2018年07月30日公開
2019年11月17日更新
デジタルパーマと普通のパーマの違いは?パーマヘアスタイル特集も!
デジタルパーマと普通のパーマは、どこが違うのでしょうか。コールドパーマとはなんなのでしょうか。<保存版>パーマり詳しい解説とメリット・デメリット、デジタルパーマにおすすめのスタイルの選び方からスタイリング剤まで、徹底的に解説します。
目次
- 1デジタルパーマとは?普通のパーマとの違いは?
- 2デジタルパーマの【メリット】4選!
- 3デジタルパーマの【デメリット】4選!
- 4デジタルパーマの【失敗しやすい原因】4選!
- 5デジタルパーマの【よくある失敗】4選!
- 6コールドパーマの【メリット】5選!
- 7コールドパーマの【デメリット】3選!
- 8デジタルパーマやコールドパーマがおすすめの人は?
- 9デジタルパーマやコールドパーマに失敗したときの対処法
- 10デジタルパーマの乾かし方
- 11デジタルパーマにおすすめのスタイリング剤7選!
- 12 ・デジタルパーマ【ショート】の人気のヘアスタイル集!
- 13 ・デジタルパーマ【セミロング】の人気のヘアスタイル集!
- 14 ・デジタルパーマ【ロング】の人気のヘアスタイル集!
- 15 ・デジタルパーマ【ボブ】の人気のヘアスタイル集!
- 16 ・デジタルパーマ【ミディアム】の人気のヘアスタイル集!
- 17 ・デジタルパーマ【メンズ】の人気のヘアスタイル集!
- 18パーマ選びは慎重に!
デジタルパーマとは?普通のパーマとの違いは?
美容室で一度はかけてみたいのが、元々の髪質による癖と違う髪形を実現してくれる「パーマ」です。「パーマ」とは「パーマネント」の略語で、「半永久的に、永久に」などという意味を持っています。美容業界における「パーマ」とは、半永久的ではないものの、洗髪しても効果がなくならず持続するように、ヘアスタイルを変えることを指しています。
そんなパーマですが、美容室のメニューを見ると、水パーマ、縮毛矯正、コスメパーマにクリープパーマ、コールドパーマ、デジタルパーマと多くの種類があります。細かな違いをすべて理解している人は、実は、美容業界外にはさして多くありません。
それでも、いまさら訊くのはためらわれる時もあります。なんとなくわかるけれど説明を求められると困るということもあるでしょう。そこで今回は、なかなか人には聞きにくいパーマの種類や選び方、成功の秘訣、はたまた失敗例まで詳しくご紹介します。
デジタルパーマとは
デジタルパーマはホットパーマとも呼びます。デジタルパーマとはつまり、熱を加えて行うパーマのことだからです。デジタルパーマの特徴は、髪を巻くすべてのロットが電極とつながっていることです。
コールドパーマとは
コールドパーマとは昔ながらのパーマのことです。水パーマ、コスメパーマなどもコールドパーマの一種です。ホットパーマ(デジタルパーマ)に対して、電極のない普通のロットを使うパーマのことをまとめてコールドパーマと呼びます。
デジタルパーマとコールドパーマの違いは
つまり、デジタルパーマとコールドパーマの違いは使用するロッドの違いです。電気の力で熱くなるロッドを使うのがデジタルパーマ、コードなどがついていない常温のロッドを使うのがコールドパーマです。
では、使うロッドが違えば、メリットやデメリット、髪質の向き不向きなども変わってくるのでしょうか。ここからは両パーマのメリットやデメリット、失敗しやすい原因の例などを具体的に挙げ、デジタルパーマとコールドパーマの特徴をご紹介します。美容室でのヘアスタイルの選び方の参考にしてください。
デジタルパーマの【メリット】4選!
