12月の誕生石は4つ！特徴や石言葉・効果的な持ち歩き方も！

1月から12月までその月にちなんだ誕生石があります。それぞれの石には石言葉が付けられていて、月ごとの誕生石だけでなく、365日全ての日付にちなんだ誕生日石もあります。自分のご褒美に購入しても良いですし、相手の誕生月に合わせて選んで購入するのもいいでしょう。

1月～12月に各月の誕生石が1つ以上あります。それぞれの月に生まれた人のお守りや護符としての役割や、特定の効果があるパワーストーンとして用いられます。指輪やネックレス・ピアスなどの身に付けるアクセサリーとしたり、家の中に置くインテリアとしたりする場合があります。

古代文明で高僧が裁判の時に身に付けた胸当てに縫い止められた12の宝石が元になり、誕生石が選定されたという言い伝えがあります。また、キリスト教徒が信じている新約聖書に書かれた物では、エルサレムの城壁の12の門にあった宝石がそれぞれ誕生石になったと言われています。現代では、宝石商の組合で決めた各月の誕生石が基準となっています。

12月の誕生石は他の月に比べると多いです。ターコイズが最も有名で、他にラピスラズリ、タンザナイト、ジルコン（ブルージルコン）の4種類です。何故このように多いのかと言うと、各国で入手できる事情や、それぞれの国の販売戦略が影響していると言われています。

アメリカの宝石組合が決めたのがターコイズですが、産出国などの関係や国などの地理的な問題から国内に流通しにくいことがあります。また、他に豊富に扱える宝石がある場合は、他の石が優先されることもあるからです。日本の場合は、3月の珊瑚と5月の翡翠が追加されています。

12月の誕生石のタンザナイトについて、特徴や石言葉、パワーストーンとしての効果などを詳しく説明します。深みのある濃い青を好む方におすすめですが、石言葉から選んでも良いでしょう。

タンザニアの鉱山でルビーを探していたところ、全く違う青紫石を見つけた所から、タンザナイトと名付けられて宝石としての価値が見いだされるようになりました。タンザナイトの特徴は、タンザニアの夕暮れ時の空にちなんで名付けられた石で、品質の良い物ほど内包物がない透明感があり、色味が濃いです。タンザナイトを見る角度によって青みが強く見えたり、紫が勝って見えたりすることがあります。同時に青と紫が見える物や、紫と赤が見られる物もあります。

タンザナイトの石言葉は、「生きる喜び」・「価値の創造」・「逆転」です。タンザニアの夕暮れ時の深みのある青紫の空の色に例えられていることから、一日が無事に終わって生きる喜びを実感するのを表していると考えられます。逆転という石言葉については、見る角度によって色の様子が違って見えることからと思われます。価値の創造という石言葉は、偶然の発見でタンザナイトが見つかったことに由来するのかもしれません。

タンザナイトのパワーストーンとしての効果は、人々に喜びと希望を与えることです。タンザニアの夕暮れ時の空を表すことから、1日の活動でぐったりと疲れた人を癒やして活力を補給する効果もあると言われています。

12月生まれの方は、周囲の人に喜びを与える使命があります。12月生まれの人が身に付けることで、タンザナイトのパワーストーンの効果を借りて、多くの人に生きるための力や人を楽しませるための力を発揮できるでしょう。魅力を増して人気者としても活躍できます。

タンザナイトは希望に溢れる夕暮れの空を示していることから、夕方から明け方までの人を癒やすエネルギーを蓄えているとみられています。12月生まれの人がパワーストーンとして付けることで、周囲の人を優しく支える強い心が養われ、多くの人を助けることができるでしょう。

12月の誕生石の1つラピスラズリについて詳しく紹介します。ラピスラズリの特徴や石言葉、パワーストーンの効果や12月の人が付けるとどのような効果を及ぼすか、それぞれの項目ごとに説明します。

ラピスラズリは和名で瑠璃とも呼ばれ、独特な深い青色が特徴です。ラピスラズリの名前は、ラピスが「石」の意味で、「ラズリ」が群青の空の色という意味です。石によっては、金色の結晶が入る物もあります。魔除けとして知られ、古代エジプトの王ツタンカーメンのマスクや、日本の中尊寺金色堂の止め金具の装飾にも使われています。

