80年代の流行ファッション集!バブル期の日本をいろどったトレンドまとめ

80年代に日本で流行ったファッションを全てご紹介します。80年代には「竹の子族」や「ボディコン」など、社会現象を巻き起こし、高級ブランドも流行りました。80年代を代表する日本のDCブランドは現在でも人気です。現代にも通じる80年代ファッションをまとめました。

80年代の流行ファッション集!バブル期の日本をいろどったトレンドまとめのイメージ

目次

  1. 11980年代ファッションとは
  2. 2【80年代の流行①】竹の子族ブーム
  3. 3【80年代の流行②】80年代の最先端ファッション!DCブランドの流行
  4. 480年代に人気を誇った日本のDCブランド一覧
  5. 5【80年代の流行③】カラス族
  6. 6【80年代の流行④】スタジアムジャンパー
  7. 7【80年代の流行⑤】80年代を象徴するファッション!ボディコン
  8. 8【80年代の流行⑥】プレッピールック
  9. 9【80年代の流行⑦】渋カジ
  10. 10【80年代の流行⑧】ヤンキーファッション
  11. 11【80年代の流行⑨】ニュートラからハマトラへ
  12. 12【80年代の流行⑩】肩パッド入りスーツ
  13. 13【番外編】海外80年代ファッションまとめ
  14. 1480年代リバイバルファッションが流行
  15. 15今年は80年代ファッションを取り入れよう

1980年代ファッションとは

1980年代のファッションは数多くのトレンドを生み出した、ファッションの宝庫です。80年代ファッションの特徴を、時代背景やその前後の70年代、90年代の特徴と合わせてご紹介します。

70年代ファッションの特徴

出典: https://www.amazon.co.jp

70年代はファッションが多様化し、さまざまなファッションが流行ったのが特徴です。

最も注目されたのが、デニムジーンズです。それまでは作業着として扱われていましたが、ハイファッションのデザイナーがコーディネートにデニムを取り入れたことで、人気に火が付きました。デニムは、お洒落の定番アイテムとして定着し始めました。

アメリカのサブカルチャー文化が日本にも渡来し、テニスやサーフィンなどアメリカンスポーツが日本で人気になりました。それに伴い、日本ではデニムを代表するように、ダウンジャケットやトレーナーなど、カジュアルなファッションが流行りました。

この頃、ファッション雑誌も数多く誕生し、雑誌「an an」により女性の間で流行したのが、横浜発祥の「ニュートラ」です。

カジュアルな雰囲気とは異なり、ワンピースやブレザー、カーディガンなどの服装に、エルメスやグッチなどのハイブランドバックをアイテムに利用した、ファッションスタイルです。現在に至るブランドブームの始まりとされています。

80年代に比べるとカジュアルなファッションが目立ちましたが、ブランドを好むファッションは80年代も続きました。

80年代ファッションの特徴

出典: https://style.nikkei.com

1980年代、日本経済はバブル期により景気が上昇しました。それにより、若い世代から社会人まで、服にお金をかけたファションを楽しむ時代でした。

そんな80年代ファッションの流行といえば、「DCブランド」ファッションと「渋カジ」ファッションです。豪華に着飾る「DCブランド」と、カジュアル服の「渋カジ」は対極にありそうですが、ブランドにこだわり、基本的には有名ブランドメーカーの服が好まれていたという特徴があります。

90年代ファッションの特徴

出典: http://our90s.com

1991年のバブル崩壊により、80年代の派手な雰囲気は終息を迎えます。後半になるにつれ、落ちついた雰囲気のファッションやヘアメイクが流行ったのが特徴です。

Tシャツやジーンズといった活動的でカジュアルなストリートファッションが好まれるなど、あまりお金をかけないファッションがトレンドとなっていきます。

しかし若者は勢いがあり、街中には「コギャル」と呼ばれる女の子達が新しいファッションが流行りました。「茶髪」、「厚底ブーツ」、「ガングロメイク」、「ルーズソックス」など数多くの流行を生み出しました。

