女性器を切除する「女子割礼」の風習がいまなお残る理由

女性器を切除する「割礼」という儀式をご存知でしょうか?割礼とは男子の陰部の皮を切る儀式のことも指しますが、女性器切除も割礼と呼びます。しかし男子と違って女性器切除は大変危険で残酷なもの。今回はそんな女性器切除「割礼」についてまとめます!

女性器を切除する「女子割礼」の風習がいまなお残る理由のイメージ

目次

  1. 1なぜ女性器切除「割礼」(FGM)を行うの?目的は?
  2. 2女性器切除のやり方が残酷すぎる…
  3. 3女性器切除「割礼」の風習が残っている民族の特徴
  4. 4マサイ族における女性器切除「割礼」
  5. 5ケニアでは女性器切除「割礼」が禁止になった
  6. 6映画「デザートフラワー」で割礼の恐ろしさを知った
  7. 7世界中の国で行われている女性器切除「割礼」
  8. 8聖書における割礼は?
  9. 9恐怖…!割礼の図解
  10. 10フィリピンで300人が集団割礼をした!?
  11. 11トルコもイスラム教の影響で割礼を行っている
  12. 12エジプトでも行われていたが禁止になった
  13. 13陰部封鎖という割礼もある
  14. 14Twitterでの女性器切除「割礼」の反応
  15. 15まとめ~女性器切除とか恐ろしすぎる~
  16. 16【冥婚】台湾で赤い封筒を拾ってはいけない理由。

なぜ女性器切除「割礼」(FGM)を行うの?目的は?

女性器切除「割礼」とは?

出典: http://www.voice.ne.jp

主にアフリカ系女性が行っている女性器切除「割礼」。どんな儀式なのでしょうか?

女性器を切除する儀式「割礼」をご存知でしょうか?
割礼とは女性に対して行うものではなく、男性器の包皮を切り取って衛生的に良くするのが一般的です。

対して、女性に行う割礼とは大変な悪習とされており、ひどい痛み、後遺症に悩まされる上に、割礼によって多くの女子達が亡くなっているのです。

女性器切除の目的とは?

出典: https://ameblo.jp

女性器切除「割礼」を行うことの目的とはなんなのでしょうか?ただ痛みを味わうだけのように思ってしまいますが?

女性器切除をする目的とはなんでしょうか?
その地域や民族で様々な目的があるようですが、そういった地域では女性の純潔を大切にすることが多いようですね。

女性が性に淫らにならないようにするのが主な目的で、女性が純潔でいられるようにするための儀式のようです。
しかし、そんな女性器切除に世界中から非難が殺到していますね。

女性器切除のやり方が残酷すぎる…

麻酔なしでナイフや刃でクリトリスを切り落とす

出典: https://camphack.nap-camp.com

麻酔なしで手術が行われる割礼儀式。クリトリスを切られた時の痛みは恐ろしいレベル。

女性器切除の方法はご想像の通りです。
切れ味の悪いナイフや使い古した刃、鋭く研いだ石などで女性器切除を行います。
主にクリトリスを切り取ることになりますね。

もちろんマサイ族などのアフリカ系民族では麻酔などありません。
絶望的な痛みと共に手術が行われます。

割礼式では皆泣き叫ぶが押さえられる

出典: https://ameblo.jp

苦痛に顔が歪んでいるのが見えますね。痛みは尋常じゃありません。

割礼の儀式を受けたい方なんているはずがありません。
何故なら大量出血で死ぬことも多いほど残酷な、痛みの伴う儀式だからです。

知らずに抑え込まれて儀式を行われることもあれば、知ってて受けることもあるようですが、いずれにしても誰かが抑えつけて、泣き叫びながら手術が行われるようですね。

女性器切除「割礼」の風習が残っている民族の特徴

団結力が強い

出典: https://www.pinterest.jp

女性器切除「割礼」を行っているアフリカ民族は団結力が強いです。

女性器切除を行う民族が割礼を行う理由の一つに、民族の統率があるようです。
というのも、女性器切除は大変な痛みを伴う手術ですので、そんな苦痛を味わわされることにより上に従わなければ怖いという恐怖心が植え付けられるのですね。

