黒ミサとサバト～悪魔崇拝のおそろしい儀式～

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サバトと黒ミサとはどんなものかご存知ですか？日本人にはあまり馴染みの無い文化なのでよく知らない人も多いかもしれません。サバトと黒ミサとは中世ヨーロッパ時代に盛んだった儀式の事で、漫画やゲームなどで稀にこれらの用語が使用されることもあります。

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サバトや黒ミサは魔女と呼ばれる人達が参加して悪魔崇拝の儀式とも呼ばれているので昔からオカルトの部類であるとされてきました。今回はそんなサバトや黒ミサについてご紹介します。
ただしサバトや黒ミサに関する情報はかなり昔のものであり信憑性の低い情報もありますので、今回は現在語り継がれているサバトや黒ミサに関する情報をお届けします。

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サバトは栄華を誇った中世ヨーロッパ時代に人目を盗んで行われていた儀式です。サバトの綴りは英語で「Sabbath」や「Sabbat」と表記します。語源はユダヤ教の安息日である「ザーバス」あるいは「シェバト」から由来していると言われています。サバトは悪魔崇拝の儀式のためキリスト教信者から異端視されていました。

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サバトは人目を盗んで行われる儀式だったため人里離れた森や山の中で行われていました。特にフランスやドイツや北欧の山はサバトが実際に行われていたとして有名です。
サバトが行われる日は2月1日、大サバトやヴァルプルギスの夜と呼ばれる5月1日、収穫祭の8月1日、ハロウィンの時期やクリスマスなどが挙げられています。しかし日程に関しては様々な見解があるため定かではありません。

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サバトは悪魔と契約を交わした魔女が箒に乗って森へ行き参列します。サバトで行われる儀式は一説によると幻覚剤を含んだ薬を飲んだり人肉を食べていたりすると言われています。

サバトは悪魔崇拝を目的とした魔女の儀式として知られています。

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サバトは土曜日の夜に魔女が箒に跨って空を飛んだり悪魔に運んでもらうといった手段で、悪魔崇拝の儀式を行っていたとされています。魔女の集会の最中には十字架を踏みつけたり、悪魔を信仰し裸になった魔女が悪魔の背中に接吻したと言われています。

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魔女の集会は真夜中から夜明けまで行われます。内容は悪魔を信仰する儀式や宴、黒ミサと行い最後にはオルギアと呼ばれる乱交へと発展します。

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魔女の集会の中では魔力を含んだ薬が作られていたとされています。魔女の薬で有名なのは空を飛ぶ軟膏と媚薬です。
魔女は箒に乗って空を飛ぶために体に特別な軟膏を塗っていました。その軟膏の原料となる物質は幼児の脂肪だったと言われています。特に洗礼を受けていない幼児は黒ミサの際に生贄にされていました。

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魔女が媚薬を作る経緯は私情のもつれにあると言われています。男女の恋愛が上手くいかないケースは中世ヨーロッパ時代にもありました。そんな時に上手くいかない恋愛を成就させるために媚薬を作ったとされています。
媚薬は特殊な薬草を原料として作られていました。そしてそれらを作ることが出来るのは魔女だけだったそうです。

黒ミサとはカトリック教会で行われる由緒正しい典礼儀式「ミサ」と全く逆の事をする儀式なので神への冒涜とされています。また黒ミサはサバトの最中に行われていた儀式とも言われています。

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カトリック教会のミサはパンとぶどう酒を生贄の体に見立てて儀式を行います。それに対して黒ミサは本物の幼児の体と血液を生贄にして儀式の最中に血液を飲み干すと言われています。また黒ミサは儀式が行われる際に逆十字をかけたり、聖書を逆さまに読んだりとミサとは逆の事を行うのが特徴的です。
一説によると黒ミサの最中は儀式を取り仕切る司祭に悪魔が宿っていたのだそうです。

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サバトや黒ミサは悪魔崇拝の儀式や魔女の集会などと呼ばれていますがどれも信憑性に欠ける情報ばかりです。何故ならば現在に残っているサバトや黒ミサの情報は悪魔を信仰していない司祭や魔女裁判の際の裁判官による物だからです。