まずはデジタルパーマのメリットです。デジタルパーマが近年知名度を上げたのは大きなメリットがあるからです。そのメリットを4つに分けてご紹介しましょう。パーマの選び方のコツは、自分に合ったパーマかどうか見極めることです。
デジタルパーマのメリット①パーマの持ちがよい
パーマとは、1液で髪の中のたんぱく質の結合を切り、ロットに巻いたりして形状を変え、2液で新たな結合を完成させることで成立します。では、デジタルパーマはなぜ、わざわざ加熱したりするのでしょうか。髪の形状を変える際、例えばヘアアイロンのように熱を加えて整えると、形状変化の力が増します。また加熱することで、再構成されたたんぱく質がより強固になるのです。
そのため、デジタルパーマは普通のパーマ(コールドパーマ)よりも長もちします。洗髪後雑な乾かし方をしてもあまり伸びたりしません。一般的に半年から1年はもつと言われています。
デジタルパーマのメリット②スタイリングが楽々
長もちするデジタルパーマですから、スタイリングも簡単です。洗髪後の乾かし方のコツは後ほどご説明します。基本のスタイルがキープされていますから、ロングの場合は特に、手櫛でざっと梳かしてスタイリング剤をつければ、スタイリングは失敗知らずです。ショートでも、気になる寝癖は簡単に直せますし、髪が伸びて来ても毛先に自然なカールが残っているためアレンジも楽々です。なお、スタイリング剤の選び方、おすすめ商品も後ほどご紹介します。
デジタルパーマのメリット③パーマがかかりづらい人に
コールドパーマがかかりにくい髪質の方は、パーマの選び方にあれこれ悩まず、即、デジタルパーマを選びましょう。普通のパーマより強固な形状変化が起こりますから、「コールドパーマがかかりにくい」、「コールドパーマだとすぐにとれてしまう」という方でも、デジタルパーマであれば思い通りのふわふわカールヘアを実現できます。
デジタルパーマのメリット④乾かすだけで再現しやすい
デジタルパーマは再現性の高いパーマです。髪が乾燥していても、ダレたりしません。そのため、お出かけ前にはスタイリング剤をつかってあっという間にヘアスタイルを再現できます。ワックスやムースなどの整髪料の中からどのスタイリング剤をおすすめしてくるかは美容師さんの好みによって違います。けれど、デジタルパーマはムースなどの軽めのスタイリング剤で十分だと言われています。
スタイリング剤の乾かし方にコツはいりません。スタイリング剤を付けてくるくると指に巻きつければウェーブが簡単に、しっかりと再現されます。
デジタルパーマの【デメリット】4選!
生まれ持った髪質を変えるのがパーマですから、デメリットも当然あります。ここでは、一見いいこと尽くめに思えるデジタルパーマのデメリットをご紹介します。
デジタルパーマのデメリット①小さく細かなウェーブは苦手
すでにご説明したとおりデジタルパーマのロットには電極がついています。その関係で、デジタルパーマ用のロットは、コールドパーマ用のロッドよりサイズ展開が少なくなっています。つまり、細かなウェーブを作るのが難しいのです。
そのため、想像していたものと出来上がりのスタイルが異なり「失敗だ」と感じてしまう可能性が高くなっています。デジタルパーマをかける場合は、ヘアカタログなどを参考に、デジタルパーマ用ロッドで可能なスタイルを確認しておくと良いでしょう。
デジタルパーマのデメリット②髪へのダメージが大きい
パーマ剤プラス熱で毛髪を構成する組織の連結を変える施術ですから、髪へのダメージが大きくなります。パサつき防止のため、デジタルパーマをかけた後のお手入れが大切です。
また、美容師さんによっては、既に傷んでいる状態の髪にはデジタルパーマをかけてくれません。自宅で髪の染色をしている場合など、ダメージが蓄積しておりデジタルパーマをかけられる状態ではないと判断されるためです。その状態で無理にデジタルパーマをかけると、パーマがかかりすぎて失敗してしまったり、切れ毛の原因になったりします。
デジタルパーマのデメリット③元に戻すには縮毛矯正が必要
半年以上キープできると言われるデジタルパーマを落とすには、縮毛矯正をかける必要があります。縮毛矯正も形質変化の理屈はデジタルパーマと同じで、パーマ剤と加熱で行われます。デジタルパーマをかけた部分が伸びてすべて切ってしまえば生来の髪質がほぼ返ってきますが、一度デジタルパーマをかけた部分は、新たなデジタルパーマをかけるか、縮毛矯正でストレートにするかでしか、状態を変えることはできません。
デジタルパーマのデメリット④料金が高い
特殊な機材を使うため、デジタルパーマはコールドパーマよりも価格が高く設定されている美容室がほとんどです。地域にもよりますが、1万円前後は必要です。また、機材の数に限りがある美容室がほとんどのため、きちんと予約して行かないと恐ろしく待たされる可能性があります。
デジタルパーマの【失敗しやすい原因】4選!
