2021年08月30日公開
2021年08月30日更新
「猿腕・猿手って何?!」原因と治し方・メリットはあるの?
猿腕だと腕がまっすぐ見えないため見栄えが悪くなると言われています。猿腕になってしまう原因や治し方、メリットなどについて見ていきましょう。猿腕だとしても気にする必要がなくなります。猿腕かどうか簡単にチェックする方法についてもご紹介します。
目次
猿腕・猿手とは?
猿腕になる原因はどんなものが考えられるのでしょうか?日本人の女性は猿腕の人が多く、8割が猿腕という意見まであります。猿腕になる原因について一覧にしてみました。また、猿腕を治していくことは可能なのでしょうか?
完全に治してしまうことが困難ですが、改善させることは難しくありません。適切な治し方を実行すれば、腕を真っ直ぐ伸ばすこともできるようになります。また、猿腕は意外なメリットも多いです。猿腕と同じ意味で使われることが多い、猿手についてもご紹介しますね。
猿腕とは?
猿腕と聞くと猿のような腕をイメージする人がいるではないでしょうか?中には猿のように毛深い腕を思い浮かべる人もいるようです。猿のような腕というイメージは間違っていませんが、腕が外側まで曲がってしまうことを猿腕と言います。
体質や体の歪みなど原因は色々考えられますが、基本的に関節の柔らかい人がなるものです。あまりに関節が柔らかい人だと、驚くほど腕が曲がってしまい骨折したと勘違いされる場合もあります。
猿腕は関節が柔らかくて肘が人よりも曲がりやすいだけで、特に日常生活に支障をきたしたりはしません。ただ、体の歪みなどが原因の場合は痛みが出ることも考えられます。その場合は治した方がいいでしょう。
猿手とは?
猿腕とは別に猿手と呼ばれるものもあります。猿手は猿腕の別称とされることも多いですが、本来は全く別のものです。猿腕は身体の歪みによる場合でも、生活に影響のないことがほとんどでしょう。しかし、猿手は手の関節の異常です。
猿手の正式名称は正中神経麻痺と言います。正中神経が圧迫され正常な手の動きが出来なくなったり手が痺れるなど、様々な症状が出てきます。猿手と呼ばれるのは手のひらの形が、猿のような形になってしまうことが原因です。
治し方も猿腕と全く異なります。本来の猿手は病気なので、医師による治療が必要です。
猿腕チェック
自分が猿腕かどうか気になる人は多いのではないでしょうか?猿腕だと腕を伸ばせず、身体を支えることが難しくなるなどデメリットも多いです。簡単にできる猿腕のチェック法についてご紹介します。
腕を伸ばして小指通しをくっつける
猿腕かどうかを確かめるのは簡単です。まずは腕をまっすぐ前に突き出してください。そして、手のひらを上に向けて小指側をつけた状態にします。もちろん、腕はまっすく伸ばした状態を維持しましょう。
通常なら肘から手のひらの間に隙間ができるはずです。しかし、猿腕の人は肘から手のひらが隙間なく奇麗にくっついてしまいます。肘が外側に反った状態にならないと、ぴったりとくっつくことはないため猿腕と判定できます。
猿腕・猿手になる原因は
猿腕になる原因はどんなものが考えられるでしょうか?体験談も交えながら、先天的なものから後天的なものまで、原因と考えられるものについてお話していきます。猿手になる原因についてご紹介しますね。
猿腕の原因①親からの遺伝
猿腕になる原因の1つは遺伝でしょう。猿腕の人は親が猿腕が多いとも言われています。これに関しては否定的な意見も少なくありませんが、家族全員が猿腕という人もいるようです。
遺伝によって骨格が親に似てくるのは当然でしょう。仮に遺伝が原因で生まれつき猿腕になる人がいないとしても、遺伝が原因で猿腕になりやすい人がいる可能性は高いです。
猿腕の原因➁成長期の骨が歪んでいる
猿腕の原因の多くは身体の歪みと考えられています。生活習慣で身体が歪むことは多いです。しかし、若いころから姿勢が悪いと骨格の成長そのものに影響が出ます。単純な体の歪みではなく、骨の形そのものが変わってしまうと矯正は困難でしょう。
猿腕の原因③生活習慣による歪み
猿腕の原因は単純に生活習慣で身体が歪んでいるケースも考えられます。猫背やO脚、背骨の歪みなども、最近は生活習慣による歪みが問題になることは多いですよね。人間は利き腕で荷物を持つことが多いですが、これも体の歪みの原因になります。