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サバトや黒ミサは儀式の最中に悪魔を降臨させたり本物の人間の生贄を利用したと言われていますが、実際に参加していない人々は当然それらが行われた様子を見たわけではありません。儀式の内容は当時魔女の疑いをかけられた市民を拷問にかけた際に供述させたものです。

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有名な中世ヨーロッパ時代に行われた魔女狩りは疑わしきを罰するという姿勢で行われた為、冤罪の犠牲者が多数存在しました。そんな非合理的な手段を用いて聞き出した情報なのでデマカセである可能性も十分あります。

魔女の集会や悪魔崇拝の儀式と呼ばれているサバトと黒ミサは歴史上に残っている事件とも関係しています。

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ラ・ヴォワザンの黒ミサ事件はルイ14世の愛人・モンテスパン公爵夫人によって発生しました。元々モンテスパン公爵夫人はルイ14世のお気に入りの愛人でしたが年齢を重ねるにつれてルイ14世と疎遠になってしまいました。何とかしてルイ14世に振り向いて欲しいモンテスパン公爵夫人は黒ミサを行います。

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モンテスパン公爵夫人は黒ミサを行うためにラ・ヴォワザンを尋ねました。ラ・ヴォワザンは黒ミサを主催する魔女として有名だった人物です。モンテスパン公爵夫人は1673年に初めて黒ミサに参加しました。儀式にてモンテスパン公爵夫人は美しさを取り戻すために信仰する悪魔の名前を唱え祈りました。
モンテスパン公爵夫人は3回黒ミサを行いましたが、最終的な民衆に情報が漏れてしまいモンテスパン公爵夫人を含む多くの逮捕者が出てしまいました。

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魔女狩りは中世ヨーロッパ時代の末期に行われていた魔女を一掃するムーブメントです。魔女と思わしき人物は裁判にかけられ、魔女と判定されたら重い刑罰に処されていました。しかし魔女狩りにおける裁判の仕方はあまりにも残酷すぎる方法で行われていたため現在は問題視されています。

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魔女狩りの際に用いられた取り調べは身辺情報を聞き出すような尋問ではなく、容疑者に魔女であることを自白させるための拷問に近い手段が取られていました。中でも残酷な方法は体に針を刺したリ指を締め上げるといった後遺症が残る様な手段も取られていました。それらの拷問に耐えられなくなった容疑者は濡れ衣にもかかわらず拷問から逃れるために自白してしまいます。
そして魔女として認定された女性(稀に男性もいた)は火あぶり、絞首刑、溺死刑などに処されていました。

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魔女狩りの問題点は冤罪がほとんどだったことです。これにより数多くの罪のない人々が犠牲者となりました。実際に中世ヨーロッパ時代にサバトや黒ミサに参加した人はいましたがごく一部の人々だけです。現在は魔女狩りを情報が流通していない社会で魔女の存在を過度に恐れた人達による集団ヒステリーと見なされています。

サバトは中世ヨーロッパ時代に行われていた儀式ですが現在もごく一部ですが残っているようです。特にサバトの呪いが注目されており「サバトの呪界」という名称で今でも行われています。

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サバトの呪界は藁人形やこっくりさんと似た様な呪いの一種ですがより強力な呪いがあると言われています。サバトの呪界の目的は悪魔崇拝や魔女の魔力を得るというよりも人に呪いをかけるという方に重きを置いています。
サバトの呪界のやり方はネットでは語られていません。それはサバトの呪界を使用できる人によって情報が出回らないようにされているからです。
しかしサバトの呪界はとても効果の高い呪いであると言われています。興味がある方は「サバトの呪界」で検索してみてはいかがでしょうか。ただしサバトの呪界はあくまでも個人の責任で行ってください。

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いかがでしたでしょうか。サバトは悪魔崇拝を目的とした魔女の集会で、黒ミサはサバトの最中に行われる反キリスト及び悪魔信仰の儀式であると言われています。それによって罪の無い幼児が生贄にされたり魔女狩りによって被害が広まったりと多くの問題が発生してきました。
現在もごく一部の人間によって黒ミサやサバトが行われ、事件となっているようです。不用意にかかわらない方が良いでしょう。