運動神経が悪い人の特徴&原因とは?デメリットや改善方法も紹介!
同じスポーツを同じ時期から始めたのに、あの人の方が遥かに上達が速くセンスがいいのはなぜ?と気を落としたり疑問に思った経験はないでしょうか?運動神経が悪い人と良い人の違いって何でしょうか?ここでは運動神経が悪い人の原因や改善方法などをご紹介したいと思います。
目次
運動神経は才能ではない?
運動神経が悪い人、良い人の判断基準は、思い通りに必要な動作ができる人か、頭ではわかっているのに体を思うように動かせない人かに分かれています。「あの人は、センスがある。」と言う時、それは”自分の体を自由に扱っている人”のことを指します。
それは、生まれ持った才能ではなく、そのスポーツをやる上で必要な動きを練習してきたかどうかという後天的な環境の違いによって決まってきます。つまり、練習を積んで、脳の神経回路を沢山作ってきたかどうかによって決まるのです。
子どもの頃から外遊びの中で様々な経験をして、複数のスポーツを楽しむことで、動きのバリエーションを体で覚えていることは、あらゆる運動の基礎となる「神経回路」を育むことになります。これが、運動がうまくなる秘訣です。
運動神経が悪い原因とは?5つ紹介!
運動神経が悪い人は、生まれてもつ才能がないからではないとお伝えしました。では、なぜ、運動神経が悪い人と良い人が存在するのでしょうか?ここでは、5つの原因をお伝えしたいと思います。
運動量が少ない
子どものころから運動やスポーツを習慣的に行っている人は、体力、運動能力が高いという結果があります。体をしっかり使っていろいろな運動遊びをした経験から、柔軟性やボディーイメージもしっかり培われて、できることが増え、それと同時にやる気も出てどんどん上達します。運動神経が悪いと思い込み、運動しないままでいれば、嫌なことは極力避けて、苦手なことからの回避ばかりで運動神経もそのままとなってしまいます。
筋肉量が少ない
運動神経が悪い人は、苦手意識があるからか普段から運動をしない人が多くいます。そう考えると筋肉量が少ないというのは当然のことですね。筋肉量が少ないということは、代謝効率が低いということです。代謝効率が悪いと、痩せにくかったり疲れやすくなったりします。
疲れやすい体は何をするにもやる気がおきず、楽しいはずの外出も楽しめなくなりますね。第二の心臓といわれるふくらはぎの筋肉も少し背伸びをして家事をするだけで筋肉量がupします。筋肉量をupさせて痩せやすい体や疲れにくい体をつくってみられてはいかがでしょう。
動くとすぐに疲れる
運動神経が悪い人は、運動をしない人が多いので、普段はできるだけ動かずじっとしていることが多い事から体力や筋力も殆どありません。ですから、少し動くだけで息切れがしますし、運動をしないといけない時は、運動前の準備体操で体力を使い果たしてしまいます。さあ運動するぞという時には、疲れ切っているなんてこともあるのではないでしょうか。
いつもダラダラしている
習慣というのは怖いもので、家の中でリラックスして体の力を抜いてダラダラすることが、たまになら問題ありませんが、いつも、どこかに寄りかかったりソファーにもたれかかりダラダラ横になっている人は、筋肉が落ちて、背筋も伸びず運動神経も悪くなってしまいます。
病気の可能性
つまづくものがないのによく転ぶ、靴ひもがうまく結べないなど、人並み外れて不器用な子どもや、極端に運動の苦手な子どもが小学校には数人います。これまでは、過保護な育て方や運動不足、経験不足が原因だと思われていたり、理由がわからないまま対応に苦慮されていましたが、実は、このような子どもたちは、発達障害の一つである「発達性強調運動障害(DCD=Developmental Coordination Disorder)が原因である可能性が知られてきました。
運動神経が悪い人の特徴9選!
