2021年11月29日公開
2021年11月29日更新
【目をそらす心理】男性と女性・上下左右によっても全く違う?
目をそらすときにどのような心理が働いているかは、性別や目をそらす方向などによって大きく異なります。時には嘘をついているということも考えられます。目をそらされた時の対策のためにもその違いを知りましょう。またそれを知れば、相手の気持ちを考えられるようになります。
目をそらす心理は男女で全く違う?
人が目をそらす心理について考えてみましょう。
相手が男性でも女性でも、いきなり目をそらされたら嫌な気持ちになりませんか。実は目をそらす心理とは男性と女性で違います。それぞれがどのような心理状態で目をそらすのか考えてみましょう。
目をそらす心理《男性編》
いっしょに行動していて、男性が目をそらしたときの心理について考えてみましょう。
目をそらす男性心理①目が合うのが恥ずかしい
恥ずかしがり屋の男性は、好きな女性と目が合うと目をそらします。まずは男性の方からあなたのことを見てくるのに、あなたがその視線に気付いて男性の方を見た途端に目をそらす行動を繰り返す人はいませんか。
このように、男性は好きな女性を前にすると照れて目をそらしてしまいます。こういった男性はかなりの恥ずかしがり屋ですよ。相手が自分の気持ちに気づいたら恥ずかしいという心理が働きます。
目をそらす男性心理②アプローチしている
先ほどの目が合うと恥ずかしくなり目をそらす男性とは違い、こちらはあえて目をそらすことで「好きだ」とアプローチしています。
女性経験が豊富な男性に多いのですが、好きだからこそわざと目をそらし、女性の気を引いているのでしょうね。ちょうど、小中学生の男子が好きな女子をからかうような心理です。
目をそらす場合はあえて気のない素振りをしながら女性の気を引こうとしている心理が働いています。目をそらしながらも心はあなたを求めているのです。
目をそらす男性心理③好かれていると思っている
今まで何でもなかった男性が急に目をそらすようになった場合、その男性は誰かから「○○さん(あなた)は君を好きみたい。」と言われた可能性があります。
その告げ口は、余計なおせっかいだった可能性もありますし、わざとの可能性もあります。その人が男性か女性かでも意図は違うので、気を付けて周囲の状況を確認してみませんか。
いずれにしても、そう聞いた男性は思いっきり恥ずかしがっているのでしょう。また、そのために、あなたを意識してそのまま好きになる可能性もあります。このように男性の心理はけっこう単純です。
目をそらす男性心理④あなたが嫌い
あからさまに目をそらす男性は、あなたを嫌っている可能性もあります。そのために目をそらし、「嫌い」ということをアピールしているのでしょう。ただ単に「嫌い」という心理です。
ただ男性は単純なので、誰かからあなたの良くない噂を聞いて誤解している可能性もあります。もしかしたら、元々彼はあなたを好きだったけれども、それを邪魔したい女性があえて悪い噂を流したことも考えられます。
誤解であれば、時が解決します。もしも、あなたがその男性を好きでしたら、信頼できる友人に話してあなたの悪い噂がないかどうか確認してみませんか。協力してもらい、誤解を解きましょう。きっとうまく行きますよ。
目をそらす男性心理⑤目を合わすのが苦手
目を合わすのが苦手な男性は、わざと目をそらします。
このタイプは他意はないのですが、目線が定まらず人と目を合わせられません。女性が苦手な人もいます。男系の家庭で育ったり、男子校出身だったりで女性慣れしていないのでしょう。極度の恥ずかしがり屋と考えられます。
「目が合うとどうしていいのかわからない。」という心理が働くのでしょう。こういう心理の男性は慣れれば目を合わせられますので、余り気にせずに優しく接してあげましょう。優しくすることで彼があなたを好きになる可能性もあります。恋が始まるかも。
目をそらす男性心理⑥うそをついている
正直な男性はうそをついていると顔に出てしまい、目をそらします。
もし、つきあっている男性が目をそらすようになったら浮気の可能性があります。彼の周囲を探ってみませんか。それか、何かしらあなたに知られたくない隠し事があるかも。