デメリットの中でもご紹介したデジタルパーマの失敗は、どんな場合に起こるのでしょう。主な原因を4つ、ご紹介します。失敗を知ってこそ、パーマ選びのコツが掴めます。
デジタルパーマの失敗しやすい原因①髪が傷みすぎている
髪の傷みは、お手入れ不足やストレス、日焼けなどの生活習慣の中で発生することもありますし、繰り返しの染色、パーマなどでも起こります。特に自分で市販の染色料やパーマ剤を使ってヘアスタイルを変えている場合は「髪にやさしい」「トリートメントタイプ」などと書かれていても、美容室でやってもらう以上の負荷が髪にかかります。
傷んだ髪は、組織が脆くなっています。デジタルパーマは髪のたんぱく質の結合を変異させる施術ですから、すでに結合の脆くなっている髪は、刺激に過剰に反応してしまいかねません。
デジタルパーマの失敗しやすい原因②カウンセリング不足
美容師さんに対して、コミュニケーション力の塊のようなイメージを抱いている人は多いものです。「話しかけられるのが嫌だ」とか「無駄話しない担当さんがいい」とかいうセリフが、SNS上にも溢れています。
しかし、ヘアスタイルは自分自身の問題ですから、その点については要望をはっきりと伝え、意思の相違がないか確認するのが大切です。カタログの写真を見せて「わかりました」と言われたのだとしても、要注意です。髪質の違いや頭の形の違いなどで、同じ施術でも仕上がりは異なります。「髪の量を減らして」「頭のはちを隠すように」などの注意点を伝えるのはもちろん、「傷んでいるので今回はコールドパーマで」「カタログのスタイルは普段の手入れが難しい」等の美容師さんの助言も聞くようにしましょう。
デジタルパーマの失敗しやすい原因③美容師さんと相性が悪い
デジタルパーマは形質変化の強制力の高いパーマですから、担当する美容師さんの技術力も大切です。ロットのサイズや本数、巻く向きなど、様々な知識をもつ美容師さんでなければ、デジタルパーマを成功させることはできません。初歩的な選び方のコツとしては、サイトを利用し、デジタルパーマを得意とする美容室かどうか事前に調べておくようにしましょう。
コミュニケーションが必要ですから、自分と美容師さんの相性はとても大切です。そして、美容師さんと施術の相性も大切です。値段の安さだけで選んで技術のない美容師さんに頼めば、失敗は明白です。
デジタルパーマの失敗しやすい原因④髪質と相性が悪い
デジタルパーマもコールドパーマ同様、髪質によってパーマのかかり具合が異なります。一般に、一番パーマが取れやすいのは、直毛で一切いじったことのない髪だと言われます。つまり、パーマも染色も未経験、生まれつきストレートタイプだという髪質です。このタイプの髪はたんぱく質の結合が強く、健康で復元能力に富んでいます。デジタルパーマをかけても、真っ直ぐに戻ろうとしてしまうのです。
一方、癖毛の髪質は元々カールに向いた髪質です。湿度によって癖毛の度合いがひどくなるようなタイプの髪質であれば特に、カールしやすくデジタルパーマに向いています。ただ、カールしやすいということは予想以上にパーマがかかってしまうということでもあります。望む程度のカールを出すことが難しい面があるのです。
デジタルパーマの【よくある失敗】4選!
