けん玉の持ち方と上達するコツ!どんな技があるの?

けん玉の名称からコツ、持ち方を紹介します。検定の技一覧やけん玉の選び方はもちろん、子供でも楽しめる遊び方や持ち方、けん玉の 良い影響についてもまとめてみました。難しい技である世界一周やろうそくが上達するコツや、けん玉の歴史も紹介するのでぜひご覧ください。

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目次

  1. 1けん玉の基本を知ろう!
  2. 2けん玉の持ち方を6つ紹介!
  3. 3けん玉検定に挑戦しよう!各級の技とコツ!
  4. 4けん玉は子供にもおすすめ!その理由とは?
  5. 5子供におすすめのけん玉の遊び方4選!
  6. 6けん玉初心者が上達するマル秘グッズがあるの?
  7. 7【番外編】けん玉の歴史を紹介!
  8. 8けん玉の持ち方やコツを知って楽しもう!

けん玉の基本を知ろう!

けん玉は誰でも子供のころに1度は遊んだことがあるのではないかというほど、歴史もある人気のおもちゃです。遊び方も豊富なのでおじいちゃん世代からパパママ世代、そして子供世代にも長く愛されています。今回はけん玉の選び方や検定についてや、各部位の名称などを紹介します。

けん玉

けん玉の各部位の名称を紹介

ここでは、けん玉の名称を覚えていきましょう。けん玉の名称を知っておけば、相手に説明するときもわかりやすくなります。けん玉の各部位の名称は次の通りです。

けん玉

  1. けん先……けんの細い方。
  2. 大皿……大きい方の皿。
  3. 小皿……大皿の対にある皿。
  4. 中皿……けん先の対にある皿。
  5. すべり止め……持ち手のあたり。
  6. 皿胴……大皿と小皿がついた部品。

糸は、大人だと長さ39cm程度、子供の場合は4~5cm短くするとやりやすくなります。この中で間違えやすい名称は「大皿」と「小皿」です。どちらがどちらだかわからなくなってしまうこともありますので、しっかり覚えておきましょう。また、「すべりどめ」「皿胴」などの名称を覚えておくとけん玉に詳しい印象を与えられるでしょう。

けん玉の選び方は?

けん玉を始めるときは、けん玉の選び方も重要です。初心者のけん玉の選び方としては、「日本けん玉協会から認定されている競技用のけん玉」がおすすめです。

はじめてけん玉を始めるときの選び方はこれだけです。上手な人も使っているというだけでなく、初心者でもけん玉の技を決めやすいのが特徴です。100円ショップなどで売っているけん玉と比較してみても、大皿や小皿に玉が乗りやすく、その違いは歴然です。

上級者のけん玉の選び方としては、皿胴やお皿が従来より大きくなったタイプのもの、単色よりも筋が入って回転が見えやすいものという二つの選び方のポイントがあります。

けん玉

けん玉検定とは?

けん玉が上達したら、高度な技を習得しているという証明にもなる「けん玉検定」を受けてみることをおすすめします。中には世界一周やろうそく、灯台など難しい技もあります。いろんな技ができるようになれば遊び方も広がりますね。

けん玉検定には「公益社団法人 日本けん玉協会」が実施しているけん玉検定と、「一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN)」が実施しているけん玉検定があります。

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けん玉

けん玉の持ち方を6つ紹介!

けん玉には技によって異なる色々な持ち方があります。説明中の名称がどこなのかわからない場合は、先にけん玉の名称を覚えておきましょう。けん玉の持ち方はとても重要で、検定で違った持ち方をすると怒られてしまうこともあります。例えば、世界一周という技をするときとろうそくという技をするときでは、持ち方が全く違います。また、ここで使うけん玉は、けん玉の選び方を参考にして使いやすいけん玉を使用しましょう。それではけん玉検定の10級~1級で使うけん玉の持ち方を紹介します。

けん玉を持つ手

皿グリップ

けん先を横にして、親指と人差し指でけん玉を持ちます。親指と人差し指の二本の先に皿胴がくるようにした上で、けんの部分を鉛筆を持つように持ったら、中指・薬指・小指を下側の皿に添えるようにして持ちます。

