ラジオ番組へのメールの書き方!採用されるためのコツとは?
ラジオ番組を聴いている人も多いと思いますが、ラジオメールを送ったことのない人も多いと思います。ラジオメールを送る事でラジオはもっと楽しくなります。採用されるための書き方について紹介しますので、書き方をマスターして、読まれるようなメールを作りましょう。
目次
ラジオ番組にメールを送ってみたい!
ラジオを聴く事が日課となっている人は、番組のリスナーが送ってくる面白いエピソードや、共感できる内容のメールを楽しみにしている人もいるでしょう。また、自分のメールを番組内で紹介してもらいたいと、採用を狙ってメールを送っている人もいる事と思います。
実際にラジオを聴いていると、いつも同じラジオネームのいわゆる常連さんが多い事が分かります。常連さんが採用されやすい理由は、読まれやすいような書き方をしているからです。採用されるための書き方を学び、番組でメールを紹介される事を目指してみて下さい。
ラジオメールの種類3選!どんな違いがあるの?
ラジオメールとひとまとめに言っても、その中にも種類があります。そしてこの種類を正しく理解する事が、番組内でメールを採用されやすくするためのコツにも繋がります。採用されやすい書き方の前に、ラジオメールの種類について確認していきましょう。
ふつおた
ラジオメールを頻繁に送る人であれば、ふつおたという言葉は常識かもしれません。しかし、ラジオに疎い人からすれば「ふつおたって何?」となると思います。ふつおたとは、普通のお便りを略したものとなります。ラジオのパーソナリティさんにメッセージを送る時や、番組のテーマ以外での内容のメールの事をふつおたと呼びます。
例えばミュージシャンがパーソナリティを務めている番組でしたら、「CD買いました!」や「今度ライブに行きます!」という内容がふつおたとなります。ふつおたに正式な定義はありませんが、ラジオでファンレターを送るようなイメージを持つと、ふつおたという言葉が分かりやすいと思います。
テーマメール
ラジオ番組にもよりますが、冒頭でパーソナリティさんがテーマを発表して、それに関するエピソードを募集します。そのテーマに沿ったメールの事を、テーマメールと呼びます。例えばパーソナリティさんが「今日の献立」というテーマで募集したのならば、「今日の我が家の晩御飯はカレーです!なぜなら……」というような内容のメールがテーマメールとなります。
リアクションメール
リアクションメールとは、番組内でパーソナリティさんが話した内容についての反応のメールの事を指します。パーソナリティさんが「あそこのお店のご飯が美味しかったんですよね」と話したのならば、「私もそこに行った事があります!」と返すのがリアクションメールです。ちなみにリアクションメールは上級者向けとなっているため、コツを掴んでいる人でないと採用されるのは難しいと言われています。
ラジオメールの書き方と注意点5選!【基本編】
ラジオメールを書くにあたって、ラジオメール特有の書き方や注意点を守る事もメッセージが採用されるためのコツです。ラジオメールの基本的な書き方と注意点について紹介していきますので、ラジオメールを送る際の参考にしてみて下さい。
ラジオメールには何を書けばいいの?
ラジオメールには、ある程度の決まった書き方が存在します。この書き方になぞる事で、ラジオメールに必要な要素を網羅する事ができます。テンプレートは、ふつおたでもテーマメールでもリアクションメールでも変わりません。
件名 ふつおたorテーマメールorリアクションメール
簡単な住所 ○○県△△市
ラジオネーム ○○○○
本文 (例)こんにちは!いつも楽しく聴いて……
住所 ○○県△△市○丁目○番地
本名 ○○○○
年齢 ○○歳
電話番号 000-0000-0000
ラジオメールの書き出し
もしも初めてラジオにメールを送る場合は、書き出し部分に読まれたら初採用の旨を記入します。採用された時に、初投稿と分かりやすくするためにも、「初めてメールを送ります!」というような書き方をしましょう。初投稿が済んでいる場合は、「○○さんの声は癒されます」や「今日も楽しく聴いています」などの軽い挨拶とすると、その後の本文も書きやすくなると思います。
ラジオネームの書き方
ラジオネームとは、ラジオを読み上げる際に呼んでもらいたいニックネームのようなものです。上記で紹介した書き方では、ラジオネームを上に書き、本名を下に書くように紹介しましたが、これには理由があります。パーソナリティさんにもよる所はありますが、基本的にはメールを上から読んでいきます。
もしも本名を知られたくないのに最初に本名を書いてしまうと、「○○県△△市にお住まいの○○さん(本名)」というように、ラジオネームと勘違いして読まれてしまう場合があるからです。個人情報保護のためにも、必ずラジオネームを最初に書くようにしましょう。
ラジオメールには住所は本名を書くの?
