沖縄のゴキブリが巨大で衝撃!種類・大きさ・駆除方法・対策を解説!
沖縄に住むゴキブリは巨大だという噂を聞いたことはありませんか?これから沖縄に旅行に行く方や、沖縄で巨大なゴキブリに遭遇して駆除方法が知りたい方に、沖縄のゴキブリについて詳しく解説します。駆除方法や対策だけでなく、種類や大きさなども解説しました。
目次
沖縄のゴキブリが巨大で衝撃な噂は本当?
※この記事には文中にゴキブリの画像が出てきますので、苦手な方は閲覧にご注意ください。
沖縄には大きなゴキブリがたくさんいるという噂を聞いたことはありませんか?沖縄は温暖でゴキブリの生体に適した環境なので、本土に比べると多くの種類のゴキブリが生息するそうです。そんなゴキブリが多く生息する沖縄の、ゴキブリに関する疑問を詳しく解説します。
ゴキブリの生態とは?
ゴキブリはありとあらゆるものを餌として生きていけます。例えば人間の髪の毛や唾・痰・泥汚れなどでも餌として生き延びます。ゴキブリは水だけでも1ヶ月生きていけますが、水のない環境では1週間で死んでしまいます。そのため、ゴキブリは水回りに出没することが多いのです。
ゴキブリが活発に動き出す気温は18℃から34℃程度なので、日本の中で温暖な気候の沖縄に多く生息しています。
沖縄のゴキブリの種類が豊富!
ゴキブリは世界中に4,000種類以上の種類が存在すると言われています。日本には52種類のゴキブリが存在していますが、その中の43種類は沖縄に存在しています。寒さに弱いゴキブリは、九州や四国・沖縄のような温暖な気候の場所に多く生息しているようです。その中でも家の中に侵入してくるゴキブリは6種類ほどです。
沖縄の代表的なゴキブリを5種紹介!沖縄のゴキブリは大きい?
沖縄に生息する代表的なゴキブリを、サイズを交えてご紹介します。
ワモンゴキブリ
沖縄でもっとも多いのがワモンゴキブリです。ワモンゴキブリは前胸背に輪っかのような模様があるためワモンゴキブリと呼ばれています。元々はアフリカに生息していた種類でしたが、沖縄の気候が最適だったため沖縄で繁殖したと言われています。半年から1年で成虫になり、成虫になると約3年の寿命の間に多くて84回産卵します。オスが必要なく産卵ができる単為生殖のゴキブリもいるので、繁殖力の強さが伺えます。サイズは3〜4.5cm程度なので、日本では大きめのサイズです。
ワモンゴキブリ
— そのまんまな親父 (@l6SmaD7aIOz85YY) May 21, 2019
ワモンゴキブリ
日本における屋内性ゴキブリとしては最も大型です。
もともとは南九州から沖縄にかけて生息していたが、ビルの増設や温暖化によって急速に分布を拡げ、現在は沖縄から北海道まで広く見られます。
1卵鞘(卵の入った鞘)中の卵数:6~18個一生に10~84回卵鞘として産卵。 pic.twitter.com/lShxk6HG3Q
ヤマトゴキブリ
ヤマトゴキブリはクロゴキブリやワモンゴキブリと見た目が似ているので見分けがつきにくいですが、クロゴキブリよりもツヤが少ないのが特徴です。サイズは2.5〜3cmなので、ワモンゴキブリよりもサイズはやや小さめです。外来種のゴキブリも多い中、ヤマトゴキブリは日本原産のゴキブリで、元々沖縄に生息していたゴキブリのようです。
そして東京で採集してきたヤマトゴキブリさんも登場しました!2匹のメスから大量繁殖中です!このゴキブリには繊細な美を感じる! pic.twitter.com/QAIRaN7Xfc
— 竜洋昆虫自然観察公園 (@_ryukon) October 5, 2017
リュウキュウクチキゴキブリ
リュウキュウクチキゴキブリは、名前の通り朽木に潜んでいるために滅多に見ることができないゴキブリです。沖縄だけでなく奄美大島にも生息しています。見た目は独特でダンゴムシのような模様が背中にあり、ゴキブリと言われないとゴキブリだと言うことに気づかない方もいるそうです。羽は小さく、飛ぶことはありません。家の中に入ってくることがない、屋外型のゴキブリです。サイズは3cm程度です。
リュウキュウクチキゴキブリ
— mark (@mark_roach5961) April 29, 2019
奄美大島に採集に行った後輩氏から頂いた
左が成虫で右が幼虫
ゴキブリって成虫と幼虫で異なる魅力がある点もいいところだと思うんですよ。 pic.twitter.com/PZIYSke9X8
ホラアナゴキブリ
ホラアナゴキブリは沖縄にのみ生息する、サイズが5mmほどの小さなゴキブリです。色は薄い黄土色のような色で半透明です。黒い体のゴキブリと全く異なる外見のため、見つけてもゴキブリと気づかないことが多いです。屋外型のゴキブリで、河原の石の下やアリの巣周辺に住んでいるので、地上に出てくることは滅多にありません。
GW⑳ ホラアナゴキブリ
— 竜洋昆虫自然観察公園 (@_ryukon) May 3, 2019
今期のGKB総選挙でまさかの7位に輝いたダークホース!