中皿用グリップ

けん玉の細い方(けん先)を下に、中皿が上にくるように持ち、「すべりどめ」という名称の部分あたりを持ちます。つまり、持ち手の部分を逆にして持ちやすいように持つやり方です。これは、けん玉検定の8級「中皿」で使う持ち方となります。

ろうそくグリップ

ろうそくグリップという持ち方は、けん玉の細い方である「けん先」という名称の部分を下にして、その部分を持つ持ち方です。上側に中皿が来るように持ちます。これは「ろうそく」の技で使う持ち方です。

日本一周系グリップ

日本一周系グリップという持ち方は、けん先という名称の部分を横になるように持ち、下側を親指一本で支え、上側は人差し指から小指までそろえて添える持ち方です。日本一周の技を使うときに使います。

とめけんグリップ

とめけんグリップは「とめけん」という技で使う持ち方となります。けん玉のけん先を上にして、親指と人差し指と中指でけん玉の真ん中部分を持ちます。「皿胴」という名称の部分のすぐ下あたりです。そのまま、薬指と小指は中指の下に添えます。

飛行機グリップ

けん玉の玉の部分を持つ持ち方で、穴が開いてる方を上にして持ちます。「飛行機」という技で使う持ち方で、このままけん先を穴に入れるという技です。

けん玉検定に挑戦しよう!各級の技とコツ!

けん玉検定の技のやり方とコツを紹介します。けん玉検定に合格すると、履歴書に書くこともできるんですよ。色々な技がありますので楽しんでチャレンジしてみましょう。

ウサギとけん玉

【10級】大皿

大皿は、玉の部分を大皿に乗せる技です。けん玉で1番簡単な技となります。コツは、足の膝を上手に柔らかく使うことです。玉を引き上げるときに、膝を使って体全体を引き上げるようにします。また、大皿に乗せるときは、膝を曲げて体を沈ませるようなイメージで乗せましょう。

【9級】小皿

小皿は、大皿の技と同様に玉の部分を小皿に乗せる技です。コツは大皿と一緒で、膝を上手く使うようにしましょう。大皿よりも玉を乗せる面積が小さいので少し難しくなります。

【8級】中皿

中皿は、大皿・小皿同様に玉を皿に乗せる技です。中皿を成功させるためのコツは、玉を引き上げるときに大皿や小皿のときよりも高めに引き上げましょう。

【7級】ろうそく

「ろうそく」は「中皿」と似ているように見えますが、持ち方を変えた技です。ろうそくは、「ろうそくグリップ」と呼ばれる持ち方で持ち、けん先を下にして持って中皿に玉を乗せる技です。胸のあたりまで玉を引き上げるとやりやすいですよ。

【6級】とめけん

とめけんは、玉をけん先に入れる技です。とめけんを成功させるためのコツは、けん先を上に向けて構えるときに、少しだけけん先を傾けるということです。けん先を傾けることで、糸が手に当たらないようになり、玉が入りやすくなります。また、玉が回らないように膝を使ってまっすぐ上げるのがコツです。

【5級】飛行機

飛行機は、玉を持ってけん玉を上に引き上げ、玉の穴に逆さまに刺す技です。コツは、最初に構えた段階でけんの部分を自分側に引き寄せ、手を離したけんの部分が玉の真下に来たときに玉を自分の方へ斜め上に引き上げることです。

【4級】ふりけん

ふりけんは、玉を振りながらけん先に入れる技となります。コツとしては、玉をしたから前の方に振り出し、玉が上がり始めたときにゆっくり糸を引きます。そして、玉の穴が見えたらその穴を迎えるような気持ちでけん先に刺します。

【3級】日本一周

日本一周は、小皿→大皿→けん先へ入れるという連続技で「日本一周系グリップ」の持ち方で持ちます。小皿→大皿までは簡単にできるかもしれませんが、大皿→けん先が難しいです。小皿から大皿へ移動するときに、穴の位置を自分から見えるように移動しておき、けんに刺すまで穴の位置を見失わないようにしましょう。

