ストックの花言葉を色別に紹介!花束でも大活躍な魅力とは?

寒い冬から春にかけて色とりどりの可愛いお花を咲かせてくれるストックは、お庭やお部屋のアクセントとしても贈り物としても大活躍し、豊富な花言葉も魅力のお花です。見た目はもちろん、甘い香りが人気のストックについて、その種類や開花時期、多彩な花言葉をご紹介いたします。

ストックの花言葉を色別に紹介!花束でも大活躍な魅力とは?のイメージ

目次

  1. 1ストックの花言葉を知っていますか?
  2. 2そもそもストックはどんな花?和名は?
  3. 3ストックの花言葉を色別に紹介!
  4. 4ストックの花言葉を咲き方別に紹介!
  5. 5ストックの花言葉!英語圏ではどうなる?
  6. 6ストックの花言葉の由来とは?
  7. 7ストックの開花時期・見頃の時期を紹介!
  8. 8ストックの花束の魅力や人気の理由を4つ紹介!
  9. 9美しい花言葉を持つストックを好きな人に贈ろう!

ストックの花言葉を知っていますか?

ストックのアップ

ストックの花言葉をご存知ですか?

ストックは、すっと伸びた茎にたくさんの可愛らしいお花を咲かせる植物です。甘い香りとともに春の訪れを感じさせてくれます。

花束として活躍することも多いストックは、ストック全般のもの以外にも色や咲き方によって豊富に花言葉があることでも人気です。

魅力いっぱいのストックの種類や特徴を花言葉と合わせてご紹介していきたいと思います。

そもそもストックはどんな花?和名は?

布

真っすぐ伸びた1本の茎に穂のようにいくつもの花が咲くストック。名前は英語で「茎」を意味する ”stock” から来ています。

和名は、紫羅欄花(アラセイトウ)。この珍しい花名には、こんな由来があるとされています。

ストックはもともと南ヨーロッパが原産で、江戸時代に日本に渡ってきたました。その際、葉や茎に生えているうぶ毛がラセイタというポルトガルの布地に手触りに似ているため「葉ラセイタ」と名付けられ、それが訛って「アラセイトウ」になったといわれています。

ストックは、アブラナ科アラセイトウ属の花の総称で(バージニアストックのみマルコルミア属)、高さ20~80cmほどに育つ多年草ですが、日本では、冬から春にかけて開花する秋蒔き一年草として扱われています。甘い香りがあり、花の種類が減る季節に開花期を迎えることから、花壇や鉢植えとして親しまれています。また、花持ちがよいため、花束やアレンジメントにも多く用いられています。

ストックの花言葉を色別に紹介!

ハートのメッセージ

ストックの花色には、紫やピンクを始めとしたさまざまな種類があり、その鮮やかな色合いと美しい姿で私たちの目を楽しませてくれます。

そんなストックの花言葉には、ストック全般のものと色別のものがあります。

花色の豊富なストック。それぞれの花言葉を知り、花束をプレゼントするときや自分のお部屋に飾るときなどに活用してみると面白いですね。

ストック全般の花言葉

ストック畑

まずは、ストック全般の花言葉です。「永遠の美」「愛の絆」「豊かな愛」「求愛」などがあります。

愛を表す花言葉を持つストックは、結婚式などのお祝いの席でも活躍するお花です。見た目もふんわりとして愛らしいストックの花束は、女性の可愛らしい魅力を引き立たせてくれるはずです。

赤いストックの花言葉

赤いストック

赤いストックの花言葉は「私を信じて」です。

ストックと言えば、淡い色をイメージされる方も多いかと思いますが、赤いストックも情熱的でとてもきれいですね。花言葉にも強いメッセージを感じます。恋人への贈り物にもぴったりですね。

白いストックの花言葉

白いストック

白のストックの花言葉は「思いやり」、そして「ひそかな愛」です。

どんな場面にも花を添えてくれる白いストックのイメージどおり、控えめな優しさを感じる花言葉ですね。ほかのお花との相性もよく、アレンジしやすいところがこの花言葉によく似合っています。

