2021年03月30日公開
2021年03月30日更新
OBD2アプリとは?スマホで愛車をスキャンする『Torque』がおすすめ
あなたはOBD2やスマホアプリの「Torque」をご存知でしょうか?OBD2スキャンツールからスマホアプリ「Torque」に車のいろんな情報を表示させることができます。Torqueを使ってドライブをより楽しいものにしてみてはいかがでしょうか?
目次
車の詳細な情報をスマホやPC等に表示できるOBD2スキャンツール
走行中の車の燃費や温度、回転数を見てみたいと思いませんか?
出典: http://www.gearbest.com
普段、車を運転するときに、
「回転数を見たい」
「自分の運転だとどのくらいの燃費で走れてるのだろう?」
と思うことはありませんか?
このような情報を数千円の費用さえかければOBD2スキャンツールを介してスマホアプリ(Android、iPhone)やPCで見ることができるのです。
OBD2は車の状態を診断するためのスキャンツール
出典: https://www.walmart.com
OBD2とは(On Board Diagnosis 2nd generation)の略で、車の状態を簡単に診断するための機器の規格です。最近の車には基本的にOBD2コネクタが装備されており、これにOBD2スキャンツールを装着することで、通常では見ることのできない様々な情報をBluetoothでスマホやPCに転送して、スマホアプリ上で車の状態を診断することができます。
この記事では「ELM327」についてご紹介します。
OBD2スキャンツールがあればスマホやPCでこんなことができる!
OBD2からスマホアプリやPCに様々な情報を表示させることができる
スマホではなくフロントガラスに表示させることも!
出典: https://the-gadgeteer.com
色んな情報を見れるようになったとはいえ、他の計器類と同じような場所で表示させるのでは視線が逸れがちになり危ないです。
できるだけ前方から視線が逸れないようにするために、スマホで表示された内容をフロントガラスへ投影するのが一番だと思われます。
このあとご紹介するおすすめスマホアプリ「Torque」はHUD表示に対応しており、フロントガラスへ投影することができます。
出典: https://the-gadgeteer.com
フロントガラスへ投影するときの注意点として、そのまま投影させようとすると光が二重に反射してしまい見えずらくなります。
これを防ぐために、投影する部分だけにミラーフィルムなどを貼ることをおすすめします。
もちろんOBD2は車の状態を診断するためにも
出典: https://www.reichelt.com
本来、「ELM327」のようなOBD2スキャンツールは車の状態を診断するためのものです。
中古車の購入を検討しているのであれば2人で試乗して、運転していない人がPCなどでOBD2スキャンツール「ELM327」からの情報を見て、エラーがないか診断することができます。
売る側が告知または認知していないエラーや不具合を見つけることができるので、このように車の状態を診断するOBD2スキャンツール本来の使い方もおすすめです。
おすすめOBD2スキャンツールは「ELM327」
出典: http://www.dx.com
OBD2スキャンツールの中では「ELM327」が最もメジャーのようです。
Amazonや楽天で検索すると大体数千円で売られています。
スマホやPCがあれば、OBD2スキャンツールである「ELM327」を手に入れるだけでいろんな情報が見れるようになります。
これをODB2コネクタに接続すればBluetoothでスマホやPCに情報を送ることができます。
ODB2コネクタは運転席の足元にあります。
OBD2コネクタ自体は何も覆われていないようなので、探せばすぐ見つかるのではと思われます。
出典: https://www.amon.co.jp
こんな感じのコネクタが運転席にあります。
また、OBD2スキャンツール「ELM327」に付属しているCDにはウイルスが入っているようなので気を付けてください。
スマホで見る場合、CDの中身は必要ないので起動しないことをおすすめします。
AndroidであればBluetooth、iPhoneならWi-Fiで接続可能!