【2級】世界一周

世界一周は、小皿→大皿→中皿→けん先へ入れるという連続技です。世界一周のコツは、けんを少し下げた位置で構えるとやりやすくなります。最初に小皿に乗せる段階で穴の位置が自分側に来るようにしておくと、大皿や中皿へ玉を移動するときも、穴が見えるように移動することができます。世界一周は日本一周よりも難しく、中皿のあと、最後にけん先へ入れることになるので穴の位置もしっかり確認しておきましょう。

【1級】灯台

検定の中で1番難しいのが灯台という技です。世界一周よりも見た目は簡単そうに見えますが、バランスをとるのが難しい技です。

灯台は、玉を持ってけん先を引き上げ、中皿がある方を下にして玉の上に乗せて3秒キープするという技です。玉にけんの部分を乗せることよりも、バランスをとって3秒キープする方が大変なので、まずは玉の上に中皿を乗せてバランスをとる練習をすることをおすすめします。

けん玉は子供にもおすすめ!その理由とは?

実は、けん玉は楽しく遊ぶだけで子供にとって良い効果が沢山あるんです。ここでは、けん玉が子供におすすめな理由をご紹介します。

沢山のけん玉

姿勢が良くなる

けん玉を上達させるためには、「体幹」を安定させることがポイントとなります。けん玉をやることで腹筋や背筋などが自然と鍛えられるなど、子供にけん玉をやらせると姿勢が良くなると言われています。

勉強する子供

体幹が鍛えられる

姿勢が良くなるというところでもお話ししましたが、けん玉をやると玉がずれないように全身でバランスをとろうとするので体幹が鍛えられます。知らず知らずのうちに自然と体幹が鍛えられるなんて嬉しい効果ですよね。また、膝や手首を柔軟に使えるようになるというメリットもあります。

鉄棒をする子供

手と目の協調性が発達する

けん玉をやっていると、けんと玉の動きをしっかり見ながら手も動かすという動作を繰り返すことになります。そのため、脳に良い刺激を与えて手先が器用になるという効果があります。

集中力がつく

けん玉で手と目の協調性が発達するというお話をしましたが、手と目を連動させて技を成功させようとすると、集中力が必要になってきます。子供がけん玉を楽しめるようになると、集中力がいつのまにか身に着くという効果もあります。

小脳が活性化する

けん玉の技は、初めてやって成功できるほど簡単なものばかりではありません。何度も失敗を重ねて練習しないと上達しないのです。この失敗と間違いを繰り返すことで、小脳が活性化して失敗例を学習します。そして、成功できるように覚えを早くする、効率を良くする、手先を起用に動かせるようにしてくれるといった効果があります。

笑う子供

子供におすすめのけん玉の遊び方4選!

けん玉は遊んでいるだけで子供に良い影響を与えてくれるおもちゃです。そんなけん玉の子供におすすめの遊び方をご紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。子供のけん玉の選び方としては、大人よりも糸が4~5cm短いものがおすすめです。上手になったら、世界一周やろうそくなど難しい技もできるようになるかもしれませんよ。

けん玉

大皿に乗せることからはじめよう!

まずは、けん玉の大皿に最初から玉を乗せようとするのではなくて、子供の手のひらにけん玉の玉を乗せて、上にポンポンと投げてキャッチする練習がおすすめです。そうすることで、大皿に玉を乗せる練習がスムーズになります。手だけではなく、膝も上手に使ってキャッチできるように練習しましょう。

大皿の上でジャンプさせよう!

手で玉をキャッチするのが上手になってきたら、大皿の上に玉を乗せてそのまま玉をジャンプさせ、再び大皿でキャッチするという遊び方です。上手にできるようになったら、大皿から小皿、大皿から中皿へ玉を移動させる練習に移りましょう。

玉を皿に乗せる

玉を大皿や小皿、中皿へ乗せるときのコツは、膝を柔らかく使うことです。玉が落ちてくるタイミングで、皿を玉の下に入れるイメージで練習してみましょう。

けん玉つみ木

けん玉の玉とけんをつみ木のようにして遊ぶ方法です。玉の上に中皿を乗せて、手を放しても落ちなければ成功です。玉とけんはどのように乗せてもOKですので、子供の想像力や集中力を養うにもおすすめの遊び方です。

積み木

けん玉初心者が上達するマル秘グッズがあるの?

