同棲する部屋の選び方!間取りや家賃などおすすめは?
同棲したいと思った時、まず何から考えますか?家賃、部屋の数、間取りや環境などありますが、同棲するカップルにおすすめの広さや、家賃相場はいくらくらいなのかをまとめて紹介します。1LDK、2DK、1DKなどの間取り別に家賃相場や部屋のポイントをまとめています。
目次
同棲する部屋選びは超重要!慎重に選ぼう!
これまで一人暮らしだった人や、実家で暮らしていた人が、同棲を始めるとなると、とても楽しみな気持ちが大きくなります。仲の良いカップルが、結婚へ向けた準備のための同棲もあれば、とりあえずはお試しで同棲してみようということもあります。
そんな時にどんなカップルでも、嬉しさやその場の雰囲気で、同棲する部屋を選んではいけません。同棲する間取り選びが失敗してすぐに別れてしまうということにならないためにも、まずはカップルで、どんな部屋に住みたいのか、実際にはどのくらいの広さがあればいいのか、いくらくらいの家賃なら無理がないのか、といった話し合いをして、慎重に物件を選ぶことが重要です。
同棲する部屋の選び方の基準6選!
①家賃
同棲することになったら、一番大切なのが間取りや環境ではなく、家賃の負担をどうするかということです。二人で話し合い、半分ずつにするのか、彼が家賃をだして、光熱費などは彼女の負担にするのかといった、現実的な話し合いが必要です。同棲しても家賃は毎月かかる費用なので、同棲をする前にお互いがいくら負担するのかを話し合って決めておきましょう。
家賃にいくらかけるのが暮らしていく上で無難なのかという目安は、手取り収入の1/3以下に抑えるのが一般的です。同棲の場合なら、二人合わせて35万円の手取り月収があるのであれば、10~11万円くらい、どちらかが学生で収入がアルバイト代くらいであれば5~7万円といった家賃も考えられます。食費は別々の財布にしていても、同棲の基本としてかかる家賃負担は、きちんと話し合っておきましょう。
②間取り
同棲する時の部屋選びの基準は、間取りも大切です。南向きの窓は欲しい、玄関には折りたたみ自転車を置きたい、トイレとバスは独立したものがいいなど、二人でそれぞれの希望する間取りはあると思います。
間取りというよりも、ソファをおける場所が欲しいとか、本をたくさん収納できる納戸が欲しいとか、間取りの希望をお互いに出し合ってみましょう。最初は別々の希望の間取りがでてきても、お互い譲れる部分とそうでない部分がでてくるので、二人で確認しあってから不動産会社に出向く方が、より希望に近い物件の提案をしてもらえます。
③部屋の数
一人暮らし以上に同棲で重要なのが、間取りと合わせて部屋の数になります。いくら家賃が安い物件だからといって、1部屋しかないのでは、二人の荷物であふれてしまうこともあります。仕事の時間帯が違うから寝室は独立した部屋がいい、在宅での仕事をするから仕事部屋は確保したい、大き目の1部屋があれば生活上問題ない、など実際にそこで同棲する二人が暮らしていることを想像してみてください。
将来的に結婚を考えているのであれば、子ども部屋を確保していおくという方法もあります。仮に同棲を解消しないまでも、別々になれるスペースがあることで、別れずに長く同棲することができるという考えもあります。
④部屋の雰囲気
部屋の雰囲気は、お互いの希望やインテリアの好みが別などで一致しにくいかもしれません。窓が大きな明るい部屋、収納がたっぷりある部屋など、お互いに希望があると思います。
今使っている照明器具を活かしたい、ダイニングテーブルではなくコタツを置けるような部屋がいいなど、お互いの好みの部屋の雰囲気を話し合ってみましょう。インテリアショップなどを、二人が別々ではなく、同棲する前に一緒に見に行くというのも、好みを知るきっかけになります。
⑤設備・環境
同棲すると気になるのが、トイレとバス、キッチンといった水回りの設備です。ユニットバスは避けたいという希望だけでなく、キッチンにはコンロが2つは欲しい、冷暖房がすでに完備されているのが望ましいなど、設備面も同棲するのには大切な基準になります。
また同棲をするといっても女性が一人になる時間もあるから、1階の部屋は避けたいとう防犯上の理由や、二人とも電車を利用しての通勤になるから駅の近くがいい、夜の仕事だから昼間は静かな環境がいいといった周辺環境についても、間取りなどと合わせて同棲する前に考えておきます。
⑥構造
同棲する部屋選びの基準として、建物の構造もあります。耐震性はどうなのか、家賃が安ければ多少築年数が経っている物件でもよいのか、3階や4階になるならエレベーターはあるのかといったことも、見逃せないポイントになります。同棲予定の物件を内覧した時には、部屋の中の間取りや設備だけでなく、建物の入り口や周囲といったところも見せてもらい、自分たちの目でチェックするようにしてください。
同棲部屋の選び方①1LDKがいつも一緒にいたいカップル向き
1LDKはどんな部屋?家賃の相場は?