ただ自分のメールを読まれたいだけならば、簡単な住所とラジオネームと本文だけでも構いません。ただし、メールを読まれた人に抽選でプレゼントがある場合には住所や本名は必須項目となります。住所や本名の有無でメールの採用確率は変わらないので、ご安心下さい。
もしもプレゼントがあるコーナーで住所や本名が書かれていないメールが採用された場合には、メールを送った時と同じメールアドレスで「先程○○が当選した○○(ラジオネーム)ですが、住所を書き忘れていました」と、再度住所や本名を送りましょう。
ラジオメールの書き方と注意点2選!【応用編】
ラジオメールの基本的な書き方は、上記で紹介したようになります。基本編の書き方だけでも採用される事はありますが、さらに内容を充実させたい場合には、これから紹介する応用編の書き方も参考にして下さい。
画像や音声の送付のやり方
番組のコーナーやテーマによっては、画像や音声を送る場合もあります。その際の書き方について紹介します。スマホの場合は、画像や音声をそのままメールに貼り付ければ問題ありません。PCの場合は送る形式に注意が必要で、音声ならば基本的にはMP3形式、画像ならばJpeg形式が基本となります。ただし、パーソナリティさんから指定がある場合は、それに合わせた形式で送りましょう。
件名に【写真送付あり】や【音声データ送付】のような書き方をしないと、ウイルスと勘違いされてファイルを開いてもらえない場合もあるので、画像や音声を送る場合は件名にも注意しましょう。
ネタメールの書き方
番組によっては、大喜利などのリスナーからネタを募集するコーナーがあります。これに対してネタを送る事をネタメールと呼びますが、ネタメールは書き方に注意が必要です。ネタメールを送る前には、パーソナリティさんからの注意事項を聞いたり、番組公式HPの規約をチェックして下さい。
「メール1通にネタは1件まで」という規約があるのなら、それに従った書き方でネタメールを送りましょう。もしも規約がない場合でも、パーソナリティさんの読みやすさ云々を考えれば、1通のメールにネタ3つが限度となります。
ラジオメールを読んでもらうためのコツ6選!【基本編】
ラジオメールの書き方は上記のようになりますが、コツを加える事でメールの内容は良くなり、採用される確率はさらに高くなります。また、何度も読まれている常連さんなどはこのコツを実践しています。採用されるための基本的なコツについて、確認していきましょう。
読みやすいメールを意識しよう
パーソナリティさんは、リスナーからのメールを声に出して紹介してくれます。ラジオネームがつっかえやすかったり、本文に改行がなくごちゃごちゃしていたら、パーソナリティさんも読むのを敬遠してしまうかもしれません。読みやすいメールを意識する事は、コツである前に基本中の基本ですが、とても大切な事です。なるべく簡潔で読みやすい内容となるように、細心の注意をはらいましょう。
時期に合った内容にしよう
例えばクリスマスの前であれば、クリスマスプレゼントや恋愛に関する内容のふつおたが採用されやすいです。子供のいるパーソナリティさんであれば、「去年は子供に○○をプレゼントしたんですよ」などと話を広げる事ができます。話を広げやすい事も理由もあり、時期に合った内容のふつおたを送る事が読まれるコツとなります。
番組のテーマに合った内容にしよう
番組のテーマがある場合は、テーマに合った内容にする事が、ラジオメールが採用されやすくなるためのコツです。パーソナリティさんが「今日のテーマはあなたの好きな音楽です」とテーマを出しているのに、恋人のノロケのふつおたを送っても読まれる確率は低いでしょう。テーマがある場合は、ふつおたよりテーマメールを送るようにしましょう。
番組が面白くなるような内容にしよう
ふつおたメールが読まれるための最も大切な要素は、番組的に面白くなるか否かです。面白くなるというのは、奇抜なラジオネームや一発ネタで笑わせる事ではなく、トークが盛り上がる事を意味します。ふつおたを話の軸にして、パーソナリティさんがトークを繰り広げていくのです。例えば映画に出演した役者さんの番組で「あの映画観ましたよ!」というメールが採用されやすいのは、その映画を題材にして、撮影のエピソードや裏話などを話すキッカケが作れるからとなります。
パーソナリティさんのブログやSNSからネタを探そう
パーソナリティさんのブログやSNSで、「最近こんな健康器具を買いました」という投稿があったら、ふつおたメールが採用されるチャンスです。「最近健康のために何かしようと考えています。○○さんは健康のために何かされてますか?」という内容のメールを送ると、このメールを題材として「そういえばね、この前健康器具を買ったんですよ」とトークを繰り広げてくれます。ふつおたを読まれやすくするためのちょっとしたコツとなります。
たくさんメールを送ろう
あまりに内容が薄いメールを送るのは考え物ですが、ある程度のクオリティでたくさんメールを送れば、その分採用される確率は高くなります。自分以外にもたくさんのリスナーからメッセージが届くので、パーソナリティさんが目を留めてくれるのはたった一部分しかない場合もあります。その目を留める一部分に自分のメッセージを載せるためにも、たくさんのメールを送りましょう。