その恐怖心からトップダウン方式の統率力が生まれ、民族として成り立っているようです。

好戦的な傾向がある

出典: http://yuuma7.com

女性器切除「割礼」儀式を行っているアフリカ系民族は、好戦的な場合が多いですよね。

古い伝統を重んじる民族は、好戦的な傾向がありますよね。
女子達は村を守り、男は戦う。そんな雰囲気です。

基本的に女性器切除を行っている民族は好戦的な傾向がありますが、これは割礼などの手術を行うことによる統率が保たれ、文化がずっと残っているからなのかもしれません。

マサイ族における女性器切除「割礼」

10歳に満たない内に割礼が行われる

出典: http://yuuma7.com

幼い女子時代に、大きな痛みを伴う手術が行われます…。

マサイ族は東アフリカの民族。
マサイ族では幼い時代に割礼が行われます。

多くは女子時代に行われるようですね。それは大変な恐怖を伴う恐ろしい手術です。

大量出血により割礼後、多くが死んで失敗となる…

出典: http://daiki55.com

マサイ族の女性曰く、女性器切除「割礼」を行った後は多くの女子が死んでしまうと言います。

女性器切除が恐ろしい、痛みがあるだけならまだ救いがあるかもしれません。
というのも、女性器切除をしたことによりかなりの女子が亡くなってしまうからです。

女性器切除を行うと大量出血を起こし、十分な治療を受けられる環境が無かった場合は死ぬ可能性が高い様子。
実際に割礼を行った女性の友達達は亡くなってしまったのだとか。

アフリカに残る割礼の風習は女子にとって最悪のものだと言えそうです。

ケニアでは女性器切除「割礼」が禁止になった

ケニアで女性器切除「割礼」が禁止に

出典: https://ja.wikipedia.org

東アフリカにあるケニア共和国では、割礼が禁止になりました。

ケニア共和国という国をご存知でしょうか?
ケニア共和国は東アフリカにある国で、マサイ族もケニア共和国です。

そのケニア共和国では女性器切除が禁止となりました。
しかしこれで安心というわけにはいかなかったようです。

ケニアで女性器切除「割礼」を行った場合は終身刑に

出典: http://blog.neat-escape.com

東アフリカのケニアで女性器切除「割礼」を行うと終身刑になってしまうのですが、未だに捕まっていない様子。

ケニア共和国で女性器切除を行えば3年以下の懲役。
そして割礼を受けた女子が亡くなってしまった場合は終身刑になります。

しかし未だに捕まった人はおらず、割礼手術が続いているのが現実。
女子達が安全に痛みなく暮らせる世の中はまだ実現されていないようですね。

映画「デザートフラワー」で割礼の恐ろしさを知った

デザートフラワーはトップモデルになる話し

出典: http://dvdjak.blog.fc2.com

映画デザートフラワーは東アフリカの国ソマリアの儀式的な困難から逃げ、トップモデルになっていく話し。

デザートフラワーという映画をご存知でしょうか?
デザートフラワーはソマリアという国に生まれた貧しい少女がロンドンに逃げ、トップモデルへと転身していく感動の映画。

デザートフラワーは多くの反響があったようです。

あまりの残酷さに涙する人々が続出

出典: https://www.landerblue.co.jp

ソマリアはかなり危険な国。もちろん女性器切除「割礼」もあります。

ソマリアは隣にケニア共和国がある、アフリカ地域。
ソマリアでも女子の割礼儀式が残っており、デザートフラワーを見て女性器切除の現実を知った人が沢山いたようです。

女子達の痛みを想像すれば誰もが恐怖し驚きますよね。
一刻も早く女性器切除が無くなって欲しいと、デザートフラワーを見た人達は願いました。
日本人もデザートフラワーを見た人は沢山おり、日本人のブログでデザートフラワーを見た感想が多く書かれています。

世界中の国で行われている女性器切除「割礼」

赤ちゃんの内に男子の包皮を切る「割礼」が本来

出典: http://koreshiba.com

生まれて間もない赤ちゃんの内に包皮を切ってしまう割礼がほとんど。

男性器の包皮を切る割礼。
これはユダヤ教やイスラム教で古くから行われてきた儀式で、世界中で行われてきました。

衛生面での目的があった為あまり非難の対象となりません。
しかし、女性器切除の割礼も同じ割礼という言葉が使われるため、割礼に悪いイメージがないことが多いようです。

イスラム国も割礼を命令した

出典: http://bingo7.biz

あの恐怖のイスラム国も、イスラム教に乗っ取り割礼を命令。それをファトゥマと言います。

イスラム国も女性器切除の割礼を命じました。
イスラム教ではそれをファトゥマと言いますが、イスラム国がファトゥマを命じたのはやはり統率力を保つためかもしれません。

麻酔を使って手術するようには思えませんよね。
イスラム国は完全に男社会なのでしょう。

聖書における割礼は?