マニアックな層がたくさん投票してくれた模様です!
『子ども科学電話相談』でおなじみ、箕面公園昆虫館の清水さんもこのゴキブリに投票されたとか!ありがとうございます!7位に輝きました! pic.twitter.com/v7PbJ2NUTf
ルリゴキブリ
沖縄に生息するゴキブリの中でも珍しいルリゴキブリは、見た目もゴキブリのようではなく、美しいゴキブリと言われています。サイズは1cmと小さめで、ゴキブリ特有の触角は短く体がぷっくりと丸いので、ゴキブリとわからなければ捕まえてしまう子供もいます。ルリゴキブリという名前の通り、体全体が瑠璃色をしています。
東レプのお迎えはクエスチョンマークローチ(1枚目)とルリゴキブリ(2枚目)でした🐞
— ヤマモヨ (@Love_Reptiles_) May 18, 2019
成虫になるのが楽しみ~ pic.twitter.com/Gc2P5hudJU
沖縄のゴキブリは噛む!?
沖縄のゴキブリは噛むと言う噂がありますが、ゴキブリが噛むのは本当のことです。どの地域にいるゴキブリでも、切羽詰まった状況になれば人間を噛むことがあるそうですが、それはとても稀なことです。特にワモンゴキブリは攻撃性が強いため、人間を噛むことがあります。こちらから特に何かしない限り噛むことはないので、普段から気をつけておく必要はありません。
沖縄に限らずゴキブリは病原菌をたくさん持っているので、ゴキブリが噛むようなことがあれば噛まれた部分を清潔にし、消毒しましょう。ゴキブリが噛むことによって、傷口から病原菌が入ることがあります。何か変化があればすぐに病院を受診しましょう。
沖縄のゴキブリは飛ぶ!?
羽があるゴキブリは飛ぶことができます。ですが、ゴキブリが飛ぶ姿はあまり見かけたことがないという方がほとんどでしょう。沖縄のゴキブリは飛ぶと言われている理由は、ゴキブリが上手に飛べるのは30℃程度の気温の環境です。沖縄はゴキブリが飛ぶのに最適な環境なので、飛ぶゴキブリを目にすることがあります。
攻撃性の強いワモンゴキブリは飛ぶことができるため、ゴキブリが苦手な方は沖縄に行く際に注意した方がいいでしょう。
沖縄には白いゴキブリがいるの?
沖縄に白いゴキブリがいるという噂がありますが、それは本当かどうか定かではありません。アルビノのような突然変異のゴキブリがいたのかもしれませんが、今のところ確認できていないようです。もし白いゴキブリがいたとしたら、それは孵化したばかりのゴキブリの赤ちゃんです。
白ゴキブリいた (死骸) pic.twitter.com/UXvGiiO8Ao
— は (@Haraaaaaaaaa_18) July 6, 2016
沖縄にはゴキブリが多いの?
ゴキブリは気温が15℃以下になると動きが鈍くなり、活動している様子が見られなくなります。沖縄では常にゴキブリが活発に動ける気温であるため、ゴキブリが繁殖しやすいようです。ゴキブリは元々気温が高いところで産まれた虫なので、沖縄のような生活しやすい気温のところにはたくさん存在します。
ゴキブリはひっそりと葉っぱの陰に隠れて生息しているものが多く、沖縄には希少な種類のゴキブリがいます。沖縄を訪れて外を散歩している際にゴキブリに遭遇した時は、対策としてむやみに殺さずにそっとその場を離れてください。
気をつけて!沖縄のゴキブリは夜に高確率で遭遇!