原因を考えてみたところで、今度は、具体的な失敗の例をみていきましょう。美容室の選び方はなかなか難しいため、具体的なパーマの失敗例を知って、失敗してしまったらその場で対応できるようにしたいものです。
デジタルパーマのよくある失敗①パーマがかかりすぎた
かかりやすい髪質であったり、かかりにくい髪質だからこそ強くかけ過ぎたりして起こる失敗が、パーマがかかり過ぎるという事態です。「ふわふわにしたかったのにグリグリになっちゃった」「ショートヘアをデジパでくるくるにしたかったのにパンチパーマみたい」という悲劇が起こります。落ちにくいパーマを失敗してしまうと、この先ずっとそのままで誤魔化しようもなく、諦めるとかありません。
デジタルパーマのよくある失敗②ウェーブやカールが出ない
カールが弱く、思っていたスタイルとは違う仕上がりになってしまうこともあります。ゴージャスな雰囲気にするはずがガーリーな雰囲気の弱いウェーブにしかなっていない場合、美容師さんからすれば「パーマかかりましたね。完成です」と言えるのでしょうが、本人にしてみれば「予想と違う!」と大ショックです。
デジタルパーマの失敗で一番多いのは、思ったとおりの髪型にならなかったというものなのです。
デジタルパーマのよくある失敗③髪が傷み過ぎる
負荷の大きいデジタルパーマです。知識としてそのことを知っていても、実際かけてみて「こんなに傷むなんて」とショックを受けることもあります。染めていないのに茶色っぽい髪になったりパサパサしたり。そんな結果になる可能性も否めません。
デジタルパーマのよくある失敗④すぐにウェーブやカールが落ちた
長持ちするのがデジタルパーマのウリではありますが、それでも髪質によっては直後から一週間程度で落ちてしまうこともあります。かけた当夜に自宅でシャンプーをするとかなり落ちやすくなってしまいますし、シャンプーをせずとも落ちてしまうこともあります。
美容室によっては数日間のかけ直し期間を設けています。無料でかけ直してくれるため、施術前に確認しておくと良いでしょう。美容室の選び方のポイントは多かれど、パーマの際はその点も大切です。ただし、短期間で二回もデジタルパーマをかけるということは、それだけ髪を傷めるということでもあります。
コールドパーマの【メリット】5選!