また、海外のファッションアメリカンスタイル、ヒップホップファッション、グランジロックファッション、スケーターファションなど、音楽やスポーツ界のファッションが注目されました。

【80年代の流行①】竹の子族ブーム

80年代一世を風靡した「竹の子族」

出典: https://www.pinterest.jp

「竹の子族」は1980年代前半、東京都・原宿の代々木公園横に設けられた歩行者天国に出現しました。お上品で可愛いらしい「JJ」や「アイビー」とは対照的に、「竹の子族」はツッパリハイティーンが作り出したファッションです。

原色系の派手な服装で、ディスコサウンドにあわせてステップダンスを踊るのが特徴です。ラジカセを中心にきれいな輪を作って踊るのを見るため、多くの見物客が全国地域から集まりました。80年代中ごろのブーム最盛期には、2000人以上の竹の子族が踊っていたとも言われます。

原宿以外にも、吉祥寺や池袋、名古屋等の地方都市の公園でも竹の子族が踊っていたようです。

しかし、80年代後半、ローラーや、バンド、ブレイクダンス等、多様なパフォーマンス集団に押され、竹の子族ブームは下火になっていきました。

「竹の子族」の由来

出典: https://www.timeout.jp

ブティック 竹の子

80年代前半に一世を風靡した「竹の子族」のチーム衣装を制作販売し、その呼び名の由来となったと言われます。

現在扱うアイテムのテイストは80年代の”竹の子族ブーム”の頃と変わり、主にレースやフェイクレザーを使ったアバンギャルドな若者向け衣装を取り扱っています。

今では海外の観光客も訪れるようで、2012年にはアメリカの歌姫レディー・ガガが来店し、買い物をしていったとか。

「竹の子族」ファッション

竹の子族はヤンキーファッションとも違い、チームごとに特色のある衣装を身にまとっていました。

「ハーレムスーツ」と呼ばれる、アラビアンナイトの世界のようなシルエットのスーツが竹の子族の特徴で、男性も女性も目立つように鮮やかなメイクをしていました。

どこか着物のような雰囲気もあるのが、竹の子族ファッションの特徴です。

【80年代の流行②】80年代の最先端ファッション!DCブランドの流行

出典: https://www.pinterest.jp

DCブランドとは、80年代頃からファッション雑誌やデパートなどで使われていた用語で、日本の衣服メーカーブランドの総称です。国産デザイナーズ・ブランドおよびキャラクター・ブランドのことをいいます。日本国内で広く社会的なブームとなり、1980年頃から1990年頃まで続きました。

DCブランドの「DC」とは、デザイナーズ(Designer's)& キャラクターズ(Character's)の頭文字取って名付けられました。

どちらの洋服も専任デザイナーの有無(キャラクターブランドはデザインチーム等がデザインを行い、特定のデザイナーは存在しません)はありますが、自らデザインした各種アイテムを統一したテイストで自社生産している点は同じです。

一世を風靡したDCブランドですが、バブル衰退と共にDCブランドの人気にも陰りが出始め、消費者はイタリアンブランドやラフなアメリカンカジュアルなど海外ブランドに目がいってしまいました。

デザイナーズブランド

デザイナーズブランドは、デザイナーがブランドのイメージ作りから商品の企画、制作または服の生産まで全てをこなします。シーズンごとにコレクションを行います。多くの場合、春夏と秋冬2回のコレクションを行います。

キャラクターズブランド

企業のマーケティングとして、企業側がイメージ作りから商品製作まで主導的に行います。特定のイメージ(=キャラクター)を消費者に打ち出すことが企業戦略となります。

基本的に日本の業界用語であり、海外ブランドがこう呼ばれることはなく、日本でも現在はほとんど使われていません。

80年代に人気を誇った日本のDCブランド一覧

日本DCブランド① コム・デ・ギャルソン

出典: http://logomarkmania.seesaa.net

コム・デ・ギャルソン

日本のファッションデザイナー・川久保玲が1969年に設立した高級既製服ブランド。
フランス語で『少年のように』と直訳されますが、実質は『少年の持つ冒険心』を意味します。