ラピスラズリの石言葉は「王者」・「星の導き」・「栄光」です。古代エジプトで王のマスクに使われたことから、王者や栄光の石言葉が付いたと考えられます。星の導きについては、青色の中に金色の結晶が入り、星がきらめいて魔除けとしてのパワーを放っているように見えることから付けられたのかもしれません。

ラピスラズリには人を守護する効果が強く、12月生まれ以外の方でも用いられることがあります。お守りに持つ運気を挙げるには、パワーストーン同士を組み合わせると効果が高くなると考えられています。

12月の誕生石にはラピスラズリとターコイズがあります。パワーストーンのお守りのランキングでは、この2つのパワーストーンの組み合わせがナンバーワンになっています。12月生まれの方で、厄除けやお守りに持ちたい場合におすすめしたい組み合わせです。

ラピスラズリには、中心になって人を率いて実行する力があります。12月生まれの人には集団のリーダーとしての使命があると言われていて、ラピスラズリを身に着けることで、統率する素質を導き出す効果があります。

12月の誕生石の中で、最も有名なパワーストーンがターコイズです。ターコイズの特徴や石言葉や効果、12月生まれの方の使命と持つ意味について説明します。

ターコイズは、日本語に訳すとトルコ石です。トルコで産出されたのではなく、トルコの周辺国で採掘されてトルコから十字軍を通じてヨーロッパ全土に広がったことから着けられました。水色から緑色のような透明感のない石で、ひび割れのような金色の模様が入る物もあります。ヨーロッパでは青みが強い色が人気があり、アラブ諸国では緑色に近い色の方が人気です。

ターコイズの石言葉は「冒険心」・「成果」・「突破」です。トルコ石は古代から魔除けの仮面やお守りとして使われてきました。特に13世紀頃の十字軍遠征で戦いをした時には、落馬事故を防ぐためにトルコ石を持って戦ったと言われています。そのため、戦いに関する石言葉が付けられたのではないかと言われています。

ターコイズはお守りや護符としての効果も高いです。しかし、ターコイズには、新しいアイディアをひらめかせたり、使いやすいように工夫ができたりする新しい分野への挑戦を助けるパワーストーンとしても知られています。クリエイティブ系の職業の人が仕事運を向上させるにも向いています。まだ誰も挑戦したことがないことでも成果を出せるようにしたい場合に役立つパワーストーンです。

12月生まれの方の使命は「物事の発展を加速させる」ということです。12月生まれの人は発想が大胆で、それまでに比べて革新的な動きを見せます。12月生まれの人が関わった分野について、歴史的な発見をして、物事を大きく発展させることもあります。ターコイズは、12月生まれの人の持って生まれた才能を引き出すことができるでしょう。

12月の4種類目の誕生石はジルコンです。他の12月誕生石が全てブルー系のためか、ジルコンの中でも特にブルージルコンを12月の誕生石に挙げる場合が多いです。ジルコンの特徴と石言葉、12月生まれの方が持つ効果などについても説明します。

ブルージルコンの特徴は、透き通ったような美しい青色をしています。ジルコン自体はダイヤモンドの代わりとしても使われることがあるため、美しい光沢が特徴です。ペルシャ語の金色から名前が付けられました。ブルージルコンは別名ヒヤシンス石とも呼ばれています。石の美しさから、ギリシャ神話に出てくる美少年が変化したヒヤシンスにちなんでいると言うことです。

ジルコンの石言葉は、「煌めき（きらめき）」・「想像」・「可能性」です。煌めきは、ダイヤモンドに似てまばゆく輝くことから来ています。昔の人は、ジルコンの輝きがなくなると人を守る力がなくなり、危険なことに遭うことがあると信じていたと言うことです。ジルコンは知恵や名誉をもたらすことから、想像力や可能性を秘めている石と考えられていたようで、石言葉が付けられたと考えられます。

光の屈折率が他の宝石よりも高めのため、綺麗に強く光り輝きます。輝きが強いことから、幸運を招くお守りの効果があると信じられています。まばゆい光が物を作り出す力にも例えられ、物を作り出す職業に就いている人を助ける効果があるパワーストーンとも言われています。

