コストコのベーキングソーダ（重曹）が掃除で大活躍！上手な活用法は？

ベーキングソーダ（重曹）というと、パウダー状で水に溶かして掃除やキッチン周りの洗剤に使うとか、研磨剤が入った洗剤の代わりに使う物というイメージが強いかもしれません。コストコのベーキングソーダは、強力に除菌や殺菌ができるだけでなく、料理にも使える安全な成分でできています。この記事では生活用品として万能に使えるコストコの重曹について詳しく説明しましょう。

コストコで売られているベーキングソーダ（重曹）について、際立った特徴を4つ紹介します。コストコで購入する際に参考にしてください。

見たらびっくりする大きさですが、コストコのベーキングソーダは大容量で1袋6.12kgもあります。値段は1個約1,000円で、Amazonの同じ商品よりもコストコの方が400円くらい安く売られています。かなりの容量があり安いのが特徴なので、掃除・料理・食用と色々な用途で気にせずに使えますね。

重曹は湿気を吸うとパウダーが固まりやすくなる特徴があります。固まりやすい特徴を活かして、ペースト状にして利用することもできますが、湿気やすいとパウダーの量が多くて使いきれず、保管が大変ではと心配になる方もいるでしょう。コストコのベーキングソーダは袋の口がジップタイプで密閉できるので、パウダーが固まりやすい特徴があっても安心して使えますよ。

コストコのベーキングソーダで最も優秀だとされる特徴は、FOOD GRADE（食品添加物）に分類されることです。重曹は成分によって主に3種類あり、薬局で販売される薬用タイプ、掃除や洗濯で使われる工業用のタイプ、人が口にする物に使っても問題ない食用タイプに大別されます。

コストコのベーキングソーダは食用に分類されるため、キッチン周りでの洗い物、料理の下ごしらえや蒸しパンなどの膨張剤にするなどの食用にも安心して使えるでしょう。パウダーを溶かしてお風呂の入浴剤にする方もいるほどです。

食用として使う場合、重曹はどのくらい品質が保たれるのだろうと考える方もいることでしょう。コストコのベーキングソーダは賞味期限が3年と長いのが特徴です。容量が多くて1度購入すると2年～3年ほどは持つという口コミが多いので、できるだけ期限が長い方がいいと考える方でも購入しやすいでしょう。ただし、賞味期限が過ぎてしまって料理などの食用では使えない場合も、コストコのベーキングソーダを除菌・殺菌目的で掃除や洗濯で使えば問題ありません。

除菌や殺菌などの目的で掃除で使ったり、研磨剤にできる特徴を活かして利用する場合に、コストコのベーキングソーダを使うのがおすすめです。多目的に使い分けをしたい場合は、掃除や洗濯で使う分を密閉できるジッパー袋やガラスボトルを購入して小分けにして保存する方法が便利ですよ。

料理が好きな方の場合フライパンや鍋を使う機会が多いため、焦げが付着してしまうこともありますよね。重曹は研磨剤としても使えるため、お湯を張って汚れを緩めて落ちやすくしてからコストコのベーキングソーダをパウダー状のまま振り入れて、研磨剤としてたわしでこすり落とすのもいいでしょう。

パウダー状の重曹にほんの少し水を加えてペースト状にすると、市販のクレンザーのような研磨剤になります。吸水しやすい特徴があるので、少し水を混ぜただけで柔らかいペーストになりますよ。鍋やフライパンに傷が付くのが心配であれば、ペースト状の研磨剤にするのがおすすめです。

研磨剤にもなるコストコのベーキングソーダですが、フライパンや鍋の中には研磨剤として使わない方が良い素材があります。

【テフロンなどの特殊な加工や塗装がされている物】
研磨剤として使うと傷が付くことがあります。パウダー状のままコストコのベーキングソーダを使うのは以ての外ですし、ペースト状にしても使わない方がいいでしょう。

【アルミ製の物】
アルミ製のフライパンや鍋は、重曹に含まれるアルカリ成分によって変色する恐れがあります。傷は付きませんが、変色が気になる方はコストコのベーキングソーダを使わない方が良さそうです。

キッチンのシンクの嫌な臭いやヌメリが気になるという方もいるのではないでしょうか。コストコのベーキングソーダで排水口のネットやフタを研磨剤のように使って洗えますし、パウダー状のままシンクに振り入れると殺菌や消臭ができますよ。重曹の持つ強いアルカリ成分が臭いやヌメリの原因菌を殺菌して抑えられるためです。排水口を重曹で洗うついでに、コストコのベーキングソーダをそのまま排水口に入れるだけで、手軽に消臭と除菌ができますね。

