スターチスの花言葉を色別に紹介!ドライフラワーとしても人気!
スターチスはブラシ状に咲いている可愛らしい花でドライフラワーにも仕立てやすいです。花言葉は品種全体や色別にあります。スターチスに馴染みがない方に花言葉を詳しく紹介し、贈る際の使い方やドライフラワーの仕立て方についても説明します。
目次
スターチスってどんな花?
スターチスの正式名称は、イソマツ科リモニウム属のリモニウム(Limonium)です。スターチスとは旧学名に当たります。スターチスの名前で広がったため、そのまま昔の名前を使っています。ヨーロッパ・地中海沿岸が原産です。
赤・ピンク・紫・黄色などの上品で可愛らしい色の花が人気ですが、近年は茶色がかったシックな色合いも人気を呼んでいます。
スターチスの特徴
スターチスは水揚げも良く、2週間程度と花持ちも良いので、気温の高さと強い日差しで枯れやすい夏には貴重な花です。
スターチスの茎も花も水分量が少なく、触るとかさかさと乾燥した感触です。生花であるのにドライフラワーを思わせるような特徴があります。
スターチスの開花時期や見頃はいつ?
スターチスは夏の花で耐暑性に強い種類が多く、6月~7月に開花時期を迎える物が多数を占めています。店舗へ出回る時期も6月~8月にかけてが多いです。
元々一年中咲いている種類の場合、比較的暑さに弱いです。品種改良をしたことにより、時期を問わずに安定して1年中店舗に出回るようになりました。
スターチスの種類は?
スターチスの代表的な2種類を挙げます。
カスピア(L.caspium)
四季咲き(季節を問わずに何回でも花が咲く)ではありますが、比較的暑さに弱い種類です。
ラティフォリア(L.latifolium)
一季性(決められた季節に1回だけ咲く花)ですが、比較的寒さにも暑さにも強い種類です。
ハイブリッドスターチス
ハイブリッドスターチスとは、異なる種類のスターチスを交配させた種類を言います。
カスピア(L.caspium)とラティフォリア(L.latifolium)を掛け合わせたタイプ
寒さにも暑さにも強い、2~3年にかけて据え置きでの栽培ができるのが特徴です。花の外側が白く、内側が青紫系の品種が多いです。
中国産のスターチス(シネンシス)同士を掛け合わせたタイプ
花の外側はピンク・紫・白・黄色など様々だが、中側は黄色という種類が多いです。一年草(1年しか花を咲かせない)が多く、外側が白色で花芯が黄色いキノブランや、ピンク色の外側と内側の黄色い花芯の組み合わせが可愛らしいサマーローズなどの品種があります。
スターチスの名前の由来を紹介
昔の学名にあたる英語名スターチス(Statice)が日本でそのまま使わています。
旧学名の英語名の由来は、ギリシア語で「止める」(statizo)という意味からです。古代、スターチスと同種類の植物を下痢止め薬として使ったことから。
現在は英語でリモニウム(Limonium)で、現在の学名にもなっています。英語のリモニウムの語源はギリシャ語の「Leimon(沼、草原)」から取りました。沼や草原に自生していたからと考えられます。
スターチスの花言葉とその由来は?
スターチスには変わらぬ心・永久不変・誠実・変わらない誓いという花言葉があります。花言葉はスターチスの持つ特徴から由来しています。花言葉はとても真摯な印象です。
スターチスの特徴は、元々乾燥しているのでドライフラワーになっても、色合いも褪せずに変わりにくく綺麗なままであること、花持ちが2週間程度と比較的長いことから、変わらないという意味を持った花言葉になります。転じて心変わりをしないという花言葉の意味に当てはめられ、誠実という花言葉もできました。
スターチスの花言葉を色別に紹介!
上記に挙げた花言葉の説明はスターチス全体の花言葉を表しています。全体的な花言葉の意味以外に、色別の花言葉もあります。ブーケやアレンジメントを贈る際に参考にするといいでしょう。
紫色のスターチスの花言葉
紫色のスターチスの花言葉はしとやか・上品となります。淡い紫色の場合にも花言葉が付けられ、上品・いたずら心・驚きという語句があります。スターチス全体の花言葉と比べると、意味合いが異なります。
紫色は気品がある落ち着いた女性に似合うように感じられます。一方、淡い紫色の花言葉の中にいたずら心とか驚きという語句があるので、活発で可憐な女性へのギフトとして想定しているのかもしれません。
ピンク色のスターチスの花言葉
ピンクのスターチスには永久不変という花言葉があります。全体の花言葉に近い意味合いです。両思いの相手に「あなたへの思いは変わることはありません。」という意味で贈ると喜ばれるでしょう。
黄色のスターチスの花言葉
黄色のスターチスには愛の喜び・誠実という花言葉があります。愛の喜びということであれば、片思いの相手へブーケを渡したり、誠実という意味であれば、誕生日などの記念日にお世話になっている方に贈ったりするにもおすすめです。
ハイブリッドスターチスの花言葉
ハイブリッドスターチスは、薄紫色のスターチスの花言葉と似ています。花言葉はお茶目です。青紫系の色が多いことから、青春まっただ中の中高生に贈るのを想定しているのかもしれません。部活などの関係で花を渡す機会があれば取り入れてみるといいでしょう。
スターチスの英語での花言葉と由来は?
