手癖が悪い人の心理7選!原因・理由・対処法・子供のしつけ方も!
身の回りにもいるかもしれない、手癖が悪い人。実際に被害に合った方もいらっしゃると思います。手癖が悪い人と付き合うには、心理や原因、理由を知ることが第一歩です。そして、しっかりと対処することで被害に遭うことを未然に防ぐことができます。
目次
手癖が悪い人について徹底分析!
あなたの周りに手癖が悪い人はいませんか?他人の物を平気で盗ってしまう癖があり、実際に問い詰めても白を切ることもあります。そんな人がどこかに居ると思うと、不安な気持ちになってしまいますよね。しかし、手癖が悪い人の中にも衝動を抑えられないことや、辞めたいのに辞めることができずに悩んでいる人も多いです。
今回は、手癖が悪い人について分析して、接し方や対処法まで紹介していくので、手癖が悪い人にはどんな人がいるのか知る事に役立ててください。
そもそも「手癖が悪い」の意味は?
「手癖が悪い」という言葉には、盗みをする癖があるという意味があります。ついやってしまう事を意味する「手癖」という言葉に「悪い」と強調する言葉が付き、より実害のある様子を表しています。とてもネガティブな意味を持っているので、会話や文章の中で使うときには注意が必要な言葉です。
また、「手癖が悪い」という言葉には女癖が悪いという意味の記載もあります。かつては、既婚者や他人の恋人に手を出す男性をさして手癖が悪いと言っていましたが、最近では女性でも行動に起こす方が目立ってきています。このため、最近では単に女癖が悪いという意味よりも「異性関係にだらしなく、既婚者や他人の恋人にも手を出す」という意味で使われることが多いです。
手癖が悪い人の心理7選!
手癖が悪い人にはいくつかの共通点があります。ここでは、癖が悪い人の心理を解説していくので、しっかりと把握して手癖が悪い人を見抜けるようになりましょう。
①心が弱い
手癖が悪い人の心理として心が弱いことが挙げられます。我慢ができなかったり、頭の中が欲望で支配されることが多く、心理的に不安定な傾向があります。心のブレーキが利かないため、興味を持ったものを盗んでしまうという行動に出てしまいます。
②罪悪感がない
手癖が悪い人の中でも罪悪感がないという人も多いです。物を盗むという行為に罪悪感を抱かないだけでなく、盗んだことを問われたときにも平気で嘘をつきます。心理学的にも罪悪感が欠如しているパーソナリティがあると定義されていたり、環境で罪悪感がなくなるという研究もあります。手癖が悪い人の中にもパーソナリティや環境により罪悪感がないという人は多いです。
③だらしがない
手癖が悪い人はだらしがないことが多いです。部屋が散らかっていたり、清潔面でルーズなところが見受けられます。仕事でも、遅刻やミスが多かったり服装が乱れていることが多く、注意されても治ることがありません。
④危険を好む
手癖が悪い人は危険を好むという心理傾向があります。ギャンブルなどに依存したり、他人にわざと迷惑をかけたりと生活的に危険やスリルのある事を好んでいます。また、危険やスリルを味わうことが病みつきになり、依存性になっているケースも多く存在します。
⑤周りが羨ましい
手癖が悪い人の心理として、周りが羨ましいというものもあります。他人が持っている物をとても羨ましく感じていたり、評価される人・愛情を受ける人をとても羨ましく感じています。自分が持っていないものに対して異常に執着していて、とにかく欲しいと思い行動することが特徴です。
⑥熱しやすく冷めやすい
欲しいものを手に入れてしまったり、評価を手に入れると急に冷めてしまうことも手癖が悪い人の特徴です。物や評価に対しては危険を冒してでも手に入れようとしますが、一度手に入れてしまうと興味を失ってしまいます。趣味に関しても熱しやすく冷めやすいので、子供のころから長く続けているようなものがないことも挙げられます。
⑦自分がしていることを理解していない
自分がしていることを理解していないのも手癖が悪い人の心理として挙げられます。他人の気持ちを考えることが苦手であるため、他人にとって嫌なことやマイナスになることを平気で行います。また、その行動によってどうなるか、どんな危険があるのかを想像することも苦手としているため、後先考えずに興味のあることを行ってしまいます。
手癖が悪くなる原因3つ!
手癖が悪くなる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?単なる興味から、環境的な理由までさまざまな原因があります。
①楽がしたい
「楽がしたい」という心理が強く働くと手癖が悪くなってしまいます。働かずにお金を手に入れたい・食べ物を手に入れたいという心理があります。この苦労や努力を極端に嫌がる気持ちが、盗むという行為を始める原因です。
②興味本位でやったことが癖になる
興味本位でやったことが偶然うまくいき、癖になることもあります。興味があっても実際に行動に移さない人がほとんどですが、危険やスリルを味わうのが好きであったり心が弱い、寂しさを強く感じているなどの原因が合わさり行動にでてしまうことがあります。この時の興奮や快感が忘れられず、はじめは興味本位だったものでも、癖になってしまい手癖が悪くなったという人も多いです。
③親からの遺伝
病的に物を盗ってしまう窃盗症(クレプトマニア)であれば、遺伝が原因になっているのではないかと考えられています。クレプトマニアの家族を調べると、親や家族に気分障害や何らかの精神疾患があるケースが多いという調査結果が出ています。直接的な因果関係は不明ですが、家族の状態も手癖の悪さに関係あると言えるでしょう。
手癖が悪くなる理由3つ!