他にも座った時の姿勢や寝た時の姿勢が悪いと自然と体の歪みの原因になっていくわけです。骨が曲がったりしていなければ、矯正で完全に治していくことも可能でしょう。
猿腕の原因④怪我による体の歪み
猿腕の原因になる体の歪みは生活習慣による影響が非常に多いですが、怪我の影響が原因になる場合もあります。骨折で手術した人などは片手だけ猿腕になってしまう人がいるようです。骨折すると必ず元通りに回復するわけではありません。
そのため、怪我が原因で骨格が歪んで猿腕になる場合もあります。成長しない大人は元通りに回復する可能性が高いですが、成長期の子供は骨そのものが大きくなります。そのため、アンバランスな成長をして骨格が歪んでしまう可能性は高くなるでしょう。
猿腕の原因⑤筋肉の量が少ない
私も猿腕です。
確かにガリガリでした。
今も腕だけは細い。
猿腕の原因の1つに筋肉の量が少ないということが挙げられます。猿腕は男性よりも女性の方が多いです。これは女性の方が関節が柔らかいからと考えられますが、女性の方が筋肉量が少ないこととも無関係ではありません。
力士やプロレスラーなど筋肉の多いスポーツ選手に猿腕の人はいないです。筋力が強くなり、肘が伸びた状態を維持できるようになった人もいます。
筋トレで猿腕を治した人も多数います。筋肉で関節の動きが悪くなるのも事実なので、筋肉が多い人は猿腕になりにくいことは間違いないでしょう。
猿腕の原因⑥関節が柔らかい
関節が柔らかいことも、猿腕の原因です。身体が柔らかいと怪我をしにくいというイメージがあるかもしれません。しかし、関節が柔らかいことは関節に痛めやすいため、スポーツをする際には注意が必要です。
体験談①家族みんな猿腕
「うちの家族は5人みんな猿腕です。猿腕という言葉を最近知りました。家族全員腕立てできません。何で誰も腕立てできないのか、謎だったけど猿腕だとできないと聞いて謎が解けました。猿腕で腕立てできる人も、手首が痛くなると言っていたのでやはり難しいみたいですね。
猿腕は遺伝じゃないっていう人も多いけど、うちの家族を見てると完全に家系だと思います。」(20歳女性)
家族が全員猿腕という人の体験談ですね。家族がみんな腕立てできないとそうです。こういう体験談を聞くと猿腕の原因が遺伝だと考える人が多いのはよく分かります。
体験談➁私だけ猿腕
「家族で1人だけ猿腕です。特に痩せているわけではなく、どっちかというと太めです。かなりの猿腕だけど、腕立て伏せができないわけではありません。同級生にも何人か猿腕の子がいるので、安心しました。
とくに猿腕で困ったことはないけど、ボールを投げる時に真っ直ぐ投げられません。猿腕のせいなのでしょうか?バレると少し気味悪がられるけど、特に問題になったこともないので気にしてません。
何が原因で猿腕なのかわかりませんが、親戚にも猿腕はいないし遺伝ではないのでしょうか?」(18歳女性)
こちらは家族の中で1人だけ猿腕という人の体験談ですね。猿腕の原因は色々考えられるわけですが、生活習慣による歪み多いと言われています。そのため、本人にも原因が分からないことが多いのでしょう。
猿手の原因とは
猿手は手の関節を過度に動かすことが原因で起こる関節の異常です。そのため、手を使って同じ作業を繰り返すことは猿手の原因になります。仕事で手をよく使用する人は猿手になりやすく、職業病の1つです。
猿腕のように関節が柔らかいことも猿手の原因とされています。手を使って同じ動作ををすることが多い人は、体操をするなど定期的に違う動きをすることで予防することが可能です。手を使うことで起こるだけでなく、骨折や脱臼などの怪我の後遺症として猿手になる場合もあります。
猿腕・猿手の治し方とは
猿腕の治し方というのはあるのでしょうか?猿腕は先天的な物と生活習慣などが原因の後天的なものがあります。単純に体の歪みが原因なら治し方しだいで簡単に治ることもあります。しかし、先天的なものは完全に治すことはできません。
とはいえ、先天的な物でも改善し、治していくことは可能です。猿腕の治し方について見ていきましょう。猿腕を治した体験談や猿手の治し方についてもご紹介しますね。
猿腕の治し方①矯正
体の歪みが原因の猿腕の場合は、整体やカイロプラクティックなどの矯正で治していくこともできます。ただし、この治し方はお店の技術しだいです。信頼できるところかどうかを事前にしっかりと調べるようにしましょう。