社会に流されることのない、自立した女性像を求めたデザインで、モノトーンな色を多用したコレクションを展開しています。

山本耀司、三宅一生らと並び80年代のDCブランドブームを引っ張り、黒を主役にしたスタイルを定着させ、日本・海外問わず評価を受けました。

日本DCブランド② ワイズ

出典: http://www.yohjiyamamoto.co.jp

ワイズ

山本耀司が手掛けた最初のブランド。
コンセプトは「男性の服を女性が着る」

時代に流されることのない価値観を持つ、自立した働く女性たちへの服作りです。

日本DCブランド③ イッセイ・ミヤケ

出典: https://www.pinterest.jp

イッセイ・ミヤケ

三宅一生が創立したブランド。
「一枚の布」でのデザインを大切にしたものが多い。

プリーツの発展に力を入れ、軽量で、着やすく、扱いやすい製品へと進化をさせました。そのため、世界中の女性から愛される商品となりました。

このプリーツは女性だけのものではなく、男性が着る際にしわにならず、乾燥性に優れた素材を使用しました。

日本DCブランド④ メンズ ビギ

出典: https://kumamoto.parco.jp

メンズ ビギ

菊池武夫が手がけた、男性向けファッションブランド。
当時、他にはない「大人の遊び着」「不良の大人の服」として注目されました。

日本DCブランド⑤ TAKEO KIKUCHI

出典: http://menzwallet.com

TAKEO KIKUCHI

メンズビギ同じく菊池武夫が手掛ける、男性向けファッションブランド。

日本DCブランド⑥ ニコル

出典: https://job.careerconnection.jp

ニコル

松田光弘が設立したファッションブランド。
コンセプトは「フェミニンな装い・ダンディな装い」

いつでも女性はフェミニン、男性はダンディでいることが最も素晴らしいという考えで、デザイン自体もヨーロピアン調のドレスアップスタイルを中心としたものが多く展開されました。

日本DCブランド⑦ JUNKO KOSHINO

出典: http://junkokoshino.com

JUNKO KOSHINO

創業者はコシノ ジュンコ(Junko Koshino)。
コシノ ヒロコ(ヒロコ コシノ)を姉に、ミチコ コシノ(ミチコ ロンドン)を妹にもち、ファッションデザイナー3姉妹の一人として活躍しています。