手癖が悪くなるにはいくつかの理由があります。心理的に不安定であったり環境面が影響しているため、手癖が悪い人自身も苦しみを感じていることが多いです。
①寂しさから
子供時代に愛情をあまり受けることができなかったことが理由で、手癖が悪くなることもあります。当時は、周囲の人や親の関心を引くために物を盗んでいましたが、長い間続けたため習慣になってしまったという人もいます。根本的な原因は寂しさにありますが、大人になっても辞めることができず苦しむ人も多いです。
②自分への甘さ
自分への甘さが理由で手癖が悪くなることも考えらます。欲望を抑えることが苦手であったり楽をしたいという気持ちが強く、つい他人の物を盗んでしまうケースも多いです。そして、自分への甘さに負け続けることが習慣になってしまい、手癖が悪い状態になってしまいます。
③生活環境によるもの
生活環境の悪さも手癖が悪くなることの理由の一つです。周りから愛情を受けることができていなかったり、友人や知人に手癖が悪い人がいると、自分もマイナスの影響を受け手癖が悪くなってしまうことがあります。また、金銭的に行き詰ってどうしようもない環境なども手癖が悪くなることに大きく関係します。
手癖を悪くさせないための対処法5つ!
手癖を悪くさせないための対処法を紹介していきます。手癖が悪いことはすぐには改善されませんが、しっかりと対処することで良くなる可能性を上げることができます。
①周りの人と話し合う
手癖を悪くさせないための対処法として周りの人と話し合うことが効果的です。グループの中に手癖が悪い人がいる時は、皆で話し合い情報を共有することで未然に防ぐことができます。親しい人が手癖が悪い場合であれば、信頼できる人や適切なアドバイスをくれる人に相談しても良いでしょう。
②一緒にいる時間を増やす
親しい人で手癖が悪い人がいる場合は一緒にいる時間を増やすことで対処することができます。手癖が悪いことを話し合い改善するための方法を考えたり、実際に物を盗った時はすぐに注意できる環境にすることでいい方向に向かうことがあります。注意点としては、共依存になってしまったり相手から依存されないような関係を作らないと、お互いに疲れてしまうので気をつけてください。
③自分自身と向き合うことを促す
自分自身と向き合うことを促すことも効果的な対処法です。実際に悪いことをしてしまったときの気持ちや、なぜやっているのか考えたりと自分の内面と向き合ってもらうことで改善することもできます。無理矢理では逆効果になるので、あくまで促すということを意識して行ってください。
④距離を置く
距離を置くことも対処法として効果があります。距離を置く際には、手癖が悪いことで自分にもダメージがあること、自分と向き合って改善してほしいことをしっかりと伝えましょう。距離を置きすぎて、孤独感を感じさせてしまっては逆効果なので、外で話したりLINEやメールなどで連絡をとってみることも忘れないでください。
⑤病院での治療を勧める
手癖が悪い人の対処法として病院での治療を勧めることも効果的です。窃盗症(クレプトマニア)という依存症であることも十分考えられるので、精神科や心療内科を受診してもらうと対処してもらえます。依存症はすぐに治るものではないので、周りがしっかりサポートしてあげることもとても大切な要素です。
手癖が悪い人との付き合い方【パターン別】4選!
手癖が悪い人と付き合うには距離感や心がけが大切です。ここでは、色々な手癖が悪い人との付き合い方を紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
①ママ友の場合
手癖が悪い人がママ友に居る場合は適度に距離を取ることで対処できます。ママ友のような付き合いはすぐに絶縁することが難しいため、軽く挨拶をしたり話すくらいの仲を意識しましょう。深く関わりすぎると被害者になる可能性もあるので注意が必要です。
②恋人の場合
恋人の場合は、一緒に改善するように努力することが大切です。恋人が家に来るような関係であれば、貴重品は施錠した引き出しに入れておくなどの配慮をすることも忘れないでください。その上で、話し合ったり、時には叱ってあげるなどサポートしてあげましょう。病院に行く際も恋人であれば一緒に医師の話を聞くことができます。とにかく、恋人を加害者にしないこと、恋人の気持ちと寄り添うという意識が必要になります。
③友達の場合
友達に手癖が悪い人が居る場合は、距離を置くか関係を断つことがオススメです。近所で出会うような友達や、長年の付き合いのある親友でない限りは友人関係を続けてもお互いに不幸になってしまいます。できるだけ距離を取り、同じ室内で過ごす時間がある友達の場合は貴重品の管理をしっかりとしておきましょう。
④同僚の場合
同僚に手癖が悪い人が居る場合は、相談することと被害者にならないことが重要です。相談といっても直情型の上司に相談すると悪化することもあるので、冷静な判断ができる上司に相談しましょう。そして、皆で情報を共有し被害にあわないように注意してください。
手癖が悪い子供のしつけ方は?3つ紹介!