猿腕の治し方②エクササイズ
猿腕の治し方としては色々なものがありますが、ボディメイクトレーナーの黒沢歩さんがYouTubeで猿腕改善エクササイズの動画を公開しています。腕の根元から肩甲骨を意識して腕を回すエクササイズです。
かなり簡単なエクササイズなので、猿腕の治し方として非常に実行しやすいですよ。
猿腕の治し方③腕の筋肉をつける
腕の筋肉をつけることでも猿腕を治していくことは可能です。猿腕の問題として腕立て伏せが苦手だったり、関節を痛めやすいことが挙げられます。しかし、腕立て伏せができないのは、筋肉の量が少ないことが原因であることが多いです。
関節を痛めやすいのも関節が柔らかいだけでなく、それを支える筋肉の量が弱いことも原因になっています。筋肉を増やすことで関節が曲がり過ぎるのを防ぐことも可能です。関節を痛める危険性はかなり低くなるでしょう。
完全に治すことは難しいですが筋力を増やすことで、猿腕を治していくことができます。下の記事は筋トレについて詳しいです。
猿腕の治し方④インナーマッスルを鍛える
インナーマッスルを鍛えるのも、猿腕の治し方としては効果的です。インナーマッスルを鍛えることで、自然と姿勢が良くなります。身体の歪みが矯正されていくので、自然と猿腕を治していくことが可能です。
また、インナーマッスルを鍛えると肘にかかる負担も軽減されます。先天的な猿腕を改善させることもできるので、治し方としてはかなり有効でしょう。
猿腕の治し方⑤手術をする
深刻な猿腕の治し方としては手術を検討することになるでしょう。猿腕は体の歪みが原因のものも多いですが、特に生活に支障のないものがほとんどです。しかし、怪我の影響が原因の猿腕や深刻な体の歪みが原因のものは、生活に影響が出る場合もあります。
ひどいものになると関節が変形し、痺れや麻痺が起こります。こうなったら医師に相談するべきでしょう。本当にひどい場合は手術以外に治し方はありません。
体験談①猿腕は力の使い方で治せる
「私は猿腕で今でも肘をあり得ない方向に曲げることができます。しかし、バレエを習い腕の使い方を学ぶことで、猿腕を改善させることができました。今では、猿腕だと分からないように腕を真っ直ぐの状態に伸ばすことができます。
肘を完全に伸ばる少し前で止める意識を掴むことで、猿腕の人でも真っ直ぐ腕を伸ばせます。そのためには筋肉の力が大切ですが、鏡に映った自分の姿を見て真っ直ぐ伸ばす感覚を掴むことで猿腕は治していくことができますよ。」(30代女性)
バレエを習って猿腕を治した人の体験談になります。現在でも腕を不自然な位置まで曲げられるようですが、腕をまっすぐ伸ばせるようになったそうです。まっすぐ伸びた状態の感覚を掴むというのは、経験者にしかわからないエピソードですね。
体験談➁インナーマッスルを鍛えて腕が伸びるように
「元々はかなり痩せていた猿腕の私ですが、かなり筋トレをやるようになってかなり症状が改善しました。猿腕の人は痩せている人が多いと言われますが、筋肉が少なくて肘の関節を支えられないようです。
以前は腕立てのように手をついた姿勢になるとしぜんと逆向きに肘が曲がってしまったのが、筋力がついてからはまっすぐ伸ばせるようになりました。筋肉を鍛えることが猿腕の治し方だと分かりました。」(20代女性)
筋トレで猿腕を治した体験談です。猿腕の人が腕がまっすぐ伸びた状態を維持するには、筋肉が必要なことが分かります。筋力をつけることが大切ですね。
猿手の治し方
猿手は猿腕とは違って神経の異常なので、医学的な治療が必要です。猿手の治し方は基本的に医師に相談しましょう。怪我が原因で猿手になっている場合は手術が必要な場合もあります。原因がはっきりしない場合は、指の体操や薬の服用などを行い様子を見ることも多いです。
いずれにせよ手の痺れなど猿手が疑われる場合は、早急に医師に相談してください。猿手は病気なので、適切な治療を受けて完全に治してしまいましょう!
猿腕・猿手のメリット
ネガティブなイメージも多い猿腕ですが、メリットはあるでしょうか?そもそも病気ではありませんし、実際に生活に悪影響が出るようなケースは少ないです。意外にメリットもたくさんあります。猿腕のメリットについてご紹介しますね。
周りの注目を集められる!
