硬口蓋を舐める効果・方法｜ただれる/好きな人/性感帯

異性との関係を深める時、相手を悦ばせようと一生懸命体の部位ばかり責めていませんか。関係が長くなってくるとスキンシップの方法や手順がパターン化してマンネリしてしまうこともあります。そんなカップルに知ってもらいたいのが、口の中の性感帯についてです。

口は性感帯でキスをするだけでも性的に感じることができるとよくいいますが、具体的にどこの部分が敏感で性感帯なのかは詳細に知らない方の方が多いです。

口の中は異物を飲み込んだり体に害になるものを体内に入れないためにも感覚は鋭くできていて、髪の毛が一本口に入っただけでも何か入ったと認識できます。目にまつ毛が入っても入り方によっては気づかないことがあるくらいですから、その感覚の鋭さは厳重なセキュリティーさながらです。

また口の中には味を感じたりや粘膜なので食べ物の温度を感じたり、触覚、味覚、温覚とたくさんの情報を収集できるようになっています。よく赤ちゃんがおもちゃやタオルなど興味を持つと何でも口に入れてしまいますが、これは見たことのないものが何なのかを情報収集しているといえます。

確かに口の中全体が敏感な組織になっているので、ただ闇雲にディープキスをしても相手が自分の大好きな人であれば、それだけで心地いいと感じる人もいますが、口の中でも一二を争う敏感な部分は硬口蓋で、硬口蓋を舐めることが上達するともっと相手を悦ばせることができます。

まず口蓋には硬口蓋と軟口蓋の２つがあります。唇を入り口と考えると硬口蓋が手前で軟口蓋はさらに奥にある部分です。硬口蓋は軟口蓋に比べると骨に近く、舌で硬口蓋を舐めるとその名のとおり硬く感じます。

硬口蓋の位置はちょうどラリルレロの｢ロ」を発音した時に撫ででくる部分です。発音の仕方には個人差があるので、触らない方もいますが、自分の硬口蓋を探す時に簡易的で良い方法です。

硬口蓋の役割は食べ物が口の中に入った際、その食べ物がすりりつぶせるものなのか、それとも硬さ的に歯を使う必要があるのかを判断しています。すりつぶして飲み込めるようであれば、上顎のアーチ状の天井を使って舌と挟み込み潰して飲み込みます。

硬口蓋と軟口蓋は言葉を発するためにも重要な役割をしています。特にラリルレロなど発音するためには舌先を口蓋に触らないと発音できないため、硬口蓋と軟口蓋のアーチ状の天井は無くてはならない場所です。また、軟口蓋は食べ物や飲み物を飲み込む際や哺乳時に物が鼻腔にいかないように、鼻腔と口とを遮断する役割もしています。

硬口蓋を舐めるのは自分でも物を食べたりする時に意図せず触れることもありますが、他人から硬口蓋を舐められるディープキスは自分で硬口蓋を舐めるのと全く違った感覚です。

また舌で相手の硬口蓋を舐めると、触られ慣れていない相手の場合は初めはくすぐったがる場合があります。何度か触られているうちにくすぐったさがむず痒いような気持ちよさに変わって、脳が痺れるような感覚が得られるようになるまでは慣れも必要です。

自分が硬口蓋を舐める時の触れ方も撫でるようにだけではなく、舌先で蛇が舌を動かすように小刻みに早く舐めたり、触れるか触れないかのフェザータッチで焦らしたりすると硬口蓋を舐めるバリエーションがでて良いです。

舌が短めな人はしっかり相手の唇に自分の唇を合わせないと届かない部分なので、相手とのキスの中盤あたり、気持ちに盛り上がってきたところで硬口蓋を舐めるようにします。序盤でまだ軽いキスの段階では、硬口蓋を舐める時に唇が離れてしまって上手くいかなかったなんて失敗の可能性があります。

また硬口蓋を舐めるつもりが勢い余って奥まで舌を突っ込んでしまい、軟口蓋を舐めてしまうと軟口蓋は嘔吐反射を起こしやすい部位ですので、硬口蓋を舐める時には相手の舌に自分の舌を絡ませつつ、徐々に硬口蓋にした先を移動させていきましょう。ちなみに歯ブラシで舌を掃除していてオエっとなるあの現象を嘔吐反射といいます。

なんだか喉が痒くて硬口蓋を舐めると、硬口蓋が腫れてしまったり傷ついてしまったりしますが、この原因は硬口蓋という骨に近い硬い組織を硬いもので傷をつけてしまいできます。人間の舌はそんなに硬くはありませんが、毎日習慣のように硬口蓋を舐めると、硬口蓋の表面は粘膜なので薄皮が剥がれてしまいます。

