「なんか」が口癖の人に多い性格や特徴は?口癖を直す方法もご紹介
あなたの周りに「なんか」が口癖の人はいませんか?もしかしたら無意識にあなたも使っているかも?ネガティブな口癖は、周りに悪影響を与えている可能性も!この記事では「なんか」が口癖の人の特徴や心理状態。また、ネガティブな口癖の直し方について触れていきます。
目次
そもそも「口癖」とは?
口癖とは、特に頻繁に口にしてしまう言葉を指します。特定の言葉を意識して頻繁に使う「常套句」と違い、無意識に発してしまう言葉を口癖と呼びます。
それでは、まずは口癖がどのような影響を及ぼすのかを見ていきましょう。
口癖の意味
口癖は、同じワードを何度も発しているうちに相手に根付く「印象」であったり、ワードからイメージされる「性格」を表しているとも言えます。また、口癖からその人の心理や思考に影響を与え、行動や、やる気に関わってくる可能性もあるでしょう。
また、本人だけでなく他人に影響を与えることもあるので、ネガティブな口癖を持つ人は直すことを意識したほうが良いですね。
口癖からわかること
口癖からは、その人の性格や心理状態がわかります。また、ワードのセンスによっては知性や教養も計られてしまうことも。
しかし、口癖からわかるのはあくまでも表向きの印象のみです。本当は真面目な性格なのに、口癖のせいで不真面目だと捉えられてしまったりする可能性もあります。反対に、口癖から好印象を与えることもあるでしょう。
口癖からは、あくまでも表向きですが、その人の性格や心理状態・知性がわかってしまうと言えますね。
口癖はうつる
口癖は、何度も繰り返し使っているうちに周りにうつっていくこともあります。
よく、子供が幼稚園で変な言葉を覚えてきて、口癖になっちゃって困る…といったお母さんの悩みを聞きますよね?同じように大人も気づかないうちに誰かの口癖がうつってしまっている可能性があります。
また、流行語などで一気に使われるようになったワードは、最初は面白くて使っているうちに、だんだん無意識に使うようになり、すっかり口癖になってしまった。なんてこともあるのではないでしょうか。
口癖から大きく運勢が変わってしまうことも
口癖は、たとえ無意識に使っていたとしても、その人の深層心理に大きく働きかけます。つまり、性格が口癖を作るのではなく、口癖が性格を作ってしまうのです!
ネガティブな口癖を持つ人は、その発言をするたびにどんどんネガティブに。反対に、ポジティブな口癖を持つ人は、ポジティブに振る舞うようになっていくでしょう。
性格によって会社での立場や恋愛のきっかけも大きく変わっていきます。口癖ひとつから運勢が変わってしまう可能性も十分にあると言えますね。
「なんか」が口癖の人の心理
「なんか」は改めて聞くとネガティブな印象を与える言葉ですが、便利な言葉でもあります。ですので、あなたの周りにもよく使っている人がいるのではないでしょうか?
ここからは、「なんか」が口癖の人の特徴や心理について見ていきましょう。
①物事に否定から入る
「なんか」に続く言葉は、否定的な言葉が多い傾向があります。「なんか、おかしい」「なんか、違う」といったように、うまく説明できないけど肯定はできない。といった意識があるのでしょう。
もちろん、「なんか、いい」というようにポジティブな言葉が続くことも考えられます。しかし、頻繁に口に出している時点で何事もまずは否定的に捉える。という心理状態にあると言えます。
②人を見下している
目上の人と話す時に、「なんか」はなかなか使えないですよね。また、「なんか」に続く言葉も否定的な言葉が多いことから、口癖のように発している人は、簡単に物事を認めない性格なのでしょう。
また、「なんか」をつけることによって、相手の意見や持ち物、作品を批評しているのかもしれません。何事にも自分が批評する立場であると考えており、心理的に相手よりも優位に立ち、無意識に人を見下しているのではないでしょうか。
③感受性が乏しい
「なんか」は非常に便利な言葉です。そこからいい意味にでも悪い意味にでも繋がる、抽象的な言葉です。
ですが、物事に対して具体的なワードを出さずに「なんか」で済ませている人は、感受性が乏しいと言えるでしょう。
④疲れている
非常に疲れていたり、心理的に落ち込んでいたりする人は、頭の回転が悪くなるために言葉を選ぶスピードも遅くなり、一時的に「なんか」といった曖昧な表現が口癖になってしまうこともあります。
普段「なんか」をあまり使わない人が急に口癖のように使うようになった場合、その人は疲れていたり、落ち込んでいるのかもしれません。
「なんか」が口癖の人に多い性格・特徴
ここからは、「なんか」が口癖の人に多い性格や特徴を見ていきましょう。
①面倒くさがり
「なんか」はとても抽象的な表現です。「なんか」の後に何か言葉が続くこともあります。しかし、ひどい場合だと「なんかねぇ」だけで発言を終わらせてしまう人もいます。
的確に伝える言葉はいくらでもあるのに、便利な「なんか」を使うことで、言葉を選ぶ作業をはぶいていることで、その人はとても面倒くさがりであると言えるでしょう。
②目立ちたがり