よく運動神経が悪いと言われる人は、どんなところを見られているのでしょうか?その特徴はどんなことが挙げられるかを、ここではお伝えしたいと思います。
運動が嫌い
運動神経が悪い人の特徴には、運動嫌いが原因という特徴があります。運動が嫌いになる理由も人それぞれあると思います。
子どもの頃に、できないことを笑われたり、励ましや丁寧なサポートもなく達成感を味わうことがなくできないなど、挫折感や屈辱感を与えるような訓練が繰り返されて、結果として自尊感情も大きく損なわれて運動をするのが嫌いになったという人もいるのではないでしょうか。子どもの頃から、運動することが下手でも楽しめる環境があれば嫌いにはならなかったかも知れませんね。
距離感がつかめない
運動神経が悪い人は距離感をつかむことが苦手であることが特徴です。ボディーイメージがなく、自分の思った通りの体の動きができず、これぐらい屈めばこの穴に通ることができるということができずぶつかってしまうなど距離感をつかむことが難しい人が多くいます。この、距離感をつかめないということを、空間認識能力の低下とも言います。この空間認識能力が低いことも運動神経が悪い人の特徴です。
柔軟性がない
運動神経が悪い人の特徴には、柔軟性がないことも挙げられます。運動神経が悪い人は、運動に対して苦手意識を持ちやすいですから、少しでも運動から遠ざかりたいと思い、動こうとはしない人が多くいます。それでは、どんどん筋肉が硬くなり、柔軟性のない体になってしまいます。
何をやるにも遅い
運動神経が悪い人は、何をやるにも動作が遅いという特徴があります。本人は、いったって普通にしているつもりなのに、神経回路の動きも鈍くなっているので脳が動きに対して命令を的確に出せません。運動神経は子どもの頃に身につくものもありますから、しっかり体を動かす遊びをして脳の神経回路を鍛えておく必要がありますね。
球技が苦手
運動神経が悪い人は、距離感がつかめないので、球技は大の苦手です。ボールが大きくても小さくても、体とボールの距離をわかっていないので、パスをもらってもボールが顔面を直撃したり、そんなに無理なく受け取れるようなときでも受け取れずミスをすることが多いのです。
ダンスが苦手
運動神経が悪い人の中には、ダンスが苦手という人も多いようです。ただ、ダンスは運動神経が悪いことと関係はないということも知られています。ステージでは格好良く踊っていても、実は走るのが遅かったり、バランス感覚が悪い、筋力がないなど、スキップすらできないといった運動が苦手な人が必ずいます。
方向音痴
運動神経が悪い人の特徴に、空間認知能力が低いという話をしましたが、方向音痴な人というのも空間認知能力が低いと言われています。方向音痴の人は、自分の立っているところからどちらの方向に何があるのかを把握することが苦手です。地図を見ても、空間認知能力が低いことから、その地図が実際の地形と結びつかないため、地図を読むことも難しく、方向音痴となってしまいます。
バランス感覚が悪い
運動神経が悪い人の特徴に、バランス感覚が悪いということがあります。バランス感覚が悪いので、平均台を上手く渡ることができないなど、体を地面と水平に保つということは簡単そうに見えて難しいことのようです。平均台のような足場が悪いところや、片足をあげた状態などで体が倒れないように支えられるようになるのは難しく感じ、バランス感覚がなく体を支えることができないということが運動神経が悪い人の特徴になります。
スキップができない
運動神経が悪い人の特徴には、スキップができないということも挙げられます。スキップがあまりにできない人を見ると、バランス感覚が悪いの?病気じゃない?と思われる人もいるかも知れません。
しかし、日頃から体を動かすことに慣れていないと、手足をバラバラに動かす「協調運動」がうまくできません。普段は、普通に歩くことができるのに、いざスキップしようとすると、急に手足をバラバラに動かすことを意識してしまい、体に余計な力が入ってしまいます。そして、意識しすぎて力むことにより、手足がそろって出るような変なスキップになります。
運動神経の悪い人あるある7選!
ここまでは、運動神経が悪い人の特徴をお伝えしてきましたが、ここでは、運動神経が悪い人ならわかるあるあるネタを7選お伝えしたいと思います。共感できる人もいれば、知り合いにこんな人がいるなと思われる人もいるかもしれませんね。
走り方が独特
運動神経が悪い人というのは、走り方が独特であるということがあるあるです。どう特徴的なのかは、表現することは難しいですが、ぎこちない走り方であったり、笑いを取ろうとして走ってる?と思われるくらいの走り方であったりします。
運動神経が悪い人は、自分で自覚している人が殆どなので、あまり走りたくないようです。そのため、脳から筋肉に走るという命令があった時、使わなくてもいい筋肉にまで命令がいったり、使わなくてはいけない筋肉に命令がいかなかったりするのかも知れません。
球技のセンスがない
運動神経が悪い人あるあると言えば、球技が苦手であるということが挙げられます。運動神経が悪い人は球技が苦手であるという印象は、子どもの頃にした球技から受けるものかと思います。
小学校の頃、休み時間にしたドッチボールをした経験がある人は多いのではないでしょうか。ボールを受け取れなかったり、上手く投げることができなかったり、顔面で受けてしまったりという友達をみて、運動神経が悪いなと感じてそのイメージが運動神経が悪い=球技が苦手ということにつながっているようです。