飴やポテトチップスで硬口蓋を傷つけやすいのは、毎回同じ位置で飴を舐めていたり、同じ位置でポテトチップスを飲み込みやすくつぶしているために、負担をかけてしまい傷がついています。たまに意識的に別の移置に食べ物を運ぶようにして、よく歯で噛んでから硬口蓋に運ぶと傷をつけないように予防できます。

頻繁に硬口蓋を舐めることで傷ができてしまったら、しばらく弄らずに放っておきます。表皮につける軟膏などは口の中に対応していないので下手に使うと、逆効果で治癒を遅らせてしまいます。もともと唾液の中にはリゾチームという抗菌物質が入っていて、傷口をそのままにしていてもばい菌に感染するリスクは低いです。

もちろんたくさん血が出るほど酷い時はいくら唾液に抗菌物質が含まれているとはいえ、オーラルセックスなどの性交渉は避けるべきですが、普通に生活する分には放置が一番です。動物が傷口を舐めるのはこの唾液の創傷治癒を促進させる効果を本能的に知っていからです。

硬口蓋を舐めることが癖でしてしまう人もいますが、体調を崩して喉が痒くて硬口蓋を舐めることで痒みの軽減をしている場合、実はその原因は花粉症の可能性があります。花粉症の症状には鼻腔の腫れや目の痒みが挙げられますが、鼻腔も涙腺部分も口に繋がっています。

喉が痒くて硬口蓋を舐めるようなことがあったら、花粉症の時期じゃないかを考え、風邪だと適当に判断して風邪薬を飲むのを一旦やめることをお勧めします。

硬い食べ物が毎回硬口蓋に当たったり、癖で硬口蓋を舐めることで傷になるのですが、あまりにも硬口蓋が傷になりやすい場合はビタミン不足の恐れがあります。

ビタミンB２は口内炎の薬にも入っているビタミンB群で皮膚を健康で正常な状態を保つ働きがあります。そのため欠乏すると傷ができやすく治りにくくなってしまいます。

ビタミンB2が取れる食材はレバー、うなぎ、納豆、卵などで比較的に毎日の食事に組み込みやすい食材もあるので、毎日の食事のあと一品に加えると良いです。

硬口蓋を舐めるのが好きな人は舌癖を持っている可能性があります。例えば小さい頃から何かに熱中したり集中すると無意識に硬口蓋を舐めることがあるとか、飴を普段舐めるとき硬口蓋に押し付けながら舐めていて、飴が口に入っていないときも癖で舌を硬口蓋に押し付けてしまうなど、口蓋を舐めるのが好きな人は癖でしてしまっています。

舌癖としてよく挙げられるのは弄舌癖や舌突出癖です。弄舌癖は書いて字のごとく、舌を弄ぶように前歯の裏側を押したり舌先を歯で噛んだり、舌突出癖は歯と歯との間に舌を押入れたりすることをいいます。

硬口蓋を舐めること自体は歯ならびに影響を与えませんが、硬口蓋を舐める力が強かったり、硬口蓋よりも手前側を押すような舐め方をすると、舌癖に近い動きになり歯ならびに影響がでてくることはあり得ます。

しかし、口を閉じているときに硬口蓋に舌先を置くことは正常な位置ですので、舌が軽く口蓋に触れることは舌癖ではないです。

舌癖は子供の頃によくみられるもので、神経性習癖ともいわれています。恋人の硬口蓋を舐める場合は愛情表現の一つですが、頻繁に自分の硬口蓋を舐めるような癖がある場合は、精神を落ち着かせるために子供がえりしている可能性があります。

口の中でも敏感な部分で、発音や食べ物の咀嚼を助ける硬口蓋ですが、自分で刺激を加えることで舌癖がついてしまうのは問題があります。硬口蓋を舐めるのは相手の硬口蓋にして、普段の愛情表現にアクセントをつけ、カップルでさらに仲を深めてみると良いです。

相手の硬口蓋を舐めすぎて硬口蓋を傷つける状態までにすることはまずないので、安心して刺激してみましょう。また舌の長さが短かったり、相手との相性の問題で硬口蓋を舐めることが難しい場合は指で刺激してみるのも良いです。指を相手の口に入れ、優しく撫でるように指を動かしてみてください。

また自分の硬口蓋を舐めるのが癖になっている場合は舌癖を治すトレーニングを審美歯科治療を中心にした矯正専門の歯科医院で行っているところもあるので、歯並びを悪くしない前に歯科医師に相談してみることをお勧めします。

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