デジタルパーマと比較されるコールドパーマについて、メリットとデメリットをご紹介していきます。コールドパーマとは、電極コードをつながない昔からあるタイプのパーマのことだという説明は既出です。つまりデジタルパーマとの違いは「パーマ液での形質変化」を期待するパーマだということです。
では、まずはコールドパーマのメリットからご紹介していきましょう。
コールドパーマのメリット①根本からパーマをかけられる
デジタルパーマの場合、ロットがかなり熱くなるため、根元近くまでロッドを巻くことができません。頭皮がやけどしないよう、無理のない距離が必要だからです。一方、コールドパーマならば根元まで巻くことができます。そのため、根元から髪全体にパーマをかけたい場合は、コールドパーマを選択するようにしましょう。
コールドパーマのメリット②色々なデザインのカールができる
機材の制限がないコールドパーマでは、様々なタイプのパーマスタイルが楽しめます。そのため、コールドパーマは「デザインパーマ」とも呼ばれています。パーマの選び方の観点として、どんなデザインのパーマをかけたいのか、明確にすると良いでしょう。クシュクシュの細かいカールからふんわり大きなカールまで、コールドパーマであれば自在です。ガラリと雰囲気を変えるスタイルを希望するなら、コールドパーマがおすすめです。
コールドパーマのメリット③髪へのダメージが少ない
デジタルパーマと違い直接的な加熱をしないため、コールドパーマの方が髪へのダメージが少なく済みます。コールドパーマの中には「コスメパーマ」と呼ばれるパーマがあり、これは、パーマ剤が化粧品に分類されているためそう呼ばれています。化粧品ですから、肌や毛髪への負担がかなり抑えられているのが特徴です。
コールドパーマのメリット④スタイルチェンジがしやすい
コールドパーマはデジタルパーマと違い、数ヶ月で落ちることがわかっているパーマです。毛髪の形質変化を起こす作用が小さいためですが、それを逆手に取って考えればつまり、自分の本来のスタイルに戻しやすいパーマであり、他のスタイルに変更しやすいパーマだということです。コールドパーマをかけている髪に、別のパーマをかけ直すことも可能です。
コールドパーマのメリット⑤比較的料金が安め
コールドパーマは細かくたくさんの種類があり、使うパーマ剤によって値段に幅があります。しかし、全般に、デジタルパーマよりは安い値段設定になっています。5千円から1万円以内がほとんどです。美容室を選べば、デジタルパーマ1回の代金で、カットも含め、コールドパーマを2回かけることができます。
コールドパーマの【デメリット】3選!
続いて、コールドパーマのデメリットをご紹介します。
コールドパーマのデメリット①緩やかなパーマしかかからない
コールドパーマでは、ツイストパーマ、スパイラルパーマのように細かで華やかなパーマをかけることができます。しかしコールドパーマのカールは、デジタルパーマに比べてハリのないものにしかなりません。そのため、しっかりとスタイルを決めるには毎朝のスタイリングが大切になってきます。
コールドパーマのデメリット②乾くとカールが弱くなる
コールドパーマでは、洗い髪ではくっきりカールが出ているのに、不思議と、乾かしたらカールが弱くなります。乾かし方の問題ではありません。「そういうものだ」と思って少し強めにかけると、今度は失敗してしまったという例もあります。コールドパーマの特性ですから、それを理解したうえでスタイルを選び、強めのスタイリング剤でしっかりフォローすることが大切です。
コールドパーマのデメリット③持ちが悪い
コールドパーマをかけた当日に、誤ってシャンプーをしてしまうと、パーマはほぼ完璧に落ちてしまいます。洗髪後の乾かし方が雑だと、水滴の重みで伸びてしまったりもします。デジパよりも乾かし方やお手入れに気を使う必要があります。また、シャンプーをせずとも数日で落ちてしまう人の数が、デジタルパーマよりもコールドパーマは圧倒的に多くなっています。三ヶ月も経てば、ほとんどの人のパーマは伸びてしまうため、ヘアスタイルが長持ちしないという問題があります。
デジタルパーマやコールドパーマがおすすめの人は?