ラジオメールを読んでもらうためのコツ5選!【応用編】
ラジオメールを読んでもらうための基本的なコツは上記のとおりですが、ここからは基本よりも少し手の込んだ応用編となります。基本的なコツをベースに応用のコツを加える事で、読んでもらえる確率はぐっと高まるでしょう。応用のコツについて紹介していきます。
締めは質問で終わらせよう
上記で例文として「○○さんは健康のために何かされてますか?」と紹介しましたが、このように最後を質問で締めてみましょう。パーソナリティさんはこの手のメールを読むだけで、次に何を話せばいいのかが決められるので、採用される確率は上がります。注意点としては、抽象的な質問ではいけません。抽象的な質問には答えづらいのが人間です。
誰が読んでもわかるように必要な情報を全て入れよう
メールを読まれる上で大切な事は、誰が聞いてもわかるように情報を盛り込む事です。例えば「私は5歳の時から楽器を習っています」というメールひとつでも、「5歳って何年前?」「何の楽器を習ってるの?」という疑問が湧いてしまい、内容の薄いふつおたメールとなってしまします。内容を具体的にするには「今から15年前、私は5歳の時からピアノを習っています」という書き方をすると、パーソナリティさんやスタッフさんにも伝わりやすいです。
一つのメールに一つの内容を心がけよう
一つのメールにあれこれ詰め込んだ方が採用されると思っている人もいるかもしれませんが、これは大きな間違いです。内容が複数あるメールは必然的に長文となってしまうため、読む側も敬遠する事が多いです。また、限られた時間の中で複数の内容まで読み切るのは時間がかかってしまう可能性もあり、敬遠されてしまいます。一つのメールに色々詰め込むのならば、複数通に分けてそれぞれ違う内容で送る方法がおすすめです。
スタッフさんの立場になって考えてみよう
ラジオ番組を制作するには、パーソナリティさんの他に構成作家さんであったりディレクターさんなどのスタッフが欠かせません。パーソナリティさんに向けたメールも、一度スタッフさんが目を通す場合がほとんどです。スタッフさん目線で、このメッセージを読んだらどういう風に話が広がっていくかをイメージしてみて下さい。イメージができれば、自ずと読みやすかったり理解しやすい文章の書き方がわかるようになるでしょう。
曲のリクエストをする時は一言添えよう
番組へのメッセージと一緒に、曲のリクエストを受け付ける番組もあります。もしも曲をリクエストする場合は、その曲に関する自分の思い出をエピソードとして一緒に送るようにしましょう。パーソナリティも、ただ単に曲をリクエストされるよりも取っ掛かりがあるほうが話しやすくなります。番組によっては相応しくないジャンルの曲を流さない事もありますので、番組が流す曲の傾向にも注意しましょう。
ラジオメールを書く・送る時の注意点3選!
ラジオメールには、注意しなければならないポイントがあります。注意すべき事について紹介しますので、メールを送る際にはこの事項を守りましょう。
宛先は公式ホームページからコピペしよう
番組内でパーソナリティさんからラジオメールの宛先の紹介もあると思いますが、公式ホームページからコピペをするのが最も確実な方法です。パーソナリティさんもリスナーも人間なので、言い間違いや聞き間違いもあるかもしれませんし、入力間違いの可能性もあります。せっかく書いたラジオメールも、宛先が間違っていれば届きません。必ず公式ホームページからコピペをしましょう。
本名はメールの一番下に書こう
ラジオネームの書き方について前述しましたが、本名などの個人情報は一番下に書くようにしましょう。もしも本名を一番上に書くとラジオネームと勘違いされる事もあります。例えば上司や恋人への不満というテーマでメールを送った時にラジオネームでなく本名で呼ばれたら、たまったものではありません。そのようなリスクを避けるためにも、本名はメールの一番下に書きましょう。
色文字などは使わないようにしよう
強調したい事は色文字などで装飾したくなりますが、色文字を使うと文字化けの原因となり、スタッフさんを困らせる事もありますので注意して下さい。色文字のほかにも、顔文字などの記号をふんだんに使ったメールも文字化けするかもしれません。気持ちを表すためには「!」「?」「……」この3つの記号程度で十分で、これだけでもしっかりした内容のメールを書く事ができます。
「読まれたらラッキー」くらいの気持ちで送ろう
番組内には何百通、何千通ものメールが送られてきます。渾身のネタを書いたネタメールや、コツを上手に掴んだ書き方のふつおたを送ったとしても、紹介されない事のほうが多いです。ラジオメールは懸賞と同じようなもので、「読まれたらラッキー」という気持ちでメールを送る事が、ラジオを楽しく聴くためのコツにもなります。
ラジオメールでやってはいけないこと3選!これをやったら採用されない!