キリストはユダヤ人だったので割礼を受けていた

出典: https://ja.wikipedia.org

キリストも割礼を受けていました。赤ちゃんの時代に受けますが、痛みもあるはず。

イスラム教とユダヤ教は割礼の習慣のある宗教です。
そしてキリストは元々ユダヤ教出身ですので、キリスト自身も割礼が行われた人でした。

もちろんそれは理由があり、儀式的な意味合いと清潔さという理由があったわけですが、キリスト教は割礼を強制はしないようですね。

キリスト教は割礼しなくても良い

出典: https://ja.wikipedia.org

キリスト教は割礼をしなくても良いとされています。強制ではないということですね。

聖書には割礼をしろとは書いておらず、キリスト教は割礼を強制はしないようです。
実際の話し割礼をした方が清潔かもしれませんが、問題なく暮らしていけますのでこれは古い習慣なだけと言えるかもしれませんね。

恐怖…!割礼の図解

出典: http://blog.livedoor.jp

割礼にはタイプがあることが分かる図解。タイプ1でも後遺症に悩まされるのですが、タイプ3までいくと大変なことになります。

実際の写真ではなく、図解で見ないと残酷すぎて見れませんよね。
女性器切除には段階があり、一番軽くてタイプ1です。

クリトリスを切り取るか、それとも全てを切り取って縫合してしまうかという感じですね。
タイプ3までいくと痛みも相当なものですので、麻酔なしの手術となると死んでしまうのも納得。
麻酔ありの手術だとしても嫌がると思いますが、これを麻酔なしで行うなんて、日本人には考えられないことではないでしょうか。

フィリピンで300人が集団割礼をした!?

フィリピンの割礼は目的あっての割礼

出典: http://motobosa2.club

フィリピンでは将来病気にならない為に男子の割礼が行われます。

インドネシアなど世界中で行われている割礼ですが、フィリピンの割礼が話題になっています。
というのも、300人の男子が一斉に同じ方法で割礼をしたからです。

フィリピンでは衛生面から割礼を推奨しており、公的な機関の力で割礼を受けられます。
昔は気合いでやっていたという話しもありますが、今はちゃんと麻酔がありますので安心。

しかし、術後痛みがあるのは当然のことで、男子生徒達は歩くのも困難になる様子。

衛生面でまだまだ課題がある

出典: http://re-file.com

まだまだ課題がある男子の割礼手術。衛生面が心配なのは危ないですね。

フィリピンでは理由のある割礼を行っていますが、日本と比べて衛生面に不安があるのが事実。
日本は綺麗な国ですが、フィリピンではそうはいかないようですね。

アフリカなどと比べると方法としては正しいようですが、改善の余地はまだまだあるようです。

トルコもイスラム教の影響で割礼を行っている

トルコでは12歳までに割礼を行う

出典: http://blog.goo.ne.jp

トルコでは少年時代に割礼を行うことで大人になる、儀式的な意味合いもあるようですね。

トルコでも割礼の儀式があります。
しかしこれも女性器切除ではなく男子の割礼。

男子の割礼はこのように、世界中で普通に行われているのですね。

スンネットも目的あってのこと

出典: http://himahima1.cocolog-nifty.com

トルコでは割礼をスンネットと言います。これはイスラム教の習慣を受けているようですね。

トルコの割礼、スンネットは衛生面の理由で行われています。
儀式的な意味合いもあるようですが、ちゃんと清潔にいられるようにという理由で行われているのですね。

方法もちゃんとしているようですので、トルコはあまり心配ないのかも?

エジプトでも行われていたが禁止になった

エジプトでも行われていた割礼

出典: http://karapaia.com

古代エジプトでは割礼儀式を行っていました。上流階級の男性達が清潔さを保つ為に行われていたようです。

古代エジプトでも割礼は行われていました。
この頃は麻酔が無かったかもしれないので、大変な痛みと共に行われていたことでしょう。

禁止された時代もあったようですが、今ではどうなっているのでしょうか?

