『ゴースティング』の意味とは?する人の心理やその後も解説!
『ゴースティング』という言葉の意味を知っていますか?『ゴースティング』とは、恋愛やゲームの世界でよく使われる言葉です。現代社会で問題にもなっているこの言葉の意味を、ゴースティングをする人の心理やもたらす影響とともに紹介していきます!
目次
『ゴースティング』の意味とは?
あなたは『ゴースティング』という言葉の意味を知っていますか?インターネットやSNSの普及にともなって、この『ゴースティング』という言葉も広まってきましたが、この行為についてはさまざまな場面で問題視されています。ここではその意味と正しい使い方について解説します。
『ゴースティング』の意味とは
『ゴースティング』とは、その人との関係を前触れなく一方的に断ち切ることを意味します。この時、片方が話し合いもしないまま相手に急に連絡をしなくなる、自己完結型の終わり方をします。さまざまな場面で使われる言葉ですが、近年では、恋愛において使われることが多くなっています。
恋愛における『ゴースティング』の意味
恋愛におけるゴースティングとは、恋人や親しいパートナーとの間で、別れの言葉も言わずいきなり縁を断ち切ることを意味します。ある日突然相手からの連絡を無視したり、話し合いも避けるようになり、いわゆる自然消滅を狙った別れ方をすることが特徴です。
ゲームにおける『ゴースティング』の意味
ゲームにおけるゴースティングの意味は、恋愛とは少し異なります。主にオンラインゲームなどで使われ、「ゲームに参加していない人が、敵プレイヤーの弱点を、自分の味方プレイヤーに伝える行為」を意味します。また、実況中継などで自分の対戦相手の弱点を知り、そのゲームプレイで相手を倒す行為も意味として含まれます。
『ゴースティング』が禁止されている場合も
相手の弱点を伝えて仲間を勝たせるという意味を持つゴースティングですが、もちろんゲームとはいえ、フェアではありません。された側は怒ったり、悲しい気持ちになるでしょう。そのため、ゴースティングの禁止を公式ルールとしているゲームもあります。
『ゴースティング』の語源とは?
日本語での似た表現に「ドロンする」という言葉があります。これは、おばけが消える時の効果音を意味していますが、『ゴースティング』も同じように『ghost』(意味:おばけ)からきています。
どのように広まった?
そもそもゴースティングという語は、出会い系サービスの世界で突然と姿を消し、その後連絡を取ることができない相手を表現するために使用されていました。現代では、SNSや出会い系アプリが発達するにつれて、若者の間にも広まるようになりました。
ゴースティングするのはネット社会の現代ならではの問題!
インターネットやアプリなどの世界での人間関係というのは、気軽で簡単につながることができる反面、手間をかけずに縁を断ち切ることができてしまいます。特に逃げ癖がついた若者の間で多いゴースティングは、現代では社会問題となっています。
就職活動におけるゴースティング
就職活動において、応募者が面接のプロセス中に連絡もなく選考に来なかったり、採用されたにも関わらず勤務初日に音信不通になる場合があります。また、何の通知もなく、仕事を辞めたりもします。これも逃げ癖がついているために起こるゴースティングだといえます。
海外でも増えているゴースティング
アメリカでも、ある日突然職場に姿を見せず、一方的に会社との連絡を絶つことで仕事を辞める、つまり『ゴースティング』をする労働者が増えているといいます。従業員と管理職がコミュニケーション不足であることが一番の要因であると考えられています。
ゴースティングをする人の心理4選!