否定的な意見を述べるときについつい口からでてしまう「なんか」が口癖の人は、何事にも批評をしてしまう癖があると言えるでしょう。
また、その批評を口に出すことによって、注目を浴びようとしているのかもしれません。辛口コメンテーターや毒舌キャラなどのブームがありましたが、普段の生活の中であれもこれも批評している人は、目立ちたがり屋な傾向があります。
③他人に厳しく自分に優しい
「なんか」をつかって他人や、他人の作ったものを評価している人は、その厳しい批評の目が本人に向くことはあるのでしょうか?おそらく、自分には甘い人が多いのではないでしょうか。
自分にも厳しくジャッジを下せる人は、「なんか」といった抽象的な言葉は多用しません。的確に課題や問題点をあげるためにもっと具体的なワードを使います。
ですので、「なんか」を使って何かを批評する人は、言葉選びを面倒がりながらも他人を評価したい「自分には甘い人」と言えますね。
④責任感がない
その人は、「なんか」というワードをくっつけることで、はっきりと意見を言わないことにより発言の責任から逃れようとしている可能性があります。
何かを批判したり問題点を指摘しなければいけない場合、そういった発言をした人は嫌われ役になってしまいますが、そういった役割をしたくないために「なんか」をつけてしまうのでしょう。
特にビジネスシーンでは、「なんか」を多用すればするほど悪印象を与えてしまうので、注意が必要です。
「なんか」が口癖であることのデメリット
「なんか」は、あまりいい印象を与えない口癖だということがわかりました。口癖から悪印象を与えてしまう事によって、その人に不利益が発生してしまう可能性もあります。
それでは、「なんか」が口癖であることによって生じるデメリットについて解説していきます。
頭が悪そうだと思われる
「なんか」が口癖の人は、知識や教養が低いと思われてしまいます。
「なんか」に代わるワードはたくさんありますが、その言葉を知らなかったり、ぱっと頭に浮かばなかったりするのであれば、その人の語彙力が足りないせいだと言えるでしょう。
語彙力は本を読んだり、他人から刺激を受けたり、偉人や著名な成功者から感銘を受けたりして養われていきます。語彙力が少ない人は、周りから「そういう刺激を自分から受けに行かない人なんだろうな」と思われても仕方ないでしょう。
信頼されにくくなる
口をついて「なんか」が出てしまう人は、その口癖が周りに浸透されていく程、信頼されにくくなってしまいます。
「なんか」を使って噂話や、その場にいない人のネガティブな話題を持ち出していませんか?もしかしたら「私がいない時は私の悪口を言われているのかな?」と不信感を与えてしまっているのかも。
仕事のシーンでもプライベートでも、口癖が原因で信頼を失ってしなうのは、とてももったいないことです。あなた自身に「なんか」という口癖がある場合は、すぐに見直すことをおすすめします。
やる気が無いと思われる
あなたが部下や後輩を束ねる立場であった場合、「なんか」が口癖の人を重要なポジションに置くでしょうか?「なんか」が口癖の人は、無意識のうちに周りのモチベーションまで下げてしまうことがあります。
マザーテレサの言葉で「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。」といった名言があります。
「なんか」が口癖になっている人は、そのまま行動や性格に反映されているのかもしれません。とくに会社などのコミュニティでは、口癖ひとつが数年後の立場に関わる可能性もあるでしょう。
「なんか」という口癖を直す方法
もし、あなたの口癖が「なんか」だった場合、どのような方法で口癖を直すことができるでしょうか。また、お子様や身近な人に「なんか」が口癖の人がいる場合も、一緒に考えてあげたいですね。
ここからは、悪い口癖を直す方法について見ていきます。
まずは口癖がある事を自覚する
口癖は、発している本人は気づいていないケースがほとんどです。まず口癖を直す前に、自分にどのような口癖があるのかを自覚することが必要だと言えるでしょう。
一番早い方法は、家族や友人に「私って無意識に言ってる口癖ってある?」と聞くことです。「なんか」ではなくても、もしかしたらネガティブな口癖を指摘されるかもしれません。
また、周りの人に「なんか」が口癖の人がいて、それをあなたが直してほしいと思っていても、本人に自覚がなければ直すことは難しいです。その場合、本人に指摘して口癖がある事に気づいてもらいましょう。
喋る前に「なんか」を使わないように意識する
「なんか」は、会話の最初によく使うワードです。自分が受け答えをする時、つい口をついて出てしまうようでしたら、発言をする前に一呼吸置きましょう。
口癖を自覚して、それを使わないように気を付けるだけで、まずは意識改革ができたと言えますね。もし「なんか」を使わなければうまく会話が続けられないようであれば、あなたの語彙力を高める必要もあります。
ポジティブなワードを口癖にする
意識して頻繁に使うワードを口癖とは言いませんが、意識して使い続けることによってそれを口癖化する事は可能です。「なんか」に代わる口癖を意識して使ってみるのはいかがでしょうか?