出典: http://otoku-hikaku.jp
AndroidであればBluetooth機能がついているものが大半ですので、Bluetoothでの接続をおすすめします。
iPhoneの場合はBluetooth非搭載のためWi-Fi版のOBD2スキャンツール「ELM327」の購入をおすすめします。
消費電力などを考慮するとBluetoothでの接続の方が良いので、AndroidかiPhoneかを選べるのでしたら、Androidをおすすめします。
おすすめのOBD2スマホアプリは「Torque」
スマホアプリ「Torque」のPro版なら日本語にも対応
出典: http://minkara.carview.co.jp
スマホアプリ「Torque」は無料版の「Lite」と有料版の「Pro」の2種類があります。
LiteとProでは以下のような違いがあります。
Lite
・英語(一部日本語)
・表示はメーター類のみ
・広告表示あり
Pro
・日本語対応
・故障診断や単位変更などのカスタマイズに対応
TorqueはiPhoneには対応していない?
OBD2コネクタからスマホアプリ「Torque」で車両の情報を見るまでの手順
必要なモノ
出典: http://news.ap.teacup.com
必要なモノ
・OBD2スキャンツール「ELM327」(Bluetooth版またはWi-Fi版)
・スマホ(Android)
あると便利なモノ
・OBD-EH(エンジンを止めた時に電源が切れるようにするために必要)
・充電環境(かなり電池を消費するので)
スマホアプリ「Torque」で各種情報を見れるようにするまでの手順
出典: http://minkara.carview.co.jp
まずはTorqueをインストールしましょう。
Google Play(iPhoneやiPadはTorqueに対応していないようです)でTorqueを探しましょう。
Pro版のみ日本語対応ですが、Lite版でも困ることはないと思います。
とはいえPro版でも425円なので、どうしても日本語にしたいのであれば、まずはLite版で動作確認してからPro版に移行して日本語環境にしても良いと思います。
Torqueを起動する前にBluetoothのペアリングを
出典: http://minkara.carview.co.jp
TorqueをインストールしたらOBD2スキャンツール「ELM327」とのペアリングをしておきます。
まずはOBD2スキャンツール「ELM327」の電源を入れるために車のエンジンをかけます。
そうしたらスマホからBluetooth端末のスキャンを行いましょう。
OBD2スキャンツール「ELM327」が見つかるはずなのでペアリングをしましょう。
OBD2スキャンツール「ELM327」の場合はおそらく「OBDⅡ」という名前で見つかると思います。
ペアリング時にPINの入力を要求されますが、PINはOBD2スキャンツール「ELM327」に付属しているCDのラベルに貼ってあります。
通常PINは「0000」または「1234」のようで、入力時に「0000か1234を試してください」と表示されることから、別にCDのラベルをわざわざ確認しなくても良さそうです。
Torqueを起動してみよう!
出典: http://minkara.carview.co.jp
OBD2スキャンツール「ELM327」とのペアリングができたら、早速Torqueを起動してみましょう!
起動するとLite版の場合は英語でいろいろ書いてありますけどとりあえずOKを押しておけば大丈夫です。
そうするともう画像のように各種メーターが表示される画面に映ります。
歯車を押すとメニューが開きます。
Lite版で開いてみたところ、一部メニューは日本語になっていました。
このメニューからテーマを変えたり、色んなメーターやグラフを追加することができます。
スキャンツール「ELM327」のバージョンには注意
出典: http://www.geocities.jp
OBD2スキャンツール「ELM327」にはバージョン1.5とバージョン2.1が存在します。
両者の違いは診断プロトコル(K-LineかCAN)の違いです。
この違いにより、古い車両はバージョン1.5でないと動作しないので注意してください。
最近の車両でしたらバージョン2.1を購入してください。
この他にバージョン1.51なるものがあるようですが、これでは旧車で動作しなかったという記述を見かけるので注意してください。
スマホアプリ「Torque」で楽しい車ライフを!
出典: https://www.appannie.com
いかがでしたでしょうか?
車好きには堪らないアプリですよね。
きっとドライブがより楽しいものになると思います。