厄年に結婚や出産を避けるべき理由とは?厄の意味や考え方を知ろう!

厄年に結婚式はやめた方が良いのでしょうか。そんなことはありません。むしろ結婚式や出産が厄落としになるとか。厄年には節目や転機の意味があり、体調に変化が起きるかもしれないという注意の年と考えて過ごしましょう。厄年と言われる理由や厄年の意味などご紹介します。

厄年に結婚や出産を避けるべき理由とは?厄の意味や考え方を知ろう!のイメージ

目次

  1. 1厄年に結婚や出産はOK?避けるべきといわれる理由は?
  2. 2厄年とは?男性・女性の違い
  3. 3前厄・後厄とは?厄年との違い
  4. 4厄年に訪れるといわれている不吉な出来事とは
  5. 5厄年に結婚や出産は避けるべきと言われている理由
  6. 6厄年の出産は「厄落とし」という考え方も
  7. 7厄年の本来の意味と考え方を知ろう!
  8. 8厄年の過ごし方で気を付けたいこと
  9. 9厄年の結婚や出産は考え方次第!「人生の転機」と捉えよう!

厄年に結婚や出産はOK?避けるべきといわれる理由は?

厄年はある特定の年齢をさします。その年齢には、お祝い事は避けた方が良いとか厄落としに行った方が良いと言われています。厄年は日本古来からある考え方の1種なんですね。

ウェディングのカップル

厄年には災いが起こったり災難に遭ったりするという意味があります。そんな不測の事態に備えて厄払いや厄落としという「厄」を追い払う儀式も厄年にはセットになっていますよね。

リラックスしたカップル

そうは言っても、厄落としを絶対しないといけないだとか、厄年だからと毎日のように恐ろしい体験をするというわけではありません。厄年は、一種の警告や注意とする考え方とも言えます。厄年や厄落としの意味や理由、男性と女性でちがう厄年の年齢や、結婚式や妊娠・出産が厄年と重なっている人などご参考にしてください。

厄年とは?男性・女性の違い

厄年には、人生の転機があると言われています。転機に乗じて環境や体調に変化が起きやすいという傾向があるとされています。また男性と女性では厄年の年齢が違います。男性と女性で体の不調などが起きやすい年齢が違うという意味や理由があるようです。

男性の厄年

男性

男性の厄年の年齢は、25歳、42歳、61歳です。この厄年のカウントの仕方や考え方に、日本国内でも実年齢だったり数え年だったりと違いがあります。地域や宗派の違いでの違いもあります。

女性の厄年

女性

女性の厄年の年齢は、19歳、33歳、37歳、61歳です。男性より1つ多く、女性は人生で厄年が4回やってきます。女性の厄年は女性が適齢期とされる18歳から38歳の20年間で3回厄年があるということになります。適齢期と言うと結婚式や妊娠・出産も多い年齢ですね。

前厄・後厄とは?厄年との違い

厄年の前の1年が前厄厄年の後の1年が後厄です。男性の最初の厄年である25歳を例にして説明をすると、前厄:24歳、厄年(=本厄)25歳、後厄26歳となります。

厄年とは?

前厄は、厄年に向けて気をつけて過ごすという意味があります。注意をしたり予め備えておいて厄年にやってくる災難に備えるという年です。本厄(=厄年)は「厄」=「災い」がやってくる年という意味です。そして、後厄には、災い=厄年が過ぎた後も気を抜いてはいけない注意をする年という意味があります。

厄年に訪れるといわれている不吉な出来事とは

厄年には厄災や災いなどに遭う可能性があるとされています。男性は3回、女性は4回ある厄年に、どんな出来事に見舞われてしまうのでしょうか。

天災や災害

天災

厄年には、嵐や火事や地震など、自分ではどうすることもできない自然の理からの厄災を受ける年と言われています。

大病を患う

病気

健康だと思って過ごしていたのに大きな病気にかかって進行が早くてというような大病にかかるのが厄年と言われています。厄年は転換期の意味がありますから、加齢と共に体調にも変化がある年齢という考え方もできます。自分では大丈夫だと無理をしていると大きな病気を引き入れてしまうという考え方で、前厄の年齢で、精密に診てくれるドックに入ったり、健康診断を念入りに受けたりと気をつけてみましょう。

