つくし世代の年齢や特徴8選!恋愛傾向や仕事での上手な付き合い方も!
「つくし世代」という言葉を聞いたことはありますか。今回の記事では、「尽くす」ことに喜びを感じる「つくし世代」の年齢や特徴を詳しく紹介していきます。また、恋愛や仕事への姿勢も紹介するので、今後のつくし世代とのお付き合いの参考にしてください。
目次
『つくし世代』ってどんな世代のこと?
「つくし世代」という言葉を聞いたことはありますか。「ゆとり世代」や「さとり世代」という言葉でひとくくりにされがちな若者ですが、これとは異なったイメージを持つ若者が「つくし世代」と呼ばれています。まずは、どのような年齢層が「つくし世代」と呼ばれているのか、「つくし世代」とはどのような意味なのかを紹介していきます。
つくし世代の年代・年齢は?
つくし世代の年代・年齢に関しては、さまざまな説があります。その中でも、1992年以降に小学校に入学した世代であるという説が、一般的にされています。つまり、1985年4月2日生まれ以降の世代が、つくし世代であると言えます。
つくし世代が生まれた時代背景とは?
つくし世代は、ゆとり世代と同じ世代に当たるとも考えられています。このつくし世代という言葉が生まれたのには、日本の経済状況が不安定化するに伴なって、共働き家庭が増えていったという時代背景があります。安定しない世の中で、家族ために働く両親の姿を見て育ったことで、「尽くす」関係を求めるつくし世代へと成長していきました。
つくし世代の語源は?
つくし世代は、文字通り「尽くす」という言葉から生み出されました。漢字に直すと、「尽くし世代」になります。つくし世代とは、相手に尽くし尽くされることに喜びを感じていることが特徴です。この言葉は、相手のことを思いやり、尽くし尽くされる関係を築くことができるというポジティブなイメージを与えるように生み出されました。
『つくし世代』と『ゆとり世代』『さとり世代』の違いとは?
まず、「ゆとり世代」とは、1987年4月2日以降に生まれた年齢層を指します。ゆとり教育を受けたゆとり世代は、自立心や協調性がないなどとも言われています。そして、「さとり世代」とは、定義はさまざまですがゆとり世代とほぼ同じ年齢層を指します。ゆとり世代の差別的な響きに違和感を持った若者によってインターネット上で作られた言葉であるとも言われており、悟りをひらくという意味から作られたという説もあり、「欲がない」世代であるという意味も持ちます。
つくし世代も、ゆとり世代から派生された言葉であると言われていますが、ゆとり世代・さとり世代がネガティブなイメージを持つ言葉であるのと対照的に、つくし世代はエネルギッシュでポジティブなイメージを持たれています。
つくし世代の特徴8選!
つくし世代の人々にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、ポジティブイメージを持つ、つくし世代の特徴8選を紹介していきます。
とにかく人に尽くす
つくし世代の人は、文字通り、とにかく人に尽くすという特徴を持ちます。家族だけでなく、恋愛や仕事においても、相手のために尽くす傾向があります。尽くすことで、満足感や幸福感を感じるので、良い人間関係を築きやすいのです。しかし、相手から干渉されることを嫌がる人もいるので、そういった人からは迷惑がられてしまうこともあります。
みんなで楽しむことが大好き
つくし世代は、みんなで笑顔になることやみんなでわいわいすることが大好きです。みんなで楽しむためには、人に尽くすことを苦としません。さらに、みんなと共感し合いながらその場を楽しむことで、信頼関係が形成されていきます。ゆとり世代は協調性がないと言われますが、つくし世代の場合はみんなで集まることを好む傾向にあります。
個性を非常に大事にする
個性を非常に大切にすることも、つくし世代の特徴です。尽くすことができるということは、相手の気持ちを読み取る能力に長けているということでもあり、その相手の気持ちを優先することができます。自分を認め、相手を認めることができるので、人からも好かれやすい性格であると言えます。
共感・同感することが重要
「尽くす」という言葉通り、つくし世代は相手への共感・同感を重要視しています。そのため、相手との会話の中で、共感の意を持つ「それな」という言葉を多用する傾向にあります。「それな」という簡単でカジュアルな言い回しを用いて相手への共感を伝えることで、仲間意識を高めているようです。