ただし、悪いことだけではありません。サプライズであなたにプレゼントを買ったので内緒にしているなどかわいい嘘もあります。言いたいけれど言えずそわそわしているのでしょう。そんな嘘ならいいですね。
目をそらす心理《女性編》
では、今度は女性が目をそらす場合はどのようなことを考えているか紹介します。その複雑な心理を探ってみましょう。
目をそらす女性心理①気があるとバレるのが怖い
女性は相手に好かれたい、追いかけられたいという心理が働くため、いくら相手を好きでもバレたくありません。だから、目をそらします。しかし、ちょっとわざとらしいので周囲に気づかれることもあるでしょう。
また、好きになってはいけない妻子持ちの相手を好きになった場合もあります。そんな時も相手から目をそらすでしょう。まさに「好きになってはいけないけど好き。どうしよう。」と感じる居ても立ってもいられない心理状態です。
目をそらす女性心理②恥ずかしい
女性は好きな男性を見つけるとつい見つめますが、その相手と目が合うと恥ずかしくなり目をそらすことがあります。恥ずかしがり屋の男性と同じ心理ですね。
①と同じで相手に好意を抱いている心理状態ですが、①と違うのはただ単に好きだから恥ずかしいということ。好きな人と目が合うことが恥ずかしいという純粋な心理、まさに恋心でしょう。
人によっては顔が赤くほてることもあり、わかりやすいです。でも、場合によっては相手が気付いてくれて両想いになれる可能性もあります。そうなるとラッキーですね。
目をそらす女性心理③友達になりたい
女性は周囲の雰囲気や服装、持ち物などをチェックするクセのある人が多く、始終周囲をきょろきょろ見回します。何しろ、女性は好奇心旺盛ですから。
つまり「この人かわいい。」「この人と話したい。」とか「友達になりたい。」「あの人の服かわいい。同じ趣味だな。」と思ったら思わず見てしまいます。でも、その人が視線を感じて目が合うと気まずくなり、何気なく目をそらしてしまうことがあるのです。
ただ、この「友達になりたい」「興味をもっている」という心理は同性、異性問わずに働きますが、見つめられた男性は好かれていると誤解することもあります。
目をそらす女性心理④好かれたくない
相手の視線を感じて困った場合、女性は目をそらします。その心理状態を考えてみましょう。
その時の心理状態はその人の気持ちに応えられなくて悪い、または好かれたくなくて困っていると言ったものでしょう。その女性にはすでに付きあっている人や好きな人がいる可能性が高いです。
他の人に好かれてしまうと困るため、目をそらしたくなる心理が働くのではないでしょうか。「あなたのことは好きではないから困る」と訴えているのです。
もし、あなたが男性で、告白した女性に目をそらされたら脈なしと思った方がよさそうですよ。悲しいことですが、早めにあきらめて新しい恋を探した方が幸せの近道でしょう。
目をそらす女性心理⑤ケンカ
つきあっている男性との言い争いやケンカで本当に怒っているときに、思いきり目をそらす女性もいます。このとき女性はかなり思い切った態度に出るので、相手の男性もたじたじになるでしょう。普段おとなしい女性ほど怒るとかなり大胆になります。
「絶対に許さない。」という激しい怒りの心理状態です。
もっと怖いのは女同士のいさかいのときに、無言の圧力で相手を無視する場合です。女性同士の無言での目のそらし合いはかなり怖いです。女性同士のバトルは男性同士のバトルよりもすごいかもしれません。
目をそらす女性心理⑥何となく
女性は普段から人のことをチェックするのが大好きです。そのために普段から何気なく周囲を見渡しています。
周囲を見ている時、たまたま人と目が合ってしまうと、ちょっと気まずい気持ちになって目をそらすことってありますよね。特に意味のない行動で「まずい。この人を見てたわけではないのだけど。」という心理です。
そのような場合でも時に誤解する男性がいます。「自分に気がある。デートに誘われたいのかも。」と思い女性に執拗に近づくうぬぼれやの男性です。周囲をきょろきょろしがちのチェック好きな女性は気を付けましょう。
「方向別」目をそらす心理
目をそらすときにどのような心理が働いているかは、目をそらす方向によっても異なると知っていましたか。ここでは、目をそらす心理について方向別で見てみます。
この方向別の心理を参考にして好きな人の心理を探ってみるのはいかが?