ここまで、デジタルパーマとコールドパーマの違い、特徴を見てきました。この項目では、どちらのパーマがおすすめなのか、選び方のポイントをまとめてみましょう。
デジタルパーマがおすすめの人は
デジタルパーマは、以下の点に当てはまる方におすすめです。
・生まれつき直毛の人
・生まれつき直毛でなくとも髪質が硬く、変形しにくい人(三つ編みの跡がすぐとれる、など)
・パーマを長くキープしたい人
・美容室に行く時間がなかなかとれない人
・スタイリングを簡単にしたい人
コールドパーマがおすすめの人は
コールドパーマは、以下の点に当てはまる方におすすめです。
・生まれつき癖毛の人
・生まれつき髪質が柔らかく、変形しやすい人(三つ編みの跡が洗髪するまでもつ、など)
・パーマ等ヘアスタイルを短期間で変えたい人
・美容室にこまめに通える人
・スタイリングにこだわりのある人
デジタルパーマやコールドパーマに失敗したときの対処法
ここまでで、デジタルパーマ、コールドパーマそれぞれの特徴は理解いただけたことでしょう。選び方の難しいパーマですが、特性を理解すれば、恐れることはありません。
しかし、しっかり厳選する慎重な選び方でパーマを頼んだのに、失敗だった場合はどうしたら良いのでしょうか。対処の方法をいくつかご紹介します。
デジタルパーマに失敗してしまったら
デジタルパーマがすぐに落ちてしまった場合は施術した美容室に連絡しましょう。無料でかけ直しできる場合があります。思ったよりかかっていない場合は、その場で美容師さんに相談しましょう。
かかり過ぎてしまった場合は、まずその場で美容師さんに相談することが何より大切です。後日連絡して対応してもらえることもありますが、かかり過ぎに関しては美容室にいる時にすでにわかっているため、後日の対応をしてもらいにくい面があります。
かかり過ぎてしまったり、気に食わないスタイルだったりした時に自分でできる対処法としては、「施術当日にシャンプーをする」「へアアイロンで伸ばす」「洗髪後の髪の乾かし方は、毎日カールをひっぱりながらドライヤーをかける」という方法で、これらはカールを少しずつ落としてくれます。
コールドパーマに失敗してしまったら
コールドパーマに失敗した時も、対処法はデジタルパーマの場合と同じです。コールドパーマ方が、デジタルパーマよりも早く落ち、効果的です。また、コールドパーマは乾いていればカールがゆるくなるため、かかり過ぎであれば、スタイリング剤をトリートメント程度にすると良いでしょう。
デジタルパーマの乾かし方
デジタルパーマもコールドパーマも、乾かし方にそこまで大きな違いはありません。乾かし方のコツの一つ目は、自然乾燥よりもドライヤーで乾かすことです。髪がパーマ剤で傷んでいることを考え、ドライヤー時に使えるトリートメントを使用すると良いでしょう。そして乾かし方のコツ二つ目は、ブラシはパーマ用の目の粗いもの、または手櫛にすることです。普通のブラシを使うと、パーマが伸びてしまいます。
まずは濡れ髪をタオルではさみ、叩くように水気を切ります。その後、カールを引っ張らないよう注意しながらドライヤーで乾かしましょう。
デジタルパーマにおすすめのスタイリング剤7選!
パーマをかけた後はスタイリング剤も、そのスタイルに合ったものに変えましょう。スタイリング剤によっては髪の乾かし方も変わってきます。美容室ではおすすめのプロ仕様スタイリング剤の購入もできますが、なかなかにお値段が張るため、スタイリング剤の選び方はなかなかに難関です。今回は、手軽に入手できるプロ仕様のスタイリング剤からドラッグストアで扱っているスタイリング剤まで、幅広くご紹介します。
ミーアンドハー ミルキィハードジェル
ヒマワリ種子油やシアバター由来の成分がメインです。ジェルと表記されており、スタイリング剤の分類としてはワックスになります。
ウェットで艶やかなヘアスタイルが完成します。特にショートからボブ丈のヘアスタイルの人に人気が高く、コスメ系のサイトでは、ランキング上位の常連です。
マシェリ カールセット ローション