英語での花言葉もあまり変わりません。時間が経っても、大して姿形が変わらないことから、変わらぬ心(Unchangeable love)・誠実(Faithful)という花言葉になります。変わらずに思い出に残り続けることを表し、途絶えない記憶(Continuous remembrance)という花言葉も見られます。
英語の花言葉には、知識(Knowledge)という意味もあり、誠実や変わらぬ心などの相手を思い続けている様子が垣間見えるところから、お互いのことをもっと知り知識として身に付けたいという思いを表すのかもしれません。
スターチスの和名と由来を紹介!
英語の名前は、沼や草原を好むことに由来しています。
日本ではスターチスという名前が一般的ですが、和名に花浜匙(ハナハマサジ)と付けられています。日本では、野生のスターチスが砂地で水はけが良く日当たりの良い海岸で咲いていること、花の格好がスプーン(匙)に似ていることに由来しています。
スターチスの誕生花はいつ?
誕生花に当たる誕生日は多いです。1/20・4/18・4/27・4/29・5/4・5/7・5/12・5/16・11/11・11/16・11/17・11/19などです。
贈りたい相手の誕生花であり、花言葉の意味と合致するのであればおすすめです。
スターチスの花は実は花じゃない?!
いわゆるスターチスの花と呼ばれる部分は苞(読み:ホウ)です。苞とは、花の下部部分のがくが発達した物です。実際のスターチスの花は、苞の中から飛び出している部分となります。
スターチスはドライフラワー向きの花!やり方を紹介!
スターチスの花自体に水分量が少なく、元々乾燥している花と言えるでしょう。完全に乾燥してドライフラワーになる時間も早く、色も残りやすいため初心者でも失敗しにくいです。開花時期が過ぎる前に、大切な方からもらったスターチスをドライフラワーにして記念に残しましょう。
①茎の部分をヒモでしばる
ドライフラワーに取りかかる前に、輪ゴムや麻紐を用意します。ドライフラワーにしたいスターチスを、長さを切りそろえて茎の先部分に輪ゴムで巻き付けて留めます。早くドライフラワーになるよう、茎を2本くらいずつまでにまとめるのがおすすめです。丈夫な麻紐を輪ゴムに通して、つるすための輪を作ります。
②乾燥しやすい場所に逆さまにして吊るす
ドライフラワーにするには乾燥しやすく風通しの良い場所に、茎の先端を上にして逆さまの状態につるします。直射日光が当たるとスターチスの花や葉が紫外線で退色しやすくなるので注意が必要です。花が乾燥してカラカラになったら出来上がりです。
フックやパイプなどがない場合は、ワイヤーのハンガーにスターチスをつるすのがおすすめです。日が当たりにくい北向きの窓近くにつるすと、ドライフラワーが綺麗にできるでしょう。
スターチスはプロポーズに贈る花としておすすめ!
プロポーズをする時期が夏で開花時期と合えば、スターチスのブーケやアレンジメントを相手に贈るのがおすすめです。プロポーズの際にブーケやアレンジメントにして渡すのがスマートでしょう。
プロポーズに渡すなら他の花と組み合わせるのもいいでしょう。それぞれの花言葉により、相手を大切にする気持ちを伝えられ、口べたな人でもプロポーズの気持ちが伝わりやすいです。
花言葉と開花時期から組み合わせるプロポーズの花束
開花時期が重なる花で、花言葉もプロポーズにぴったりの花の組み合わせを紹介します。
スターチス×白い百合
白い百合は純潔という花言葉があり、ギリシャ神話のヘラや聖母マリアが由来となる花です。結婚式にも使われプロポーズにも相応しいでしょう。スターチスは紫・ピンク・黄色などを取り合わせると彩りも良いです。
スターチス×スイートピー(サマースイートピーも花言葉は一緒)
スイートピーの花言葉に、門出・デリケートな喜びという語句があります。結婚を新生活の門出・喜びと考えるなら、プロポーズにぴったりです。スターチスはスイートピーの花(赤、ピンク、白、青、紫)と合えば、白・黄色・ピンク・紫と好みで選んでも問題ない。
スターチスの花言葉は愛を伝えるのにぴったり!
スターチスの花言葉は片思いの相手に好意を伝えたり、両思いの相手に改めて愛を訴えたりするのにぴったりです。片思いの告白・プロポーズだけでなく、結婚記念日などの二人の節目の日に感謝の意味を込めて贈るのもおすすめです。