「方向別」目をそらす心理①《右上編》
嘘をつく時や未来のことを考えている時、人は右上に目をそらす行動をとります。浮気の言い訳などの嘘がその典型です。
彼女が「昨日の夜、友達のR君と飲みに行くって言ってたよね。でも昨日会社の飲み会にR君が来てたよ。どういうことなの。」と問い詰めたら、本当は浮気をして他の女性と出かけていた彼はあわてるでしょう。そんな時、彼は右上に目をそらすはず。
これはなぜかというと、人は論理的思考をするときに左脳を使い、左脳を使っている時には黒目が右上に動いてしまうためです。嘘を考えるというのも論理的思考なので、嘘をつく時は右上を見てしまうのです。
男性に限らず女性もですから、嘘を見抜くために相手の目をそらす方向に気を付けてみましょう。
「方向別」目をそらす心理②《右下編》
右下に目をそらす場合もやはり左脳を使っています。何かを論理的に真剣に考えている時です。
たとえば、あなたが明日のデートについて話している時に彼が右下に視線をそらしたら、翌日のデートについて深く考えている可能性があります。注意して彼の視線を見てみましょう。
どこに行ったらいいか、前のデートの反省も踏まえて考えているかもしれません。まじめな彼なら余計にそうでしょう。
このように何かしら論理的に考えている心理状態の彼は、彼女から見ると心配になりますね。でも、「どうしたの」と優しく声をかければ大丈夫。すぐに考えていることを話してくれるでしょう。
「方向別」目をそらす心理③《左上編》
左は過去を意味します。上は視覚やイメージといった右脳の働きです。つまり、左上に目線をそらすのは過去の体験を映像的に思い出しているということ。
もしも以前のデートの話をしたときに彼が左上に目をそらしたら、その時のことを思い出しているのでしょう。たとえば、「あの時二人で行ったレストランのステーキがものすごくおいしかったなあ」とか「彼女が可愛かった」とか。
あなたとの思い出を視覚的に思い出しているのですね。
「方向別」目をそらす心理《左下編》
左下に目をそらすのは過去の経験や体験から自分自身を見つめ直している時です。
トラウマになるようなつらいことを思い出しているか、何か嫌なことや後悔があり、落ち込んでいる可能性があります。デート中に彼がこの仕草をしたら、会社でミスをして上司に叱られた時のことを考えていることも考えられるでしょう。
「こんなミスをするなんて、彼女と結婚して幸せにしたいのにこんな自分で大丈夫だろうか」と不安なのかも。まじめで傷付きやすい彼でしょうし、しばらくは何も聞かずにそっとしてあげましょう。
目をそらされた方の心理は?
これまでは、目をそらす人の心理について考えてきました。では、目をそらされた人はどう思うのでしょうか?その気持ちを考えてみましょう。きっと男性も女性も同じです。
一目ぼれした人に目をそらされてショック!
確かに男性、女性どちらも一目ぼれした人に目をそらされたらショックで悲しいです。
もしかしたら、自分は嫌われているのかもと考えてしまいますね。好きな人には、好かれなくてもせめて嫌われたくないと思うでしょう。でも、ここでちょっと考えてみませんか。先ほど紹介したようにその人の目線の方向で心理がわかります。
たとえば、何か他のことを考えている可能性もありますし、恥ずかしがりだったり、あなたに気がある可能性も。目線はどこか、表情はどうか、この先どんな態度をとるかで彼や彼女の気持ちを考えてみませんか。
嫌いな人に目をそらされたらどうでもいい
逆にあなたが「嫌い」と思う人であれば、目をそらされてもどうってことはないでしょう。
「好き」という気持ちが通じるように「嫌い」という気持ちも通じますから、相手もあなたを嫌っているかも。それでも「やっぱりね。」とか「あの人も私を嫌いみたい」ぐらいで大した苦痛は感じません。
むしろ嫌われて良かったと思うはず。あなたが男性でも女性でも嫌いな人には好かれたいと思わないでしょうから。
付きあっている人に目をそらされたら心配になる
付きあっている人に目をそらされたら浮気を疑ったり、「嫌われた」と思い悲しかったり、「何かあったのか」と心配になるりますよね。
右上目線に目をそらした場合、浮気は十分に考えられます。「嫌われた」と感じたら彼彼女の態度やあなたの日頃の行いを考えてみましょう。あなたが付きあっている相手を怒らせることをしたか思い出してみましょう。悲しいですが、相手の心変わりも考えられます。
「何かあった」というのは左下目線のとき。左上ならば、過去の楽しいことを思い出しているのでしょう。
目をそらすのには意味がある
いかがでしたか?
目をそらすのは大きな意味があります。「目は口ほどにものを言う」とはよく言ったもの。目をそらすのはその人の心理状態を表しています。目をそらす人が周囲にいたら、目線の位置に気を付けてその心理や考えを探ってみましょう。
特に目をそらす人が恋人であれば気になりますよね。でも、きっと何かヒントがあるはず。それによって接し方を変えるとうまくいく可能性も大きくなります。