一生懸命運動しても笑われる
先ほどお伝えした、運動神経の悪い人あるあるで、走り方が独特ということがありました。本人はいたってまじめに走っていても、そのフォームが独特で笑えるものであるなど、一生懸命走っているのに前に進まないなど、体の動かし方を知らないので、まじめにやればやるほど面白おかしく笑われることも多々あります。
転ぶのが苦手
運動神経が悪い人あるあるには、転ぶことが苦手ということも挙げられます。転ぶのに得意不得意があるのかと思われるかもしれませんが、運動神経のいい人は、神経の伝達が速く瞬時に脳から指令が出て受け身をとることができるのです。
運動神経の悪い人は、バランス感覚が悪く、バランスが取れなかったり、運動の経験も少ないことが多いので、神経回路が多くなく脳から筋肉に受け身を取るような指令を出すことができないので、ちょっと転んだだけのはずが、大けがになる場合もあります。三半規管の病気かと疑われるかも知れませんがそうではありません。
鉄棒ができない
運動神経が悪い人のあるあるでは、鉄棒ができないということも挙げられます。鉄棒は、腕で自分の体重を支えたり、足をけり上げて回らないといけないので、体の筋力がついていないと難しい運動です。運動することが苦手で体を動かすことをしていない人は、必要な筋力がついておらず、鉄棒ができないでしょう。鉄棒ができない人は、うんていも苦手だったりするのではないでしょうか。
縄跳びが苦手
運動神経が悪い人のあるあるでは、縄跳びが苦手なことはさることながら、大縄跳びが大の苦手という人も多いのではないでしょうか。大縄跳びはよく、小学校の時に大会で競った経験が記憶にあるのでは。その一回の失敗で、トラウマになり運動嫌いになった人もいるのではないかと思います。
大縄跳びは、リズム感や体力、跳躍力という運動神経が悪い人が持ち合わせていないスキルが要求されてしまう種目なので、運動神経が悪い人には残酷な競技だと思われます。
エスカレータが苦手
運動神経が悪い人のあるあるでは、エスカレーターが苦手ということも言われています。エスカレーターは常に動いているので、それに合わせてタイミングを見計らって乗らないとこけてしまいます。運動神経が悪いと、そのタイミングを計ることが難しく乗る前に手前で止まって流れを止めてしまうことがあります。無理して、転んで人を巻き込むよりはいいですが、混雑している時は大変です。
運動神経が悪い6つのデメリット
運動神経が悪い人のメリットやデメリットが存在するのは幼いころからの経験上わかりますね。では、主にデメリットとはどんなものがあるのかをご紹介したいと思います。
疲れやすい
運動神経が悪い人は疲れやすいというデメリットが挙げられます。運動神経が悪い人は、運動をしようとしてもうまくいかないことが多いため、自然と運動を避けるようになります。そうしているうちに、どんどん運動をすることをせず体力が低下し、少し動くと疲れやすい体になってしまいます。
怪我や病気をしやすい
運動神経が悪い人のデメリットは、怪我や病気をしやすい点が挙げられます。これは、運動を極力避けてきた為、危険を回避するために瞬時に必要な筋肉量が落ちてしまっていることが怪我につながる原因となります。場合によっては大けがのリスクも伴います。
運動神経が悪いと、代謝効率も悪くなり病気にかかりやすくなります。適度な運動をすることで免疫力もUPし、病気にかかりにくい体になります。
イメージが悪い
今でこそ運動神経が悪い芸人といって笑いをとっている番組もあり、面白おかしく取り上げられていますが、社会では運動神経が悪い=仕事ができないと思われるほど、イメージを悪く持たれてしまいます。このイメージが悪いということも、運動神経が悪い人のデメリットと言えます。
子どもの頃では、いじめの対象にもなったりしますので、運動神経を良くするために子どもの頃から運動の楽しさを伝えたり運動をする機会を与えてあげたいですね。
モテない
子どもの頃を振り返ると、小学生の時モテていた子は勉強より運動ができた子ではないでしょうか?女の子は運動神経が悪いことでモテないことに直結はしないのですが、男の子は運動会や体育の授業で活躍する姿に称賛の声や目を輝かせる女の子の声が聞こえていたように思います。
運動神経が悪いことで笑われることも多くあり、みんなで行う種目で、できないことで迷惑がかかってしまうと思ったり批難を浴びたりすることで自信を無くし、モテないことにつながるのかも知れません。
姿勢が悪くなりがち
運動神経が悪い人のデメリットとして、姿勢が悪くなりがちという点も挙げられます。バランス感覚が悪い人同様、筋力もついていないので、体をうまく支えることができません。ですから、姿勢が悪くなりがちです。姿勢が悪いと、自信がなく見えてしまいます。自分はそんな風に思っていなくても、周りからの印象は悪くなるのでデメリットと言えるでしょう。
また、骨がゆがみ、神経の通り道が圧迫されると、自律神経をはじめとする神経系統の機能が低下します。その結果、様々な病気を引き起こしてしまいます。
自分に自信がなくなることがある
運動神経が悪い人のデメリットは、自分に自信がなくなることがあるという点もあります。運動神経が悪い人は、運動による成功体験があまりありません。人は、成功や達成感の体験の積み重ねで自信をつけていきます。成功体験が少ないと、自分に自信をつけるチャンスがありません。
運動神経を改善する方法を5つ紹介!