たとえば「そうだね」です。一見「なんか」の代わりになるようには見えませんが、発言の最初に「そうだね」を付けることによって、そこから繋がるワードが否定的なものではなく、肯定的なものに変わっていきますよね?こういった小さなところを意識することによって、ネガティブな性格自体を変えていくことが可能かもしれません。
もし、仕事などの意見交換の場で何かを否定しなければならないケースでは、「なんか」を使わずに具体的なワードでしっかりと意見を伝えましょう。そうすることによって、発言に責任感も備わってきます。
本や著名人の発言に触れ、語彙力を増やす
「なんか」は、どのような場面でも使える便利なワードです。しかし、頭のいい人がテレビやインタビューで発言している時に、「なんか」というワードは頻繁に出てくるでしょうか?
頭の良い人や作家さんは語彙力が豊富ですので、「なんか」という曖昧なワードではなく、具体的なワードであったり、美しい言い回しをして、読者や視聴者に説得力を与えます。
そういった人をお手本にして、言葉遣いを真似してみましょう。話題の本や小説から言葉に触れてみるのも良いかもしれません。口癖を直すための習慣が、結果的に知識や教養に結び付くことになるので、一石二鳥ですね。
「なんか」以外の周りを不快にさせる口癖とは
「なんか」以外にも周りを不快にさせる口癖はあります。周りに「なんか」が口癖でいつも不快に思っていたけど、もしかしたらあなたも似たような口癖を持っているかも?
ここからは、直すべき口癖についてご紹介していきます。
「でも」
「でも」も、その後に続く語句が否定を表すものとなり、「なんか」と同じように頻繁に使うことで悪印象を与えてしまいます。
また、多用することで気だるげな雰囲気を出してしまいます。ですから、特にビジネスシーンで頻繁に口に出すことは避けたいですね。
「だって」
「だって」を多用する人は、口癖と同時に言い訳をする癖もあったりしませんか?
言い訳をする癖がある事で、何かを努力したり工夫したりする事を拒否しているとも言えるのではないでしょうか。もし、あなたの子供や後輩、部下に「だって」の口癖がある場合は、優しく指摘して行動を起こすよう諭してあげると良いですね。
「どうせ」
「どうせ」も直すべき口癖のひとつです。「どうせ」につながるセリフを考えてみると、「どうせ私は…」「どうせダメだ」といった、否定的な語句が続くイメージがありますよね。
また、「どうせ」には、自己肯定感の低さや、行動を起こす前から諦めてしまう精神力の弱さが込められています。
もし自己肯定感が低く、「どうせ」が口癖になっている人は、そこを見直すことから始めてみましょう。自分を認めてあげる一歩になるかもしれません。
「なんか」以外の口癖からわかる性格・特徴
心理的にネガティブな人は、何かしらマイナスなイメージの口癖を持っていると言えます。ここからは、「なんか」以外にもネガティブな印象を与えてしまう口癖についてご紹介しましょう。
理屈っぽい性格がわかる口癖
「要するに」「つまり」といった口癖を持っている人は、理屈っぽい性格だと言えるでしょう。どちらも頭が良い人が使うイメージですが、「要するに」を頻繁に使うほど要点が整理できていなかったり、「つまり」が会話に何度も登場した結果「結局何が大事なんだっけ」となっていませんか?
こういったワードが口癖の人は、「要するに」を使って自分の理屈が通っているとアピールしたい性格なのかもしれません。
自己肯定感が低い人に多い口癖
「いいなぁ」や「私なんか」といった口癖は、自己肯定感が低い人に多い傾向があります。特に、他人が努力した結果の成功だったり手に入れた物に「いいなぁ」と言っている人は、うらやましいと思っている反面、自分は努力することを放棄している可能性があります。
また、「私なんか」が口癖の人は、自己肯定感が低いがゆえに何をやってもうまくいかないと思い込んでしまっている可能性があります。
もし周りの人にこういった口癖の人がいる場合は、少しでも前向きになれるようにフォローしてあげたいですね。
知識や教養が低い人に多い口癖
「やばい」は、高校生やごく身近な仲間内でよく使ったという人も多いのではないでしょうか?しかし、大人になっても「やばい」が口癖になっている人は、語彙力が低いと思われても仕方ないでしょう。
また、精神年齢が幼く見えるため、責任ある仕事や立場を任せられないと判断される可能性もあります。
「やばい」も一つのワードでいい意味も悪い意味も表現できる便利な言葉ですが、社会に出たら頻繁に使うのは避けたほうが良いですね。
「なんか」が口癖の人は、損なことだらけだった!
いかがでしたか?何気なく使っている「なんか」という言葉は、頻繁に使うことによって悪印象を与えるだけではなく、心理状態や性格に影響し、運勢まで変えてしまう可能性があります。
まずは、口癖を自覚するところから始めてみましょう。あなたの口癖がポジティブなものに変われば、あなただけでなく周りまで良い影響を与えることができるかもしれませんよ。