日本DCブランド⑧ ピンクハウス

出典: https://www.melrose.co.jp

ピンクハウス

ファッションデザイナーの金子功が設立。

フェミニンを前面に出し、リボン、ピンタック、ピコフリル、レースを贅沢に使用しボリュームのあるコーディネートが出来ることが最大の特徴。

家族で着られるようにと、女性だけでなく男性の服や子供服も手掛けています。

日本DCブランド⑨ コムサ・デ・モード

出典: https://www.pinterest.jp

コムサ・デ・モード

コムサ・デ・モードのコンセプトは、「ベーシックの良さを追求しつつ、厳格でマニッシュな雰囲気の中にも、ほどよく時代性を取り入れた上品な女性らしさを感じさせる服」

日本人の黒髪に似合うモードな服が多いです。

日本DCブランド⑩ アンダーカバー、アンダーカバイズム

出典: https://www.pinterest.jp

「アンダーカバー」、「アンダーカバイズム」

デザイナーの高橋盾が立ち上げたブランド。「アンダーカバー」は女性向けラインであり、「アンダーカバイズム」が男性向けライン。

独創的なデザイン性とパンクの強い影響が若者を中心に、爆発的な人気を誇りました。

日本DCブランド⑪ ケンゾー

出典: http://blog.faketokyo.com

ケンゾー

高田賢三が創立したファッションブランド。

ファッションの既成概念をことごとく打ち崩し、日本の着物の平坦な断裁と立体裁断を融合させました。

ゆったりとしたシルエット、カラフルな花柄や和洋折衷を取り入れた自由で美しいスタイルが特徴です。

日本DCブランド⑫ パーソンズ

出典: http://www.persons.com

パーソンズ

「自分たちが着たい服をつくろう」という思いのもと誕生したブランド。
アートやグラフィックなど様々な手段で、ブランドの世界観を表現。

「明るく、元気に、健康的」の基本コンセプトのもと、派手なカラーや楽しいイラストが特徴的で、カジュアルな服が揃います。

【80年代の流行③】カラス族

全身黒一色のファッションが流行

出典: https://twitter.com

上から下まで全身黒ずくめの服装に身を包んだ若者達は、カラスになぞらえて「カラス族」と呼ばれました。80年代の大人気DCブランドである山本耀司の「ワイズ」や、川久保玲の「コム・デ・ギャルソン」などに代表されるモノトーン・ルックのことを指します。

80年代当時、「黒:ダーク」のカラーは『反抗』などを意味し、あまり使用されない色でした。その色をあえて前面に打ち出し、世界に衝撃を与えました。

その後、「黒」を前面に打ち出すファッションが世界的に流行し、日本では「カラス族」などと表現されました。

【80年代の流行④】スタジアムジャンパー

80年代にブームを迎え、今も人気

出典: https://otokomaeken.com

80年代のファッションと言わず、今もなお流行っていますが、身頃と袖の色が異なり、胸や背にチームのロゴやマークのワッペンがついたジャンパーです。もともとは、野球選手がウォーミング-アップのときに防寒着として着ていたことから流行りました。

省略して「スタジャン」とも言います。80年代にブームを迎え、今もストリートファッションや学生の定番となっています。

【80年代の流行⑤】80年代を象徴するファッション!ボディコン

80年代バブル期に台頭

出典: http://izu-np.co.jp

「ボディ・コンシャススタイル」は、80年代初期のミラノ・コレクションで発表されたファッションスタイルです。女性のボディラインを生かし、身体に添ったデザインのドレスです。日本では略して「ボディコン」と呼ばれ、人気を集めました。

元々は女性の自己主張、解放を目指すファッションの動きの一つでもありましたが、日本では主に遊び着として広まり、特に80年代のバブル期以降に一大ブームとなりました。

80年代ディスコの定番服

ボディコンブームは、90年代半ば迄続きました。ディスコの「ボディコンブーム」は、80年代末から90年代のトレンドです。

80年代中盤のディスコに来る人のファッションは、ニュートラ系カジュアルが中心でした。ドレスコードのあるMAHARAJAでは、男性はジャケットもしくはDCブランドのスーツ着用が基本でした。

80年代のボディコンが再注目!

出典: https://www.pinterest.jp

最近では平野ノラが、真っ赤なボディコンを着て「OK!バブリー」「おったまげ~」などバブル語を話す、昭和の雰囲気たっぷりのネタで人気が出ました。

出典: https://www.pinterest.jp

登美丘高校ダンス部

登美丘高校ダンス部が、80年代の人気アイドル・荻野目洋子の「ダンシングヒーロー」に合わせて、キレッキレのダンスを披露する『バブリーダンス』も注目を集めまています。

皆さん、カラフルなボディコンを着て、ワンレングスの髪型もバッチリですね。

出典: http://minkara.carview.co.jp

吉川晃司

男性も肩が広く、ウエストが絞ってあるスーツを好んで着ていました。

【80年代の流行⑥】プレッピールック

出典: http://www2s.biglobe.ne.jp

プレッピールックとは

70年代後半から80年代前半にかけて、「プレッピールック」が流行りました。アメリカの大学進学の予備校的な私立高校、プレパラトリー・スクールに通う高校生たちの服装から生まれました。