はちみつや真珠由来の成分がメインです。表記通りのローションタイプですから、ワックスよりも髪馴染みが良いタイプの整髪料です。
乾くと感触が硬くなり、ごわごわしていると感じる人もいる商品ですが、マシェリシリーズだけあって女の子らしい甘い香りは秀逸で、根強いファンがいます。静電気を抑える効果があり、ボブからロングヘアの人に人気です。
オブ・コスメティックス ヘアミルクオブヘア
ダメージ修正成分と保湿成分が配合された、バラの香りのヘアミルクです。タオルドライ後に塗布してから乾かします。なお、ヘアミルク全般を使用する場合の髪の乾かし方は、基本的には普段と変わりありません。洗髪にタオルドライをし、ヘアミルクを手櫛等でまんべんなく塗り、その後ドライヤーをかけます。
そこそこの値段ですが、分量通りに使えば数ヶ月もちます。デジタルパーマ髪特有のパサつきをおさえ、ショートからロングまで幅広いパーマスタイルに好まれており、リピーターの多い商品です。
モッズ・ヘア ホットグラマー泡ウォーター ジューシーカール
泡タイプなので馴染みやすいタイリング剤です。濡れ髪に馴染ませてからドライヤーをすることで、スプリングカール成分が、ダメージ補修・保湿効果も果たします。
キープ力が高く、パサついた感じがありません。優しいフローラルな香りで、ショートからロングヘアまで使えます。多くのドラッグストアに並ぶモッズシリーズのため、手軽に入手でき、人気があります。
KOSE SALON STYLE ボタニカルホイップ
天然・植物由来成分80%配合の、優しいパーマ戻しです。泡タイプで、乾いた髪にくしゅくしゅとつけて揉めば、トリートメントとスタイリングが一度でできます。
パーマ戻しとしてはリーズナブルで詰め替え用も売られています。ショートからボブのパーマをくっきりさせるのにおすすめです。香りも天然香料を使用しているため、肌や髪に優しい反面、香りの好みが分かれます。
リアム ヘアボム デザインロック
アミノ酸保湿成分が配合されています。キメの細かい泡タイプで、髪馴染みがとても良いのが特徴です。
しっかり固まり、雨の日にも崩れません。ショートからロングまで、また、ストレートからパーマヘアまで幅広く使えるため、一本あると便利な商品です。
ユニリーバ ラックス 美容液スタイリング ゆるやかウェーブフォーム
三つの美容液成分が配合され、スタイリングしながら美容液並の保湿・補修が可能です。泡タイプで、「ゆるやか」「メリハリ」などカールの種類に合わせて展開されています。
「ゆるやか」は軽い感触でカールをキープします。自然なカールを演出するため、長さを問わずはっきりしたパーマをかけた方におすすめです。
・デジタルパーマ【ショート】の人気のヘアスタイル集!
あごより上の丈で、首筋が美しく見えるスタイルがショートヘアです。洗髪後の乾かし方も簡単で、根強い人気のあるショートの魅力は、ボーイッシュさだけではありません。
ゆったりショートでナチュラルでセクシー
前髪を流したスタイルは、大人っぽく艶やかです。無造作なゆるいパーマも、デジタルパーマなら落ちる心配なく作れます。
女の子らしい艶やかカール
ボーイッシュなイメージになりがちのショートヘアも、柔らかなカールをつけてあげればガーリーに雰囲気になります。優しいイメージのカラーリングも施せば、さらに魅力的です。
・デジタルパーマ【セミロング】の人気のヘアスタイル集!
セミロングとは、鎖骨から胸くらいまで丈のヘアスタイルを言います。扱いやすく、また女らしく見える長さです。
ふんわりカールで女らしく
レイヤーを入れたカットにデジタルパーマをかければ、重い印象にならず、柔らかな雰囲気が演出できます。デジタルパーマの毛先に近い位置のパーマが得意なため、カールのスタート位置を顔周りにするのがおすすめです。はち・えらなどの頭周りのコンプレックスを解消してくれます。
躍動感のあるパーマでできるお姉さん風
はっきりしたカールを細かくいれるときつい印象になりがちです。はっきりしたカールは大きくゆったりと入れると良いでしょう。躍動感のあるスタイルは、快活なイメージを生みます。
・デジタルパーマ【ロング】の人気のヘアスタイル集!
