2021年07月21日公開
2021年07月21日更新
『ヤブキリ』最強の肉食バッタはカマキリさえも捕食する!生態や飼い方
ヤブキリというキリギリスをご存知でしょうか?キリギリスは怠け者で、最後は蟻にお願いしてご飯を分けてもらうという話しがありますが、実はキリギリスの中でもヤブキリは食うに困らない最強の肉食バッタなんです!その詳細や飼育方法などをまとめます!
ヤブキリとは?
出典: http://kanon1001.web.fc2.com
ヤブキリとはバッタ目キリギリス科の一種。藪の中のキリギリスという意味だそう。
藪の中のキリギリス「ヤブキリ」は日本全国にいます。
体長は45-55mm前後で、主に緑色です。
たまに黒くなっている固体もいるようですね。
草木が生い茂っている場所ならどこにでもいる、よくいる虫です。
ヤブキリの生態
出典: http://kanon1001.web.fc2.com
ヤブキリは樹上生活を好むキリギリスです。
幼虫時代はキリギリスなどと生活範囲が同じです。
また、食べ物もまだ肉食ではなく草食。
タンポポなどの花の上によく見られ、花粉や花弁を食べます。
そして脱皮を計六回繰り返す中で成長していき、徐々に樹上に生活範囲をうつしていきます。
幼虫の頃は少し可愛らしい顔ですが、成虫になり肉食化していく中でアゴが大きくなり強そうな見た目になっていきます。
ヤブキリの幼虫時代から成虫へと変わっていく様がよく分かる動画です。
最後までいくとやはり強そうに見えますね!
ヤブキリの鳴き声
ヤブキリの鳴き声が分かる動画です。
ヤブキリの鳴き声はちょっと高めにジーっと鳴る感じですね。
ヤブキリは樹上にいることが多いので、鳴き声は聞こえるのに姿が見えないことが多いかもしれません。
中々見つけにくいキリギリスですので、捕まえにいく時は結構歩き回らなければいけないかもしれませんね。
ヤブキリとキリギリスの違い
出典: https://ja.wikipedia.org
キリギリスよりも後ろ足が短く、体長も少し小さいのがヤブキリ。樹上生活に適した体型となっているのですね。
ヤブキリ最強伝説
ヤブキリは成虫になるに従って肉食化し、最強昆虫となっていく
出典: http://blog.livedoor.jp
蛾を捕まえたヤブキリ。成虫になると何でも食べます。
ヤブキリは成虫になると肉食になりますが、その肉食範囲が凄く、何でも食べるようになります。
バッタやカマキリ、蝶や蛾、セミなど、本当に何でも食べてしまうのです。
ヤブキリVSカマキリの動画
カマキリと闘う動画です。
カマキリも必死に戦いますが、最後はヤブキリに顔から食べられてしまっています。
ヤブキリはやはり最強・・・!?
ヤブキリVSセミの動画
ヤブキリがクマゼミを完全に抑え込んでいますね。
また、発達したアゴも大きく、とても力が強そうです。
セミの暴れる力と言うのは結構強そうですが、ヤブキリはビクともしません。
ヤブキリはスズメバチより強い・・・!?
ヤブキリとスズメバチが直接戦う動画などはありませんが、カマキリはスズメバチを食べます。
もちろんスズメバチは強いので、針が刺さればカマキリも逃げますが、刺さらないようにホールドされてしまうとスズメバチも食べられてしまいます。
そんなカマキリにも勝てるヤブキリということは、ヤブキリはもしかして最強の昆虫ということになるのでしょうか・・・!
ヤブキリの飼い方
ヤブキリの飼い方を解説してくれている動画です。
ヤブキリの飼い方としてはエサがポイント。
幼虫の頃は草木などを食べるのですが、成虫は肉食になってしまいますので、エサは蛾とか蝶とかバッタなどをあげなくてはいけません。
ですので、エサを用意してあげることが大変なのが少しネックです。
逆に言えば、エサさえ用意してあげられれば普通に飼える普通の昆虫ですね。
また、噛む力が強いので、持つ時は要注意。噛まれるととても痛いそうです。
動きもかなり早いですので、気を緩めて飼育ケースを開けていると何処かにすぐ行ってしまうかもしれないのも飼い方の要注意ポイントとなります。
ヤブキリは夜行性で触覚も長い生き物ですので、飼育ケースは少し大きめの物を用意してあげると尚良さそうですね。
動画の飼育ケースは少しヤブキリには小さいようです。
あと、複数飼育しますと絶対に殺し合いになって一匹になりますので、飼育ケースには一匹だけ入れましょう・・・!
まとめ~ヤブキリを見つけよう~
今回のヤブキリまとめはいかがでしたでしょうか?
私自身ヤブキリは見たことがありましたが、こんなに強い虫だとは知りませんでしたので、知った時は衝撃でした。
なにせ昆虫界の強者であるカマキリを倒してしまうのですから・・・。
スズメバチと闘っている動画は見つかりませんでしたが、もしかするともしかするのかもいしれませんね!!
噛む力が相当ありますので、もし見つけた際は迂闊に手を出さないようにしましょう!!