アイビールックとの違い

出典: https://xtreeem.com

「アイビールック」は60年代に流行った、アメリカの伝統的なスタイル「アメリカン・トラッド(アメトラ)」の一つです。アメリカ東部のアイビー・リーグの在校生や卒業生が好んだファッションで、ジャケット、ボタンダウンシャツ、チノパンなどが定番スタイルです。

80年代に広まった「プレッピールック」は、「アイビールック」をカジュアルダウンさせたものです。アイビーよりも子供っぽさがあり、カラフルなアイテムが多く、サイズ感もルーズであるため、遊び心あふれるスタイルでした。

80年代に大流行し、後の「渋カジ」ファッションの誕生につながります。

【80年代の流行⑦】渋カジ

出典: https://www.pinterest.jp

渋谷のカジュアルの略で、80年代後半~90年代の若者に人気でした。80年代に渋谷の高校生から発信された「渋カジ」はポロシャツ、ローファー、ジーンズといったシンプルなものが定番でした。

DCブランドでは無く、アメリカ製の製品(ヘインズ、リーバイス、バンソン、ラルフローレン等)を中心にした着こなしたスタイルが特徴でした。

【80年代の流行⑧】ヤンキーファッション

出典: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

80年代のヤンキーファッションは独特です。

80sヤンキーファッションは、トロイのカーディガン、ハイネック、タックパンツが定番でした。足元はとがったエナメル靴を合わせ、ベルトは海外ブランド風のバックルがおしゃれだったとか。

ちなみに80年代前半にはまだ「ヤンキー」という言葉がなく、代わりに「ツッパリ」と呼ばれていました。

80年代のミキハウス=ヤンキー?

出典: https://ameblo.jp

赤い無地に白文字で「MiKiHOUSE」のロゴ。ミキハウスの赤いトレーナーが、80年代のヤンキーファッションとして流行りました。よくヤンキーカップルがお揃いで着ていたとか。

ある地域では、ミキハウスのトレーナーにハローキティのサンダルを合わせるのがヤンキーファッションの基本だったとか。強面のヤンキー集団が、そんな可愛い服装をしていたのですね。

今では高級子供服のイメージが強いミキハウスですが、80年代にはヤンキーに好まれていたとは驚きです。今では想像もつきませんね。

ただ、当時を知る人は、ミキハウス=ヤンキーのイメージが強すぎて、出産祝いなどの贈り物には不向きと考える人もいるようです。

出典: http://www.imgrum.org

何とバイクにも「ミキハウス」のロゴが!

【80年代の流行⑨】ニュートラからハマトラへ

ニュートラ

ニュートラとは、70年代中頃から80年代中頃にかけて流行したファッションスタイルです。現在に至る高級ブランド志向はここから生まれました。

ファッション誌『an・an』が1970年代に、神戸のアパレルメーカーが製造していた若い女性向けのファッションを「ニュートラ」と総称したことが語源とされます。

トラッドを基本として、それに海外有名ブランドの商品をコーディネートするスタイルが特徴でした。ブレザーやワンピース、カーディガンなどの定番アイテムに、グッチやフェンディ、セリーヌ、エルメスなどの海外有名ブランド小物を合わせるのが主流でした。