手癖が悪い子供には、間違ったしつけを行ってしまうと悪化するという危険があります。ただ単に叱るだけでなく手癖が悪い子供をいい方向に導くには、より慎重になって子供の気持ちと向き合ってしつけを行うことが大切です。
①きちんと叱る
手癖が悪い子供をしつける時には、きちんと叱ることを意識してください。叱るときに感情的になってしまっては解決できません。冷静に理由や原因をしっかりと把握して叱ることを忘れないようにしましょう。また、叱るときに自分の事情を挟んでしまう親御さんが多いので、気持ちの準備をしておくことをオススメします。叱る時は行為に対すること、なぜダメなのか、どうして欲しいかを伝えることができるようイメージトレーニングしておくと良いです。
②理由を聞く
子供の場合、一方的に叱られてしまうと自分の意見や考えを言わないことが多いです。しつけの時にはしっかりと理由を聞いてあげることがとても重要です。理由を聞くときも、必要以上に自分の意見を言うと子供は話さなくなってしまうので、聞くことや相槌を打つことを意識しましょう。
③一つ改善出来たことに褒める
叱るだけがしつけではありません。一つ改善出来たらしっかりと褒めてあげることも忘れないでください。この時も、成果だけでなく努力した面にも触れて褒めてあげましょう。しつけの時に結果だけでなく過程にも触れることで、子供の自分を肯定する気持ちを伸ばしてあげることができます。
私たちの身近にもいる!手癖が悪い人のエピソード2つ紹介!
実は私たちの身近にも手癖が悪い人はいます。ここでは、友人関係や職場でのエピソードを紹介していきます。よほど親しくない限りは、手癖が悪い人であることを見抜くことは難しいので、日ごろから注意することが大切です。
手癖が悪い人①
友人が手癖が悪い人でした。両親もちゃんと仕事をしており、家計が苦しいというわけでもなかったようです。しかし、家に招いたときには自分が大切にしている物や、ハンカチなどの小物を必ず持ち出していくという変わった癖がありました。お店に行ったときなどは、万引きなども平気で行ってしまうタイプで、当時は家が貧乏なわけでもないのに何故?と疑問に思っていました。
それから数年後、知人に「物を盗る人は依存症で理由なんてない」という話を聞きました。当時の彼が、理由もなく万引きをしたり、自分の物を盗っていると思い出すとゾッとしました。
手癖が悪い人②
かつての同僚の女性が手癖が悪い人でした。髪の毛や洋服もだらしなく、洗っていないのか臭うことも多かったです。不真面目な態度で仕事をしていたので、評判も良くなかったのですが、ある日財布から現金が抜かれる事件が職場で起こりました。
職場内の噂では、その手癖が悪い女性が犯人ということでしたが、当人はいつもと変わらず過ごしていました。その後、手癖が悪い女性は業務態度の悪さを何度も指摘され辞めていきました。女性が辞めた後に「実はお金を貸していた」「盗んでいる瞬間を目撃した」という証言も多数出てきたので、恐怖を覚えました。
手癖が悪いの類語2つ!
手癖が悪いの類語を紹介します。今回は盗むということと、悪い習慣に焦点を当て似た意味を持つ言葉に絞りました。
①盗み癖がある
物を盗む癖があることを意味する言葉で、「手癖が悪い」に近い意味を持ちます。「盗み癖がある」は「手癖が悪い」よりも病的なニュアンスが強く、とてもネガティブな言葉です。また、「盗癖(とうへき)」と書き表すこともあります。
②悪習に染まる
悪習に染まるは、周りの悪い習慣が自分にも伝染してしまうことを意味します。物を盗むことだけでなく、暴力や風習など広い意味が当てはまります。周りの影響とはいえ、日常的にネガティブなことを行っていることを指す言葉なので、あまり良い意味を持たない言葉です。
手癖が悪いことを理解し、改善する努力をしよう!
手癖が悪いことを改善するには、まず自分としっかりと向き合うことが大切です。習慣や依存症はすぐには改善しないものですが、諦めずに少しずつ努力していくことが大切です。そして、困ったときに相談できる友人を持っておくことや、相談できる窓口や医師を探しておきましょう。そして、サポートする側や実際に接する人は距離感をしっかりと意識してください。
手癖が悪いことを改善することができれば、より良い人間関係を築くことができます。自分を責めすぎず前向きに改善していき、人生をより良いものにしていきましょう。