ラジオメールは誰でも気軽に送る事ができますが、ラジオメールにもルールとマナーが存在します。このルールやマナーを無視してしまうと、番組側でブラックリスト認定される場合もあります。ブラックリストに入ってしまうと、メールが読まれる事はぐんと低くなってしまいます。ラジオメールのルールやマナーについて紹介します。
同じ内容のメールを何回も送る
どうしても伝えたい事がある場合でも、同じ内容のメールを何回も送るのはマナー違反となります。もしも友達から同じ内容のメールを何通も送られてきたら、ちょっと不快な気持ちになりませんか?パーソナリティさんやスタッフさんも人間なので、同じように感じる事でしょう。書き方を微妙に変えたとしても、内容が同じであればマナー違反となりますので注意しましょう。
他の番組に送ったメールと同じものを送る
例えばA番組で読まれたメールを、書き方も変えずにB番組へ送るのもマナー違反です。何度も読んでもらいたい気持ちも分かりますが、一日中同じ放送局を聴いているリスナーからしたら「またこのメールだ」と思われる事もあるかもしれません。このような事が発覚した場合は、番組スタッフさんからのチェックが厳しくなり、今後のメールの採用にも非常に影響が出てしまいます。
挑発的・攻撃的なネタを書いている
ラジオメールの初心者ほどやりがちな行動となりますが、ウケを狙いすぎて挑発的・攻撃的なネタを書いていると、採用されません。友達同士の会話などでは盛り上がるかもしれませんが、ラジオは公共の電波です。少しの言動がネットニュースとして取り上げられる時代なので、番組側もそのようなネタに対して非常に敏感になっています。
ラジオメールを書きやすくする裏技を紹介!
ラジオメールを書くのは、慣れないうちは相当な時間がかかると思います。またコーナーによっては鮮度が命の場合もありますので、なるべく迅速に送る事が求められる場合もあります。そんな時に役に立つ裏技について紹介していきます。常連さんの人は、実際にこの裏技を実践しているようです。
iPhoneの署名機能
iPhoneには署名という機能があります。メール本文の末尾に差出人の名前や連絡先を入れる機能なので、テーマメールなどの時間との勝負のメールには、入力時間短縮という点で非常に貢献してくれます。本文に夢中になって肝心の連絡先や名前を忘れる事も良くある話なので、それを防ぐためにも署名は便利な機能です。
メールの下書き機能
Androidには署名機能はないのですが、メールの下書き機能で効率的にラジオメールを送る事ができます。ラジオネームや簡単な住所などの毎回入力する事項を下書きとして保存して、いざラジオメールを送る時に本文だけを入力するだけの状態を作っておく事で、手間の削減にも繋がります。署名機能よりも細かく入力できるので、iPhoneユーザーにもメールの下書き機能はおすすめです。
メモアプリを活用する
日常生活の中で話のネタになりそうな事があったら、メモアプリに書き留めておきましょう。ふつおたの場合は時期的なものでなければ、鮮度は必要でない場合が多いです。通勤中や通学中、家事の合間などにネタを清書して、あらかじめメールを作っておきます。ラジオメールを送りたい番組が始まったら、メモアプリからコピペをして送信するだけです。下書き機能と併用する事もおすすめです。
どうしてもメールを読んでもらいたい時の対処法
初めてラジオメールを送る場合ならば、とにかくまずは読まれたいと思う事でしょう。しかし、人気のある番組ほど競争率は高く、常連さんばかりで埋まってしまう事もあります。朝や深夜の時間帯であったり、地方のFM局などの競争率の低い番組にメールを送り、採用される実感を味わうのも一つの方法です。
ラジオメールを送ってもっとラジオを楽しもう!
聴いているだけでも十分に楽しいラジオですが、パーソナリティさんと交流する事ができればさらに楽しむ事ができます。メールを送る前は内容に不安を感じるかもしれませんが、実際に読まれてトークを繰り広げてもらえたら、そんな不安は忘れるほどに嬉しい気分になる事でしょう。ここで紹介したコツを使って、あなたの手で番組を盛り上げてみて下さいね。