1975年頃から、ファッション誌『JJ』や『CanCam』なども頻繁に「ニュートラ」ファッションを取り上げるようになり、80年代には一大ブームとなりました。

出典: https://twitter.com

80年代ニュートラファッション

定番のブレザーを素敵に合わせていますね。

出典: http://chrif.ti-da.net

現代ニュートラ風スタイル

80年代のニュートラスタイルを、現代風にアレンジ。

シンプルでコーデイネイトし易く、トリコロールカラーやゴールドの金具使いを取り入れ今風にアレンジしたニュートラファッション。

出典: http://wear.jp

お嬢様風ニュートラファッション

ウインターマリンを意識して、ローファー合わせで80年代のようにトラディショナルにまとめています。

ハマトラ

80年代に入ると「ニュートラ」に変わり、「ハマトラ」が定着します。

「ハマトラ」は、神戸から始まったエレガンスファッション「ニュートラ」を、横浜中心にカジュアルダウンさせたスタイルです。

横浜トラディショナル=ハマトラとして、80年代に雑誌『JJ』にて紹介されたのをきっかけに広く人気が出ました。

ポロシャツとベストやカーディガン、タータンチェックの巻きスカート、ハイソックス、パンプスなどが定番のアイテムでした。元町商店街に本店を構えるブランドが定番で、フクゾーの洋服、ミハマの靴、キタムラのバッグが主流でした。

海外高級ブランドのアイテムをも組み合わせる「ニュートラ」が学生だけではなく、社会人にまで人気だったのに対し、「ハマトラ」はカジュアルファッションがメインだったため、大学生や女子中高生がターゲットでした。

出典: https://ameblo.jp

ハマトラファッション

80年代を代表する人気アイドルだった松田聖子。ふんわりとした髪型の「聖子ちゃんカット」も大人気で、女の子の多くが真似しました。

出典: https://ameblo.jp

「ハマトラ」唯一の海外高級ブランド

80年代「ハマトラ」における唯一の海外高級ブランドの定番アイテムとして、クレージュの弁当箱型ショルダーバッグが人気でした。

【80年代の流行⑩】肩パッド入りスーツ

出典: http://girlschannel.net

どデカい携帯電話にもビックリですが、肩パットが入ったスーツを着こなす浅野温子さん。80年代の服装は、何よりも肩パットとウエストのくびれが重要視されていました。

【番外編】海外80年代ファッションまとめ

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海外でも人気だった「コム・デ・ギャルソン」

出典: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

ニューロマンティックファッション

イギリスでは、80年代に「ニューロマンティックファッション」が流行りました。「ニューロマンティック」とは、ロンドンで生まれた音楽ジャンルの一つです。

17世紀の海賊をモチーフにしたファッションが若者やミュージシャンに受け入れられ、大きな流行を生み出しました。

出典: https://www.nytimes.com

ダナ・キャラン

1985年、アメリカのファッションブランド「ダナ・キャラン」が登場し、シャープでセクシーな、洗練されたスタイルが人気を集めました。

「仕事先からパーティーに直行してもいい服」というコンセプトで、ニューヨークのエグゼクティブキャリアに絶大な支持を受けました。

80年代リバイバルファッションが流行

流行は繰り返すと言いますが、若者を中心に「80〜90年代ファッションのリバイバル」が人気です。レトロで可愛いと評判です。

出典: https://www.pinterest.jp

アロハシャツ

80年代当時は、ヤンキーファッションの一つで、男性を中心に大流行した時期もあります。

ハワイで着るシャツというイメージが強いですが、最近では男性も女性も街中ファッションとして取り入れています。

写真のようにネイビーやブラックベースなら、初心者でも取り入れやすいのでオススメです。

MA-1

1980年代後半、トム・クルーズ主演のアメリカ映画「トップガン」をきっかけにして、爆発的に流行したミリタリージャケットです。

最近では、夏以外のほぼ一年中使える万能アイテムとして人気です。黒やカーキ、白、バーガンディーなどカラーバリエーションも豊富なので、着こなしの幅が広がります。

今年は80年代ファッションを取り入れよう

出典: https://www.pinterest.jp

いかがでしたか?80年代に日本で流行った10大ブームや、同時期の海外でのトレンドをご紹介しました。当時を知る方には懐かしく、そうでない方は新鮮に感じたのではないでしょうか。

80年代ファッションには奇抜なものもありますが、オシャレな人を中心にリバイバルの兆しが見えてきています。当時のファッションに、今風をプラスして、あなたも80年代ファッションを着こなしてみませんか?

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Cherish編集部

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