紫のストックの花言葉

紫のストック

紫のストックの花言葉は「おおらかな愛情」です。

ストックには薄い紫から濃いめの紫まで、美し紫色が揃っています。そんな選択肢の広さにもおおらかな懐の深さを感じますね。紫系のストックで作った花束も素敵です。

黄色のストックの花言葉

黄色いストック

黄色のストックの花言葉は「さびしい恋 」です。

明るいイメージの黄色が「さびしい」というのは少し意外な気がしますが、ストックの愛らしい魅力をもってすれば、恋人にも、重くならず素直に寂しさを伝えられるような気がしますね。

ピンクのストックの花言葉

ピンクのストック

ピンクのストックの花言葉は「ふくよかな愛情」 です。

ストックの魅力を最大限に楽しめるピンク色のストックは、穏やかであたたかな愛を感じさせる花言葉を持っています。紫と同じく、薄いものから濃いもの、黄味のピンクから青味のピンクまで色味が豊富なのもいいですね。

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ストックの花言葉を咲き方別に紹介!

LOVE

ストックには一重咲きと八重咲きのものがあります。

お花屋さんなどでよく出回っているのものは八重咲きが多いのですが、種から何本ものストックを育てた場合、一重と八重は50%の確率で混在して開花するそうです。

一重咲きのストックには自然で素朴な可憐さがありますし、八重咲きには花束などに似合うあふれんばかりの可愛らしさがあります。

ストック全般の花言葉や色別の花言葉以外に、一重咲き、八重咲きそれぞれの花言葉もありますので、シチュエーションに合わせて使い分けてみるのもおすすめです。

八重咲きのストックの花言葉

八重咲きストック

八重咲きのストックの花言葉は「永遠に続く愛の絆」です。

八重咲きのストックは、花びらが重なりボリュームのある美しさが魅力ですが、一重咲きと違って種を持たない一年草です。そのため、花粉がほとんどなく、花が長持ちすることがこの花言葉の由来となったそうです。

一重咲きのストックの花言葉

一重咲きストック

一重咲きのストックの花言葉は「逆境に克服する力」です。

一重咲きのストックは、シンプルで素朴な姿が魅力です。一重咲きのストックは八重咲きと違い、多くの花粉があり、種を作ることができます。そのため、花の持ちが八重咲きよりも短いのが特徴です。また、八重咲きに比べて低めの位置に花を咲かせる健気さが、この花言葉の由来となったそうです。

ストックの花言葉!英語圏ではどうなる?

結婚

南ヨーロッパ原産のストックは、日本はもちろん、海外でも人気の高いお花です。

花言葉は、日本で使われているもの以外に、独自の由来を持つ英語圏特有のものもあります。「Lasting beauty(永遠の美)」「bonds of affection(愛情の絆)」「contentment(満足)」「promptness(迅速さ)」など、日本語の花言葉に近いものもあれば、まったく違うものもあり興味深いですね。

日本後の花言葉にもある「bonds of affection(愛情の絆)」という花言葉。イギリスなどでは、結婚式などにも用いられ、新婚夫婦を結ぶ「愛情の絆」を象徴するとされています。

「Contentment(満足)」という花言葉は、一輪挿しでも花束でも映え、よい香りが長く続きするストックはとても満足感ある花だということがその由来と言われています。

また、「Promptness(迅速さ)」の由来にはこのような説があります。

フランスではウォールフラワーと呼ばれていたストックの一種、ニオイアラセイトウの4枚の花びらの形が、中世のテンプル騎士団のシンボル赤十字に似ていたため、テンプル騎士団の精神の一つ「promptness(迅速)」がその花言葉となり、それが他の英語圏の国々に引き継がれてストック全般の花言葉になったのではないかと言われているそうです。

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ストックの花言葉の由来とは?

森のハート

いずれにしても、ストックの花言葉には「愛」や「永遠」などの意味が含まれることが多いようですね。それはなぜでしょうか?