ガールズちゃんねる
猿腕であることをよく思わない人も多いですが、猿腕であることはアピールポイントにもなります。有名人でも猿腕の人は珍しくありません。嵐の二宮和也さんは、猿腕の男性芸能人として有名です。欅坂46の長濱ねるさんも、猿腕のアイドルとして知られています。
猿腕だからといって、何もネガティブなイメージはありません。長濱ねるさんは猿腕だということを逆手に取り、テレビで猿腕だと大々的に発表し注目を集めていました。猿腕は恥ずかしいことではありません。
むしろ、猿腕であることを売りにして注目集めるのも1つの方法でしょう。
猿腕 #9#長濱ねるpic.twitter.com/uX0g3IHkq3
— けやかけbot (@keya_kake_bot) 2019年2月5日
腕の振りが大きくなる
体の歪みとしてネガティブなイメージで捉えられることも多い猿腕ですが、関節が柔らかいという特徴があります。これはスポーツをする上ではメリットになることも多いです。腕の振りが大きくなるため、ボールを投げる際には勢いがつきやすいでしょう。
ゴルフでは猿腕は上達が早いと言われ、プロゴルファーにも猿腕の選手は多いです。水泳では圧倒的な強さを持つ金メダリストも猿腕でした。
猿腕は器用
猿腕の人は手先が器用な人が多いと言われています。本当に猿腕が原因なのかはわかりませんが、器用と言われる人が多いようです。関節が柔らかいため、普通の人にはできない手の使い方ができるのが原因ではないかと言われています。
身体の使い方がうまくなる
猿腕のメリットして身体の使い方がうまくなりやすいとも言われています。猿腕は関節を痛めやすいです。猿腕を治していくためには、肘を曲げすぎないなど身体の使い方を常に意識することが重要になってきます。
肘を曲げすぎないことを意識することで、肘以外の身体の使い方も上手くなりやすいでしょう。
猿腕・猿手のデメリット
猿腕は日常生活に支障はありませんし、恥ずかしいことでもありません。しかし、残念ながら猿腕だとデメリットがあることも事実でしょう。猿腕だとどんなデメリットがあるのかをご紹介します。
腕立て伏せが苦手…
なんだ!
逆上がりも腕立て伏せも、できないのは
私が運動できない子だったからなのかと、諦めていたけれど
猿腕のせいなのね!!
猿腕のデメリットして腕立て伏せなどが苦手なことが挙げられます。猿腕は関節が曲がりやすい分、腕立て伏せのような関節を曲げながら筋肉に負荷のかかる運動は苦手です。組体操のように上に人を乗せて支える運動は猿腕の人には負担が大きく、事故が起きたこともあります。
中には腕立て伏せが全くできない人もいるようですが、腕の筋肉の量に大きく左右されることも分かっています。無理な運動は避けるべきですが、肘に負担をかけないように腕の筋肉を鍛えることが大切ですね。
腕が曲がって見えてしまう
猿腕のデメリットとして、腕が曲がって見えてしまうというものがあります。ダンスやバレエ、体操、フィギュアスケートなどはポーズを決める際に腕をまっすぐに伸ばした方がキレイで見栄えがいいですよね。
猿腕が原因でまっすぐにしたつもりでも、曲がってしまうので見栄えが悪いです。また、得点も減点されてしまいます。指先がまっすぐに見えることはこれらの競技ではかなり重要な要素です。猿腕であることはハンデになってしまいます。
とはいえ、猿腕の治し方として腕の使い方を覚えることは有効です。あえてバレエやダンスに挑戦する人もいます。
関節を痛めやすい
猿腕の人は普通の人に比べて関節が柔らかいです。このことはスポーツをする上でメリットになることも多いですが、柔らかい関節はそれが原因でダメージを受けやすくなります。関節を痛めやすいのが大きなデメリットでしょう。
もちろん、猿腕の人でも関節の柔軟性には個人差がありますし、極端に故障しやすいとは限りません。とはいえ、スポーツをする上でメリットになる腕の振りが大きいことも、関節のダメージに繋がりやすいです。
スポーツをする場合は関節にダメージを受けないように、十分に配慮することが大切ですね。
腕の動きが安定しない
ダーツがとても苦手だったのはこの猿腕のせいかな?と思っています
まあ練習すれば腕にあった投げ方を身に付けられるとは思いますが、遊びレベルだったので、「狙いを定めて真っ直ぐ腕を伸ばせば良い」と言われても、腕を伸ばしきると関節のところでガクっとしてブレブレでダメでした
猿腕の人は関節が柔らかいだけでなく筋力が弱い人が多いため、腕がグニャグニャと動きます。スポーツをする場合に腕を固定させることが苦手です。テニスでボールを打ち返す際など、コントロールが定まらないという人がいますが、腕を固定できないのが原因でしょう。
楽器の演奏などでも激しい動きになると、うまくできない人が多いです。ただし、筋力をつけることで治した人もいます。肘の周りの筋肉をつけるようにしましょう!