沖縄に旅行で訪れる際に気をつけて欲しいのは、夜の街灯付近です。沖縄に生息するワモンゴキブリは夜に活発に動き出し、街灯の明かりを好みます。飛び回って人の頭に落ちてくることもあるので、ゴキブリが苦手な方は、沖縄の夜の街では注意して歩いてください。こちらから攻撃すると噛むことがあるので、小さな子供連れの場合も注意が必要です。
沖縄のゴキブリ退治・駆除方法!噴射式が有効なの?
沖縄のゴキブリは、他の地域に住んでいるゴキブリに比べて殺虫剤に強いと噂があります。そんな沖縄のゴキブリには噴射式の強い神経毒の殺虫剤を使うといいようです。また、同じ殺虫剤を何度も使わず何本か使いまわすと、ゴキブリに殺虫剤に対する耐性を作らせないようにできるそうです。
食器を洗っている最中やキッチンで家事をしている時にゴキブリと遭遇してしまった時の対策をご紹介します。食器用洗剤やアルコール類などをゴキブリの体にかけるだけで、ゴキブリは呼吸困難に陥ります。食器を洗っている最中に発見した場合は、泡をそのままゴキブリにかけ、苦しんでいるうちに殺虫剤を用意するといいですよ。
沖縄のゴキブリ対策5つ!
沖縄でのゴキブリ対策はどのようにしたらいいか、ゴキブリ対策を5つご紹介します。
殺虫剤を常備しておく
常に何種類かの殺虫剤を常備しておきましょう。ゴキブリがよく出る場所(キッチン・お風呂場・倉庫など)にそれぞれ置いておくようにすると、殺虫剤をいちいち取りに行く手間が省け、簡単にゴキブリを駆除することができます。
乾燥剤で家を乾いた空間にする
沖縄に限らず、ゴキブリは水1滴でもあれば1週間は生き延びられ、ジメジメして暖かい場所を好みます。それを逆手に取ると、家の中を乾燥剤を使ってすっきりと乾燥した家にすれば、ゴキブリ対策ができます。
サッシや網戸の隙間を埋める
ゴキブリは2mmの隙間から簡単に家の中に侵入してきます。ゴキブリを駆除したいのであれば、サッシや網戸の隙間を埋めておきましょう。完全に駆除するのは難しいですが、隙間を埋めて今家の中にいるゴキブリさえ駆除できれば、ゴキブリがいない家にすることも可能です。
ゴミ処理はしっかりする
生ゴミの処理を適当に行なっていませんか?生ゴミはゴキブリにとって最高の栄養補給源です。ゴミ処理は慎重に行いましょう。生ゴミをシンクの中にそのまま放置しないようにすることも大切ですが、使った食器をそのままにしておくのもゴキブリが寄ってくる原因になります。
段ボールはなるべく置かない
段ボールをごちゃごちゃと置いてしまうと、そこがゴキブリの過ごしやすい住処になってしまうことがあります。そうなってしまうと一気にゴキブリが増えるので、使わない段ボールはすぐに片付けるような習慣をつけましょう。
【番外編①】ゴキブリの名前の由来・語源とは?
ゴキブリはどんなに戸締りをしっかりしても、家の中に入り込んでくる厄介者です。家の中に置いていた食べ物だけでなく、その食べ物が入れてあった容器までかぶりついてしまう所から由来し「御器かぶり(ゴキカブリ)」と呼ばれていました。それが明治時代に出版された用語集に掲載される際に「ゴキカブリ」を誤って「ゴキブリ」と表記してしまったことから、ゴキブリと呼ばれるようになりました。
【番外編②】沖縄の方言で『ゴキブリ』は何て言う?
沖縄の方言で、ゴキブリは「ヒーラー」や「トービーラー」と言います。トービーラーは主に年配の人たちがよく使う方言です。沖縄旅行に行った時は、ゴキブリよりもヒーラーと言った方が伝わりやすいかもしれません。
沖縄のゴキブリは巨大で種類が多い!
沖縄は旅行先として人気のあるスポットですが、ゴキブリが多くて対策や駆除に困ったという声も多く聞きます。沖縄にはたくさんの種類のゴキブリがいて、サイズも大きいものがいるという知識を持って出かければ、ゴキブリと出くわした時にも冷静でいられるかもしれません。