ご紹介してきたように、ストックは丈夫な茎を持ち、花持ちがよいお花です。また、見た目が愛らしく、香りもとても豊かで長続きするのが魅力です。

このようなことから、「時がたっても変わらない愛や美」、「幸福やおおらかさに満ちた満足いく人生」を象徴し、花言葉へと転じていったようです。

また、ストックにはこんな言い伝えも残されています。

昔、ある国のお姫様が敵国の王子と恋に落ちました。それが王に知られてしまい、王は姫をお城から出られないようにしてしまいます。そこで、王子が夜中に城の屋上にロープを投げ入れ、姫がそのロープを伝って降りてくるという方法でひそかに会うようになりました。しかし、ある日、ロープが切れて姫は亡くなってしまいます。王子は大変悲しみ、二人の愛を哀れんだ神様が姫をストックの花に変えたということです。

このようなことからも、ストックは「愛」を象徴する花と言われ、今でもイギリスなどの国では、結婚式で好まれて使われている花だそうです。

ストックの開花時期・見頃の時期を紹介!

寄せ植え

草花が少ない、冬の寒さが残る時期に美しい花を楽しむことができるのも、ストックの魅力の一つです。開花時期は早いもので2月~5月ごろまでとされています。最盛期は3月ごろです。

ストックは花持ちがよく、香りも長続きし、アレンジもしやすいので寄せ植えや花束でも大活躍します。とても使いやすいお花なので、自宅で栽培する人も多いようです。

一般的にはホームセンターで苗を買って2月~3月ごろに植え付けますが、種から育てるのなら、前の年の9月頃に行い、2月以降の開花を待ちましょう。

ストックの花束の魅力や人気の理由を4つ紹介!

薄紫のストック

ここまで、ストックの特徴や花言葉、開花時期などをご紹介してきました。ストックは、見た目の可愛らしさ、香りのよさ、花持ちなど、あらゆるシーンで活躍する魅力いっぱいのお花だということがわかっていただけたかと思います。

そんなストックの長所を項目別にまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

①花言葉がプロポーズにぴったり

ストックの花言葉は、「愛」や「永遠」に関するものが多いのが特徴です。

ご紹介したとおり、ストック全般の花言葉は「永遠の美」「愛の絆」「豊かな愛」「求愛」、色別、咲き方別でも「私を信じて」「おおらかな愛」など、プロポーズにぴったりの花言葉ばかりです。

プロポーズに、恋人への贈り物に、ぜひストックを花束にしてプレゼントしてみてくださいね。きっと気持ちが伝わりますよ。

②花の色が豊富、質感が珍しい

ストックは花色がとても豊富です。ピンク、白、紫、黄色、赤などがあり、薄い色~濃い色までバリエーションが楽しめます。

特筆すべきは、ふんわりした花びらのマットでシルキーな質感です。このような質感の花びらを持つお花は珍しく、触り心地にうっとりしてしまいます。

葉と茎がうぶ毛で覆われているのも特徴的です。江戸時代に南ヨーロッパから日本に紹介されたストックは、この茎と葉のうぶ毛の肌触りがラセイタ(ラシャ)という毛織物に似ていることから「葉ラセイタ」と呼ばれ、それが転訛して先にご紹介した和名の「紫羅欄花(アラセイトウ)」となったのが由来だそうです。

③香りが心地良く万人に愛されている

ストックは古くからよい香りが長持ちすることでも珍重され、香水の原料にも使われてきました。前述したように、長続きする香りが由来となった花言葉もあるほどです。

パウダリーでほのかに甘く、落ち着いたスパイシーな香りが特徴。胡蝶蘭やカーネーションにも似ていると言われています。

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④切り花として飾っても素敵

ストックと呼ばれるお花全般、花持ちがいいので、切り花にしてもお花の美しい姿が長持ちします。

お庭で育てたストックをさりげなく一輪挿しにさしたり、ほかのお花と一緒に豪華に花瓶に活けたりと、様々な形で活躍して春の雰囲気をお部屋に届けてくれます。

花束にアレンジして贈り物にすれば、相手の方にその美しい姿と香りを長く楽しんでもらえておすすめです。

美しい花言葉を持つストックを好きな人に贈ろう!

ストックで飾ったプレゼント

見た目も可愛らしく、香りもよく、花持ちもいいストックは、自分自身のためにお部屋に飾るのはもちろん、花束にすれば、すてきな贈り物として大活躍する魅力いっぱいのお花です。

美しい愛の花言葉とともに、ぜひ大切な人に贈ってみてくださいね。

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この記事のライター
hiroko0210

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