エジプトでも女性器切除「割礼」が行われ女子が死亡

出典: https://blogs.yahoo.co.jp

13歳といえばまだ少女。女性器切除「割礼」で死亡という悲しい人生となってしまいました。

エジプトでも女性器切除の割礼が行われ、13歳の女子が亡くなって話題になりました。
正しい方法で手術が行われなかった様子で、大量出血してしまったのだとか。

女性器切除自体が必要の無さそうな行為ですが、もしするとしても正しい方法で行わなければ亡くなってしまうのですね。

日本は遠い国のお話しにしか聞こえないかもしれませんが、こんなことが現実に起きているのです。

陰部封鎖という割礼もある

陰部封鎖とは膣口を縫合する割礼

出典: http://www.kokenmpc.co.jp

陰部封鎖とは膣口を封鎖する儀式。純潔の証明となるのですね。

先述の図解で出したタイプ3が陰部封鎖にあたります。
陰部封鎖をすることで女性の純潔の証明になるのですね。

陰部封鎖を行う理由は分からないわけではないですが、必要はあるのでしょうか?

初夜は拷問の如く…

出典: http://8446.blog79.fc2.com

陰部封鎖をした膣口に男性器をいれれば、痛みは大変なものです。

陰部封鎖を行った女性は、初夜の時に大変な痛みを伴います。
封鎖しているのを無理やり開けることになるので、痛みなんてレベルじゃないですよね…。

そんな痛みを与えるほど大事な理由だと考えているのかもしれませんが、もはや時代遅れと非難されています。

Twitterでの女性器切除「割礼」の反応

女性の涙の理由

ケニア共和国の女性が泣いている画像。
痛みのある方法で割礼をされて涙するのは当然のことでしょう。

せめてこんな方法が無くならないかと思ってしまいます。

日本も割礼国と変わらない?

日本も後進国だと思われているというツイート。
確かに、日本は今衰退感があるかもしれませんね。
というよりも、後進国の勢いが凄いのかも?

日本は女性を大切に扱っていないイメージがあるようですので、これは日本で解決していかなければいけませんね。

女性の割礼は社会の為に必要な方法なのか?

極端な話をすると、例えば、女性割礼に対して、リベラルは、たんに、偏見だと批判するが、では、女性割礼を廃止した結果、女性の性が奔放になり、その社会が壊れたら、どうするんだ、ということまで考えない。
— 多摩川キング (@tama_kin360) September 30, 2017

社会の秩序を女性割礼が保っているかもしれないというツイート。
そういった一面はあるかもしれませんよね。
女性の性が奔走したらどうなるかなんて分かりません。

しかし女性が苦痛を味わっているのが現実。
どんな理由があっても今の方法を変えなければいけないのではと考えてしまう人が多いようです。

広がるFGM情報

まだまだ女性器割礼のことを知らない日本人が多い様子。
しかし今はSNSがありますので、情報がまわりやすくなっています。

多くの方が女性器切除の現実を知って、もし変えられない風習だとしても方法だけでも見直されるといいですね。
今の方法はあまりにも残酷ですし、現に死者も沢山出ていることが問題すぎます。

女性器切除を禁止した大統領が殺される

共産主義者、医者、ギタリスト、トマ・サンカラ(1949年-1987年)第5代ブルキナファソ大統領。教育制度改革、貧困の撲滅、女性の割礼禁止、一夫多妻制の禁止など進歩的な政策を打ち出す。1987年側近のクーデターにより殺された。#共産主義者#アフリカpic.twitter.com/J9bueOYCgJ
— それでもソ連bot+ (@cccp2017) December 12, 2017

女性の割礼を禁止し、一夫多妻制を禁止した大統領。
世界的に見ればとても良さそうな大統領ですが、正義的すぎたのでしょうか、側近に殺されてしまいます。

政治は正義と信念だけでは行っていけない、ということなのかもしれませんね。

まとめ~女性器切除とか恐ろしすぎる~

出典: https://ja.wikipedia.org

男子の性器を勝手に割礼することにも反対運動があります。女子の割礼なんてもってのほかレベル?

今回の「女性器を切除する「女子割礼」の風習がいまなお残る理由」はいかがでしたでしょうか?

女子の割礼だけではなく、男子の割礼もまとめましたが、やはり女子の割礼が圧倒的に残酷で恐ろしい様子。
いかなる理由があっても、女子に死んでしまうほどの苦痛を与える風習は無くすべきなのではないかと思ってしまいます。

現に沢山の運動が起き、法律も変わっていってるようなので、この流れが止まらないといいですね!

【冥婚】台湾で赤い封筒を拾ってはいけない理由。

下記のリンクでは台湾の赤い封筒の風習についてまとめられています!
気になった方は是非チェックしてみてください!

【冥婚】台湾で赤い封筒を拾ってはいけない理由。死後婚の風習は日本にも!? | Cosmic[コズミック]

関連するまとめ

編集部
この記事のライター
Cherish編集部

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