運動神経が悪いと肩を落とされている人、朗報です‼運動神経を改善する方法があるんです。では、ここでは5つの方法がご紹介したいと思います。
ストレッチをする習慣をつける
運動神経を改善する方法のひとつとして、ストレッチをする習慣つけることが有効であると言われています。柔軟性を高める代表的な運動として挙げられるストレッチは、関節可動域と筋の柔軟性などの運動機能を増加させます。
ストレッチをすることで運動をスムーズに、怪我なく行うための柔軟性を養うことができます。運動前のウォーミングアップにストレッチから始めるのもこのためです。また、ストレッチすることで加齢や運動不足などによる関節可動域を抑制あるいは改善することにも効果的となります。
継続的に運動をする
運動神経を改善する方法に、継続的に運動をすることも大切です。健康や体力の維持と改善を目的とする場合にも、軽い有酸素運動を週5日くらいで行うことで競技力の向上、健康増進、疾病予防などにつながります。また、体は刺激を与えることで代謝が上がり、血行も促進されます。血行が良く代謝が高いと、ちょっと動いただけでも体が温まり消費されるカロリーが増えます。
運動神経が悪い人の中にはあまり運動していない人が多いので、まずは、体に刺激を与えて代謝と血行を良くすることを目指してみてください。最初は、ストレッチやマッサージから始めてみてはいかがでしょう。毎日続けることで改善がみられます。
あまり運動していない人が、急に筋肉に負荷のかかる強度な運動を週5日を超えて行う場合には、障がいの発生が高まるためおすすめはできません。
意識して体を動かす
運動神経を改善する方法に、意識して体を動かすということもあります。トレーニングの原則の中に、意識性の原則というものがあります。トレーニングは強制されるものではなく、トレーニングを実施する本人が、運動能力の向上、健康の維持、増進などに関する情報をしっかりと持って明確な目的のもとに自覚を持って積極的に運動を行うかどうかで得られる効果に大きな差が生まれます。目的に合ったトレーニングを適切に行うことで、効果も高まります。
「今、ここの筋肉を鍛えている、動かしている。」と意識する事で、漠然と筋トレをやっている時と意識してやっている時では筋繊維の動員が大きくなります。ストレッチでも、ここの筋を伸ばしていると意識しているのとしていないのでは効果が変わってきます。使われる筋肉が多くなるということは、その分、筋肉に与える刺激も大きくなるので効果アップにつながります。
イメージトレーニングをする
運動神経を改善する方法で、イメージトレーニングすることはとても重要です。人間の脳や体は、イメージに騙されて反応することができます。ですから、イメージトレーニングをするだけで、十分効果を期待できると言えます。イメージトレーニングの方法は数多くありますが、簡単な方法では、自分の理想とする体型をイメージすることです。
イメージすることで、自然と理想の体型に近づいていきます。イメージしている時に、どうせダメだろうなどというネガティブな感情は取り払って、あくまでポジティブなイメージを強くもってイメージしてください。
音楽に合わせて体を動かす
運動運動神経を改善する方法で、音楽に合わせて体を動かすことも有効だということも言われています。運動をしようと意気込んでも、なかなかそんな機会がなかったり、ジムに行っても人の目を気にしてできなかったりと継続が難しいことが多くあります。
しかし、家で一人好きな音楽に合わせて体を動かすので、人目を気にせずできます。そんなことでと思われるかもしれませんが、運動神経が意外に改善すると言われています。ダンスは1曲を踊りきることをおすすめします。初めは、息が切れするかもしれませんが、継続することで、体力もついてきますよ。
運動神経が悪い人は改善できる!
いかがでしたでしょうか?
運動神経は誰にでもあるとわかったものの、やはり、幼少期からいろいろな体を動かす遊びの経験を積むことが、神経回路を作り上げ、あらゆる運動をする上で基礎となる動きを習得することになるので、子どもにはたくさん楽しい運動遊びの経験をさせてあげたいものですね。
ですが、大人になっても運動神経の悪い人は改善できるということもわかったことで、あきらめていた人も明日から、自分にできる改善方法を継続してやってみて改善を図ってみてはいかがでしょうか。生き生きとした新しい自分に出あえるかも知れません。