パルクールとは?失敗して死亡事故も…自撮りに命をかける人達【閲覧注意】
パルクールの失敗動画や死亡事故が多発しています。世界中でパルクールや自撮り(セルフィー)を楽しむ人が多発していますが、あまりにも危険なやり方をしている人が多いため失敗動画や死亡事故が相次いでいます。そんなパルクールや自撮り(セルフィー)に迫ってみました。
目次
パルクールとは?
パルクール(parkour)とはフランス語で街中の地形や壁を活かして走る・飛ぶ・登るなどの動作を組み合わせて躍動的な動きを生み出すパフォーマンスです。日本ではフリーランニングという言葉で親しまれています。パルクールは高度な技術を要するためスポーツの様に考えられていますが、特にルールが無く競技性も無い為一概にスポーツと言い切ることは出来ません。
パルクール(フリーランニング)のルーツはアフリカの民族にあります。アフリカのとある民族は木の上で生活している猿と同じくらいの身軽で丈夫で身体能力の高い身体を持っていました。それを見たフランスの元海軍将校はアフリカ民族の動きを自国に取り入れる為に「メソッドナチュラル」という名前で学校の体育授業に導入しました。その後「メソッドナチュラル」はフランス中に浸透して子供達の「遊び」や「スポーツ」となりパルクールという名前に変わり、現在に至ります。
パルクールの動画紹介(失敗あり閲覧注意)
閲覧注意!パルクール動画
YouTube動画に掲載されているパルクールの動画をいくつかご紹介します。YouTube動画に掲載されているパルクールはパフォーマンスをキレイに成功させている動画もあれば、途中で失敗してしまった事故動画もあります。パルクールは大変危険なので真似をしないで下さい。
閲覧注意!高所でのパルクール動画
こちらは主に高所で撮影されたパルクールの動画です。動画内ではバク転やひねりを加えながら華麗にパルクール(フリーランニング)を繰り広げています。
超閲覧注意!パルクールの事故・失敗動画
こちらはパルクールの失敗シーンを集めた動画です。主にバク転や宙返りに失敗したり高所から転落してしまった動画が集まっています。心臓の弱い方は閲覧注意です。パルクールはこのようにケガをする可能性を秘めた大変危険なパフォーマンスなので絶対にマネをしないで下さい。
閲覧注意!Twitterでもパルクールの失敗動画
パルクールしようとして海に落ちる人 https://t.co/PK25WCxGVW #gif #失敗 #パルクール pic.twitter.com/VF93EdxnZv
— anigif.webwedge (@anigif_webwedge) July 17, 2017
ロシア人のパルクール死亡事故
パルクールで死亡事故発生
出典: https://www.cnn.co.jp
大変危険なパフォーマンスと言われているパルクール(フリーランニング)ですが、残念ながらパルクールによって死亡事故も出てしまっています。パルクールによって亡くなったのはロシア人の青年ユリ・エリセーエフさんです。
亡くなったのはロシア人
ロシアのユリ・エリセーエフさん(20歳)はモスクワの集合住宅の12階から転落して死亡したことが2016年11月29日にロシア国内で報道されました。ロシアのユリ・エリセーエフさんはパルクールの練習で集合住宅の隣家のバルコニーによじ登ろうとして手すりの上から転落して死亡してしまいました。
死亡したのはチェスのグランドマスター
死亡したロシアのユリ・エリセーエフさんはチェスのグランドマスターとして知られており、2012年に世界ジュニアチャンピオン、13年にグランドマスターとなり、モスクワオープン2016でも王座を獲得するほどの輝かしい実績を残していました。ユリ・エリセーエフさんが高所から転落した際は友人数名が目撃していたのだそうです。
自撮り(セルフィー)は危険
パルクールの失敗と自撮りの事故
ロシアのユリ・エリセーエフさんが死亡事故を起こしたように、パルクールに挑戦して失敗して事故となった件はこれまでに多数挙がっています。それ以外にも自撮り(セルフィー)による事故もパルクールと同じくらい多発しています。
ブルックリン橋での自撮り
自撮り(セルフィー)による事故は高所や立ち入り禁止区域などの危険な場所で撮影されたものが多いです。過去にはニューヨークの有名な観光名所であるブルックリン橋の塔で自撮り(セルフィー)を試みた観光客が逮捕されました。
逮捕されたのはロシア人観光客で、その観光客は午後12時過ぎにニューヨークのブルックリン橋の塔によじ登って携帯のカメラ機能で自撮り(セルフィー)を行いました。その観光客が自撮り(セルフィー)を行っている様子は警察に全て見られていたため地上に降りたと同時に不法侵入などの疑いで逮捕されています。その観光客は橋に登った理由を「自分が楽しむため」と述べています。この一件で特に被害は出ていないのでその観光客が保釈金5000ドル(約52万円)を払っただけで釈放されています。