ロングとは、胸より下まで伸びた長さの髪のことを言います。お姫様の髪は大抵ロングですし、一番女らしい髪型とも言えます。お手入れが大変で、絡まりやすいので、縮毛矯正やデジタルパーマをかけておくと扱いやすくなります。
毛先デジパ×ナチュラルヘアカラーで透明感アップ
ロングの黒髪はどうしても重く見えてしまいます。毛先をカールさせて軽さを演出し、ナチュラルカラーのヘアカラーで更に軽く、上品な雰囲気を作りましょう。
外国人風ゆるふわで涼やかに
ラフなウェーブが、外国人風の癖毛の雰囲気を出します。黒髪のままでも良いですし、思い切って明るい色にしても似合います。
・デジタルパーマ【ボブ】の人気のヘアスタイル集!
ボブは、あごよりも長く、肩ら付かないくらいの長さです。寝癖がつきやすく直しにくい長さですので、セット簡単なデジパで楽にきれいになりましょう。
しっとりカールでデコルテ美人
ふんわり揺れるカールと見え隠れするうなじが、セクシーです。デコルテが美しく見えるスタイルは、春夏に最適です。くしゃっとヘアミルクを塗った乾かし方で、女子力高めのナチュラル美人です。
エアリーで可愛らしく
ボブはスタイルが多く選び方が難しい髪型です。小顔効果を狙って、ふわふわエアリーなカールにしてみましょう。髪の量ほ軽くし、パーマで膨らみを抑えれば、膨張して見えるとはありません。
・デジタルパーマ【ミディアム】の人気のヘアスタイル集!
ミディアムとは、セミロングとの見分けが難しいスタイルですが、肩から鎖骨程度までの長さのことを言います。結ぶ機会の増える長さですから、ヘアゴムの癖予防にもデジタルパーマがおすすめです。
ふわふわカールでナチュラルに
柔らかなカールは、女の子を一層柔らかで可愛らしく見せます。ふんわりカールは黒髪でも可愛いですし、明るめカラーだと透明感も演出できます。
ふんわりデジパ×ヘアカラーで大人っぽく
低い位置のカールは大人っぽく見せてくれます。肩からふんわりこぼれる毛先のカールは上品な大人の女性の雰囲気です。カラーを入れて、軽やかなイメージにすれば、堅くなりすぎる心配もいりません。
・デジタルパーマ【メンズ】の人気のヘアスタイル集!
メンズのデジタルパーマを特集しているサイトや、メンズデジタルパーマを得意とする美容室は多くあります。SNSでは「メンズパーマ」と、デジタルパーマもコールドパーマも一緒くたにタグをつけていることもありますが、サイズ感のあるパーマであればデジタルパーマがおすすめです。
2ブロック×ポイントパーマで汎用性抜群
数年前の流行以来定番となった2ブロックですが、いかにもな感じに撫で付けず、毛先にポイントパーマをかけてみてはいかがでしょう。爽やかなスタイルで、オンオフどちらでも違和感がありません。
無造作パーマ×カラーで男の色香
前髪にも柔らかなパーマをかけ、全体をふんわりとさせたジェンダーフリーなパーマはイケメンオーラを増幅させてくれます。ブームが再燃したツイストパーマよりもクールで透明感のあるスタイルです。
パーマ選びは慎重に!
今回はデジタルパーマやコールドパーマなどのパーマについて、詳しくご説明してきました。選び方の難しいパーマですが、デジタルパーマとコールドパーマの特徴の違いは、乾かし方でも見た目でもなく、キープ力の違いに真髄があります。
晴れの日でも雨の日でも風の日でも負けない、艶々の、素敵なパーマスタイルを目指し、失敗しないように、そのスタイルにはどのタイプのパーマが良いか、そして、そのパーマが得意な美容室はどこか、慎重にリサーチしましょう。パーマの得意な美容室で相談すれば、頭の形や髪質に合ったパーマの提案もしてくれますから、慎重な選定と決断力で、お気に入りのヘアスタイルを手に入れましょう。