1LDKは1つの部屋と、リビングと食事のできるダイニングに、キッチンが揃っている間取りです。1部屋しかないのかというと、リビングダイニングキッチンで8畳以上のスペースがある間取りになります。1つの部屋をベッドルームにして、リビングにはソファ、ダイニングにスぺースがあればテーブルを置けば、1LDKでも二人で生活するのには十分な広さがあります。
家賃の相場は10~11万円で、若いカップルでも、二人で半額ずつ負担しても、生活が苦しいということはないくらいの家賃相場といえます。日ごろ無駄遣いをしなければ、1LDKで同棲しながら、いくらかは貯金することも可能そうです。
1LDKのメリット・おすすめポイント
1LDKで同棲するメリットは、どちらかがキッチンで料理をしていても、相手がどこにいるのかが分かり、いつでも近くに存在を感じていたいカップルにおすすめです。くつろぎのスペースを確保しつつ、休日がずれたり、朝起きる時間が違う二人であっても、1部屋を寝室にしてしまい、リビングを区切ることで、眠っている相手を気遣うこともできます。
1LDKのデメリット・不便なところ
1LDKのデメリットは、収納スペースが限られるので、荷物の多いカップルの同棲だと、家の中が散らかりやすくなるかもしれません。また同棲に慣れてくると、料理は彼女に任せきりで、彼の方は背中を向けてテレビゲームに夢中になってばかりという状況になりやすいです。ほどよいスペースがあるので、それぞれの居場所ができてしまって、それぞれの生活ペースを維持できてしまうという面もあります。
またちょっと贅沢な一人暮らしをしたい人にも人気のある物件ということで、やや家賃が高い傾向にあることになります。
1LDKを選んだカップルの口コミ
- 寝室と生活するスペースが別になっていることで、仕事の時間が違う二人でも、問題がなかった。
- トイレやお風呂に入るときには、寝室を通らずに行ける間取りがおすすめ。
- 収納したいものが多いので、もう1部屋欲しい感じがする。
- 二人でリビングで過ごす時間が長く、居心地がいい。
同棲部屋選の選び方②2DKは1人の時間を大切にしたいカップル向き
2DKはどんな部屋?家賃の相場は?
