですが、この靴を履く際は、ある種の覚悟も必要だなと思いました。
なぜかという理由については、次項でご説明しましょう。

出典: http://www.fukuoka-cambodia.jp

製品は一年待ち。矯正展等でも購入できない状況です。

【千葉刑務所謹製革靴】受刑者はどんな思いでこの靴を作成しているのか

出典: https://blogs.yahoo.co.jp

実際この製品を矯正展等で購入して手に取った時、貴方は何を思います?「安くていい靴だなー」と気軽に履く事ができますか?僕はおそらくそれができません。この革靴を履く際は、この製品を作った受刑者の姿が浮かぶと思います。
勿論、名前もわかりません。殺人未遂やレイプ犯かもしれませんが、当然しる事はできません。

最初にもお伝えしましたが、千葉刑務所の受刑者は懲役8年以上の犯罪者を収容する刑務所です。
このクオリティの製品を作れるという事は、すでに4~5年くらいは刑務所にいる事でしょう。

ただ、考えてしまうのです。この製品を作った受刑者はどんな気持ちで靴を作って、出所したらどう日常を過ごすのか。

まあ僕がこうやって記事を書いて感傷的になっているだけであって。本当の事は知る由もありません。
この製品を作成された方は、実際はただ淡々と製品を作っているのかもしれません。特に靴に愛情なんてなく、あくまで仕事の一つととらえているのかもしれません。
 

出典: http://www.sankei.com

【おわりに】犯罪者の作った靴、気軽に履くのもいいけど【千葉刑務所謹製革靴】

実際に靴を作った方の罪は、この靴を作り続け刑期を終えたら罪を償った事になるのでしょうか。法律上はそうかもしれませんが、被害者の方や遺族の記憶に残る限り、その罪は消えないのも事実です。

本来の靴の役割として、履くときは特に何も考えず、人生の相棒として履くのが本来の靴の在り方なのかもしれません。
ただ、この製品を履く際は、この靴を作った受刑者の事。日本の犯罪の事。刑務所での生活のことに考えふけることもまたひとつの履き方なのではないかと思います。

 

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