仕事や金銭のトラブル

トラブル

仕事や人間関係など金銭もからんだトラブルに遭うかもという考え方が厄年にあります。人生の変化が起きるとされる厄年ですから、変化には金銭・仕事の変化・人間関係などのトラブルもセットのこともあるでしょう。山有り谷有りなどと言われる人生ですが、厄年をきっかけに周囲の人間関係に改めて感謝したり注意を払ったり、手や気を抜きすぎた仕事をしていないかなど、考えるきっかけになると良いですね。

厄年に結婚や出産は避けるべきと言われている理由

厄年には結婚や出産を避ける方が良いという考え方があります。厄年が設定された頃はその昔なので、結婚・出産・妊娠などの年齢が今とはかなり違います。今の方が寿命は延びているので、老齢の考え方も今とは違うでしょう。ですから、昔に制定された厄年の考え方をそのまま現代で鵜呑みにする必要はありませんが、かつて厄年に結婚や出産を避けるべきとされた理由はあります。その理由について詳しく見てみましょう。

男性の場合

男性の場合は、25歳と42歳というと仕事上の転機を迎えることがあります。25歳で結婚という人もいるでしょうし、転勤や栄転など、住居を移す必要がある場合もあります。そんな良い出来事がある反面、起こりうる悪い出来事というのを簡単に箇条書きでご説明します。

・せっかく結婚式は盛大にしたのに単身赴任になってしまった
・栄転の話が出て建てたばかりの新築の家に住めなくなった

男性

また、仕事が面白くなり熱意が上がることもあるでしょう。そんな時に結婚してしまうと、安心して家庭や家族のことは放置なんてことになってしまうこともあるでしょう。

・がむしゃらに仕事に打ち込んでいると気付くと離婚届があった

仕事に打ち込むことは良いことですが、厄年では仕事も家庭も両立できるよう前厄の時から改めて周囲に目を向けてみましょう。

女性の場合

女性の場合は、19歳・33歳・37歳というと、結婚式・妊娠・出産を経験する人も多いいわゆる適齢期です。結婚は女性の人生の大きな節目の1つでもあり、特に妊娠は女性の体調の変化と関わりがあります。厄年に結婚式をしたり出産を経験することで起こりうる悪い方の出来事などを箇条書きでご説明します。

・結婚をして引っ越した先で半ば引きこもりになってしまった
・結婚して勤務時間や条件を変えると、仕事へのやりがいが減ってしまった
・妊娠して検診に行ったところ他の病気が見つかった
・出産後の体調が今までに無く悪い

厄年での妊娠がいけないという訳ではなく、この年齢では妊娠・出産で体調の変化が起きたり、妊娠できる年齢の終わりに近づいたり、という意味での厄年=変化の年という考え方のようです。

女性

昔は妊娠・出産は一大事で、命をかけたものでした。今では医療設備などが整って妊娠・出産で命を落とす女性は少なくなっています。女性の体調の変化に結婚による環境変化や妊娠・出産が密接に関係あるのは変わりありません。厄年には、いつも以上に用心して結婚式や妊娠・出産に準備をする心構えがあると良いのかなという考え方で過ごしましょう。

厄年の出産は「厄落とし」という考え方も

厄年の結婚式や出産には厄落としになるという考え方もあります。環境を自分から変える、自分で転機を作るという理由で厄落としになるようです。詳しくそれぞれを説明しますと、結婚式をあえて厄年にすることで幸せなパワーを自ら身につけて厄落としとするとか、出産して体の中から「生み出す」という行動が、厄も体の外に出すということにあやかっての厄落としとかいう考え方です。

赤ちゃん

心配な人は、結婚式前に、妊娠が分かった時に、出産前になど、神社仏閣で厄落としのお祓いを受けると安心です。

厄年の本来の意味と考え方を知ろう!