実は、けん玉が上達する秘密のアイテムがあります。それがマスキングテープです。マスキングテープと言えば、女性がデコレーションに使うアイテムだと思われがちですが、けん玉の上達にはすごくおすすめなんです。ちなみに、マスキングテープがないときは包帯を固定するためのサージカルテープでも代用できますよ。この遊び方なら技の成功率がUPするので飽きずに楽しめます。

マスキングテープ

マスキングテープを玉に巻く!

なぜマスキングテープを貼るだけでけん玉が上達するのかというと、大皿や小皿、中皿に玉を乗せるときにマスキングテープが衝撃を吸収して皿からはじかれにくくなり、皿にのりやすくしてくれるからなんです。

マスキングテープの貼り方

ここでは、2種類のマスキングテープの貼り方をご紹介します。まず一つ目は、けん玉の玉の真ん中にマスキングテープを一周させます。そして、その上に重ねてマスキングテープを貼り二重にします。玉の穴を真下において、マスキングテープが水平になるように貼りましょう。この貼り方は「とめけん」や「ふりけん」の技を練習するときにおすすめです。

次に紹介する貼り方は、「もしかめ」や「世界一周」の技をやるときに効果を発揮する貼り方です。もしかめや世界一周は難しい技なので、マスキングテープを貼った練習でコツをつかむのがおすすめです。まずは、先ほど紹介したようにけん玉の真ん中にぐるっと一周巻きます。そのあと、縦方向にもぐるぐると二重に巻いていきます。

​​​​​​​マスキングテープは、けん玉だけでなく色んな使い方ができますので、「このためだけにマスキングテープを買うのはな」と思っている人は購入される前に使い方や選び方などをチェックしてみてください。

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【番外編】けん玉の歴史を紹介!

けん玉は、その見た目からなんとなく「日本の遊び」という感じがしますが、実は世界各地で楽しまれている歴史あるおもちゃなんです。ここではけん玉の日本と海外の歴史を紹介していきます。ちなみに「けん玉」を英語ではカップ・アンド・ボール(Cup and Ball)、フランス語でビル・ボケ(Billeboquet)、ドイツ語でクーゲル・ファング(Kugelfang)と言います。

けん玉

日本でのけん玉の歴史

日本の文献に書いてある歴史でけん玉が1番最初に登場するのは、1809年です。今のけん玉とはちょっと形が違うものの、玉が糸でつながれているところはそっくりな見た目となっています。

そのあと、「日月(にちげつ)ボール」として大正時代に新しいけん玉が誕生しました。もうすでに歴史を感じさせない見た目に進化しています。このときに生まれたけん玉が急速に普及し、今わたしたちが遊んでいるけん玉が生まれました。

日本のおもちゃ

海外でのけん玉の歴史

海外でのけん玉の歴史も知っておきましょう。けん玉の起源は、実は16世紀のフランスです。1585年の夏に街角で子供たちが遊んでいた「ビル・ボケ」というおもちゃを王様たちも面白がり広まったという歴史があります。貴族や上流家庭のビル・ボケは象牙などを使って彫刻が彫ってあったことから、とても高価なものだったと言われています。

けん玉の持ち方やコツを知って楽しもう!

けん玉の選び方や検定について、名称や遊び方、世界一周やろうそくなどのコツ、けん玉の歴史について紹介してきました。けん玉は子供に遊ばせるのも、大人が本気で楽しむのにも適したおもちゃです。けん玉検定を目指して一人で遊ぶのも良いですし、友達同士や親子で本気で遊んでみるのも楽しそうですね。

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この記事のライター
草村朱音
借金返済中の30代主婦。保育園児の娘を笑わせるのが生きがいです^^

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