2DKは仕切られた部屋が2つと、ダイニングキッチンがある間取りです。ダイニングキッチンは6~10畳の広さがあり、同棲するなら食事は一緒にしつつ、2つの部屋の活用方法は、カップルで相談して自由に使うことができます。
2DKの家賃相場は、9万円前後です。若いカップルでも負担がしやすいかもしれません。ある程度収入がある二人なら、数年は2DKで暮らして、いずれもっと広い所に引っ越す費用を毎月いくらか貯蓄に回したり、旅行や趣味にお金を使うということも可能です。
2DKのメリット・おすすめポイント
2DKのメリットは、2部屋あるので1部屋ずつ個人スペースとして確保することもできます。どちらかが在宅で仕事をしているというカップルなら、1部屋は仕事部屋、もう1部屋はプライベートなくつろぎ部屋や寝室にということができます。2部屋が独立して収納スペースがあるので、比較的荷物も片づけやすいです。
2DKのデメリット・不便なところ
2DKは、部屋を一人ずつで使うことにすると、2人で過ごす場所がダイニングのみとなります。広めのダイニングキッチンならくつろげますが、個室を重視してしまうと、せっかく同棲していても同居人というくらいになって、顔を合わせる時間が減りがちになります。またそれぞれの部屋の冷暖房などを使うことで、光熱費などがやや高くなります。
2DKを選んだカップルの口コミ
- それぞれの部屋が同じくらいの広さで、大きな家具の置き場所に悩みました。どこか1部屋広さがあるといいかな。
- 1部屋はお互いの荷物を置いてクローゼットのように使うことで、もう1部屋は寝室としてベッドを置いて、快適に暮らしています。
- 仕事の時間帯が違いますが、お互いの睡眠もしっかりとれて、ダイニングにメッセージなどを残したりしています。
同棲部屋の選び方③1DKは貯金をしたいカップル向き
1DKはどんな部屋?家賃の相場は?
1DKは1部屋と4.5~8畳のダイニングキッチンがある間取りの部屋です。同棲すると個人のスペースは確保しにくいですが、1部屋は寝室兼リビングという使い方が一般的で、常にお互いの距離感が近くにある部屋になります。東京都内でも1DKなら6万円くらいからの相場で借りられるので、二人で折半すれば3~4万円ずつと一人暮らしよりも、低予算ですむこともあります。
1DKのメリット・おすすめポイント
1DKは家賃相場が安く、今は貯金をして将来的に家やマンションを購入したいなどの夢があるなら、貯蓄に給料を回すことができます。また部屋数が少ないので、暖房や冷房の効率もよく、光熱費を抑えることも可能です。食事をするときも、くつろぎの時間もそばに居ることになるので、常に一緒にいたいカップルにおすすめです。
1DKのデメリット・不便なところ
1DKになると、二人分の収納が確保しにくいというデメリットがあります。また家賃がいくらか安いものが多いというのは、築年数が古い物件が多く、使い勝手がよくない部分もありえます。広さが限られるので、友だちを招いたり、この場所で仕事をしたりということはできにくくなります。
1DKを選んだカップルの口コミ
- 結婚を前提に彼の住んでいる部屋に入り込みました。収納スペースがなく狭さを感じます。
- 部屋数がないので、ケンカをしても大抵仲直りができます。
- 家賃も手ごろで、1Kよりは広かったので決めました。今のところ問題ないですが、いずれは引っ越す予定です。
同棲部屋の選び方④2LDKは結婚を見据えたカップル向き
2LDKはどんな部屋?家賃の相場は?
2LDKは、2つの独立した部屋と10畳以上のリビングダイニングキッチンがある間取りです。かなり広々としている部屋で、リビングにソファを置いて、2部屋の1つは寝室や仕事部屋に、もう1部屋は収納スペースや趣味部屋といった、自由なアレンジがしやすい間取りです。
家賃相場は、10万円以上になってきます。通勤に便利、日当たりが良いといった物件になれば、子育て世帯を見込んで、いくらか高くなり13~15万円前後になることもあります。家賃負担は一人暮らしをしていた時と変わらない、あるいは半額負担となると、今までよりも家賃が浮くという場合もあるかもしれません。
2LDKのメリット・おすすめポイント
2LDKの部屋は、いずれ子どもをつくりたいと考えているカップルにもおすすめです。同棲スタート時には、物置スペースにしていた1部屋を、育児と子どものための部屋という間取りに変更しても、もう1部屋は寝室のまま自分たちのプライベートも確保できます。また、友だちを招いてホームパーティーができるくらいのリビングダイニングがあるので、仲間とも楽しく過ごす時間も欲しいというカップルにおすすめです。
2LDKのデメリット・不便なところ
2LDKのデメリットは、それぞれに過ごす時間や別々のスペースもあるので、お互いの存在を気にしなくなりやすいということがあります。それが暮らしやすいということもありますが、同棲をしたのにすれ違いの生活のままということにもなり得ます。
結婚後も二人で暮らすには広さは十分ですが、どちらかが仕事を辞める、転職する、子育てをする、という状況になった場合、家賃負担の問題がおきます。現状だけでなく、将来的なことも話し合っておく必要があります。
2LDKを選んだカップルの口コミ
- 結婚前にお互いを知るために2LDKで同棲をスタート。二人では広すぎて、同棲なのでもう少し狭くてもよかった。
- 二人で住むのに広さを確保したくて2LDKに。住み心地は快適だけれど、広さがあるので掃除が面倒です。
- 結婚前に同棲を始めました。ケンカをしても、少しでも離れて冷静になれるので、ワンルームを避けて良かったです。
同棲部屋の選び方⑤1Kはとりあえずの仮の宿
1Kはどんな部屋?家賃の相場は?