閲覧注意!香港の高層ビルにて自撮り(セルフィー)動画
香港の有名な超高層ビル「ザ・センター」の頂点で自撮り(セルフィー)動画を撮影した人がYouTubeに動画を掲載しています。自撮り(セルフィー)を行ったのは写真家のダニエル・ラウさんで地表から346メートルに位置するザ・センターの頂点に友人と共に登って自撮り棒によって自撮り(セルフィー)を行いました。動画では高所から撮影された絶景が映っていますが当然法律違反です。
高所での自撮りで転落死亡事故も
ロカ岬の死亡事故
高所での自撮り(セルフィー)はパルクール(フリーランニング)と同じくらい大変危険ですが、残念ながら死亡事故が起きてしまっています。2014年にはポルトガルの有名な観光地であるロカ岬で転落死亡事故が起きてしまいました。
転落死亡事故が起きたのはポルトガル国内のユーラシア大陸最西端にあるロカ岬でした。転落したのはポーランドから家族連れの観光客夫婦で、2人は5歳と6歳の子供達と一緒にロカ岬を訪れていたのですが自撮り(セルフィー)に夢中になるあまりロカ岬の崖から転落してしまいました。
夫婦を救出するためレスキュー隊が出動しましたが、天候不良のため救出作業が一時中断し翌日に転落した夫婦が引き上げられましたがその時には既に2人とも死亡していました。子供たちはポルトガル国内のポーランド大使館に送られましたが事故による心理的ダメージを懸念されているためカウンセリングを予定しています。
その他にも自撮りの死亡事故が
出典: https://w0s.jp
それ以外にもスペインで電車の屋根に登り自撮り(セルフィー)を試みた男性が感電して死亡したり、イランとアメリカで女性が運転中に自撮り(セルフィー)を行い衝突事故が発生し重症・死亡事故となっています。
何故危険な自撮りをするのか?
最近ではパルクール(フリーランニング)や自撮り(セルフィー)の様子を撮影してYouTube動画やSNSに掲載する人が増えています。それらを行う人の理由の大半は「閲覧数を増やす為」「いいね!を増やす為」「楽しむため」です。つまりそこまで大それた理由も無く危険な撮影を行っている人が多発していることになります。パルクール(フリーランニング)や高所での自撮り(セルフィー)は犯罪や死亡事故に繋がる可能性が大変高いので絶対にマネをしないで下さい。
日本のパルクール専門家・佐藤惇
失敗や事故が多発しているため危険視されているパルクール(フリーランニング)ですが日本にはパルクールの専門家がいます。それは佐藤惇(さとうじゅん)さんです。佐藤惇さんは自称・パルクール指導者であり合同会社SENDAI X TRAINの代表として活動しています。佐藤惇さんはTBSテレビの人気企画「SASUKE」の常連選手としても知られています。
SASUKEに出場したが
佐藤惇さんはこれまでに「SASUKE」に6回出場しておりかなり好成績を残しています。特に第33回では1stステージを最速タイムでクリアし、3rdステージでリタイアしたものの日本人の中では一番奥まで進むほどの好成績を残しています。
そんな本来ならば大注目されるはずのパルクール指導者の佐藤惇さんですが、テレビで第33回のSASUKEが放送された際はその様子がカットされています。日本人トップクラスの活躍を見せたはずの佐藤惇さんですが何故カットされてしまったのでしょうか?その理由は佐藤惇さんがパルクールをやっているからではないかと言われています。
上記で説明した通りパルクールは失敗したら事故になりかねない程危険ですし、成功したとしても高所などの本来入ってはいけない場所でパフォーマンスするため一部では「反社会的なスポーツ」と言われています。そんなパルクールを志している佐藤惇さんを放送したら子供がパルクールを真似して事故が起きる可能性も少なくありません。そのため佐藤惇さんのシーンはほとんどカットされたのではないかと言われています。
佐藤さんとパルクール
しかし佐藤惇さん自身はパルクールを子供の健康や教育に役立てようとしています。佐藤惇さんの合同会社「SENDAI X TRAIN」は「心身ともに健全で、自律的な思考・学習能力の高い子どもの育成」を理念としています。佐藤惇さんは現在関東圏で身の安全を確保された状態でパルクールの練習を行える場所の確保のために活動しています。
パルクールの失敗動画や死亡事故について:まとめ
パルクールで失敗すると大変危険!
いかがでしたでしょうか。パルクールは一見すると華麗で素晴らしいパフォーマンスの様に見えますが、一歩間違えると重大な事故に繋がりかねない大変危険なパフォーマンスです。どうしてもパルクールをやりたいのであれば様々な許可を取ったり、安全を確保する必要があります。また高所や危険な場所での自撮りは犯罪・死亡事故に繋がりかねないので絶対に行わないで下さい。