支配されたくない
仲間同士で共感し合うことを重んじているつくし世代は、権威で支配されることを嫌います。尽くし尽くされる関係を保つことができる、親しみのあるリーダーは受け入れられますが、上から権力を振りかざすようなリーダーに支配されることは極端に嫌います。
サプライズ・イベント好き
つくし世代は、友人や恋人へのサプライズや、大きなイベントごとが大好きです。これは「尽くす」手段の一つでもあり、サプライズでプレゼントを渡したり、誕生日パーティーを開催してあげたりします。相手の喜ぶ顔を見るために行動できるのも、つくし世代の特徴です。
デジタル製品の使い方に慣れている
つくし世代は、デジタルネイティブ、つまりデジタル製品を使いこなす年齢層です。生まれた時からデジタル製品が普及されているので、臨機応変にデジタル製品を利用することができます。中でもSNSの利用に関しては、どのようなコミュニティと繋がることができるのかを常に意識しているようです。見ている人に配慮した投稿ができるのも、デジタルネイティブなつくし世代の良いところであると言えます。
ほどほどに頑張る
つくし世代は共感を大切にするので、人一倍頑張るようなことはしません。また、努力をすれば報われるとは考えず、真面目に頑張る人ほど最終的には孤立したり失敗してしまうという考えを持っています。そのため、何事もほどほどに頑張ろうとする特徴があります。
つくし世代のメリット・デメリットは?
つくし世代は、特徴でも紹介してきたように、高い仲間意識を持っています。尽くし尽くされることで、相手との深い信頼関係ができることが最大のメリットであると言えます。大きな悩みも相談でき、困難にぶつかった際には強い味方になってくれるような友人との関係は、大人になっても長く続けることができます。
しかし、狭くて深い関係を求めるので、新たに対人関係を広げていくことは苦手でもあります。これはつくし世代にとっては、恋愛面や仕事面でもデメリットとなる場合があると言えます。恋愛では新たな出会いを求めないのでなかなか恋人ができなかったり、営業などの仕事では新しい取引先との関係を開拓できないということが起こり得ます。
つくし世代の恋愛傾向は?
自分のためではなく、他人のために尽くすつくし世代は、欲を持たない「ノットハングリー」の年齢層です。そのため、恋愛においては飢餓感を失っている傾向にあります。彼氏や彼女が欲しい、結婚したいという願望は持たず、その気になればすぐに相手を探すことができると考えています。
この背景には、デジタルネイティブであることも関係しており、SNSで簡単に相手と出会うことができる安心感などを持っていることも影響しています。さらに、みんなで楽しむことが好きなので、そのような相手がいてもなかなか恋愛に発展しないことも多いのです。
つくし世代の仕事への取り組み方は?
恋愛に続き、つくし世代の仕事への取り組み方にはどのような特徴があるのかを見ていきましょう。
つくし世代の仕事への取り組み方
つくし世代は、尽くし尽くされることを望むので、自分が社会の役に立てることに喜びを感じます。仲間意識も高いので、目標を達成するために、仲間と楽しく仕事に打ち込むことができます。しかし、ほどほどに頑張るという特徴を持つので、キャリアアップのために死に物狂いで働くというようなことはありません。
また、デジタルネイティブなつくし世代は、アンテナ力や発信力があります。これは仕事にも活かされ、新しい企画を思い付いたり、仲間と協力して仕事ができるように工夫したりすることもできます。
つくし世代の仕事へのモチベーションをあげる方法は?
尽くす喜びを実感することが、つくし世代の仕事へのモチベーションになっています。もちろん、お客様や社会への貢献だけではなく、上司や同僚のためであったり会社のために尽くしたいと考えています。さらに、仕事終わりの飲み会や、仲間同士で共感したり楽しむことができるイベントもモチベーションアップに繋がっています。
つくし世代は「みんなでハッピー」がモットーな世代!
ポジティブイメージの強いつくし世代は、「みんなでハッピー」をモットーとしています。自分の価値観を持ちながら、相手の価値観を受け入れることができるつくし世代は、人間関係を築くのが上手であると言えます。もちろんデメリットな部分もありますが、尽くし尽くされることに喜びを感じるつくし世代と関わる際には、参考にしてみて下さい。