重曹は食用でも安全に殺菌する成分があります。すぐに使えるよう、水と混ぜて小ぶりなスプレーボトルに入れて使う方もいるということです。100均のボトルにコストコのベーキングソーダ水を入れて、汚れでべとつきやすいコンロ周りやシンク周りの気になる所にスプレーをするという使い方ができますね。すぐにパウダーと水が分離するので使うたびに振って溶かす必要がありますが、毎日手軽に殺菌しながら汚れが取れます。

重曹のアルカリ成分は汚れを落としたり、除菌や殺菌ができるという特徴があります。天然成分ですので、肌に直接触れる衣服などの洗剤代わりにも使えます。汚れがひどければ、ベーキングソーダと衣料用の酵素系漂白剤と一緒に洗うこともできますよ。酸性の汚れに効果を発揮するので、食べこぼしや調味料などシミと襟元の皮脂汚れなどをきれいに落とせます。重曹を溶かしてつけ置きして予洗いする方法もおすすめです。

嫌な臭いの原因菌を除菌して消臭するのが重曹のアルカリ成分の特徴です。下駄箱などのシューズボックスの消臭が簡単にできます。ゼリーやプリンなどのプラスチックカップなどを利用して、コストコのベーキングソーダを30分ほど棚に置くだけでも十分消臭できますよ。

コストコのベーキングソーダは量が多いので、棚にいくつか分けて少量ずつ置いてもいいですね。より消臭効果をあげるには、清涼感と除菌効果のあるアロマオイルを数滴入れるのもおすすめです。良い香りも同時に楽しめますよ。

食用に分類されるコストコのベーキングソーダで、料理に活用する方法を紹介します。口に入れても大丈夫な成分ですから、日々の料理の支度にも積極的に使えますよ。

レタスやキャベツなどの葉物野菜や果物などを食べる時、火を通さずにそのまま生食しますよね。水洗いをしただけでは土や農薬が十分に落ちていないのではと不安になる場合があるでしょう。コストコのベーキングソーダを入れて全体にまぶし、流水で十分に洗い流すと水洗いをした時よりも汚れや農薬が落ちやすくなります。子供に安全な食べ物を口に入れさせたいと考えている方は試してみてはいかがでしょう。

蒸しパンやまんじゅうなどのお菓子を作る時、重曹を少量入れてふんわりと柔らかく膨らませることもできます。ただ、重曹を使うと横に広がったように膨らむので、縦方向にふっくらとさせたい場合には向かないこともあるでしょう。また、重曹を入れすぎると苦味が強くなりがちですので、ある程度甘みが強いお菓子に向いています。

縁日の屋台で売られている「カルメ焼き」というほろ苦くて甘い砂糖菓子をご存知ですか。ザラメをコンロで温めて溶かし、カラメル状で大きな泡が出て膨らんだ状態になります。コンロから下ろして温度が下がると、そのままの形で固まるのが特徴のお菓子です。膨らむのは重曹が入っているからです。ザラメと重曹、カルメ焼き用の鍋があると自宅で作れます。

コストコのベーキングソーダは一般的な食用の重曹と同様の物です。製菓材料のコーナーにはベーキングパウダーが販売されているため、間違えて購入してしまった経験がある方もいるかもしれません。ベーキングパウダーはマフィンやフィナンシェ、パウンドケーキ、ソーダブレッド（イースト菌を使わないパン）など、お菓子をスポンジ状に膨らますために使われます。ベーキングソーダとベーキングパウダーは違う物ですので購入の際には注意してください。

ベーキングパウダーは重曹に酸性の材料が配合されていて、苦味が抑えられてお菓子の味を邪魔しないのが特徴です。重曹と違い膨らませることに特化した食品添加物ですので、掃除や洗濯などには使用しません。お菓子のレシピでベーキングパウダー使用と書かれている場合、代わりに重曹を使うこともできます。代わりに重曹を使用した場合は、ベーキングパウダーと同じ分量にすると苦味がきつくなります。優しい味わいのお菓子の風味を損ねることもあるので、控えめに使うように注意してください。

大容量サイズで売っているコストコのベーキングソーダがあると、家事で大活躍をします。食用のため食べ物に入れたり、口にする物を洗ったりしても安全です。また掃除や洗濯にも使っても問題ありません。掃除で重曹を使う場合は、そのままパウダー状で使うことも、水を足してペーストにしたり重曹水にしてスプレーしたりと便利に使えます。掃除洗剤の代わりにもなるため手荒れもしませんし、日々のちょっとしたお掃除も楽になりますね。コストコのベーキングソーダを購入して、家の中をピカピカにしましょう。