1Kは1部屋とキッチンがあるのみのシンプルな間取りです。家賃は6~8万円前後で経済的ではあります。間取りや環境よりも、まずはいくらかでも家賃が安いところで、同棲を始めたいというカップル向きな部屋になります。
1Kのメリット・おすすめポイント
1Kは家賃が安いということ、食事も眠る時もかなりくっついて過ごすことになるので、体が密着するように過ごしたいカップルにおすすめです。また、とりあえず一人暮らししている彼の家で一緒に暮らし始めて、ゆっくりと別の物件を探すという場合も使うことができます。
1Kのデメリット・不便なところ
1Kはプライベートな場所がありません。お風呂とトイレが一緒の物件もあり、気を使う場面が多くなります。ケンカをしてしまっても、すぐそばに相手がいます。また二人分の収納スペースがないので、荷物があふれてしまうこともあります。また食事をする場所、寝る場所が一緒になってしまい、生活時間が違う二人にはおすすめできません。
1Kを選んだカップルの口コミ
- リノベーションした1Kなので広々としています。今のお互いの収入にはこのくらいですが、結婚したらもう少し広い所で暮らしたいです。
- 彼が私の部屋で暮らすようになりましたが、別れて過ごせるスペースもなく、だんだんと苦痛を感じることもあります。
- 1Kでの二人暮らしは無謀かと思いましたが、お互い荷物もそれほどなく、前よりも顔を合わせることが増えて悪くないです。
同棲部屋の選び方⑥パターン別おすすめ間取り4選!
①一番人気の間取りは2DK
2DKであれば、それぞれのプライベートなスペースを確保することができ、キッチンの広さもある程度確保されるので、二人分の食事も作りやすいです。1人では負担に感じる家賃も、カップルで出し合うことで、それほど負担にならないというのもポイントです。
もしケンカをしてしまっても、一晩は顔を合わせずに眠ることもでき、お互い冷静になって翌日には食事をしながら仲直りしやすくなりますよ。
②ラブラブカップルの同棲なら1LDK
リビングダイニングの広さがあるので、おしゃれなインテリアにして、くつろぎの時間も一緒に過ごせて、寝室は1つになるので、当然一緒に眠ってというライフスタイルになるので、ラブラブさを維持しやすい部屋です。手をのばせば届く場所に、彼、彼女に居て欲しいという二人なら1LDKです。
③とにかく家賃を安く抑えたいなら1DK
1Kでは広さが足りない、食事くらい落ち着いて食べられる広さが欲しいと考えるカップルなら、1DKです。家賃予算を安く抑えて、いくらかでも貯金したい、旅行やグルメに使いたいということができます。
④結婚後も暮らす予定なら2LDK
同棲から結婚生活に移行しやすいのが、2LDKです。どちらかが在宅で仕事をしていてもそのスペースも確保でき、それでいてくつろぎや眠る場所も確保でき、二人のライフスタイルに合わせた空間づくりができます。子どもが増えた場合でも、そのまま暮らすこともできやすい間取りです。
同棲する部屋は二人でしっかり話し合おう!
ラブラブなカップルでも、ケンカして、相手とは別の空間で過ごしたくなることがあります。そうしたスペースがあると、同棲も長続きしやすくなります。勢いやその方が便利というだけで、同棲をスタートさせずに、二人でしっかりと話し合って、同棲する物件を選んでください。