猿腕・猿手の人におすすめのスポーツ
猿腕は関節が柔らかいことがデメリットですが、スポーツをする上ではメリットにもなります。また、スポーツをすることで自然と筋肉鍛えられ、猿腕を治したという話もあります。猿腕であることが強みになるスポーツや治し方として有効なスポーツなどをご紹介します。
ゴルフ
猿腕の人は基本的に関節が柔軟です。そのため、ゴルフではスイングの振りが大きくなり、猿腕の人の方が有利と言われています。また、ゴルフでは利き腕と逆側に曲がるドローボールを打てると非常に有利です。
初心者がドローボールを打つことは非常に難しいですが、猿腕の人はドローボールを打ちやすいです。上達も普通の人よりも早いと言われています。ゴルフの漫画でも猿腕のプロゴルファーが登場し、猿腕の利点について解説されました。
女性のプロゴルファーにも、猿腕の人は多いです。
弓道
猿腕の人にとって弓道は不利なスポーツとも有利なスポーツとも言われています。弓道は腕がまっすぐになっていないと力が伝わりにくいです。また、猿腕の人は弓の弦が腕に当たりやすいとも言われています。
これらは全て、猿腕の人は腕を真っ直ぐにして弓を引くことができないためです。そのため、猿腕の人にとって弓道は不利なスポーツとも言われています。しかし、猿腕の人でも矯正してまっすぐに弓を引くことは可能です。
まっすぐ引けるようになると、普通の人よりも弓を長く引けるようになります。その分、勢いが出て有利になるわけです。猿腕の人にもタイプがあるため、必ずしも弓道に有利になるわけではありません。
ただ、弓道を覚える過程で矯正も行うため、猿腕を治していくこともできますよ。
野球
野球も猿腕にオススメのスポーツと言われています。猿腕は腕の振りが大きくなるので、ピッチャーとして投げる場合はボールに勢いがつきます。また、フォームなどが普通のピッチャーと違うので、バッターにとって打ちにくいピッチャーになりやすいです。
ひじ周りの筋肉を鍛えるのにも、野球は効果的なスポーツと言えます。ただし、肘を痛めやすいスポーツでもあるので、しっかりした指導を受けて行うことが重要にですね。
ヨガ
ヨガも猿腕にオススメのスポーツです。決して関節が柔軟だから向いているということではありません。注意して行わないと肘を痛めてしまう恐れもあります。しかし、呼吸を意識して、無理のない範囲でポーズを取っていくヨガは姿勢を改善する効果が高いです。
更に、ヨガは全身の筋肉をバランスよく使います。姿勢が改善され、腕の筋力が強くなるなど自然と猿腕を治していくこともできるでしょう。
バレエ
ダンスやクラシックバレエは腕が曲がって見える猿腕の人にはハンデのあるスポーツですが、猿腕を改善するためには有効なスポーツでもあります。バレエは全身の筋肉をバランスよく使い姿勢を改善する効果が高いです。
更に、自然に腕が曲がってしまう猿腕の人にとって、腕の動きで表現するバレエは見栄えの悪さを改善するスポーツでもあります。あえてバレエをすることで、猿腕を治していくことも可能ですよ。
水泳
水泳も猿腕の人にとって有利なスポーツと言われています。猿腕は肘の関節が柔軟で腕の動きが大きくなるため、一回のストロークで水に伝わる力が大きくなりやすいです。オリンピックで18個の金メダルを取ったマイケル・フェルペスさんは猿腕でした。
また、水泳は肘周辺の筋肉を効果的に鍛えられるため、肘の安定化にも繋がります。水中のスポーツなので、肘が受ける負担が普通のスポーツに比べて少ないというメリットもあります。猿腕の人にとっては非常に向いたスポーツと言えるでしょう。
猿腕を治していくにも効果的なスポーツと言えますね。筋肉に関する次の記事もぜひご覧くださ
猿腕とはうまくつきあうことが大事
猿腕の原因や治し方、メリットなどについてご紹介しました。猿腕になる原因は色々と考えれます。完全に治してしまうのは難しいでしょう。しかし、適切な治し方を実行することでかなり改善が期待できます。
そもそも、猿腕は病気ではありませんし、普通に生活するのに支障はないことがほとんどです。猿腕にはメリットも少なくありません。体質だと考えてうまく付き合っていきましょう。
下の記事は体幹トレーニングに詳しいです。インナーマッスルを鍛える方法なので、猿腕を治していくのに参考になりますよ。