厄年には本来、人生の節目としての考え方があります。人生の大きな節目というと男女ともに結婚がありますね。節目だから気を抜くことなく今まで以上に注意をしたり自分を高めたりして今後もより良い人生にしようというような意味もあります。

人生の節目の年齢

東洋医学には「女性は7の倍数・男性は8の倍数の年齢に様々な節目を迎える」という考え方があります。この節目の年齢で体調も変化するということです。逆に、厄年には体調が変化する可能性があるから気をつけた方が良いという解釈もできます。

結婚人生の節目

人生としての節目という考え方では、男性では25歳・42歳・61歳、女性では19歳・33歳・37歳・61歳というと、就職・結婚・退職など人生で大きな変化を迎える頃でもあるのです。

男性では、25歳は入社後慣れた頃や結婚を意識する頃、42歳は役職が付いたり転職を考えたりする社会人として中間の年齢、61歳は定年を控えたその後の人生へ備える頃という節目があります。女性では、19歳は親元から離れて就職や大学へ入った頃、33歳・37歳は結婚・妊娠・出産など一段落したり女性として体調の変化を迎える頃、61歳はその後の人生を考える頃、つまり節目と言われる年齢です。

「役目」を担うという考え方

仕事の役目

厄年には役目を担って独り立ちしたり役職についたり立場が変わったりという考え方があります。昔の考え方なら、男性は社会で立場を得たり女性は結婚して家庭の役目に着いたりという環境の変化にともなう新たな役目もあったでしょう。現在ではパパが家にいてママが働くということもありますし、女性が役目に着いたり転勤したりということもあります。そんな役目を担う年齢が厄年にあたるかもという意識で、変化に流されない備えを前厄から気を付けて過ごしたいですね。

厄年の過ごし方で気を付けたいこと

厄年は節目の年であり変化の年でもあり新たな役目を担うかもしれない年でもありました。全て一度にやってくることはないとしても、ちょっとした環境や体調の変化や天災に遭うことはあるかもしれません。出会ってしまったら仕方ないので、深呼吸をして落ち着いて対処していきましょう。

無理をしないで過ごす

リラックスする女性

ちょっとした変化でもストレスを感じることもあります。合わない人が職場やチームに入るだけで滞る感じもあります。ですが、何年も同じ状況が続くことは稀です。変化や役目に疲れたと感じたらリラックスを心がけて、無理に状況を変えようと躍起にならない方が良いでしょう。転機は訪れますので、時が満ちるのを慢心せず待つことが大切な時もあります。

心身の変化に気を付ける

通院検査

厄年は変化の年でもあります。東洋医学的な考え方では、体調に変化があっておかしくない年齢なんです。ですから、心身の変化には気を付けましょう。気になる人はマメに病院へ行ったり、検診をしっかり受けたりして、心配をはらいましょう。

厄落としでスッキリする

神社

どうしても心配な時は神頼み=厄落としへ行きましょう。心配ではなくても古来からの様式美として受けるというのも一興です。イベント感たっぷりで参加するのではなく、今までやこれからのことを考えてみたり反省したりして、今後へ生かす機会としましょう。神聖な神社仏閣で厄落としをすると、気持ちも引き締まりますし気分もスッキリさせることができることもあるでしょう。

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厄年の結婚や出産は考え方次第!「人生の転機」と捉えよう!

厄年は体調や環境に変化や転機が起きる可能性のある年齢を意味する年でした。考えられたのが昔なので、現代の状況と年齢に少しそぐわない感じもありますが、体調の変化は今も昔も変わりませんので、気になる人は厄落としに加えて健康診断やドックで不安をはらいましょう。

厄年の結婚式はやっても大丈夫そうでしたね。むしろ厄落としになるという考え方もあります。結婚式は一人でできませんし、勢いも結婚式場の予約も必要。厄年の結婚を心配する人が近くにいる時は一緒に厄落としに出かけましょう。

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