なぜゴースティングをしてしまう人がいるのでしょうか。ゴースティングをする人は、逃げ癖がついており、この行為を何度も繰り返す傾向にあります。そんなゴースティングをする人の心理を4つに分けて紹介します。
人間関係を断ち切りたい
ゴースティングをする人は、逃げ癖がついているので、何かあればすぐに人間関係を断ち切るという心理が働きます。その理由は人それぞれですが、人によっては特に理由もなく、なんとなくこの人との関係を終わらせようと考えてしまう人もいます。
相手の嫌な部分を知った
ゴースティングをする人は、相手の嫌な部分を知ってしまうと、距離を置きたいと思うようになります。相手の嫌な部分について直接相手と話し合うことが通常の解決方法ですが、ゴースティングをする人は、話し合いすら行いません。そのため、恋愛も長続きしない傾向にあります。
面倒くさい
話し合いそのものが面倒くさいと思ったり、話し合いをすることでいざこざが発生することを避けたいという心理があります。自分の思いを相手に伝える必要がないと考え、結果、ゴースティングにつながります。
相手を傷つけたくない
相手の嫌な部分があったとしても、相手を傷つけたくないがために、それを言い出せないという心理もあります。また、相手の嫌な部分を伝えることで、状況がさらに悪化してしまうことを不安に思い、縁を断ち切る選択をしてしまいます。
他にいい人が現れた
主に恋愛においては、他にいい人が現れた場合、ゴースティングをする心理が働きます。今まで恋人仲にあった相手を振るのが面倒くさかったり、言い出せなかったりすることが原因で、ゴースティングをしてしまいます。
本当の自分を知られる怖さ
インターネット上での付き合いだったものが、実際に会うとなると、相手にどのように思われるか不安になるという心理があります。自分の本心を言うことに怯えていたり、自分の見た目にコンプレックスを持っていたりすると、会うのが不安になり、ゴースティングをしてしまいます。
ストーキング行為
ストーキングとは、しつこく相手につきまとうストーカー行為を意味します。例えば、相手の家までついて行ったり、郵便物を勝手にみていたり、それがきっかけで事件が起こることもありニュースでも取り上げられています。こうなると自分の身を守るための手段としてゴースティングを行いますが、この場合は合理的な手段であるといえます。
ゴースティングされた人はどんな気持ちになるの?
繰り返しになりますが、ゴースティングとは、一方的に関係を断ち切ることを意味しており、された側はゴースティングをされたことにすぐには気づきません。一方的にゴースティングをされた人はどのような気持ちになるのでしょうか。
不安になる
突然連絡が途絶えると「自分が何かしてしまったのだろうか」と不安な気持ちになります。好意を抱いていて、信頼している相手なら、なおさら不安になることでしょう。その不安は消えることなく、今後の人間関係にも影響を及ぼします。
心配する
ゴースティングをされた人は、相手に対して「何か事故でもあったのだろうか」「何か気に障ることをしたのだろうか」と心配な気持ちになります。確認しようにも確認ができない状況で、動くこともできず、心配な気持ちを抱えたまま今後も生活していかなければなりません。
トラウマになる
ゴースティングされた相手との関係が親しいほど、そのショックは大きく、自分に原因があるのではないかと思い詰めてしまいます。そして、またゴースティングされるかもしれないという不安な気持ちがトラウマになり、新しく友人を作ったり恋愛にふみ出したりすることができなくなってしまいます。
自信をなくし落ち込む
自分が気付かない間に相手を傷つけてしまっていたかもしれないと思い、ひどく落ち込んでしまいます。人付き合いに関して自信がなくなり、人と関係を持つことも怖くなってしまいます。
強い憤りを感じる
理由もなく連絡を断ち切る相手に対して、強く憤りを感じる人もいます。この場合ゴースティングをする側が関係を断ち切ったつもりでいても、される側は怒りを抑えることができず、何とか相手を探し出して復讐をする可能性もゼロではありません。
ゴースティングをした人のその後とは?
ゴースティングは、する側に問題があり、される側にとってプラスになることはありません。しかしする側にとっても、その後苦しみがもたらされる可能性も高いです。ゴースティングをしてしまう人には、その後どのような問題が待っているのでしょうか。
逃げ癖がつく
ゴースティングをする人は、何かトラブルや問題が起こっても、話し合いを避け続けます。それによって逃げ癖がつき、もし今後何かが起こったときでも自分で対処することができなくなります。逃げ癖がついてしまうと、さらにゴースティングをしてしまう負のループに陥るのです。
ゴースティングしたことを後悔する
その時の感情で、後先考えずゴースティングをしてしまうと、周りに自分が信頼できる相手が誰もいなくなってしまいます。自分が孤独になって初めて、一人の寂しさに気づき後悔しますが、もちろん相手は戻ってくることはありません。
SNSだけの関係にしない
ゴースティングをする人の特徴として、逃げ癖がついており、SNSの関係に依存しているということがあげられます。SNS上の友人や恋人(候補)とはなるべく早い段階で顔を合わせるようにすることで、相手に対して思いやりのある行動ができるようになります。
ゴースティングされた人は傷つくことを知ろう!
突然一方的に縁を断ち切るゴースティングですが、恋愛や友達関係においてでも、ゲームの世界においてでも、相手を深く傷付けてしまいます。今後ゴースティングをしたい心理になったとしても、された側の気持ちや本当にゴースティングをする意味があるのかを冷静に考えてから行動しなければいけません。