12月生まれの使命は「創作で人の心を動かす」です。12月生まれの人はクリエイティブな分野で活躍をする人が多いといわれています。作家や画家、音楽家など想像力や物事を作り出す力、決断する実行力をサポートして活躍させる効果が強いです。職人やクリエイティブ系の職業の人には、12月の誕生石のブルージルコンが向いているでしょう。

12月の誕生石をパワーストーンとして身に付ける方法を4つ挙げます。ビーズ状のパワーストーンをテグスで繋いで、ブレスレットにする方法が一般的です。それ以外に指輪やネックレス、イヤリングやピアスなどで身に付ける方法や持ち歩く方法もあります。金属アレルギーで指輪やネックレスなどのアクセサリーを用いるのが難しい方でも心配ありません。

ネックレスで身に付ける場合は、のどの近くに誕生石がくることになります。のどには第五チャクラがあり、12月の誕生石で言えば、特にラピスラズリが活性化する力が強いと言われています。ただ、第五チャクラはブルーの色に強く引き合うので、同じ12月の誕生石・ターコイズのネックレスも効果があると言われています。人付き合いの苦手な人は、ネックレスを付けて第5チャクラを活性化させるとコミュニケーションが上手く取れるようになるということです。

ネックレスのコードやチェーンを長くして、みぞおち付近に誕生石が来るようにすると、みぞおち付近にある第3チャクラを活性化することも可能です。ネックレスで第3チャクラを刺激すると気持ちが前向きで明るくなる効果もあります。黄色のイメージのチャクラなので、長めのペンダントなら12月の誕生石のブルージルコンではありませんが、黄みがかったジルコンを選ぶのもおすすめです。

誕生石を身に付けるのにイヤリングやピアスを選ぶのもおすすめです。比較的安価に購入できますし、付け慣れない石でも小さいのでコーディネートをして浮くこともないからです。耳にパワーストーンが付けていると、情報を集める効果が高くなると言われています。理解力や物事を整理して自分の物にする力も上がるので、判断力もアップするでしょう。

指輪として身に付ける場合は、手首に付けるブレスレットと同様の効果が期待できます。指輪を付けることで、情報を発信する力と、受信して身に付ける力が強まるでしょう。

指輪を付ける指によっても違った効果があります。中指に指輪を付ける場合は、ひらめきなどの直感が働いたり、物事を作る力が増したりする力があると言われています。左手の小指にピンキーリングとして指輪を付ける場合は新たな出会いがあるので、お付き合いする方を探している場合は小指に指輪をはめると良いでしょう。

薬指に指輪をしても同様の効果がありますが、既に決まった相手がいると思われてしまいます。薬指への指輪は避けた方が良いでしょう。

金属アレルギーのある方や、学校や職場の決まりでネックレスなどのアクセサリーを付けるのが禁止されている場合は、お守りとして誕生石を持ち歩くと良いでしょう。匂い袋などのような小ぶりな巾着に誕生石を傷つかないように入れ、ポケットやバッグに持って身に付ける持ち方で構いません。

複数のパワーストーンを持ちたい場合は、1つに付き1つの袋に入れるようにしましょう。複数入れると持ち歩きをしている間にぶつかり合って、硬度の低いパワーストーンが欠けてしまう心配があるからです。

ネックレスの場合はチャクラなどを考えた身に付け方などを紹介しました。しかし、自分が心地よいと思う方法が一番良い方法ですので、自分の感覚を大事にしましょう。不快な気持ちがする場合には、すぐに外し自分が付けていてとてもリラックスできたり、しっくりくる付け方だと実感できたりする所を探して見ましょう。誕生石と一緒にいることで心地よい気分になれば、石と波長が合って働きかけがあり、より強い効果が期待できるでしょう。

12月の誕生石を選ぶには、4種類あるので迷う方もいるかもしれません。直感で素敵だと感じた石を選んで、ネックレスや指輪、お守りなどで身に付けると良いでしょう。それぞれの持つ効果や石言葉に理解を深めて、自分を助けてくれるパワーストーンとして肌身離さず持ち歩きましょう。